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第2話 僕っ娘ダークエルフ、ロア
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罠が一つ鳴った。風鈴の短い音。北側の獣道、三歩目。――けれど足音は続かない。風だと判断し、ロアは手を止めない。縫い針を火で炙り、糸に薬草の粉をまぶす。左肩の断面は出血が落ち着いた。右脚の付け根は圧迫を強める。呼吸は浅いがリズムは戻りつつある。
普通なら死んでいる。だが処置は形になっていた。
地下は古い物資庫の残骸だ。梯子の上は偽装した石蓋。煙は東の通気孔へ流す。追われたときは南の排水路から森外れへ。頭の中で退避経路を確認しながら、ロアは包帯の端を結び直した。
喉を潤すための水差し、熱のための煎じ薬、感染避けの軟膏。必要なものはすべて手の届くところに並んでいる。視線が彼の右手の甲で止まる。掌を貫いた矢痕。握り込んで止めたのだ。偶然ではない。
「……生きてるか」
短く声を投げる。半死人の睫毛がわずかに震え、黒い瞳が炎を映した。
「……どうにか、な」
乾いた声が返る。ロアは観察を続け、瞳孔、皮膚色、汗、体温――順に確認する。
「ここは……どこだ」
「森の中に埋もれてた古い倉庫さ。僕が隠れ家にしてる。上からじゃ分からないようにしてあるから、安心していい」
古びた石壁のひび割れ、棚に並ぶ瓶と薬草、天井に吊るされた獣の骨――すべてが彼女の言葉を裏付けていた。ここは廃墟ではなく、間違いなく彼女の生活の場だった。
彼の視線が空間を一巡して、戻ってきた。ロアは小刀を置き、金の目でまっすぐに半死人を見た。
「名前は」
「ジョン。……少年兵ジョン、って呼ばれることもあったよ」
女は眉をわずかに動かした。聞き覚えのない呼称だったのだろう。だがそれ以上の反応は見せず、木片を焚き火に放り込む。
「……そう。なら覚えておく。僕は――ロア」
淡々と告げられたその名は、火の粉とともに空気に溶けた。
ジョンは口の端を上げる。
「ロア、ね。…いい名だね。夜に呼んだら響きが良さそうだ」
「惚れるな、半死人」
女は吐き捨てるように言ったが、その声には先ほどと同じ、説明のつかない揺らぎがわずかに混ざっていた。
ジョンは改めて彼女を見やる。火の明かりに照らされた彼女の輪郭を眺めながら、ジョンはふと疑問を覚える。
褐色の肌、鋭い輪郭、白銀の髪に走る淡い紫、切れ長で白金色の瞳――どれも人間の範疇からわずかに越えている。その美しさに、彼は眉をひそめた。
「お前、人間じゃないな」
「……“ダークエルフ”。ここじゃ忌み名だよ。好んで聞く者はいない」
その言葉には一瞬の間があった。吐き出す声色の奥に、かすかな自嘲の影が滲み小さな棘と痛みが混ざっていた。恐らくは差別と排斥の対象であることを、彼女はよく知っているのだろう。
だがジョンは何の気負いもなく言葉を返す。
「なるほど。……やっぱり、キレイだ」
ロアは一瞬、言葉を失ったように唇を閉じた。瞳の奥で、かすかに揺れる光。ロアの金の瞳がわずかに揺れる。焚き火が照らしたその横顔は、怒りでも困惑でもなく、理解できない感情に縛られていた。
「……惚れるなって言っただろ、半死人」
その返答を聞きながら、ジョンの脳裏には別の連想が浮かんでいた。
――“僕っ娘”
ジョンは内心で吹き出す。
――“僕”か。マジかよ、本物の“僕っ娘”だぞ。
かつて彼の世界で、廃棄されかけた古代書物をハッキングして覗いたことがあった。破損したデータの断片に残っていた“同人誌”と呼ばれる古代文書。その中に、やけに熱を込めて語られていた存在があった。そこに書かれていた“僕っ娘”なる存在に、彼は妙に胸を躍らせた記憶がある。くだらないが忘れられない宝物。
次にジョンの目が、炎に照らされた女の耳を捉えた。長い。人間とは明らかに違うその形状に、一瞬、脳裏の奥に眠っていた情報がざわつく。
――"エルフ"
戦史、神話、そして“古代娯楽文書”――同人誌。
信じがたいことに、そこには人間ではない種族の描写が山ほど残されていた。長命で、森を好み、魔術を操る。肌は白か褐色。彼らを“エルフ”と呼び、忌む者は“ダークエルフ”と蔑んだ。
そして滑稽なことに、そのデータ群の中でやたらと熱を込めて語られていたのは、戦術でも言語学でもなく――「長い耳を持つ女の色香」だった。
ジョンは、半ば呆れつつもその記述を隅々まで読んだ。
入手にだって苦労した。数千層の暗号を破り、監視プログラムを欺き、ようやく一片の断片に辿り着いたときの高揚感。
兵器としての使命など忘れ、夢中で貪り読んだ。
人間ではない種族、エルフ。
長い耳、研ぎ澄まされた輪郭、森の影を抱くような瞳。
――そして今、その“幻想”が目の前にいる。
焚き火の赤に揺れる褐色の女。その耳。その瞳。その立ち姿。
ジョンの喉から、かすれた笑いが漏れた。
「……実在したのか、“僕っ娘ダークエルフ”」
目の前の女を見ながら、笑みを隠し、目を閉じる。彼がかつてナノマシンを通じて禁じられたアーカイブに潜り込み、その“古代書物”を手に入れるためにどれほど苦労したか――ロアは知る由もない。
だがすぐに、胸の奥で別の重さを思い出す。
彼にはひとつ決定的に欠けたものがあった。
腰下にあるべき“男の証”。
――下半身にあるはずのものが、俺にはない。
この世界の誰も気づかない事実だ。なぜならジョンの生まれた場所――兵士は戦うために設計される。工場の培養槽で作られる俺達"人間"は、繁殖という営みは不要。性器は省かれる。人間兵器に性は要らない。ただ戦い、死ぬための存在。それが常識だった。
その事や、古代書物を彼が知っているのは偶然ではない。
本来、人間兵器として培養された存在に、娯楽や伝承のデータが与えられることはない。だがジョンは"突然変異個体"だった。ナノマシンの構造が他の個体と異なり、彼は“許されざるアクセス”を繰り返した。閉ざされたデータベースを破り、誰も触れないアーカイブに潜り込み、好奇心の赴くままに盗み読んだ。そして、世界の裏側を覗いた。知ってはいけない知識――繁殖、性愛、失われた機能。
だからこそ今、彼は笑うしかない。
ロアは焚き火越しに彼を見下ろし、短く吐息を洩らした。
「……助けた理由、気になるか」
「言うまでも。でしょ?」
ジョンが血に濡れた口角を吊り上げると、彼女は小刀を膝に置き、炎に照らされた横顔をわずかに傾けた。
「利用できると思った。生かしておけば、どこかで役に立つかもしれない。……それに、気になったんだ。死にかけで、腕も足も失って、それでも矢を掴むなんて――普通じゃない」
彼女の声は冷たいままだったが、瞳の奥で金色がかすかに揺れる。
「それとーー」
言いかけて、ロアは唇を閉ざした。
本当は知っている。声を聞いた瞬間、理由もなく胸の奥がざわついたことを。けれどそれを言葉にするのは、あまりにも危うすぎた。
何か言いかけたが彼女は言葉を飲み込む。その僅かな変化をジョンは見逃さなかった。
そして、自分の夢ーー"ハーレム"1号の標的をロアに決めた。
普通なら死んでいる。だが処置は形になっていた。
地下は古い物資庫の残骸だ。梯子の上は偽装した石蓋。煙は東の通気孔へ流す。追われたときは南の排水路から森外れへ。頭の中で退避経路を確認しながら、ロアは包帯の端を結び直した。
喉を潤すための水差し、熱のための煎じ薬、感染避けの軟膏。必要なものはすべて手の届くところに並んでいる。視線が彼の右手の甲で止まる。掌を貫いた矢痕。握り込んで止めたのだ。偶然ではない。
「……生きてるか」
短く声を投げる。半死人の睫毛がわずかに震え、黒い瞳が炎を映した。
「……どうにか、な」
乾いた声が返る。ロアは観察を続け、瞳孔、皮膚色、汗、体温――順に確認する。
「ここは……どこだ」
「森の中に埋もれてた古い倉庫さ。僕が隠れ家にしてる。上からじゃ分からないようにしてあるから、安心していい」
古びた石壁のひび割れ、棚に並ぶ瓶と薬草、天井に吊るされた獣の骨――すべてが彼女の言葉を裏付けていた。ここは廃墟ではなく、間違いなく彼女の生活の場だった。
彼の視線が空間を一巡して、戻ってきた。ロアは小刀を置き、金の目でまっすぐに半死人を見た。
「名前は」
「ジョン。……少年兵ジョン、って呼ばれることもあったよ」
女は眉をわずかに動かした。聞き覚えのない呼称だったのだろう。だがそれ以上の反応は見せず、木片を焚き火に放り込む。
「……そう。なら覚えておく。僕は――ロア」
淡々と告げられたその名は、火の粉とともに空気に溶けた。
ジョンは口の端を上げる。
「ロア、ね。…いい名だね。夜に呼んだら響きが良さそうだ」
「惚れるな、半死人」
女は吐き捨てるように言ったが、その声には先ほどと同じ、説明のつかない揺らぎがわずかに混ざっていた。
ジョンは改めて彼女を見やる。火の明かりに照らされた彼女の輪郭を眺めながら、ジョンはふと疑問を覚える。
褐色の肌、鋭い輪郭、白銀の髪に走る淡い紫、切れ長で白金色の瞳――どれも人間の範疇からわずかに越えている。その美しさに、彼は眉をひそめた。
「お前、人間じゃないな」
「……“ダークエルフ”。ここじゃ忌み名だよ。好んで聞く者はいない」
その言葉には一瞬の間があった。吐き出す声色の奥に、かすかな自嘲の影が滲み小さな棘と痛みが混ざっていた。恐らくは差別と排斥の対象であることを、彼女はよく知っているのだろう。
だがジョンは何の気負いもなく言葉を返す。
「なるほど。……やっぱり、キレイだ」
ロアは一瞬、言葉を失ったように唇を閉じた。瞳の奥で、かすかに揺れる光。ロアの金の瞳がわずかに揺れる。焚き火が照らしたその横顔は、怒りでも困惑でもなく、理解できない感情に縛られていた。
「……惚れるなって言っただろ、半死人」
その返答を聞きながら、ジョンの脳裏には別の連想が浮かんでいた。
――“僕っ娘”
ジョンは内心で吹き出す。
――“僕”か。マジかよ、本物の“僕っ娘”だぞ。
かつて彼の世界で、廃棄されかけた古代書物をハッキングして覗いたことがあった。破損したデータの断片に残っていた“同人誌”と呼ばれる古代文書。その中に、やけに熱を込めて語られていた存在があった。そこに書かれていた“僕っ娘”なる存在に、彼は妙に胸を躍らせた記憶がある。くだらないが忘れられない宝物。
次にジョンの目が、炎に照らされた女の耳を捉えた。長い。人間とは明らかに違うその形状に、一瞬、脳裏の奥に眠っていた情報がざわつく。
――"エルフ"
戦史、神話、そして“古代娯楽文書”――同人誌。
信じがたいことに、そこには人間ではない種族の描写が山ほど残されていた。長命で、森を好み、魔術を操る。肌は白か褐色。彼らを“エルフ”と呼び、忌む者は“ダークエルフ”と蔑んだ。
そして滑稽なことに、そのデータ群の中でやたらと熱を込めて語られていたのは、戦術でも言語学でもなく――「長い耳を持つ女の色香」だった。
ジョンは、半ば呆れつつもその記述を隅々まで読んだ。
入手にだって苦労した。数千層の暗号を破り、監視プログラムを欺き、ようやく一片の断片に辿り着いたときの高揚感。
兵器としての使命など忘れ、夢中で貪り読んだ。
人間ではない種族、エルフ。
長い耳、研ぎ澄まされた輪郭、森の影を抱くような瞳。
――そして今、その“幻想”が目の前にいる。
焚き火の赤に揺れる褐色の女。その耳。その瞳。その立ち姿。
ジョンの喉から、かすれた笑いが漏れた。
「……実在したのか、“僕っ娘ダークエルフ”」
目の前の女を見ながら、笑みを隠し、目を閉じる。彼がかつてナノマシンを通じて禁じられたアーカイブに潜り込み、その“古代書物”を手に入れるためにどれほど苦労したか――ロアは知る由もない。
だがすぐに、胸の奥で別の重さを思い出す。
彼にはひとつ決定的に欠けたものがあった。
腰下にあるべき“男の証”。
――下半身にあるはずのものが、俺にはない。
この世界の誰も気づかない事実だ。なぜならジョンの生まれた場所――兵士は戦うために設計される。工場の培養槽で作られる俺達"人間"は、繁殖という営みは不要。性器は省かれる。人間兵器に性は要らない。ただ戦い、死ぬための存在。それが常識だった。
その事や、古代書物を彼が知っているのは偶然ではない。
本来、人間兵器として培養された存在に、娯楽や伝承のデータが与えられることはない。だがジョンは"突然変異個体"だった。ナノマシンの構造が他の個体と異なり、彼は“許されざるアクセス”を繰り返した。閉ざされたデータベースを破り、誰も触れないアーカイブに潜り込み、好奇心の赴くままに盗み読んだ。そして、世界の裏側を覗いた。知ってはいけない知識――繁殖、性愛、失われた機能。
だからこそ今、彼は笑うしかない。
ロアは焚き火越しに彼を見下ろし、短く吐息を洩らした。
「……助けた理由、気になるか」
「言うまでも。でしょ?」
ジョンが血に濡れた口角を吊り上げると、彼女は小刀を膝に置き、炎に照らされた横顔をわずかに傾けた。
「利用できると思った。生かしておけば、どこかで役に立つかもしれない。……それに、気になったんだ。死にかけで、腕も足も失って、それでも矢を掴むなんて――普通じゃない」
彼女の声は冷たいままだったが、瞳の奥で金色がかすかに揺れる。
「それとーー」
言いかけて、ロアは唇を閉ざした。
本当は知っている。声を聞いた瞬間、理由もなく胸の奥がざわついたことを。けれどそれを言葉にするのは、あまりにも危うすぎた。
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