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125美化される存在
聖書と言うか魔導書のような豪華な作りの分厚い本。
本の周りは金色でコーティングされ、銀刺繍が施され、全体は白いと来た。
しかも本には天使の絵が描かれている。
デザインがこり過ぎだと言わんばかりだった。
「救国の白き聖女って、まんま君だろ」
「言わないで」
内容はこうだ。
魔法学園に通う一人の少女が紆余曲折を得て国を救う話だ。
王道的に当初は誰からも認められず、他者と異なった容姿ゆえに異端扱いを受ける。
そんな折、魔法学園に迷い込んだ傷だらけの子犬に出会う。
子犬は酷く怯えていたが、主人公のリーナが保護し従魔がいないので子犬を従魔にする。
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そんな折、ポチを介して一人の男子生徒と出会う。
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二人は互いの身分を知らずに出会いながら惹かれあうも、国が危機的状況で二人の愛に障害がつきものだった。
そして国の壊滅に危機が訪れる中、二人は命がけで国の危機を救った。
しかし、危機を救ったリーナを危険視する貴族達は黒幕をリーナに仕立て上げたのだ。
王も、国の英雄が王族ではないと外聞が悪いとリーナを殺そうと暗躍するがポチの計らいで国外に逃亡する。
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そして、時期を見て二人は悪魔を封じることに成功した。
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愛しの王子様も地位を捨ててリーネと共に国を平和を見守りながら静かに暮らし穏やかな生涯を生きたと。
「…これ何?」
「白い聖女の愛の物語です」
「いや、そうじゃないだろ!」
レオも同意見のようだ。
「この悪魔!絶対にあの妃じゃないか!」
「ヴィネラーナ妃ですね。作中では悪女とされてますね」
メープルが眼鏡を装着して解説しだした。
「そもそも悪女とはヴィネラスと言います。そしてヴィネラーナ妃は悪女の化身です。まさに似合ってますね。国王陛下を誘惑した悪魔の女」
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「名前も違いますし。国王を誘惑する手口は違うでしょうし…同じだったら詐欺罪です」
物語に書かれているヴィネラスはあろうことか国王に無理やり襲われたように仕組んだのだ。
しかも、子を身籠ったことで側妃となり。
その後、寵妃となり王宮を支配し始めたのだけど。
こんなやり方で妃の座を得れば普通は詐欺罪だけですまない。
国王陛下に乱暴したと言っても過言ではない。
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「恐らく抗議されているだろうな」
「フッ、いい気味です」
ああ!
優しいメープルの眼が凍えるような瞳になっている!
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