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第三章真実の聖女
15剥奪と烙印
聖騎士のスキルを剥奪され、騎士としての称号も剥奪されたアークは停学処分となった。
退学は免れず、後に実家にも話が行くだろう。
聖騎士とは、特殊な役職故に。
道から外れてしまえば強制的に女神に没収されてしまうのだ。
特殊な剣と鎧を纏う事も出来ず。
堕ちた騎士となったアークはその日の内に髪の毛が白髪に染まってしまった。
鑑定士の立ち合いの元、数多の聖職者がいる場に鑑定が行われた。
「服を…」
「ハッ!」
無理矢理服をはぎ取られた後に。
「これは…何だ」
「堕落した騎士の烙印だ。神話の時代、道を踏み外し悪の道に進んだ騎士が烙印を押されたことがある闇騎士の烙印だ」
「そんな…」
「聖騎士の称号は早い段階で奪われていたのだろう。戦闘時に剣が発動せずスキルを使えなかったのはその所為だな。貴様は数多の罪を重ねたのだ!恥を知るが良い」
「ふざけるな爺が!」
ローブを被った神官の告げた言葉が許せなかったのか、暴れ出す。
「何という言葉遣いだ。聖騎士としてあるまじき行為だ。その隣にいる魔術師よ」
「私は…」
「そなたの罪はもっと重い」
「私は何も…」
戦闘時の事に関しては罪には問えない。
証拠があるわけではないし、仲間を突き飛ばしたとしても自分の身を守れなかったと言えばそれまでだ。
「そなたは聖女と名乗っていたそうだな」
「それが何か…私は」
「聖女とは聖書では聖なる乙女とされ、正教国では教皇猊下、もしくは正教公国の許可なしに公に名乗る事は許されない。にも拘らず名乗る事は罪だ」
「えっ…」
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「なら!」
「だが、その場合は、本人の振る舞いが聖女に相応しい場合による」
杖で床を叩き睨みつける。
「聖女を名乗りながら弱気を虐げ、他者を陥れる行為をして聖女を名乗るとは我らを愚弄するにも等しい!重罪である!」
「は?何で私が!」
「お言葉をお慎みなさい。貴女の発言は許しません」
その場にいた神官の装いをしていた女性がロープを取る。
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「ジミエールの新官長が何故」
顔を露わにした後に多くの者が唖然とした。
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その言葉に誰もが言葉を放つ事も出来なかった。
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