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12婚約者~レオナルドside③
当時、王都を離れて静養をすることになった私達は身分を偽ってとある領地に来ていた。
けれど、ここでも王都とそう変わらなかった。
社交界の令嬢の見る目が怖かった。
まるで品定めのような目。
加護に耐え切れなくなって倒れた妹を蔑むように見て言葉だけのお世辞を言う。
ウンザリしていた。
勉学に励み逃げるように交流を断った。
すると今度は母が悪く言われた。
母は子爵家令嬢で異国の血を受け継いでいた。
異国の血を毛嫌いする者は多い。
特に男尊女卑が当たり前の社交界では女性が自立することをはしたないと言う馬鹿が多い。
母は若い頃、戦場に立って医療班として奔走していた。
幼少期から聡明だった母は語学にも堪能で後に騎士団の代わりに通訳もしていた。
政治の場以外でも戦場では他国との交渉で言葉を交わさなくてはならないが、戦場に優れた通訳ができる者を同行させるのは難しかった。
銃弾が飛んでくる可能性もある。
だからこそ身分の低い家の令嬢だった母に白羽の矢が立ったのだ。
母は生贄にされたのだ。
どうせ生きて帰られないだろうと思ったのだろうが。
その戦場で父は母と出会い愛を育んだ。
戦争が停戦となった後に父は国王に褒美としてある条件を突きつけた。
母を唯一の妻として娶ること。
そして妾の誰一人も取らないことを条件に入れた。
貴族であっても恋愛結婚は許されている。
わざわざ許しを請う必要はなかったが、あえて告げたのだ。
父は国王の前で真実の愛を誓うと。
この行動が一部の貴族の反感を買うことになった。
恋愛結婚が上手く行くはずがないと周りから非難を受けるも父は周りに中傷など気にせず母を深く愛した。
母も陰口など笑って返すような気丈な人だった。
けれどその対価だろうか。
貴族の大半は政略結婚で愛し愛される結婚は許されないとされていた。
幸福な我が家を妬む貴族達は腹の中で笑っている。
妹が苦しめば心の中で笑い、社交界で母の血を疎み汚らわしいといい。
王都を離れても変わらず。
噂は尾ひれがついてしまった。
療養先でも妹が苦しむのを嘲笑う声が聞こえ、耳を塞ぎ続けた。
地方の学校に通っていても話の合う令嬢はいない。
貴族社会では女性に教養は最低限でいいと言う考えが根強く、地方であれば学のある女性は可愛げがないとされていたからだ。
学園内でも孤立していた私は一人で行動することが多かった。
魔力の制御に、加護に関すること。
エリザベートを救う方法はないか。
そんな時だった。
リネット出会ったのは。
けれど、ここでも王都とそう変わらなかった。
社交界の令嬢の見る目が怖かった。
まるで品定めのような目。
加護に耐え切れなくなって倒れた妹を蔑むように見て言葉だけのお世辞を言う。
ウンザリしていた。
勉学に励み逃げるように交流を断った。
すると今度は母が悪く言われた。
母は子爵家令嬢で異国の血を受け継いでいた。
異国の血を毛嫌いする者は多い。
特に男尊女卑が当たり前の社交界では女性が自立することをはしたないと言う馬鹿が多い。
母は若い頃、戦場に立って医療班として奔走していた。
幼少期から聡明だった母は語学にも堪能で後に騎士団の代わりに通訳もしていた。
政治の場以外でも戦場では他国との交渉で言葉を交わさなくてはならないが、戦場に優れた通訳ができる者を同行させるのは難しかった。
銃弾が飛んでくる可能性もある。
だからこそ身分の低い家の令嬢だった母に白羽の矢が立ったのだ。
母は生贄にされたのだ。
どうせ生きて帰られないだろうと思ったのだろうが。
その戦場で父は母と出会い愛を育んだ。
戦争が停戦となった後に父は国王に褒美としてある条件を突きつけた。
母を唯一の妻として娶ること。
そして妾の誰一人も取らないことを条件に入れた。
貴族であっても恋愛結婚は許されている。
わざわざ許しを請う必要はなかったが、あえて告げたのだ。
父は国王の前で真実の愛を誓うと。
この行動が一部の貴族の反感を買うことになった。
恋愛結婚が上手く行くはずがないと周りから非難を受けるも父は周りに中傷など気にせず母を深く愛した。
母も陰口など笑って返すような気丈な人だった。
けれどその対価だろうか。
貴族の大半は政略結婚で愛し愛される結婚は許されないとされていた。
幸福な我が家を妬む貴族達は腹の中で笑っている。
妹が苦しめば心の中で笑い、社交界で母の血を疎み汚らわしいといい。
王都を離れても変わらず。
噂は尾ひれがついてしまった。
療養先でも妹が苦しむのを嘲笑う声が聞こえ、耳を塞ぎ続けた。
地方の学校に通っていても話の合う令嬢はいない。
貴族社会では女性に教養は最低限でいいと言う考えが根強く、地方であれば学のある女性は可愛げがないとされていたからだ。
学園内でも孤立していた私は一人で行動することが多かった。
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そんな時だった。
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