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67エレンディスの恋②
シャドール侯爵夫人は懐が深く、気持ちの良い方だった。
護衛騎士としてまだまだ未熟な私にも良くしていただき、慣れ始めた頃。
侯爵家は相変わらず賑やかだった。
「アリア!貴女はまたこんなに服を汚して!」
「あ、侍女長。どうしたんですか」
「どうしたって…しかもまた木に登ったそうね!」
その原因は大体はアリアだった。
仕事には慣れていたがぶっ飛んだ行動が多い為だった。
「洗濯物はこっちの方が乾くのが早いんですよ」
「そう言う問題ではありません!今すぐ降りて来なさい!」
「はい…どわぁぁぁ!」
「きゃあああ!」
「アリア!」
足を滑らせるアリアはそのまま落ちそうになったので急いで受け止めようとするも。
「とぅ!」
「わぁ!」
私の肩に手を当てて受け身を取りそのまま着地する。
「完璧!」
「アリア…」
なんてアクティブなんだ。
「アリアぁぁぁ!」
「わぁぁぁ!」
怪我がないのは喜ばしい。
逞しいのも良いのだけどお転婆すぎるのは大問題だ。
「今日から一週間一種間お菓子は全部乾パンです!」
「げっ…」
「反省なさい」
侍女長に雷を落されお説教を三時間受けた後に罰を与えられる。
でも私は知っていた。
お菓子は乾パンだが、飲み物は甘いものを用意している事を。
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