所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!

ユウ

文字の大きさ
185 / 210

150隠れて行動

しおりを挟む





「返答は言うまでもなかったわね」


私の行動により、ティメリア王国では抗議の声が来ていたとのことだ。
現段階では公に問題を起こしたあの二人は集中的に責められ外に出ることもできない状況下で監視がついている。


離れ小島に行くまでの間、一定の場所で軟禁状態だった。
勿論面会は可能だけど、時間が制限されている。

尚且つ面会中も監視がつくことになっている。

なのだけど。


「親は既に縁を切っているそうだ。煮るなり約なり好きにしろとはな」

「まぁ当然かもしれないわ」


国にいた時もご両親は手を差し伸べ、優しい婚約者達も一度は許した。
にも拘らずその手を取ることもせずにやりたい放題、言いたい放題をしたのだから。


「ドワーフのご令嬢はどうなんだ」

「手紙をいただきました」


内容は読むのも胸が痛んだわ。
元婚約者の暴走に関してはこれでもかという程謝罪の言葉が並べられていた。



「この手紙を送って差し上げようかと思うのだけど」


「いいんじゃないか。この手紙を読んで完全に見捨てられたことを思い知るだろう」


「次に、元生徒会の連中は同じ牢屋に集めるわ」


以下二名以外は、直接的にアルフレッド様に近づいたわけでもないけど。
嫌がらせじみた手紙を送る程度だけど。


まぁ私の噂を吹聴した彼とは連帯責任ということにするわ。



「仲良く私を恨んでくれれば好都合だわ」


一か所に集めて私を罵りれば自分の首を絞める。

自尊心の塊の彼らは、反省はしないでしょうから。
同時にサリオンも追い詰めなくてはならない。



「アリエットが監視しているが、国に返すよりもあの男も島流しにした方がいいだろう」

「その前に直接会った方がいいわ」


未だに馬鹿な妄言を繰り返しているだろう。
正直、これ以上アンリエットの負担を増やしたくない。



「ただ、一行はどうするんだ」

「現在、女王陛下と視察団に交じっているからいいけど」


何時までもひた隠しにはできない。
かといって彼らとステラを接触させるのは危険だわ。


「彼らを庇うわけじゃないけど…」

「殺してしまったらステラの立場も危ういからな」


もう彼らのことで苦しんでほしくない。
未来に向かって歩き出しているのだから忘れて欲しい。

「それにこれは私の問題だから」


「君一人の問題じゃないだろ」

「解っているけど、最後にあの男にしっかり言ってやりたいの」


このまま間接的な事を言っていても繰り返しだわ。
ついでにパンデミック家に名誉棄損で訴えることにする。


「王妃陛下にも手紙を送り、父にも協力をしてもらいます」

「…本当に何をしたいんだ?」

「ええ」


本当にね?
大人しくしていれば降格されたとしても貴族として生きていく事が出来たのに、これで島流し確定だわ。



しおりを挟む
感想 618

あなたにおすすめの小説

私を家から追い出した妹達は、これから後悔するようです

天宮有
恋愛
 伯爵令嬢の私サフィラよりも、妹エイダの方が優秀だった。  それは全て私の力によるものだけど、そのことを知っているのにエイダは姉に迷惑していると言い広めていく。  婚約者のヴァン王子はエイダの発言を信じて、私は婚約破棄を言い渡されてしまう。  その後、エイダは私の力が必要ないと思い込んでいるようで、私を家から追い出す。  これから元家族やヴァンは後悔するけど、私には関係ありません。

はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな
恋愛
 私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。  病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。  まぁ、好きになさればよろしいわ。 私には関係ないことですから。

全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。

彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。

あなたなんて大嫌い

みおな
恋愛
 私の婚約者の侯爵子息は、義妹のことばかり優先して、私はいつも我慢ばかり強いられていました。  そんなある日、彼が幼馴染だと言い張る伯爵令嬢を抱きしめて愛を囁いているのを聞いてしまいます。  そうですか。 私の婚約者は、私以外の人ばかりが大切なのですね。  私はあなたのお財布ではありません。 あなたなんて大嫌い。

真実の愛を見つけた王太子殿下、婚約破棄の前に10年分の王家運営費1.5億枚を精算して頂けます?

ぱすた屋さん
恋愛
「エルゼ、婚約を破棄する! 私は真実の愛を見つけたのだ!」 建国記念祭の夜会、王太子アルフォンスに断罪された公爵令嬢エルゼ。 だが彼女は泣き崩れるどころか、事務的に一枚の書類を取り出した。 「承知いたしました。では、我が家が立て替えた10年分の王家運営費――金貨1億5800万枚の精算をお願いします」 宝石代、夜会費、そして城の維持費。 すべてを公爵家の「融資」で賄っていた王家に、返済能力などあるはずもない。 「支払えない? では担保として、王都の魔力供給と水道、食料搬入路の使用を差し止めます。あ、殿下が今履いている靴も我が家の備品ですので、今すぐ脱いでくださいね?」 暗闇に沈む王城で、靴下姿で這いつくばる元婚約者。 下着同然の姿で震える「自称・聖女」。 「ゴミの分別は、淑女の嗜みですわ」 沈みゆく泥舟(王国)を捨て、彼女を「財務卿」として熱望する隣国の帝国へと向かう、爽快な論理的ざまぁ短編!

「ちょっと待った」コールをしたのはヒロインでした

みおな
恋愛
「オフェーリア!貴様との婚約を破棄する!!」  学年の年度末のパーティーで突然告げられた婚約破棄。 「ちょっと待ってください!」  婚約者に諸々言おうとしていたら、それに待ったコールをしたのは、ヒロインでした。  あらあら。婚約者様。周囲をご覧になってくださいませ。  あなたの味方は1人もいませんわよ?  ですが、その婚約破棄。喜んでお受けしますわ。

婚約破棄の代償

nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」 ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。 エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。

婚約破棄のその後に

ゆーぞー
恋愛
「ライラ、婚約は破棄させてもらおう」 来月結婚するはずだった婚約者のレナード・アイザックス様に王宮の夜会で言われてしまった。しかもレナード様の隣には侯爵家のご令嬢メリア・リオンヌ様。 「あなた程度の人が彼と結婚できると本気で考えていたの?」 一方的に言われ混乱している最中、王妃様が現れて。 見たことも聞いたこともない人と結婚することになってしまった。

処理中です...