1 / 66
第1部・第一章
第1話『その人気ゲーム実況者、大炎上してしまう』
しおりを挟む
「よっしゃぁーっ!」
一人暮らし、マンション一室。和昌は、自身が保有する動画投稿サイトのアカウント登録者数が3万人を突破したことに喜びを露わにしていた。
「本当だよな、夢じゃないのよな」
ホーム画面で何度も更新をし、登録者人数が30002となっている数字を確認する。何度も何度も更新ボタンを押しすぎているが、若干の増減はあれど3万人を突破したという事実は変わりはなかった。
「すぅー……――ふぅ……」
ここまで来るのに8年もかかったことから、ドンチャン騒ぎをしてはっちゃけたい気持ちをなんとか落ち着かせる。
現在の時刻は22時。一人暮らしをするような若人であればまだまだ起きているような時間であっても、このマンションに住んでいる全員がそういうわけではない。こういった場所の退去理由としてよく挙げられるのは、騒音なんかの住人同士によるトラブルなのだから、気を配るのは当然。
「――――っ――っ」
和昌は何度もガッツポーズをとって喜びを露わにする。
なんせ、始まりは小学6年生で今は高校を卒業したばかり。だがずっと目標を掲げて達成するため、ボイスロイドの勉強や動画編集の勉強をしてきた。
そのせいでテストなどの結果はまあまあなものになってしまっていたが、有酸素運動や筋トレだけはほぼ毎日続けていたため、謎の自信だけを抱いて日々をポジティブに過ごしている。
これ以上、言葉にして喜びを露わにできないことから、同じ活動名【カズマ】で登録しているSNSを開いて今の気持ちを呟く。
『うおおおおおおおおおおっ! みんなあああああやったあああああ! ついに登録者数が3万人を突破したあああああ!』
記念すべき日になったということから、もう少し言葉を選んでわかりやすく報告した方がいい。こちらのSNSも既に1万人はフォロワーがいるため、大体の人間であればそうするであろう。
しかし、和昌は常日頃の呟きも大体こんな感じでボイスロイドを使用したゲーム実況もこんな感じ。だから、お祝いに来るメッセージも『おめでとおおおお』『やったあああああ』『俺達の夢でもあった! おめでとう!』というものばかり。
このままお祝いの言葉に反応したいところだが……残念ながら、明日のアルバイト最終日に備えて寝なければならない。
『みんな、ありがとな! 明日の用事もあるし、みんなのコメントを見られるのは夜になりそうだ! ごめん! そんじゃ、おやすみ!』
と、投稿してブラウザを閉じてパソコンをシャットダウン。
そのまま風呂などを済ませてベッドイン。電気を消した暗い部屋でスマホのロックを解除。
寝るとは言ったものの、再びSNSを開いて増え続ける通知欄を眺めてニヤニヤと悦に浸る。
(急ではあったけど、でもタイミング的にもちょうどよかったからな。だけど、明日からはもっといろいろ頑張らなきゃ)
そう、明日から動画投稿だけでお金を稼いでいく決心をし、眠りについた。
「よぉーし、よし」
アルバイトから帰宅し、いろいろと済ませてドライヤーで髪を乾かしながら期待を胸に気分が高揚し続ける。
なんせ、これからSNSを開いたら沢山のお祝いメッセージが寄せられているのだから。そして、SNSだけでもやりとりをしていた人にはメッセージを返す。最後にもう一度だけ歓喜する心境を発信する予定。
夢ではない、ちゃんとした現実で容易に想像できる未来を思い浮かべながら鼻息を荒くする。
「あ、そうだ。どうせなら、芹那にも報告してあげるか。唯一、俺がゲーム実況者として活動をしているのを知ってるんだしな」
そこまで友人が多くない和昌は、高校1年生の時に知り合った芹那を思い浮かべる。
彼女は和昌が動画投稿者という事実を知った時に驚きはしたが、「でも私はそういうのを見ない。まあ、目標が高すぎると挫折するわよ」なんて言葉を浴びせてきた人物だ。その言葉に悪意は感じられなかったことから、付き合い自体は絶っていないがずっと心に残っていた。
だからこそ、見返してやろうという反骨精神と、『あの時は忠告をしてくれてありがとう』という感謝の気持ちを込めて報告をしようと決める。
しかし高校3年生だけ別のクラスになってしまい、なんだかんだ今の今までまともな連絡をせずにいたことから、どうやって話題を切り出そうか悩んでしまう。
「さて、どうしたものか……」
髪を乾かし終え、暗い画面のスマホを手に唸る。
「久しぶりだから、ちょっと硬めな文章からスタートする? もしくは、あの時みたいに軽めなものにする? うーん……まあいいか――え」
スマホの電源をつけた時だった。
これから連絡をしようとしていた相手から、メッセージが届いていたのだ。
しかし、ポップアップしてあるメッセージは再会を喜ぶようなものではない。
「……」
文頭から『ねえ今なにをやっているの!』という、よく見たら既に10件も来ているメッセージを開く。
すると、未読だった最初から不穏そのものだった。
『なんだかヤバくない? 変なのが回ってきたんだけど』
『これ、早めに対処しないとやばいんじゃない?』
『寝てるの? 起きたら早めにSNSを確認しなよ』
急用ということが一目でわかるぐらいの内容ばかりで、その全てに共通していることがSNSということ。
このタイミングでSNSといったら、登録者が3万人を突破した記念でお祝いメッセージが送られてきていることぐらいしか思い浮かばず、それ以外だとすればイラストや有名人にフォローされたぐらいしか想像がつかない。
芹那へ連絡を返す前に、期待に胸を膨らませながら送られてきた内容に従ってSNSを開く。
すると、
「な、なんだこれ……」
通知の数が、これ以上カウントできない"99+"となっているのが驚異的ではあるものの、言葉を失ってしまったのはほかに理由がある。
昨晩、喜びを露わにした内容に想像もしていなかった言葉が並んでいたのだ。
『マジかよ、今までファンだったのに失望した』『どんだけ暇なんだよ。マジでありえねえわ』『裏であんなことを呟いてたなんて、正直ガッカリだ。もう二度と動画とかみねえわ。てか、みたくねえわ』『他人を蹴落として達成できた目標って……クズやんけ』などといったもの。
なんのことか見当もつかない内容に、理解できずにただ口をポカンと開けて数えきれないメッセージの数々に目を通す。
中には、10時間前などに送ったであろうお祝いメッセージが残されているものの、ほとんどが誹謗や批判だった。
一連の流れで察する、『"炎上"』の二文字。
人生で初めて味わった身に覚えのない経験を前に、事態をいち早く知らせてくれた芹那へメッセージを送ることに。
『今SNSをみた。まったく意味が分からないんだが、なんでこうなったか知ってるか?』
つい先ほどまで、どんな風に接したらいいかわからないと悩んでたのが噓だったかのようにすぐ送信。
すると、すぐに返信が。
『私も全部知っているわけじゃないけど、和昌が裏垢で呟いていたことが晒されたのが事の発端らしいよ』
「はい? んな馬鹿な。俺は裏アカなんて持ってないぞ――って、ここで言っても意味がないな」
『なんのことかサッパリだ。そもそも俺は裏アカなんて持ってない』
『真相はどうかわからないけど、実際にそうなってるのよ』
さっきのは何かのドッキリであってくれ、という願いを込めて再びアプリを起動するも批判などのメッセージが次々と寄せられている。
このままでは、せっかく達成できた目標も意味をなくしてしまう。
すぐに動画投稿サイトの登録者数を確認すると――23102。
約1日でここまで登録者数が減ってしまい、一瞬にして血の気が引いてしまう。
「ど、どうすればいいんだ……」
不安とアルバイトが終わってしまい、これからの生活に絶望感を抱く。
なにか弁明を呟こうと再びSNSを開くと、ある内容が目に入る。
『こいつ、どうせなら通報しまくってやろうぜ』『こいつの動画なんてもう誰も観ないんだし、通報しまくってアカBANさせてやろうぜw』『もう二度と活動できないようにしてやろう』――なんてものが。
動揺のあまり、スマホを床に落とす。
「な、なんだってんだよ。俺がなにをしたっていうんだ。裏アカ? そんなもん、1つたりともありはしない。なんかの愚痴? そんな馬鹿なことがあるか」
毎日、勉強。毎日、練習。
目標を達成するため、好きなことで生きていくために日々努力し、誰かの悪口や日常生活の愚痴なんかも呟いてこなかった。
まさに健全。それ以外の言葉が当てはまらないぐらい真っ当な生活を送っていたのは事実。
「はぁ……はぁ……」
呼吸が浅く早くなっていく。しかし、このまま現状を放置し続けるのはまずい。
そう判断した和昌は再びスマホを手に取り、弁明をしようと分を打ち始めようとした時だった。
――問題が発生しました。やり直してください。
「え……」
その文面が画面中央に表示された。
和昌はその意味を理解している。
「お、俺のアカウントが削除された……も、もしかして」
動画投稿サイトを急いで開くと。
――現在ご利用になることはできません。
「……」
葭谷和昌は、念願の目標を達成した次の日に炎上し、活動していた全アカウントが削除されてしまった。
一人暮らし、マンション一室。和昌は、自身が保有する動画投稿サイトのアカウント登録者数が3万人を突破したことに喜びを露わにしていた。
「本当だよな、夢じゃないのよな」
ホーム画面で何度も更新をし、登録者人数が30002となっている数字を確認する。何度も何度も更新ボタンを押しすぎているが、若干の増減はあれど3万人を突破したという事実は変わりはなかった。
「すぅー……――ふぅ……」
ここまで来るのに8年もかかったことから、ドンチャン騒ぎをしてはっちゃけたい気持ちをなんとか落ち着かせる。
現在の時刻は22時。一人暮らしをするような若人であればまだまだ起きているような時間であっても、このマンションに住んでいる全員がそういうわけではない。こういった場所の退去理由としてよく挙げられるのは、騒音なんかの住人同士によるトラブルなのだから、気を配るのは当然。
「――――っ――っ」
和昌は何度もガッツポーズをとって喜びを露わにする。
なんせ、始まりは小学6年生で今は高校を卒業したばかり。だがずっと目標を掲げて達成するため、ボイスロイドの勉強や動画編集の勉強をしてきた。
そのせいでテストなどの結果はまあまあなものになってしまっていたが、有酸素運動や筋トレだけはほぼ毎日続けていたため、謎の自信だけを抱いて日々をポジティブに過ごしている。
これ以上、言葉にして喜びを露わにできないことから、同じ活動名【カズマ】で登録しているSNSを開いて今の気持ちを呟く。
『うおおおおおおおおおおっ! みんなあああああやったあああああ! ついに登録者数が3万人を突破したあああああ!』
記念すべき日になったということから、もう少し言葉を選んでわかりやすく報告した方がいい。こちらのSNSも既に1万人はフォロワーがいるため、大体の人間であればそうするであろう。
しかし、和昌は常日頃の呟きも大体こんな感じでボイスロイドを使用したゲーム実況もこんな感じ。だから、お祝いに来るメッセージも『おめでとおおおお』『やったあああああ』『俺達の夢でもあった! おめでとう!』というものばかり。
このままお祝いの言葉に反応したいところだが……残念ながら、明日のアルバイト最終日に備えて寝なければならない。
『みんな、ありがとな! 明日の用事もあるし、みんなのコメントを見られるのは夜になりそうだ! ごめん! そんじゃ、おやすみ!』
と、投稿してブラウザを閉じてパソコンをシャットダウン。
そのまま風呂などを済ませてベッドイン。電気を消した暗い部屋でスマホのロックを解除。
寝るとは言ったものの、再びSNSを開いて増え続ける通知欄を眺めてニヤニヤと悦に浸る。
(急ではあったけど、でもタイミング的にもちょうどよかったからな。だけど、明日からはもっといろいろ頑張らなきゃ)
そう、明日から動画投稿だけでお金を稼いでいく決心をし、眠りについた。
「よぉーし、よし」
アルバイトから帰宅し、いろいろと済ませてドライヤーで髪を乾かしながら期待を胸に気分が高揚し続ける。
なんせ、これからSNSを開いたら沢山のお祝いメッセージが寄せられているのだから。そして、SNSだけでもやりとりをしていた人にはメッセージを返す。最後にもう一度だけ歓喜する心境を発信する予定。
夢ではない、ちゃんとした現実で容易に想像できる未来を思い浮かべながら鼻息を荒くする。
「あ、そうだ。どうせなら、芹那にも報告してあげるか。唯一、俺がゲーム実況者として活動をしているのを知ってるんだしな」
そこまで友人が多くない和昌は、高校1年生の時に知り合った芹那を思い浮かべる。
彼女は和昌が動画投稿者という事実を知った時に驚きはしたが、「でも私はそういうのを見ない。まあ、目標が高すぎると挫折するわよ」なんて言葉を浴びせてきた人物だ。その言葉に悪意は感じられなかったことから、付き合い自体は絶っていないがずっと心に残っていた。
だからこそ、見返してやろうという反骨精神と、『あの時は忠告をしてくれてありがとう』という感謝の気持ちを込めて報告をしようと決める。
しかし高校3年生だけ別のクラスになってしまい、なんだかんだ今の今までまともな連絡をせずにいたことから、どうやって話題を切り出そうか悩んでしまう。
「さて、どうしたものか……」
髪を乾かし終え、暗い画面のスマホを手に唸る。
「久しぶりだから、ちょっと硬めな文章からスタートする? もしくは、あの時みたいに軽めなものにする? うーん……まあいいか――え」
スマホの電源をつけた時だった。
これから連絡をしようとしていた相手から、メッセージが届いていたのだ。
しかし、ポップアップしてあるメッセージは再会を喜ぶようなものではない。
「……」
文頭から『ねえ今なにをやっているの!』という、よく見たら既に10件も来ているメッセージを開く。
すると、未読だった最初から不穏そのものだった。
『なんだかヤバくない? 変なのが回ってきたんだけど』
『これ、早めに対処しないとやばいんじゃない?』
『寝てるの? 起きたら早めにSNSを確認しなよ』
急用ということが一目でわかるぐらいの内容ばかりで、その全てに共通していることがSNSということ。
このタイミングでSNSといったら、登録者が3万人を突破した記念でお祝いメッセージが送られてきていることぐらいしか思い浮かばず、それ以外だとすればイラストや有名人にフォローされたぐらいしか想像がつかない。
芹那へ連絡を返す前に、期待に胸を膨らませながら送られてきた内容に従ってSNSを開く。
すると、
「な、なんだこれ……」
通知の数が、これ以上カウントできない"99+"となっているのが驚異的ではあるものの、言葉を失ってしまったのはほかに理由がある。
昨晩、喜びを露わにした内容に想像もしていなかった言葉が並んでいたのだ。
『マジかよ、今までファンだったのに失望した』『どんだけ暇なんだよ。マジでありえねえわ』『裏であんなことを呟いてたなんて、正直ガッカリだ。もう二度と動画とかみねえわ。てか、みたくねえわ』『他人を蹴落として達成できた目標って……クズやんけ』などといったもの。
なんのことか見当もつかない内容に、理解できずにただ口をポカンと開けて数えきれないメッセージの数々に目を通す。
中には、10時間前などに送ったであろうお祝いメッセージが残されているものの、ほとんどが誹謗や批判だった。
一連の流れで察する、『"炎上"』の二文字。
人生で初めて味わった身に覚えのない経験を前に、事態をいち早く知らせてくれた芹那へメッセージを送ることに。
『今SNSをみた。まったく意味が分からないんだが、なんでこうなったか知ってるか?』
つい先ほどまで、どんな風に接したらいいかわからないと悩んでたのが噓だったかのようにすぐ送信。
すると、すぐに返信が。
『私も全部知っているわけじゃないけど、和昌が裏垢で呟いていたことが晒されたのが事の発端らしいよ』
「はい? んな馬鹿な。俺は裏アカなんて持ってないぞ――って、ここで言っても意味がないな」
『なんのことかサッパリだ。そもそも俺は裏アカなんて持ってない』
『真相はどうかわからないけど、実際にそうなってるのよ』
さっきのは何かのドッキリであってくれ、という願いを込めて再びアプリを起動するも批判などのメッセージが次々と寄せられている。
このままでは、せっかく達成できた目標も意味をなくしてしまう。
すぐに動画投稿サイトの登録者数を確認すると――23102。
約1日でここまで登録者数が減ってしまい、一瞬にして血の気が引いてしまう。
「ど、どうすればいいんだ……」
不安とアルバイトが終わってしまい、これからの生活に絶望感を抱く。
なにか弁明を呟こうと再びSNSを開くと、ある内容が目に入る。
『こいつ、どうせなら通報しまくってやろうぜ』『こいつの動画なんてもう誰も観ないんだし、通報しまくってアカBANさせてやろうぜw』『もう二度と活動できないようにしてやろう』――なんてものが。
動揺のあまり、スマホを床に落とす。
「な、なんだってんだよ。俺がなにをしたっていうんだ。裏アカ? そんなもん、1つたりともありはしない。なんかの愚痴? そんな馬鹿なことがあるか」
毎日、勉強。毎日、練習。
目標を達成するため、好きなことで生きていくために日々努力し、誰かの悪口や日常生活の愚痴なんかも呟いてこなかった。
まさに健全。それ以外の言葉が当てはまらないぐらい真っ当な生活を送っていたのは事実。
「はぁ……はぁ……」
呼吸が浅く早くなっていく。しかし、このまま現状を放置し続けるのはまずい。
そう判断した和昌は再びスマホを手に取り、弁明をしようと分を打ち始めようとした時だった。
――問題が発生しました。やり直してください。
「え……」
その文面が画面中央に表示された。
和昌はその意味を理解している。
「お、俺のアカウントが削除された……も、もしかして」
動画投稿サイトを急いで開くと。
――現在ご利用になることはできません。
「……」
葭谷和昌は、念願の目標を達成した次の日に炎上し、活動していた全アカウントが削除されてしまった。
65
あなたにおすすめの小説
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる