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193悪夢の続き
しおりを挟む「うわぁぁぁ!」
悲鳴を上げた後にエセルバートは目を覚ます。
「熱い!」
「ようやく目覚めたかクソガキ」
「眠ったままでも良かったのだがのぉ」
炎に囲まれ拘束されるエセルバートは目を覚まし周りを見る。
「ここは何処だ」
「お目覚めのようね」
「アリア!」
久しく見ない内に随分と変わり果てたようだわ。
まぁ興味もないけど。
「気分はどうかしら?新種のお香の効果は」
「お香?」
「特殊なお香で悪夢を見せる効果があるの。悪夢で精神を病む効果があるのだけど。貴方はそんな可愛い性格はしていないものね」
「奥様、この男は夢の中でお自分は悪くないと言ってましたから殺してしまった方がいいのでは」
「同感ですな」
エセルバートをおびき寄せる役を買ってくれたジョイルの友人の二人。
家令まで上り詰めた彼等はエセルバートをこの小屋におびき寄せてくれたのだ。
「本当に馬鹿だろ」
「なっ…貴様は!」
「夫を貴様呼ばわりしないでくださる?身分を考えなさい」
エレンディス様を侮辱するのは許さない。
「アリア!何の真似だ」
「勿論罪人に罰を与えるのですわ」
ここまで来て理解しないとは。
「通常貴方はの起こした事件は国の法律で各自な方法で裁けないわ。だから個人的に罰を与えるのよ」
「これでな?」
「それは焼印…」
「死にはしないが、罪人の印をつける許可は貰った」
再逮捕の許可と裁判をすることができた。
でも裁判でより重い罰を与えたくてもこの国の法律では難しい。
死刑を禁止ているし、テレアさんに関しては直接手を下したわけじゃない。
間接的であることで確実じゃない。
でもテレアさん以外にも被害者がいた事だ。
「本来なら国に訴える事は出来ない罪だった」
「ならば!」
「これまではな?」
「何だと!」
既に前科でエンジュに手を出している。
大公家に養女に出される目立ったので罪に問う事はできなかった。
私に対してもそうだけど。
「貴方が怪我を負わせた御者の主が弁護士だったの。だから今回の事をお話してあらゆる方面から罪を重くできないかと相談したの」
「無期懲役には行かないが…相応の罪を受けることになるだろう」
「法律ではそこまで大きな罰にならないだろうが、刑罰を終えた後に待っているのは世間の冷たい視線と、集団リンチが待っているだろう」
「そうそう。お前がボコボコにした男は私達の親友だ」
「刑務所には知り合いもいるから特別に厳しくするように頼んでやるぞ」
「そんな…」
今更後悔しても遅いわ。
これまで何度も反せ出来る場面はあった。
「詐欺、幼児虐待、婦女暴行。数えきれないわね」
絶望を味わう最中、エレンディス様は焼印を握る。
罪の印はしっかりつけさせてもらわないと。
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