俺の短編集3

睦月丸

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ビデオテープ

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これはある1本のビデオテープの話である。


ビデオテープの名前がもう剥がれて書いていない。

無地のままだ。


リモコンを持ち電源を入れると流れ始めた。

話が始まった。

友人からの話だとそこまで面白くないらしい。

見てると男ふたりの会話が印象に残り
もう一度聞きたくなって巻き戻した。

「あの宝箱を見つけに行かなければな。
何としても見つけなければ…」

「だが、あの宝箱は空っぽだぜ。」

不思議だ。なら、なぜ宝箱を探すのか。


「いいんだ。空っぽでも。」

「なに?箱だけ取るって言うのか?」

「いや、
箱は探すだけで取りはしない。」

「ああ?どういうことだ?」

「箱を探しに行けば番の奴らが
俺たちをしめにくるだろ?
そこが狙いなんだ。」

「わからないやつだな…
空っぽの箱だとわかっているのに
わざわざ危ないことをするつもりか?」

「それがいいんだ。
そのリスクと引替えに追いかけっこが
楽しめるだろ?」

「変わった野郎だな。
追いかけっこがそんなに楽しいのか?」

「ああ。
楽しいぜ。お前には分からないだろうがな…」



俺にも分からない。
どうして、危険なことが楽しいのか。
自分を動かせるのか…


そのあと2人の男は宝箱を探しに
動き始めた。
やっぱり番と呼ばれるもの達から
追いかけられせめられることになった。
物語の終盤で男二人は捕まってしまった


「なあ、、、
知ってるか番人よ…
その宝箱はからっぽなんだぜ!?」

「罪人に耳などかすわけが無い。」


やっぱり捕まったあとの罪人だと
話す言葉も聞く耳をたてない。
やはり、この男の考えは分からない。

「なら、俺たちはなぜ箱を狙うのか、
知りたくないか?」

「くだらない戯言を…
そろそろ警務執行の時間だ。」


刀を番人が握り捉えられている2人の
男を殺そうとしていた。
すると2人のうち1人が聞いた。

「なあ?
結局俺たちは何で箱を狙っていたんだ。
命懸けで。」

「俺たちが箱を狙っていた理由は
今までの事を振り返れば分かるぜ。」

「なに?」

俺は驚いて巻き戻した。
そしてもう一度見直した。
しかし、見返しても分からなかった。

「振り返ればわかるだと?」

「もしくはこれから分かるかもな…」


俺は早送りした。
しかし、これまた分からなかった。


気がつくと俺はその答えを知りたくて何度も見返していた。

すると数回目でようやく答えが見えた。


この2人はこの幕末期を荒したかっただけだった。

毎日の変わらない日常に飽き変えたかっただけなのだ。

そして、これがこの話を作った者の
伝えたかったことなのだろう。

当たり前の毎日に満足することなく
常に刺激を求めて行動する。
世界を変えていけというメッセージなのだろう、、、


しかし、
気がつくと何回も見直したせいで時間がオーバーしていた。



ああ、、
俺の人生もビデオテープみたいに早送りとか巻き戻し出来たらいいのになんて思ってしまった。
以外に俺はあのテープから学んだことは多いのかもしれない。





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