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136犬神様はヨーデル
『こちら友人の犬神様です』
「おかしくない?」
フェンリルの友達が犬神様って何さ?
しかもこの世界の犬の神様は皆洋犬なの?
中には和犬もいたけどさ!
ほとんどが、外国の犬なんだけど!
犬神っていえばモロの君じゃない?
何でセントバーナード?
絶対に普通の犬だろ!
『一緒に来たら美味しいご飯とブラッシングが待っていると言ったらついてきました。良かったですねヨーゼフ』
「やっぱりそうなの?ねぇ、何で犬神?」
どこぞの少女の犬だろ。
ここじゃなくて北国の大自然で少年と一緒に戯れるべきだろ!
「ヨーデルを歌えってか!」
『いいですね。チーズを作ったらお爺さんがやってきますよ』
なんてことだ。
アルフは国民的なアニメを知っているのか!
『ごはんください』
「頭に訴えるな!」
堂々と私の頭に訴えて餌を強請る。
ダラダラと涎を流しているのだけど…
『肉をください。ブラッシングは強めで』
「随分と図々しいよね!」
既に決定事項か!
『お風呂は入りません』
「アンタ、絶対に居座る気だろ!」
なんて図々しい神様だ。
私は何も言ってないのに、勝手に決めるな!
「お使いご苦労だったな…フェンリル殿」
『婿殿。ただいま帰りました。ついでに犬神はいかがですか?』
「は?」
ついでにって何?
神様だよね?
犬神様だよね?
そんなバーゲンでついでに買ってきましたなんて言っていいの?
『ごはんください』
「ぶふぅ!」
餌を催促され、頭にガンガンとエサ入れで叩かれる。
地味に痛いんだけど。
『ごはん』
「ちょっと…」
「ごはん」
なんか地味に怖いんだけど。
ご飯を連呼され、アップで無表情と来た。
ここでご飯を用意しなかったらどうなるのか。
仕方なく私はカリカリを用意した。
『肉…』
「くっ…」
アルフがペラペラしゃべった所為で結局チャム缶を用意することになったが、アルフ以上に食欲が恐ろしく、チャム缶如きでは満足してもらえなかった。
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