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第二章
第8話『聖剣と魔剣の胃袋は、超便利』
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「主様ー!」
「ん?」
相も変わらず、遭遇するモンスター全てを蹂躙し続けて足を進めていると、珍しい状況に出くわす。
転がっているのは2体の死体。
片方は大熊で、片方は狼型のモンスター。
「これは相打ちってやつだね。だけどありがたいかも」
「俺も噂程度でしか知らない状況だ。で、何がありがたいんだ?」
「えっとねー。お、メノウもなんだ」
「あら奇遇ね」
「何してるの?」
セリナは、迷いなく見た目からは想像もできないほどの腕力で大熊の腕を捥ぎり取った。
メノウは、同じくメキッバキッと黒い血がしたたり落ち続ける腕を手に持っている。
常に非日常的なことが起きていたが、かわいらしい女の子がやっていいことじゃない、目を背けたくなる光景が視界に入ってきた。
「うんとね、こう――うん、おいしいっ」
「こう、ですね」
「うげっ」
あろうことか、2人は自分が手に持っている腕をもぐもぐと食べ始めた。
一切の迷いなく、守ってあげたくなるような笑顔を浮かべながら。
「おいおいおい、何やってるんだ! お腹を壊すって次元の話じゃないだろ!」
まるで声を荒げる俺がどうかしているかのように、彼女たちはにこやかにもぐもぐしている。
血塗られた殺人現場なんて比にもならないぐらいの、獣やモンスターが行う貪り食う捕食行為のソレだ。
「本当に大丈夫なのかよ」
「はい! 安心してください主様、焼いて美味しい分は残しますので!」
「人間ってモンスターの肉って食べられるのかな? 試してみる?」
「これは慣れるしかなさそうだな……」
正直、大熊は慣れているから“調理や料理”したら美味しそうではある。
しかしモンスターの肉というのは、そもそも見かけること自体が少ないため食べようと思ったことはない。
そもそもモンスターは討伐したら、さっきまで薙ぎ倒され続けていた小物モンスターのように灰となって消滅する。
例外は当然あって、中型モンスターからは【ドロップ品】といって体の一部が消滅せずに残ったり、今目の前にあるように体全部が残ることもある。
それを売ったら、獣もモンスターもお金になるわけだけど……バキッ、ドバドバ、もぐもぐ――されている。
「それさ、メノウはセリナみたいに食べられるの?」
「ご命令とあらば!」
「うわぁ……こんなことでお願いしたら、虐待しているような感じになるじゃん……」
罪悪感に苛まれそうな状況だけど、今後のために未知を減らしておきたいのも事実。
「じゃあ2人共、互いに食べているものを交換してみよう。最初はほんの少しでいいし、ちょろっと舐める程度でいいから」
「お任せください!」
「はーい」
予想するなら、セリナは今までも人と同じ食生活を送ってきていたのだから、普通に食べられるだろう。
問題はメノウで、【聖剣】がモンスターを食べることができる未来を想像できない。
そしていざ、目の前で手に持っている“もの”を差し出し――セリナがぱくりと1口。
「うん、大丈夫」
「そ、そうか」
もぐもぐと、空腹の子供が口いっぱいに食べ物を放り込んで、リスみたいに頬が膨らんでいる姿だけはかわいいのだが……。
口から赤と黒の血が滴り落ちている光景は、控えめに言って重度の病にかかって吐血している様そのもの。
「では、わたくしも!」
「はいどうぞ、あーん」
目を閉じて声だけ聴いたら、かわいらしい女の子たちが「はい、あーん」としている仲睦まじい友人同士の会話にしか聞こえない。
だが『バキッ』『ゴリッ』『モギュ』と眉をひそめる音と、圧倒的な腕力で持ち上げられている体の一部は恐怖体験でしかないな。
「問題ありません。ですが、口の中で消えてしまうようです」
「なるほどね?」
理由や理屈についてはわからないけど、【聖剣】の特性に違いない。
モンスターの天敵であり特効でもある能力は、あの肉塊状態でも敵と判断して浄化? 消滅? させるのだろう。
「そうなると、アレンも食べることはできるのかな?」
「わたくしと契約しているのですから、たぶん大丈夫かと思います」
「わかった。両方の一部だけ、火に通してから食べる」
2人に試させたんだ、ここで俺だけ拒否するのは筋が通らない。
だが、俺は人間だからそれなりのことはさせてもらうけど。
あんな華奢な体の中に食べられたものはどこへいっているのか疑問に思う光景を前に、火おこしの準備を始めようとすると――。
「私ね、こういうのできちゃうよ」
「え」
セリナが、集めた枝などを積み重ねた場所で指と指を擦って「ぱちんっ」と鳴らしたと思えば、ぼっと火が点いてしまった。
こっちは紐を使ったり枝を削ったり――と準備を整えていたのに、いとも簡単に作業終了。
「ありがとう。でも、なるほど。考えてみたら、それもそうか」
「私は【魔剣】だからね、魔法を使えるから」
人間側と敵対した神々は、魔の存在を世界にもたらした。
その象徴が【魔剣】でありモンスター、そして魔力と魔法。
人間がいくらモンスターを討伐しても、塵となって消滅して魔力に還り、モンスターとなり、魔法となり、【魔剣】の力の源となる。
全てが無限に循環し続けるという、最悪な流れができてしまった。
「じゃあ焼くか」
あちらではどんどん消えていく肉塊を横目に、座ったら目線の高さよりも燃え上がる炎で肉を焼く。
軽く火を点けていたけど、集めた材料全てに引火して火力が凄いことになっている。
そして、ふと思う。
メノウを振り下ろしただけで、あの有様だ。
セリナを【魔剣】として扱ったら、魔法をぶっ放すことになって――焼野原が完成してしまうだろう。
「これさ、2人を剣として使ったらダメじゃね……?」
こんな代物を扱えるのが聖騎士、という役職なのは理解していた、していたつもりだった。
他の聖騎士は、基本的に各地を渡り歩いていて王都に戻ってくる機会は少ない。
だからこそ王都には護衛兵や騎士団などの勢力がほぼ全て集結している。
そのせいで聖騎士を見たことはあっても、力を拝むことはできなかった。
でも納得できてしまった、それはそうだよ、こんな力を持っている人間は、間違いなく単独で行動した方がいいに決まってる。
周りを巻き込まないだけじゃなく、行動力や速度も尋常じゃないのだから。
「……」
モンスターの肉って焼き加減はどうしたらいいのだろうか。
熊の方は赤い部分が灰色になっていくからわかるけど、モンスターの肉は紫色だから……黒に近づいていけば大丈夫なのか?
そう考えたら難しくはなさそうだけど、紫から黒って目を離さずに見ていないと判断が難しいぞ。
「主様、こちらは終わりました。焼き加減は大丈夫ですか?」
「熊の方は問題ない。だが、こっちの方は初めてだから難しいな」
「私もわからないっ」
「生で食べられるものを、わざわざ火を通さないだろうしな」
「でも、味見はできるからね。任せてちょうだい」
その無邪気な笑顔を見ていると、禍々しい肉の味見なんてお願いできないだろうが。
セリナを【魔剣】だとわかったところで、こっちは永遠に小さい頃の幼気な顔が思い浮かぶんだぞ。
前提条件を無視したら、幼馴染にモンスター肉の味見をさせるなんて、鬼畜の極みだろ。
「そろそろ大丈夫だと思うよ」
「お、おう……」
判断してもらっても、枝と枝の間を支えている骨へ移動させる腕が重い。
「い、いただきます」
何とか口元まで運び、いざ実食。
「な、なんだと……美味いな」
「でしょでしょ」
「獣肉は脂肪の甘味が感じられるけど、モンスター肉は甘味料のような甘さがある」
「ちなみに生で食べると、もっと甘ーく感じるんだよ」
「それだけは遠慮しておく」
「もったいないなぁ~」
新発見に心が――踊りはしないけど、食料の選択肢が増えたのは嬉しいことだ。
「メノウだけが食べられないのが残念だな」
「大丈夫です。主様がお腹を満たすと、わたくしも同様に満たされますので」
「そうなの? さっきの見た感じ、胃袋が無限大の広さを持っているように見えたけど」
「どちらでもいいみたいです。それに、空腹を満たすというよりは力を補給する感じであり、なんだか美味しそうだったから食べてみただけです」
「なるほど? それはそれで怖い話だけどね?」
興味本位で落っこちている獣の死体を食べようなんて、よほど空腹じゃない限りありえないからね?
え、てかその流れだと……。
「セリナもそうだったり?」
「そうだね~。でも今回が初めてじゃないから、私は味を知っていてもったいないからって理由だけど」
うおっ、この2人怖すぎっ。
しかし俺の姿を、そう――ガレルさんに見られたら、「お前、いよいよ人間を辞めたんだな」と言われるに違いない。
美味しいと感じ始めてからは食べる速度が上がり、ペロッと食べてしまった俺は、人のことを言えた立場ではなくなってしまったな。
「火も消したし――進むか」
「はい!」
「行こーっ!」
「ん?」
相も変わらず、遭遇するモンスター全てを蹂躙し続けて足を進めていると、珍しい状況に出くわす。
転がっているのは2体の死体。
片方は大熊で、片方は狼型のモンスター。
「これは相打ちってやつだね。だけどありがたいかも」
「俺も噂程度でしか知らない状況だ。で、何がありがたいんだ?」
「えっとねー。お、メノウもなんだ」
「あら奇遇ね」
「何してるの?」
セリナは、迷いなく見た目からは想像もできないほどの腕力で大熊の腕を捥ぎり取った。
メノウは、同じくメキッバキッと黒い血がしたたり落ち続ける腕を手に持っている。
常に非日常的なことが起きていたが、かわいらしい女の子がやっていいことじゃない、目を背けたくなる光景が視界に入ってきた。
「うんとね、こう――うん、おいしいっ」
「こう、ですね」
「うげっ」
あろうことか、2人は自分が手に持っている腕をもぐもぐと食べ始めた。
一切の迷いなく、守ってあげたくなるような笑顔を浮かべながら。
「おいおいおい、何やってるんだ! お腹を壊すって次元の話じゃないだろ!」
まるで声を荒げる俺がどうかしているかのように、彼女たちはにこやかにもぐもぐしている。
血塗られた殺人現場なんて比にもならないぐらいの、獣やモンスターが行う貪り食う捕食行為のソレだ。
「本当に大丈夫なのかよ」
「はい! 安心してください主様、焼いて美味しい分は残しますので!」
「人間ってモンスターの肉って食べられるのかな? 試してみる?」
「これは慣れるしかなさそうだな……」
正直、大熊は慣れているから“調理や料理”したら美味しそうではある。
しかしモンスターの肉というのは、そもそも見かけること自体が少ないため食べようと思ったことはない。
そもそもモンスターは討伐したら、さっきまで薙ぎ倒され続けていた小物モンスターのように灰となって消滅する。
例外は当然あって、中型モンスターからは【ドロップ品】といって体の一部が消滅せずに残ったり、今目の前にあるように体全部が残ることもある。
それを売ったら、獣もモンスターもお金になるわけだけど……バキッ、ドバドバ、もぐもぐ――されている。
「それさ、メノウはセリナみたいに食べられるの?」
「ご命令とあらば!」
「うわぁ……こんなことでお願いしたら、虐待しているような感じになるじゃん……」
罪悪感に苛まれそうな状況だけど、今後のために未知を減らしておきたいのも事実。
「じゃあ2人共、互いに食べているものを交換してみよう。最初はほんの少しでいいし、ちょろっと舐める程度でいいから」
「お任せください!」
「はーい」
予想するなら、セリナは今までも人と同じ食生活を送ってきていたのだから、普通に食べられるだろう。
問題はメノウで、【聖剣】がモンスターを食べることができる未来を想像できない。
そしていざ、目の前で手に持っている“もの”を差し出し――セリナがぱくりと1口。
「うん、大丈夫」
「そ、そうか」
もぐもぐと、空腹の子供が口いっぱいに食べ物を放り込んで、リスみたいに頬が膨らんでいる姿だけはかわいいのだが……。
口から赤と黒の血が滴り落ちている光景は、控えめに言って重度の病にかかって吐血している様そのもの。
「では、わたくしも!」
「はいどうぞ、あーん」
目を閉じて声だけ聴いたら、かわいらしい女の子たちが「はい、あーん」としている仲睦まじい友人同士の会話にしか聞こえない。
だが『バキッ』『ゴリッ』『モギュ』と眉をひそめる音と、圧倒的な腕力で持ち上げられている体の一部は恐怖体験でしかないな。
「問題ありません。ですが、口の中で消えてしまうようです」
「なるほどね?」
理由や理屈についてはわからないけど、【聖剣】の特性に違いない。
モンスターの天敵であり特効でもある能力は、あの肉塊状態でも敵と判断して浄化? 消滅? させるのだろう。
「そうなると、アレンも食べることはできるのかな?」
「わたくしと契約しているのですから、たぶん大丈夫かと思います」
「わかった。両方の一部だけ、火に通してから食べる」
2人に試させたんだ、ここで俺だけ拒否するのは筋が通らない。
だが、俺は人間だからそれなりのことはさせてもらうけど。
あんな華奢な体の中に食べられたものはどこへいっているのか疑問に思う光景を前に、火おこしの準備を始めようとすると――。
「私ね、こういうのできちゃうよ」
「え」
セリナが、集めた枝などを積み重ねた場所で指と指を擦って「ぱちんっ」と鳴らしたと思えば、ぼっと火が点いてしまった。
こっちは紐を使ったり枝を削ったり――と準備を整えていたのに、いとも簡単に作業終了。
「ありがとう。でも、なるほど。考えてみたら、それもそうか」
「私は【魔剣】だからね、魔法を使えるから」
人間側と敵対した神々は、魔の存在を世界にもたらした。
その象徴が【魔剣】でありモンスター、そして魔力と魔法。
人間がいくらモンスターを討伐しても、塵となって消滅して魔力に還り、モンスターとなり、魔法となり、【魔剣】の力の源となる。
全てが無限に循環し続けるという、最悪な流れができてしまった。
「じゃあ焼くか」
あちらではどんどん消えていく肉塊を横目に、座ったら目線の高さよりも燃え上がる炎で肉を焼く。
軽く火を点けていたけど、集めた材料全てに引火して火力が凄いことになっている。
そして、ふと思う。
メノウを振り下ろしただけで、あの有様だ。
セリナを【魔剣】として扱ったら、魔法をぶっ放すことになって――焼野原が完成してしまうだろう。
「これさ、2人を剣として使ったらダメじゃね……?」
こんな代物を扱えるのが聖騎士、という役職なのは理解していた、していたつもりだった。
他の聖騎士は、基本的に各地を渡り歩いていて王都に戻ってくる機会は少ない。
だからこそ王都には護衛兵や騎士団などの勢力がほぼ全て集結している。
そのせいで聖騎士を見たことはあっても、力を拝むことはできなかった。
でも納得できてしまった、それはそうだよ、こんな力を持っている人間は、間違いなく単独で行動した方がいいに決まってる。
周りを巻き込まないだけじゃなく、行動力や速度も尋常じゃないのだから。
「……」
モンスターの肉って焼き加減はどうしたらいいのだろうか。
熊の方は赤い部分が灰色になっていくからわかるけど、モンスターの肉は紫色だから……黒に近づいていけば大丈夫なのか?
そう考えたら難しくはなさそうだけど、紫から黒って目を離さずに見ていないと判断が難しいぞ。
「主様、こちらは終わりました。焼き加減は大丈夫ですか?」
「熊の方は問題ない。だが、こっちの方は初めてだから難しいな」
「私もわからないっ」
「生で食べられるものを、わざわざ火を通さないだろうしな」
「でも、味見はできるからね。任せてちょうだい」
その無邪気な笑顔を見ていると、禍々しい肉の味見なんてお願いできないだろうが。
セリナを【魔剣】だとわかったところで、こっちは永遠に小さい頃の幼気な顔が思い浮かぶんだぞ。
前提条件を無視したら、幼馴染にモンスター肉の味見をさせるなんて、鬼畜の極みだろ。
「そろそろ大丈夫だと思うよ」
「お、おう……」
判断してもらっても、枝と枝の間を支えている骨へ移動させる腕が重い。
「い、いただきます」
何とか口元まで運び、いざ実食。
「な、なんだと……美味いな」
「でしょでしょ」
「獣肉は脂肪の甘味が感じられるけど、モンスター肉は甘味料のような甘さがある」
「ちなみに生で食べると、もっと甘ーく感じるんだよ」
「それだけは遠慮しておく」
「もったいないなぁ~」
新発見に心が――踊りはしないけど、食料の選択肢が増えたのは嬉しいことだ。
「メノウだけが食べられないのが残念だな」
「大丈夫です。主様がお腹を満たすと、わたくしも同様に満たされますので」
「そうなの? さっきの見た感じ、胃袋が無限大の広さを持っているように見えたけど」
「どちらでもいいみたいです。それに、空腹を満たすというよりは力を補給する感じであり、なんだか美味しそうだったから食べてみただけです」
「なるほど? それはそれで怖い話だけどね?」
興味本位で落っこちている獣の死体を食べようなんて、よほど空腹じゃない限りありえないからね?
え、てかその流れだと……。
「セリナもそうだったり?」
「そうだね~。でも今回が初めてじゃないから、私は味を知っていてもったいないからって理由だけど」
うおっ、この2人怖すぎっ。
しかし俺の姿を、そう――ガレルさんに見られたら、「お前、いよいよ人間を辞めたんだな」と言われるに違いない。
美味しいと感じ始めてからは食べる速度が上がり、ペロッと食べてしまった俺は、人のことを言えた立場ではなくなってしまったな。
「火も消したし――進むか」
「はい!」
「行こーっ!」
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