結び

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この桜は、「優しさ・愛」それを大国主様柄力に変えて桜にしたらしい。
鎧戸を開けるとくつろぎ、右手に湯呑みを持っている大男がいた。
「あれ、キバの旦那じゃん。
 もう終わったの?」
そう言ってきたのは、宮様の右腕で護衛
「セト」だ。
身長は198㎝の高身長で社の中も屋敷の中もいつも、黒のジャージを着ていて腰には長く重そうな大太刀を持ち狐の面を付けている。
この男とは、300年以上の付き合いだが今だに謎のところも多く...
こいつの素顔は、何回かしか見たことがない。
私はセトの方に視線を向け
「いや、まだ終わってはない。私は少し休みにここへ来ただけだ」
「ふーん、そうなんだ...そうだ茶でも飲む?」
「あぁ、頂こう」
セトの前に腰を下ろした。
セトは、急須に茶葉を入れお湯をゆっくり入れ始め、湯飲みに「廻し注ぎ」をしながら入れてくれた。
「ありがとう」
湯飲みを両手につつむようにお茶を受け取った
「毎年毎年の事だけど、年が明けただけで騒がしいよな人間って...そう思わないキバの旦那?」
セトは、右手に湯飲みを持ち聞いてきた。
「そうだな、毎年のことながら年が明けてからも明ける前も忙しいな、
三が日が過ぎれば少しは、静かになるだろう。
それに、我々のやることは、宮様を守り人々を見守ることにすぎんからな」
一気にお茶を飲んだ。
「相変わらずだね旦那は...真面目だよね」
「真面目か、どうだろうな。
そういえばお前本殿の方には、顔を出したのか?」
「出してないし、行ってない」
横目で私を見ながら返事を返すセトに。
「お前、宮様の右腕で古株だろう?
せめて顔だけでも出さないとまずいのでは..」
次の言葉を言おうとした時襖が開きそこに立っていたのは、宮様だった。

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