10 / 50
第二章
第10話『野宿ってキャンプみたいだな』
しおりを挟む
昨日同様に、現地の食料を集めたり薪に使えそうな枝を集め終え、二つある火元の片方で俺達は輪になっていた。
「しかし、こういうのなんか言葉にできないけど、なんかいいな」
昨日は全部が全部唐突に起きて、時間が進むままに物事が流れてしまってあまり感じることがなかったが、こうしてみんなの顔を眺めていると本当に別の世界に来てしまったんだなと実感する。
勝手にしんみりとしているが、実際に顔を知っているのは同じ学校に通っているアケミだけなんだけどな。
ケイヤはボイスチャットで話したまんまの普段から落ち着いていて、冷静に物事を判断していた。
そういえば、どのキャラを作ったとしてもいつも同じ緑色の髪の毛だったな。
しかし、槍っていうのはなんだか性格と真逆で尖っているのは面白い、ギャップってやつか。
アケミはなんでもそうだけど、キャラを自分に似せて作りたがる。
俺はやめておけって忠告し続けたんだが、栗色の髪の色と背丈や容姿はもちろんのこと、アケミというのは本名だ。
オンラインゲームにおいて、まさか本名で活動している人なんていないと誰しも思っているため、俺以外の誰かからそういう注意を受けたことはないらしいが。
「そういや、俺ってどんな容姿をしているんだ?」
俺は右隣に居るケイヤにそう質問する。
「最後にダンジョンへ挑戦していたキャラのまんまだよ。黒髪の短髪っていうかツーブロックをかき上げてる髪型。顔は、なんていうのかな――」
「顔は、少し幼げの残る少しだけ丸みを帯びた輪郭で、黒い目にほんのちょっぴり高い鼻。体型は肥満とはかけ離れた痩せ型で、でもスポーツをしているかと聞かれれば答えはいいえって感じ」
「お、おい」
せっかくケイヤが俺を分析しながら丁寧に情報を伝えてくれていたのに、横からアケミが話に割り込んできた。
俺の欲しい情報を伝えてくれているのは嬉しいが、とあることを想い出す。
最後にダンジョン攻略へ繰り出した際、ステータスやスキル構成が一番向いていたから、初期に作成していたキャラだったんだ。
つまり、初心者あるあるで、モニターを覗きながらキーボードとマウスに手を置いていた現実の自分を模して作っていた。
アケミに対してヤレヤレと内心語っていたが、俺も人のことは言えないという。
「あ、ありがとうなアケミ」
「いえいえ、どういたしまして」
くっ、このタイミングで横槍を入れてきたということは、自分だけがお前を知っているんだぞという脅しか、脅しなのか? だとしたら怖すぎんだろ。
このぎこちないやり取りに何一つ疑問を抱くことなく枝で火元を突いているミサヤ。
天真爛漫といえば聞こえはいいが、ゲームをやっていた時からそうだが、中々に破天荒かつやんちゃな一面がある。
黒髪ポニーテールを頭の上部から背中の中央部まで伸ばしているため、見た目だけでいえば落ち着いたもしくは武をわきまえる少女に見えなくもない。
そんでもって童顔気味に顔を作り込んでいるため、口を開かなければ美少女と言ってもいいだろう。
いや、動かずに座っているのら、も追加だな。
体型も少し小柄なため、ミサヤと話をしたことがないプレイヤーは、初見でパーティを組むと滅入ってしまっていた。
「そういや、アンナって最初からずっと同じキャラを使っていたよね」
「そうね」
アケミがアンナへそんな疑問をぶつける。
言われてみればそうだ。
俺、ケイヤ、アケミ、ミサヤはキャラを複数作成していたが、アンナだけは初期キャラのままだった。
何かしらのこだわりがあるんだろう、少し気になる。
「なんだかね、あたしの分身体って感じで愛着が沸いちゃってね。ゲームなんだから、そんなものを気にするだけ無駄だっていうのはわかるんだけど」
「なんだかその気持ち、私はわかるなぁ」
「そういえば、アケミは複数キャラを作っていた割に全部同じ容姿だったわね」
「そうだね。魔法剣士とか回復剣士とか、パーティの役に立つのは何が良いのかなって模索していたから、変えられるのはそこまでだったんだよね」
「なら、あたしと大体一緒ね」
アンナといえば、魔法、赤髪のツインテール。
と、サーバーでは知られるほどには目立った容姿で、一度見たら忘れられる存在ではなかった。
少しツンなところが起因しているような気もするが、やはりずっと変わらずにいるというのはそれだけで存在を覚えられる。
しかし、ちょっとした罵声に釣り目だからか、一部の男性プレイヤーからは別の意味で人気があった。
「なんだか、一日が過ぎる速さがゲームをやっていた時と一緒だな」
「わかるっ。ゲーム始めたと思ったら、気づいたら0時になってて、寝なきゃなぁ~ってのと似てるよね!」
「あんたね、なんでそんないつもいつもざっくりしているのよ。……まあ、あたしもそうだったけど」
「あはは、僕も誰かを責めることはできないな」
少し目線を上げると、満天の星空が広がっている。
昨日は気づかなかったが、この世界にはこんな素晴らしい光景が広がっているのか。
現実の世界では、夜空を見ることなんてなくなっちまっていたしな。
小学生の頃ぐらいだったか、夜は星空に憧れてよく玄関先から目をキラキラと輝かせてたっけか。
ゲームが悪いなんて言うつもりはないが、いつかの忘れてしまっていた気持ちを思い出した気がする。
「空、綺麗だな」
俺はついそんなことを呟く。
みんなを見たわけではないが、「わあ、綺麗」「ひっさびさに見たーっ」「これだと電気要らずだね」「悪くないわね」という声が聞こえてくる。
「私がどのキャラでも同じ容姿にしていたのは、昔にある男の子に褒められたからなんだ」
アケミがそんなことを急に言い始めるものだから、俺含み全員が一気に視線を戻す。
「え、何よアケミ、急に恋バナでも始める気?」
「えーっ気になるっ」
「そんなことを言い始めるなんて、珍しいね」
「なんだ、急に面白くなってきたな」
そういうのはプライバシー的に誰からも話題に出さなかったが、まさかこんな世界に来て急にそんな話をし始めるものだから、今、全員が驚いている。
それに、現実世界で顔見知りの俺でさえそんな話を聴くのは初めてだ。
というか、顔見知りどころか幼稚園からの幼馴染だし、なんなら同じ中学に通っていたが、アケミにそんな色恋系の話題を耳にしたことがない。
なんだ、ゲームもできて勉強もできて現実も充実しているってのか。
「今日の夜は恋バナね。当然、男子禁制で」
「やったーっボクも話に混ざれるーっ」
「あんたね、絶対に口外しちゃダメなんだからね。いいわね、絶対よ」
「あいあいさーっ」
「あはは……まあ、ほどほどにお願いします」
アンナ、その言い方は絶対にダメなやつだぞ。
まあ何はともあれ楽しそうで何よりだ。
「ケイヤ、久しぶりに男同士で語り合うか」
「お、久しぶりにいいね」
「しかし、こういうのなんか言葉にできないけど、なんかいいな」
昨日は全部が全部唐突に起きて、時間が進むままに物事が流れてしまってあまり感じることがなかったが、こうしてみんなの顔を眺めていると本当に別の世界に来てしまったんだなと実感する。
勝手にしんみりとしているが、実際に顔を知っているのは同じ学校に通っているアケミだけなんだけどな。
ケイヤはボイスチャットで話したまんまの普段から落ち着いていて、冷静に物事を判断していた。
そういえば、どのキャラを作ったとしてもいつも同じ緑色の髪の毛だったな。
しかし、槍っていうのはなんだか性格と真逆で尖っているのは面白い、ギャップってやつか。
アケミはなんでもそうだけど、キャラを自分に似せて作りたがる。
俺はやめておけって忠告し続けたんだが、栗色の髪の色と背丈や容姿はもちろんのこと、アケミというのは本名だ。
オンラインゲームにおいて、まさか本名で活動している人なんていないと誰しも思っているため、俺以外の誰かからそういう注意を受けたことはないらしいが。
「そういや、俺ってどんな容姿をしているんだ?」
俺は右隣に居るケイヤにそう質問する。
「最後にダンジョンへ挑戦していたキャラのまんまだよ。黒髪の短髪っていうかツーブロックをかき上げてる髪型。顔は、なんていうのかな――」
「顔は、少し幼げの残る少しだけ丸みを帯びた輪郭で、黒い目にほんのちょっぴり高い鼻。体型は肥満とはかけ離れた痩せ型で、でもスポーツをしているかと聞かれれば答えはいいえって感じ」
「お、おい」
せっかくケイヤが俺を分析しながら丁寧に情報を伝えてくれていたのに、横からアケミが話に割り込んできた。
俺の欲しい情報を伝えてくれているのは嬉しいが、とあることを想い出す。
最後にダンジョン攻略へ繰り出した際、ステータスやスキル構成が一番向いていたから、初期に作成していたキャラだったんだ。
つまり、初心者あるあるで、モニターを覗きながらキーボードとマウスに手を置いていた現実の自分を模して作っていた。
アケミに対してヤレヤレと内心語っていたが、俺も人のことは言えないという。
「あ、ありがとうなアケミ」
「いえいえ、どういたしまして」
くっ、このタイミングで横槍を入れてきたということは、自分だけがお前を知っているんだぞという脅しか、脅しなのか? だとしたら怖すぎんだろ。
このぎこちないやり取りに何一つ疑問を抱くことなく枝で火元を突いているミサヤ。
天真爛漫といえば聞こえはいいが、ゲームをやっていた時からそうだが、中々に破天荒かつやんちゃな一面がある。
黒髪ポニーテールを頭の上部から背中の中央部まで伸ばしているため、見た目だけでいえば落ち着いたもしくは武をわきまえる少女に見えなくもない。
そんでもって童顔気味に顔を作り込んでいるため、口を開かなければ美少女と言ってもいいだろう。
いや、動かずに座っているのら、も追加だな。
体型も少し小柄なため、ミサヤと話をしたことがないプレイヤーは、初見でパーティを組むと滅入ってしまっていた。
「そういや、アンナって最初からずっと同じキャラを使っていたよね」
「そうね」
アケミがアンナへそんな疑問をぶつける。
言われてみればそうだ。
俺、ケイヤ、アケミ、ミサヤはキャラを複数作成していたが、アンナだけは初期キャラのままだった。
何かしらのこだわりがあるんだろう、少し気になる。
「なんだかね、あたしの分身体って感じで愛着が沸いちゃってね。ゲームなんだから、そんなものを気にするだけ無駄だっていうのはわかるんだけど」
「なんだかその気持ち、私はわかるなぁ」
「そういえば、アケミは複数キャラを作っていた割に全部同じ容姿だったわね」
「そうだね。魔法剣士とか回復剣士とか、パーティの役に立つのは何が良いのかなって模索していたから、変えられるのはそこまでだったんだよね」
「なら、あたしと大体一緒ね」
アンナといえば、魔法、赤髪のツインテール。
と、サーバーでは知られるほどには目立った容姿で、一度見たら忘れられる存在ではなかった。
少しツンなところが起因しているような気もするが、やはりずっと変わらずにいるというのはそれだけで存在を覚えられる。
しかし、ちょっとした罵声に釣り目だからか、一部の男性プレイヤーからは別の意味で人気があった。
「なんだか、一日が過ぎる速さがゲームをやっていた時と一緒だな」
「わかるっ。ゲーム始めたと思ったら、気づいたら0時になってて、寝なきゃなぁ~ってのと似てるよね!」
「あんたね、なんでそんないつもいつもざっくりしているのよ。……まあ、あたしもそうだったけど」
「あはは、僕も誰かを責めることはできないな」
少し目線を上げると、満天の星空が広がっている。
昨日は気づかなかったが、この世界にはこんな素晴らしい光景が広がっているのか。
現実の世界では、夜空を見ることなんてなくなっちまっていたしな。
小学生の頃ぐらいだったか、夜は星空に憧れてよく玄関先から目をキラキラと輝かせてたっけか。
ゲームが悪いなんて言うつもりはないが、いつかの忘れてしまっていた気持ちを思い出した気がする。
「空、綺麗だな」
俺はついそんなことを呟く。
みんなを見たわけではないが、「わあ、綺麗」「ひっさびさに見たーっ」「これだと電気要らずだね」「悪くないわね」という声が聞こえてくる。
「私がどのキャラでも同じ容姿にしていたのは、昔にある男の子に褒められたからなんだ」
アケミがそんなことを急に言い始めるものだから、俺含み全員が一気に視線を戻す。
「え、何よアケミ、急に恋バナでも始める気?」
「えーっ気になるっ」
「そんなことを言い始めるなんて、珍しいね」
「なんだ、急に面白くなってきたな」
そういうのはプライバシー的に誰からも話題に出さなかったが、まさかこんな世界に来て急にそんな話をし始めるものだから、今、全員が驚いている。
それに、現実世界で顔見知りの俺でさえそんな話を聴くのは初めてだ。
というか、顔見知りどころか幼稚園からの幼馴染だし、なんなら同じ中学に通っていたが、アケミにそんな色恋系の話題を耳にしたことがない。
なんだ、ゲームもできて勉強もできて現実も充実しているってのか。
「今日の夜は恋バナね。当然、男子禁制で」
「やったーっボクも話に混ざれるーっ」
「あんたね、絶対に口外しちゃダメなんだからね。いいわね、絶対よ」
「あいあいさーっ」
「あはは……まあ、ほどほどにお願いします」
アンナ、その言い方は絶対にダメなやつだぞ。
まあ何はともあれ楽しそうで何よりだ。
「ケイヤ、久しぶりに男同士で語り合うか」
「お、久しぶりにいいね」
11
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる