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番外編
番外編3. 慎二と佳奈の話(下)
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続きです。
長くなっています。
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要は、それで諦める僕じゃなかったってこと。それから何度も告白をした。彼女は少しずつ軟化してきて、これは後少しでうまくのではないかと淡い期待も胸にあった。
でもその期待もその後に続く、断りの数々によって裏切られた。
佳奈がこんなにも僕を振る理由は本当に顔がハリウッドスターみたいじゃないからなのか知りたくて、彼女と一番親しいと聞いた文学部の女子に会いに行った。
その子が教えてくれた話では、佳奈は高校時代から気さくで可愛くて、だから勘違いをしてくる人が多かった。勝手に好かれていると思われたし、ストーカー紛いのこともされたことがあるという。だから普段から慎重になって、異性とは境界線を引いているし、その線を越えることは今まであり得なかったということだった。
じゃあ別に顔がハリウッドスターみたいじゃなくても、その境界を越えられればいいのか、と聞けば、タイプはまさに筋肉のあるあのハリウッドスター、その人で間違いないという。
僕はショックを受けた。
運動を始めたけれど、望み通りのムキムキにはあまり近づけていなかった。だから運動は継続しつつも、性格だけでも佳奈に恋愛的に見てもらうにはどうすればいいか考える毎日だった。
そうこうしているうちに二年の秋になり、サークルで描いたスケッチを展示することになった。学園祭で思い出を作ろうということで、教室の一つを借りて展示するらしかった。ほとんどのメンバーはスケッチにそこまでのやりがいを持っている訳でもないから、一つ展示するかしないか程度で、広い教室に対して、展示物の数が明らかに足りなかった。
先輩に頼まれて僕は家からいくつかスケッチブックを持ち寄って、何個か選んでもらって今まで描いたものを額に入れた。
佳奈はサークルに熱心で、建物への関心もあったけれど、肝心のスケッチがお世辞にもうまくはなくて展示はしない予定だった。
最終的にほぼ僕の個展状態になった展示会場の前には、「サークルのイケメン二年宮本慎二展」と堂々と貼り出されていた。作ったというポスターにも僕の写真が使われていて、恥ずかしいが展示は結構の人が入った。
僕は、学園祭には興味がなかったから、展示室にずっとこもって建築関連のツテでも得られないかなんて適当なことを考えていた。
高校生か大学生かわからないが、女子たちに話しかけられ続けて、そろそろ疲れてきたから、お昼にでもしようかと思っていたら、佳奈が入ってきた。
彼女はここ最近勉強の方で忙しいとサークルに顔を出していなかった。
僕が何度告白しても、その記憶を綺麗に無くしてきたかのように接してくる彼女は、今日も僕に気づくとにっこりと笑って近づいてくる。
「久しぶり!」
「久しぶり」
「ほぼ宮本くんの個展だね、これ! 案内してよ!」
佳奈は案内を頼んだ割に僕の解説を求めているわけではなくて、楽しそうに目を輝かせながら散歩した日の思い出を語りだす。彼女が語れば僕が答えて、彼女は嬉しそうに笑った。僕も笑った。
「あっ、ここのビルの近くにあった団子屋さん美味しかったよね。もちろんこのビルの、ここの曲線もいいんだけどね。宮本くんはほんとスケッチ上手いよね!」
展示は古いものから新しいものへと進んでいく。僕のスケッチに途中から家の絵が混ざり始めたことに佳奈は驚いているようだった。僕は今まで家の絵は人に見せてこなかった。
「宮本くんもこういうの描くんだね。これ自分で考えたの?」
「ここから先は全部自分でデザインした家だよ」
「へえすごい。どれどれ……私が結婚して家建てるってなったら宮本くんに頼むかもしれないなあ」
そんなことを、振られ続けている僕に言うなんて酷い人だと思った。黙る僕に佳奈は顔を上げた。彼女も自分の発言が少し無配慮だったことに気づいたのだろう。「ははは」と渇いた声を出して「ごめんなさい」とつぶやいた。
「……その家さ、僕たちの家じゃだめ? あと何回告白したら佳奈は僕の告白に頷いてくれる?」
佳奈の顔から笑顔が消えた。真顔になった彼女が綺麗でまた見惚れてしまう。
「あと十五回とか?」
真剣な表情が抜けて、軽く笑った彼女に僕は一歩詰め寄る。
「好きです、付き合ってください! 好きです、付き合ってください! 好きです、付き合ってください! 好きで――」
「待って待って!」
呪文を唱えるように繰り返す僕の口を、佳奈は勢いよく押さえた。腹から出た僕の告白に周りでスケッチを見ていた人たちが驚いた目を向ける。
「宮本くん面白すぎるよ!」
「好きです、結婚してください」
腹を抱えて笑っていた佳奈は顔をあげて僕の顔を見つめてきた。それは何かを確認するような真剣な眼差しだった。
「宮本くんは今まで会ってきた男の人たちとは違うから……いいよ」
こうして付き合えるようになって、僕は佳奈という人間をより深く知っていくうちに、自分のことも知っていった。いつか好きだと言っていたハリウッド俳優とは違う僕を、佳奈がいつか振ってしまうことがないように、僕は彼女にできるだけたくさんの愛情表現をした。
そうしているうちに、愛情には愛情が返ってくることを学んだ。
だんだん彼女の僕を見る目に好意と信頼が浮かんできて、僕のことを「慎ちゃん」と呼ぶようになって、僕たちは卒業して、結婚して、三人目の我が子が生まれてから、家を建てた。僕たち家族を形作る城だ。
「というわけで、サークルのマドンナを君たちのお父さんが掻っ攫ったってわけだ」
新築祝いで家に遊びに来た当時の友人が、子どもたちにほろ酔いになりながら語った。
「佳奈さんなんて強面が好きだったのに、なんでこんな優男を好きになっちゃうんだあ」
「お母さんはお父さんが好みだよ。私知ってるよ」
薫の言葉にそうなのかと嬉しくなるが、薫は思い出したように付け加えた。
「あっでもアメリカの映画も同じ俳優さんのすごい見てる」
「でも人の好みって変わるのなあ。でもまあ変わらず綺麗な佳奈さんに対して、お前はおじさん化してくんだろうなあ」
その言葉は本格的な呪いになりつつある。そんな年齢になった僕には辛い言葉だ。
「そうして佳奈さんは若い男に夢中になるんだろうなあ。くれぐれも気をつけろよ?」
「……子どもの前で変なこと言わないで」
「でもほんと……あ、薫ちゃんたちが生まれた時の話聞きたい?」
「聞きたい!」
「楓ちゃんは元気がいいなあ。薫ちゃんが生まれた時は初産だったから、こいつ不安で病院のトイレで吐いてたんだよ。全然頼もしくない夫だって佳奈さん、怒ってさ。面白かったな。楓ちゃんが生まれたときは二人目の女の子で、お父さん張り切りすぎて、性別わかってすぐにドールハウス作り出して」
「そのドールハウスまだ部屋にあるよ!」
確かに薫が生まれる時は吐いたし、楓の時は、薫と二人分のドールハウスを作った。合体させて大きな家にできるようにして、姉妹で遊んでいるところが見たかったから。
「それじゃあ奏の時はどうだった?」
楓が聞くので、僕は思い出す。奏の時が一番酷かったかもしれない。……にしても僕の悲惨な姿を見ていたはずなのに、楓がそれをあまり覚えていなくて良かった。関心が全部生まれたばかりの弟にあったんだろう。
「ああ。奏くんの時はね、早く生まれちゃって、体重も軽くて心配だって、佳奈さんが入院中の間は、毎日電話してきて結構面倒臭かった。直接会ったら目の下のクマ酷いし、髭も剃ってなくて、痩けてて……それこそあの時が一番佳奈さんの好みのワイルド系に近かったんじゃない?」
笑えない冗談で笑う友人を睨んでいたら、娘二人が「でもお父さんが一番かっこいい」と言ってくれた。
思わず腕を広げると二人は少し呆れた顔を見せながらもこっちに飛んできてくれる。
「お前がほんとに羨ましいよ」
「そうでしょ。そうでしょ」
「お前もいつかはこんなことしてもらえなくなるはずだ」
また嫌なことを言う。僕はこれを我が家の文化にするんだから、変なこと言うな。
その時散歩から帰ってきた佳奈がリビングに入ってきた。
「ただいまー」
抱っこ紐から奏を下ろして、「パパがいる~」と僕の方を指差す。奏は最近、辿々しくも一人で歩けるようになって、僕と目が合うと嬉しそうに笑った。
手を広げれば、スキップしているように見えなくもない歩き方でこっちに急いで来てくれた。
「ぎゅっしよっか?」
かーズを全員抱き寄せて、僕は友人の前だなんて構わずにしばらくの間ハグをした。
長くなっています。
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要は、それで諦める僕じゃなかったってこと。それから何度も告白をした。彼女は少しずつ軟化してきて、これは後少しでうまくのではないかと淡い期待も胸にあった。
でもその期待もその後に続く、断りの数々によって裏切られた。
佳奈がこんなにも僕を振る理由は本当に顔がハリウッドスターみたいじゃないからなのか知りたくて、彼女と一番親しいと聞いた文学部の女子に会いに行った。
その子が教えてくれた話では、佳奈は高校時代から気さくで可愛くて、だから勘違いをしてくる人が多かった。勝手に好かれていると思われたし、ストーカー紛いのこともされたことがあるという。だから普段から慎重になって、異性とは境界線を引いているし、その線を越えることは今まであり得なかったということだった。
じゃあ別に顔がハリウッドスターみたいじゃなくても、その境界を越えられればいいのか、と聞けば、タイプはまさに筋肉のあるあのハリウッドスター、その人で間違いないという。
僕はショックを受けた。
運動を始めたけれど、望み通りのムキムキにはあまり近づけていなかった。だから運動は継続しつつも、性格だけでも佳奈に恋愛的に見てもらうにはどうすればいいか考える毎日だった。
そうこうしているうちに二年の秋になり、サークルで描いたスケッチを展示することになった。学園祭で思い出を作ろうということで、教室の一つを借りて展示するらしかった。ほとんどのメンバーはスケッチにそこまでのやりがいを持っている訳でもないから、一つ展示するかしないか程度で、広い教室に対して、展示物の数が明らかに足りなかった。
先輩に頼まれて僕は家からいくつかスケッチブックを持ち寄って、何個か選んでもらって今まで描いたものを額に入れた。
佳奈はサークルに熱心で、建物への関心もあったけれど、肝心のスケッチがお世辞にもうまくはなくて展示はしない予定だった。
最終的にほぼ僕の個展状態になった展示会場の前には、「サークルのイケメン二年宮本慎二展」と堂々と貼り出されていた。作ったというポスターにも僕の写真が使われていて、恥ずかしいが展示は結構の人が入った。
僕は、学園祭には興味がなかったから、展示室にずっとこもって建築関連のツテでも得られないかなんて適当なことを考えていた。
高校生か大学生かわからないが、女子たちに話しかけられ続けて、そろそろ疲れてきたから、お昼にでもしようかと思っていたら、佳奈が入ってきた。
彼女はここ最近勉強の方で忙しいとサークルに顔を出していなかった。
僕が何度告白しても、その記憶を綺麗に無くしてきたかのように接してくる彼女は、今日も僕に気づくとにっこりと笑って近づいてくる。
「久しぶり!」
「久しぶり」
「ほぼ宮本くんの個展だね、これ! 案内してよ!」
佳奈は案内を頼んだ割に僕の解説を求めているわけではなくて、楽しそうに目を輝かせながら散歩した日の思い出を語りだす。彼女が語れば僕が答えて、彼女は嬉しそうに笑った。僕も笑った。
「あっ、ここのビルの近くにあった団子屋さん美味しかったよね。もちろんこのビルの、ここの曲線もいいんだけどね。宮本くんはほんとスケッチ上手いよね!」
展示は古いものから新しいものへと進んでいく。僕のスケッチに途中から家の絵が混ざり始めたことに佳奈は驚いているようだった。僕は今まで家の絵は人に見せてこなかった。
「宮本くんもこういうの描くんだね。これ自分で考えたの?」
「ここから先は全部自分でデザインした家だよ」
「へえすごい。どれどれ……私が結婚して家建てるってなったら宮本くんに頼むかもしれないなあ」
そんなことを、振られ続けている僕に言うなんて酷い人だと思った。黙る僕に佳奈は顔を上げた。彼女も自分の発言が少し無配慮だったことに気づいたのだろう。「ははは」と渇いた声を出して「ごめんなさい」とつぶやいた。
「……その家さ、僕たちの家じゃだめ? あと何回告白したら佳奈は僕の告白に頷いてくれる?」
佳奈の顔から笑顔が消えた。真顔になった彼女が綺麗でまた見惚れてしまう。
「あと十五回とか?」
真剣な表情が抜けて、軽く笑った彼女に僕は一歩詰め寄る。
「好きです、付き合ってください! 好きです、付き合ってください! 好きです、付き合ってください! 好きで――」
「待って待って!」
呪文を唱えるように繰り返す僕の口を、佳奈は勢いよく押さえた。腹から出た僕の告白に周りでスケッチを見ていた人たちが驚いた目を向ける。
「宮本くん面白すぎるよ!」
「好きです、結婚してください」
腹を抱えて笑っていた佳奈は顔をあげて僕の顔を見つめてきた。それは何かを確認するような真剣な眼差しだった。
「宮本くんは今まで会ってきた男の人たちとは違うから……いいよ」
こうして付き合えるようになって、僕は佳奈という人間をより深く知っていくうちに、自分のことも知っていった。いつか好きだと言っていたハリウッド俳優とは違う僕を、佳奈がいつか振ってしまうことがないように、僕は彼女にできるだけたくさんの愛情表現をした。
そうしているうちに、愛情には愛情が返ってくることを学んだ。
だんだん彼女の僕を見る目に好意と信頼が浮かんできて、僕のことを「慎ちゃん」と呼ぶようになって、僕たちは卒業して、結婚して、三人目の我が子が生まれてから、家を建てた。僕たち家族を形作る城だ。
「というわけで、サークルのマドンナを君たちのお父さんが掻っ攫ったってわけだ」
新築祝いで家に遊びに来た当時の友人が、子どもたちにほろ酔いになりながら語った。
「佳奈さんなんて強面が好きだったのに、なんでこんな優男を好きになっちゃうんだあ」
「お母さんはお父さんが好みだよ。私知ってるよ」
薫の言葉にそうなのかと嬉しくなるが、薫は思い出したように付け加えた。
「あっでもアメリカの映画も同じ俳優さんのすごい見てる」
「でも人の好みって変わるのなあ。でもまあ変わらず綺麗な佳奈さんに対して、お前はおじさん化してくんだろうなあ」
その言葉は本格的な呪いになりつつある。そんな年齢になった僕には辛い言葉だ。
「そうして佳奈さんは若い男に夢中になるんだろうなあ。くれぐれも気をつけろよ?」
「……子どもの前で変なこと言わないで」
「でもほんと……あ、薫ちゃんたちが生まれた時の話聞きたい?」
「聞きたい!」
「楓ちゃんは元気がいいなあ。薫ちゃんが生まれた時は初産だったから、こいつ不安で病院のトイレで吐いてたんだよ。全然頼もしくない夫だって佳奈さん、怒ってさ。面白かったな。楓ちゃんが生まれたときは二人目の女の子で、お父さん張り切りすぎて、性別わかってすぐにドールハウス作り出して」
「そのドールハウスまだ部屋にあるよ!」
確かに薫が生まれる時は吐いたし、楓の時は、薫と二人分のドールハウスを作った。合体させて大きな家にできるようにして、姉妹で遊んでいるところが見たかったから。
「それじゃあ奏の時はどうだった?」
楓が聞くので、僕は思い出す。奏の時が一番酷かったかもしれない。……にしても僕の悲惨な姿を見ていたはずなのに、楓がそれをあまり覚えていなくて良かった。関心が全部生まれたばかりの弟にあったんだろう。
「ああ。奏くんの時はね、早く生まれちゃって、体重も軽くて心配だって、佳奈さんが入院中の間は、毎日電話してきて結構面倒臭かった。直接会ったら目の下のクマ酷いし、髭も剃ってなくて、痩けてて……それこそあの時が一番佳奈さんの好みのワイルド系に近かったんじゃない?」
笑えない冗談で笑う友人を睨んでいたら、娘二人が「でもお父さんが一番かっこいい」と言ってくれた。
思わず腕を広げると二人は少し呆れた顔を見せながらもこっちに飛んできてくれる。
「お前がほんとに羨ましいよ」
「そうでしょ。そうでしょ」
「お前もいつかはこんなことしてもらえなくなるはずだ」
また嫌なことを言う。僕はこれを我が家の文化にするんだから、変なこと言うな。
その時散歩から帰ってきた佳奈がリビングに入ってきた。
「ただいまー」
抱っこ紐から奏を下ろして、「パパがいる~」と僕の方を指差す。奏は最近、辿々しくも一人で歩けるようになって、僕と目が合うと嬉しそうに笑った。
手を広げれば、スキップしているように見えなくもない歩き方でこっちに急いで来てくれた。
「ぎゅっしよっか?」
かーズを全員抱き寄せて、僕は友人の前だなんて構わずにしばらくの間ハグをした。
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