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100覚醒
強い光が体を包み、足元に浮かんだのは家紋ともう一つの紋章だった。
「これは…」
強い魔力を感じる。
何処か懐かしい感じがする。
「ご主人!」
「アルフ?」
「お心を鎮めください」
アルフが私の前に現れた。
まるでその場に急に現れたかのように。
「転移魔法か!フェンリルがなんて…」
「私も初耳だわ」
転移魔法?
そんな高度な魔法を魔獣が使えるの?
「ご主人、これ以上魔力を外にだしてはなりません。気づかれます」
「気づかれる?」
「はい。ご主人の力を欲する愚かで馬鹿で愚図な人間共…帝国の馬鹿皇族達です」
アルフの発言が酷すぎる。
人類以外の種族は帝国を毛嫌いしていると聞いていたけど。
一体何をしたの?
「フェンリル殿。リネットはどうしてしまったんだ」
「ご主人は真の力に目覚めてしまったのです。ずっと封印されていた力です」
「封印?私、知らないわ」
「恐らく御母堂様が隠したのでしょう。フェリーチェ一族の中に稀にいるのです。強い魔力を持つ者。その力はゼロウスの雷も弾くほどの力です」
大神ゼロウス。
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「そんな…」
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「そもそも白の魔導士は何故攻撃魔術を使わないかご存じですか」
「えっ…」
「使う必要がないからです。守りが完璧故に、防げば問題ありません」
私とレオは固まった。
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「女神組合…」
そんな組織が存在するのか!
「ご主人、気持ちは落ち着かれましたね」
「あー…うん」
緊張感の欠片もなくなったら光は止まった。
「あまり急激に力を発動すると命の危険性もありますのでご注意を」
「ありがとうアルフ」
「この程度、貴女のペットとして当然です。ペットの嗜みです!」
「ペットの嗜みってなんだ!フェンリル殿は従魔ではないのか!」
レオが鋭い突っ込みをする。
私も同意見だよ。
「フッ、真の従魔とは主人のペットであるべきなのですよ」
勝ち誇って言うな!
可愛いけどさ!
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