救いの世界

千夜野

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可哀想な少女

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「あれはなに?」
「あぁ、あれは星さ。小さい物から大きい物まである。とても不思議なものさ」
「ふーん。」
少女はずっと星を見続けた。何かを考えているようだった。
「ここには暗黒の世界が広がっていて、星とゆうものしか無いのね。退屈だわ、」
「そうとも言い切れないよ。あそこの星を見てご覧。あそこの星にはいろんな生物がいて暮らしている」
「その星からはここは見えているの?」
「見えているよ」
「ここはなんて呼ばれているの?」
「ここは宇宙と言われてる」
少女はまた少し星を見続けた。これからも少女は暗黒の世界に居続けなければならない。可哀想な少女。
自分がこの世界を離れてしまえばここは壊れてしまう事を知ってしまった。あぁ、ものすごく可哀想
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