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異邦人・浸食・杉谷瑞希の日記
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異邦人
俺はホルニッセ・ツァハリアス。ヴァッフェル王国第一王子だ。この地には名目上は留学生として来た。まあ隠すこともないので本当の目的を話しておくと、不老不死化に近い技術を求めてこの地に来た。最先端の科学技術をもってすればもしかしたら死なない体を手に入れることも可能かと思ったのだ。俺は不老不死になってある男に復讐する。何も不老不死にまでならなくても…と思うだろうけれど仕方ない。相手が不老不死なのだ。不老不死者を殺すための手段を見つけ、奴が死ぬまで俺は死ねない。だから科学の力に頼る。…今のところ収穫はないが、こちらの学生たちと共に生物学を学ぶのは楽しい。
「ホルニ!明日までのレポート、終わってる?」
「ああ。何とか終わらせることができた。」
「マジかー。留学生なのにすごいなぁ…。俺はまだ。」
「最初は大変だったさ。…ところでまだ終わってないようだが、進捗は?」
「だめです。」
「明日提出なのに?」
「全然書けなくて…。」
「手伝おうか?」
「お願いします。」
俺の趣味や娯楽はこちらでは楽しめないので時間は沢山あった。一時の留学とはいえ友人を作っておいて損はない。放課後彼の家で課題を手伝う約束をした。
あんなことを言ったが彼は善良な一般市民だろう。事情を説明できる程度には理性がある。彼を遠ざけたかったというより、先を急ぎたかったのだ。もし彼の話が本当ならその生物がホルニッセに寄生することだけは防がなければならない。奴は王族、高貴な身分だから、という訳では無い。あれは魔法使いの国にいながら魔法が使えない落ちこぼれだがそれでも国軍の、立場的にも実力的にもトップにいる。そんなものが暴れ回ってみろ、収拾がつかなくなる。
「あーー!ままぁー!!」
大きな喚き声が聞こえた。子供がぐずついているのかと思いながら声のする方を向くと、そこには派手な服装の女性がいた。
「うわ…理性が無くなるってそういう…」
どうやら暴れ回るだけではないらしい。幼児退行…もまた理性を失った人間の行動か。あのスカした王子サマが何も出来ない駄々っ子になるのも面白いな…いや、個々人によって症状は様々であるからそれは期待できない。
「それにしても…一体どんな生物に寄生されるのだろう。大きいものなら普通気付くだろ…。」
袖に蝿のような蜂のような虫が止まっていた。咄嗟に叩き落とした。
「虫…寄生虫…いや、寄生虫といえばなんかこう…生の食材に混ざってて食べると腹壊す…みたいなやつだよな。」
そもそも体外から寄生なんて出来ないだろう。先程叩き落とした虫が生物と言うには無駄に人工物的なのは気になったが俺はこの地の生物事情には詳しくない。それにここへ来た目的は昆虫の調査でも、ヒーロー活動でもない。ホルニッセ・ツァハリアスさえ見つかればそれでいい。
侵食
発明者の俺だけには明確にわかる。あの寄生虫は日々数を増やしている。元々自白剤を作ろうとして失敗したものだ、彼らからいくつかの情報が得られるのだ。わかるのは全体の個体数、人に寄生中の個体数、フリーの個体数。次々とフリーの数が減っていく様を見ると気分が悪くなる。しかし、こんなものを作っておきながら一度寄生された人を元に戻す手段はない。空気中を漂う寄生虫を殺すことは出来ても、人に寄生したものを殺すことは出来ない(寄生された人ごと殺すことは出来るだろうけれど)。これが出来てしまったのは本当に事故のようなものなのだ。人の理性を奪うことが出来るなら人を操ることは出来ないだろうか。悪用される恐れは十分あるが、人々の暴走を抑えるにはとりあえずこれが手っ取り早い。
きっと瑞希なら…理研特区史上五本の指に入るくらいの天才なら、容易くこの寄生虫への対抗策を用意出来るだろうに(そもそも失敗作を作らないだろうに)。だが俺は彼の居場所と未来を奪ってしまった。あの事件から100年も経てば一文路の一族にも人権は戻ってきたが、やはり我々が研究の中枢に踏み込んではいけない。瑞希はもちろんそのルールを知っていたはずだ。それでも俺を本部に入れてくれた。“ 一文路”ではなく“ 親友”に自分の研究室を紹介するために。だとしたら俺はもう、“ 裏切り者”の烙印を押された彼に合わせる顔などない。
「いやー、ほんと助かるよ。今度お礼するからさ。」
「いや、これくらい気にするな。」
「あっ、じゃあさ、お前の留学期間終わったらさ、そっちの国に遊びに行くよ!これでいいだろ?」
「…それは楽しみだな。」
街中でホルニッセを見つけた。だが連れがいる。楽しげに歩いているということは友人だろうか。
「ヴァッフェル王国だっけ?どんな感じなん―」
「っ!危ないっ!」
「えっ、うわっ!?」
まただ!理性を失った市民が2人を襲った。だがさすがホルニッセ、そこらの一般人程度返り討ちにする。
「…大丈夫か?」
「ああ、ホルニ強いな…。」
「日頃鍛えてるからな。…それにしてもいきなり襲ってくるなんて…。」
「最近こうなんだよ。ニュースでは理性を失う寄生虫だとか言ってたけど。」
「なんだそれは。…だがここならそういう危険なものを作ることも可能なのか。」
「そういうヤバいものはきちんと管理されているはずなんだが…。上なんて信じられるものじゃないってことだな。」
「寄生虫なら俺たちも気を付けなければ。…あれは…!」
「ん?どうかした?」
「すまない、思いがけない人を見つけた。手伝いは…そうだな…後でチャットでやる。」
「えっ、お、おいっ!」
おや?友人らしき人物とわかれて…こっちに向かってくるじゃないか。来るな、いや、確かに俺はお前を探していたが、来るんじゃない!
「驚いた、あなたがここにいるとは!」
「そりゃこっちのセリフだ。」
「おや、さてはこちらに来たばかりか?自分で言うのも何だがヴァッフェルの王子が留学に来たことは話題になったはずだ。」
「知らんな。俺はミーハーではないのでね。」
ああ…こいつを探してたとはいえやはり会いたくなかった。丁寧な所作、しかし王族としてのプライドと自信を持ち合わせている…なんというかこいつのキラキラとしたオーラが嫌なのだ。
「しかしあなたはここに何の用で?何百年も生きていてまだ学び足りないことでも?」
「それは嫌味か皮肉か。…そうだな、時間を持て余しているからな。探偵ごっこに来たんだよ。」
“ 探偵ごっこ”というワードにホルニッセはぴくりと眉を動かした。
「ふふ…それは面白そうだ。まあ年の功とやらを活かして華麗に事件を解決してくれることを期待してるぞ。」
「はは、こちとら伊達に何世紀も生きてるわけじゃあないんでね。」
そう言って俺はその場を去った。ホルニッセが不老不死に関する情報を求めてこの地に来たという風の噂の真偽は確かめられずに終わったがあいつが何かを隠していることはわかったので良しとしよう。これ以上腹黒お貴族と話はしたくないので仕方ない。
杉谷瑞希の日記-2
ああ、あまり外部の情報に興味を持っていなかったが、どうやら今は外から重大なおきゃくさまが来ているようだね。だが同時にここでおかしな現象が起きているらしい。あの、いわゆるヒト寄生虫は放っておけば確実にこの地に混沌をもたらすだろう。だが上層部はその問題に気付いていないようだ。たぶん頭のおかしな人が最近多い、くらいにしか思っていない。では何故俺は気付いたかって?観察眼かなぁ…。
俺はホルニッセ・ツァハリアス。ヴァッフェル王国第一王子だ。この地には名目上は留学生として来た。まあ隠すこともないので本当の目的を話しておくと、不老不死化に近い技術を求めてこの地に来た。最先端の科学技術をもってすればもしかしたら死なない体を手に入れることも可能かと思ったのだ。俺は不老不死になってある男に復讐する。何も不老不死にまでならなくても…と思うだろうけれど仕方ない。相手が不老不死なのだ。不老不死者を殺すための手段を見つけ、奴が死ぬまで俺は死ねない。だから科学の力に頼る。…今のところ収穫はないが、こちらの学生たちと共に生物学を学ぶのは楽しい。
「ホルニ!明日までのレポート、終わってる?」
「ああ。何とか終わらせることができた。」
「マジかー。留学生なのにすごいなぁ…。俺はまだ。」
「最初は大変だったさ。…ところでまだ終わってないようだが、進捗は?」
「だめです。」
「明日提出なのに?」
「全然書けなくて…。」
「手伝おうか?」
「お願いします。」
俺の趣味や娯楽はこちらでは楽しめないので時間は沢山あった。一時の留学とはいえ友人を作っておいて損はない。放課後彼の家で課題を手伝う約束をした。
あんなことを言ったが彼は善良な一般市民だろう。事情を説明できる程度には理性がある。彼を遠ざけたかったというより、先を急ぎたかったのだ。もし彼の話が本当ならその生物がホルニッセに寄生することだけは防がなければならない。奴は王族、高貴な身分だから、という訳では無い。あれは魔法使いの国にいながら魔法が使えない落ちこぼれだがそれでも国軍の、立場的にも実力的にもトップにいる。そんなものが暴れ回ってみろ、収拾がつかなくなる。
「あーー!ままぁー!!」
大きな喚き声が聞こえた。子供がぐずついているのかと思いながら声のする方を向くと、そこには派手な服装の女性がいた。
「うわ…理性が無くなるってそういう…」
どうやら暴れ回るだけではないらしい。幼児退行…もまた理性を失った人間の行動か。あのスカした王子サマが何も出来ない駄々っ子になるのも面白いな…いや、個々人によって症状は様々であるからそれは期待できない。
「それにしても…一体どんな生物に寄生されるのだろう。大きいものなら普通気付くだろ…。」
袖に蝿のような蜂のような虫が止まっていた。咄嗟に叩き落とした。
「虫…寄生虫…いや、寄生虫といえばなんかこう…生の食材に混ざってて食べると腹壊す…みたいなやつだよな。」
そもそも体外から寄生なんて出来ないだろう。先程叩き落とした虫が生物と言うには無駄に人工物的なのは気になったが俺はこの地の生物事情には詳しくない。それにここへ来た目的は昆虫の調査でも、ヒーロー活動でもない。ホルニッセ・ツァハリアスさえ見つかればそれでいい。
侵食
発明者の俺だけには明確にわかる。あの寄生虫は日々数を増やしている。元々自白剤を作ろうとして失敗したものだ、彼らからいくつかの情報が得られるのだ。わかるのは全体の個体数、人に寄生中の個体数、フリーの個体数。次々とフリーの数が減っていく様を見ると気分が悪くなる。しかし、こんなものを作っておきながら一度寄生された人を元に戻す手段はない。空気中を漂う寄生虫を殺すことは出来ても、人に寄生したものを殺すことは出来ない(寄生された人ごと殺すことは出来るだろうけれど)。これが出来てしまったのは本当に事故のようなものなのだ。人の理性を奪うことが出来るなら人を操ることは出来ないだろうか。悪用される恐れは十分あるが、人々の暴走を抑えるにはとりあえずこれが手っ取り早い。
きっと瑞希なら…理研特区史上五本の指に入るくらいの天才なら、容易くこの寄生虫への対抗策を用意出来るだろうに(そもそも失敗作を作らないだろうに)。だが俺は彼の居場所と未来を奪ってしまった。あの事件から100年も経てば一文路の一族にも人権は戻ってきたが、やはり我々が研究の中枢に踏み込んではいけない。瑞希はもちろんそのルールを知っていたはずだ。それでも俺を本部に入れてくれた。“ 一文路”ではなく“ 親友”に自分の研究室を紹介するために。だとしたら俺はもう、“ 裏切り者”の烙印を押された彼に合わせる顔などない。
「いやー、ほんと助かるよ。今度お礼するからさ。」
「いや、これくらい気にするな。」
「あっ、じゃあさ、お前の留学期間終わったらさ、そっちの国に遊びに行くよ!これでいいだろ?」
「…それは楽しみだな。」
街中でホルニッセを見つけた。だが連れがいる。楽しげに歩いているということは友人だろうか。
「ヴァッフェル王国だっけ?どんな感じなん―」
「っ!危ないっ!」
「えっ、うわっ!?」
まただ!理性を失った市民が2人を襲った。だがさすがホルニッセ、そこらの一般人程度返り討ちにする。
「…大丈夫か?」
「ああ、ホルニ強いな…。」
「日頃鍛えてるからな。…それにしてもいきなり襲ってくるなんて…。」
「最近こうなんだよ。ニュースでは理性を失う寄生虫だとか言ってたけど。」
「なんだそれは。…だがここならそういう危険なものを作ることも可能なのか。」
「そういうヤバいものはきちんと管理されているはずなんだが…。上なんて信じられるものじゃないってことだな。」
「寄生虫なら俺たちも気を付けなければ。…あれは…!」
「ん?どうかした?」
「すまない、思いがけない人を見つけた。手伝いは…そうだな…後でチャットでやる。」
「えっ、お、おいっ!」
おや?友人らしき人物とわかれて…こっちに向かってくるじゃないか。来るな、いや、確かに俺はお前を探していたが、来るんじゃない!
「驚いた、あなたがここにいるとは!」
「そりゃこっちのセリフだ。」
「おや、さてはこちらに来たばかりか?自分で言うのも何だがヴァッフェルの王子が留学に来たことは話題になったはずだ。」
「知らんな。俺はミーハーではないのでね。」
ああ…こいつを探してたとはいえやはり会いたくなかった。丁寧な所作、しかし王族としてのプライドと自信を持ち合わせている…なんというかこいつのキラキラとしたオーラが嫌なのだ。
「しかしあなたはここに何の用で?何百年も生きていてまだ学び足りないことでも?」
「それは嫌味か皮肉か。…そうだな、時間を持て余しているからな。探偵ごっこに来たんだよ。」
“ 探偵ごっこ”というワードにホルニッセはぴくりと眉を動かした。
「ふふ…それは面白そうだ。まあ年の功とやらを活かして華麗に事件を解決してくれることを期待してるぞ。」
「はは、こちとら伊達に何世紀も生きてるわけじゃあないんでね。」
そう言って俺はその場を去った。ホルニッセが不老不死に関する情報を求めてこの地に来たという風の噂の真偽は確かめられずに終わったがあいつが何かを隠していることはわかったので良しとしよう。これ以上腹黒お貴族と話はしたくないので仕方ない。
杉谷瑞希の日記-2
ああ、あまり外部の情報に興味を持っていなかったが、どうやら今は外から重大なおきゃくさまが来ているようだね。だが同時にここでおかしな現象が起きているらしい。あの、いわゆるヒト寄生虫は放っておけば確実にこの地に混沌をもたらすだろう。だが上層部はその問題に気付いていないようだ。たぶん頭のおかしな人が最近多い、くらいにしか思っていない。では何故俺は気付いたかって?観察眼かなぁ…。
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