【完結】おいで!! 俺の可愛い神獣様

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番外編6:イアンはくつしたの!くつしたの! (くつした×イアン+シーザー&ストロー)

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本編中(くつしたがイアンを襲う前)
inドッグラン


シーザー「イアン!ちょうど良いところにきた!」にこ!
イアン「……げ」
シーザー「そうあからさまに嫌そうな顔をするな!なぁに、これから俺の言う事を聞けばお前も俺と会えて良かったと思うさ!」にこ!

イアン「……はぁ」
シーザー「溜息を吐くな!溜息を!くつしたを見ろ!ちゃんとストローに挨拶をしているぞ!」

シーザーに言われて足元を見下ろすと、そこにはストローに鼻筋を寄せてふすふすしているくつしたが見えたよ!

イアン「……う、かわ」

くつした『ストロー、交尾の話の続き聞かせてくれ』ふすふす
ストロー『ああ、いいぞ』ふすふす

イアン(なんの話してんだろ)

交尾の話だよ!
最近の二匹の話題は交尾でもちきり!

イアン(くつしたのヤツ。ストローには狼見知りしないんだよな。不思議だ)感心
シーザー「ほら、お前もくつしたを見習ってちゃんと挨拶くらい出来るようになれ!テイマーだろ?」
イアン「……ぐ(確かにその通りだ。くつしただって狼が苦手なのに、ストローとこんなに楽しげに話してるし……)」チラ

くつした『交尾はむずかしいか?』
ストロー『そうでもない。腰を振るだけだ』
くつした『ほーう!腰をふるのかー!』

うんうん!交尾の話は楽しいね!

シーザー「テイマーは常に彼らの模範とならねばならない!そう、教本にも書いてある!違うか?」にこ!
イアン「……うぅ」
シーザー「さぁ、友に会ったら何と言う?」
イアン「……こ、こんにちは」ぐぐ

シーザー「おいおい。イアン、君ってやつは……俺達は散歩でたまに会うご近所さんか?十二歳の頃から共に訓練校で肩を並べてきた同期の仲間じゃないか!それが今更、こんにちはって……他人行儀過ぎるだろう?」
イアン「じゃ、じゃあ何て言えばいいんだよ。俺は、お前と違って、こういうのは……苦手なんだ」

シーザー「そうだな。うーん『やぁ、シーザー!今日も君は最高だな!』とかだろうな(まぁ、言わないだろうが)」チラ
イアン「……やぁ、シーザー。今日もお前は……さ、最高だな」じわ
シーザー「おお(まさか本当に言うとは)」

イアン「な、なんだよ」じわじわ
シーザー「なかなか悪くない。その調子だ」
イアン「……そうか」ほっ
シーザー「(俺はイアンのテイマーも向いてるかもしれんな……)あぁ、悪くない!」にこ

イアン「……で、何か俺に用があったんだろ」
シーザー「あぁ、忘れるところだった!なぁ、イアン。ちょっと一緒に【魅了】耐性試験の訓練をしないか?」
イアン「魅了耐性試験か……」

シュテファニッツ大会の試験項目の中には【魅了耐性】っていうモノがあるよ!
使い魔に敢えて【魅了】を付与させて、その時の様子を審査されるんだ!【魅了】にかかって、テイマーに攻撃を加えて怪我をさせたりしたら減点だよ!

シーザー「アレは危険を伴うからな。必ず二人一組でやるように規定されているし、お前も俺以外に頼める相手なんて居ないだろ?」パチン
イアン「ぐっ(確かにその通りだが。なんかムカつく!!)」

シーザー「イアン、持つべきモノは〝シーザー〟だぞ?ほら!コッチでやろう!」
イアン「……わかったよ(どんな育てられ方をしたらこんな風に自己肯定感が凄まじくなれるのか。羨ま……しくはねぇな)」

くつした『交尾は楽しい?』
ストロー『ああ、楽しかったな。またヤりたいと思う』
くつした『はーー、それはいいな!』

◇◆◇
ドックランの片隅

シーザー「よし、じゃあまずはストローからやってみよう。イアン、このチャーム剤をストローに食べさせてやってくれ」
イアン「ああ、わかった」

イアンはシーザーから受け取ったピンク色のチャーム剤(ドッグフード)を掌の上に置いて、ストローへと差し出したよ!

シーザー「ストロー、〝よし〟だ」にこ
ストロー「わふっ!」

くつした『イアン、くつしたのは?なんでイアンがストローにおやつをあげる?』

くつしたはワケが分からなずに首を傾げてるよ!
でも、ドッグでは喋らないって約束があるから、我慢してるみたい!
えらいよ!くつした!

ストロー『くつした、これは訓練だ。お前もあとで貰えるから見てろ』
くつした『ぐぅぅ』

ストローはイアンの手からチャーム剤を食べたよ!

ストロー「……」ペロペロ
イアン「あぁ、ストロー。やっぱりかわいいな」にこ
ストロー「わふっ!」ふりふり

ストローはイアンに魅了されてビックリするほど尻尾を振ってるよ!
イアンはとっても嬉しそう!

くつした「ぐぅぅぅ」
イアン「くつした、これは訓練だから。唸ったらだめだ」
くつした「……ぐぅ」ペタン

くつしたはとっても気に食わなさそう!

シーザー「よし、じゃあイアン。ストローに指示を……ん?」
イアン「可愛いな。ストローは本当に可愛い!」にこにこ
ストロー「わふっ!わふっ!」ぶんぶん

イアンはいつもクールなストローが自分に懐いてくれているのが嬉しくて、いつもくつしたにするみたいな全力の撫で撫でをストローにお見舞いしたよ!
どちらかというと、イアンがストローにメロメロ!

シーザー「ふうむ、これじゃどっちが【魅了】されているか分かったものではないな」
イアン「ストローは良い子だなぁっ!」にこにこ
ストロー「わふっ、わふっ!」ふりふり
シーザー「(それにしても、イアンのヤツ。本当に狼に対してだけは全力で笑うな)これはこれでいいじゃないか!」にこ

シーザーもイアンの嬉しそうな顔に本来の目的を忘れかけているよ!
でも、一匹だけそうはいかないのが――!

くつした『ああああああ!いやだああああ!イアン!ストローばっかりーー!!!』ぐいぐい

イアンとストローの様子にヤキモチを焼いたくつしたふぁイアンの体に頭をぐいぐいおしつけてきたよ!

くつした『イアンはくつしたの!イアンはくつしたの!』ぐいぐい
ストロー『イアンも悪くない。良い。イアン、イアン』ぐいぐい
イアン「あ、あぁっ。かわいい……可愛いな!お前たちは……かわい過ぎるだろ!?」パーン!

イアンは可愛い二匹にすり寄られて完全に【魅了】されちゃった!
体全体を使って二匹を抱え込むようにして撫でてるよ!

イアン「かわいい、かわいい!」にっこーー!

くつした『イアンはくつしたの!イアンはくつしたの!』ふりふり!
ストロー『イアンもわるくない。イアンもわるくない』ふりふり!
シーザー「ははっ!やっぱり狼は多ければ多いほどいいなぁっ!俺の目の前に三匹も可愛いのがいるぞ!」にっこー!

シーザーもとっても嬉しそう!
まぁ、イアンは人間だけどね!

イアン「あはは!かわいいかわいい!」
くつした「うーーー!わっふ、わっふ!」ふりふり!
ストロー「わっふ、わっふ!」ふりふり!
シーザー「ははっ!全員まとめて、ウチで飼いたいな!」にこー!

他のテイマー「アイツら、何やってんだ?」
他のテイマー「さぁ?」

こうして、何の訓練にもならなかったものの、楽しいドッグランの時間が過ぎていきました!
その後――!

くつした「イアン、ストローにばっかりおやつをやった。ストローにばっかり……」
イアン「ごめん、ごめん。謝るから。機嫌直せよ。ほら、おやつ!」
くつした「……ふん」

イアン「ほら、良い子良い子してやるぞ!」
くつした「……くぅ」ぐい
イアン「良い子良い子ーー!」
くつした「ぅーーー!」ふりふり!

くつしたはちょっとだけ拗ねました。
でもすぐに拗ねてるのを忘れて頭をイアンに押し付けたよ!
くつしたはすぐ不機嫌を忘れる良い子!
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