3 / 35
第一章
第3話『少女を信じ、女神に祈らず』
しおりを挟む
「――ふぅ。これくらい引き離せたら大丈夫だと思います。旅人さん、大丈夫ですか?」
「――ちょ――ちょーっとタンマ。い、息が……」
銀髪に犬耳を生やした少女は立ち止まり、勇人は鉛のように重くなった足を必死に動かしてようやく追いついた。
追いついたのはいいものの、両膝に手を突いては荒れに荒れた息を「ぜえぇはぁ――ぜえぇはぁ」と、整えるのに必死。目線も上げられず、渇いた茶色い土をただ眺めるのが精一杯である。
「苦しそうなところ申し訳ないのですが、ここはまだ絶対に安全というわけではないので足を止めることはできません。一旦逃げられたというだけなので、苦しいとは思いますが歩いてでも進みましょう」
耳触りがよく、とても澄んだ張りのある若い声。しかし、緊張感が伝わってくる真剣な声色で少女は話を進める。
勇人にだって、言われていることは理解できる。でも正直な話、座って休憩の一つでも挟みたい。と、提案するべく荒い呼吸のまま顔を歪ませ少し目線を上げると――悲しくも、銀髪の少女は既に足を進め始めていた。
これは堪らないと唾を飲んで文句の一つでも言ってやろうかと思った――が、少女の言葉を思い出す。
「ここはまだ安全というわけではない」と。その言葉は、先ほどの赤眼と獰猛な牙を見せびらかしていた『獣』を容易に思い浮かび上がらせた。
(あれと再び会わないためには、這い蹲ってでも逃げなくてはならないってわけか……)
もはや必死に足を進める他ないと悟り、再び生い茂る森の中を進み始めた。
「あっ……ここまで来られたなら――たぶん、もう安全ですよ旅人さん」
先ほどの場所から10分ほど進んだ先、先導してた少女が声色明るくそんなことを言い出す。
緊張感はどこかへ飛んでいってしまったか、と勇人は心の中でツッコミを入れるも、疲労感の感じられない爽やかで可愛らしい笑顔を前には邪推だと判断した。
そんな少女は、スキップをしながら最寄りの倒木へ向かい、腰を下ろし、指を顎に置いて物珍しそうな目線を勇人へと向け始める。
一瞬「なんですかその目は」と口から出そうになるも、あの、憎らしくも神々しく美しい【女神ルミナ】の顔を思い出した。
ともなれば、自分は完全なる別世界人であり見慣れない服装をしているのだから無理もない。
そう思い、まずは自己紹介を始めようと口を開こうとしたが、
「あのぉ、座らないのですか?」
「ほぇ……?」
勇人は口を半開き間抜けな声を漏らし、情けない顔を晒した。きっと、この時の表情は相当に滑稽だったに違いない。
「ぷっふ、はははっ」
それを目の当たりにした少女は、無邪気にも満面の笑みを浮かべた。
(か、かわいい――い、いやいやいや!)
我に返った勇人は、頬を赤く染めて顔を背ける。
少女に観られないため頑張っているものの、少女からは真っ赤に染まっている耳が丸見えになっていた。
「旅人さんって面白い人なんですねっ」
「そ、そんなんじゃねーし。べべべ別に、恥ずかしがってねーし」
「ふふっ、やっぱり面白い人ですねっ。あ、忘れていました。私はフェリスと言います、よろしくお願いしますねっ」
「お、俺の名前は神乃勇人。よろしくな。そうだ、その敬語はやめてくれないかな」
「へ? いいので――いいの? わー、わかったよ。よろしくねユウトっ」
初対面の相手に対して敵意が微塵も感じられない少女に対し、ユウトは先ほどまでの出来事を率直に問いかけてみた。
「フェリスは、その……怪我とかはしてないか?」
「うんっ、この通り」
フェリスは臀部だけでバランスをとりながら、器用に半袖短パンからさらけ出している手足を見せびらかす。
「ならよかった。それで、森の中で何をしていたんだ?」
「食料となる木の実を採取していたところだったの」
こんな危険そうな森にたった一人でか。と、話を掘り下げようとしたが、この状況において同行者の心配をしない辺り本当のことだと察することができた。
「そっか。で、お目当てのものは見つけられたのか?」
「見つけたといえば見つけられたんだけど、さっきの獣に襲われちゃって……まあでも、ここら辺にも食べられる山菜があるから大丈夫、かな」
と、意味あり気な目線を向けてくるフェリス。その眼差しの意味は容易に察することができた。
「あー、おっけー手伝うよ。んで、どんなやつを探せばいいんだ?」
「そうですね……あっ、これとこれなんかは食べられますね」
倒木から立ち上がったフェリスは軽く辺りを見渡すと、すぐさまちょんちょんと移動し、しゃがんでそれらを摘み取った。
摘み取られた山菜は見覚えのあるもので、勇人は驚きを隠すことはできない。
「そ、それはー!? ま、まさか……ミツバとヨモギだったりして。なーんて、そんなものがあるわけ――」
「おぉー大正解! よく知ってるね」
「え、えぇぇぇぇ……マジか。それなら俺でも集められそうだ」
「じゃあ、ぱぱっと集めましょー!」
ユウトは「元居た世界にあったから、偶然知っていた」というのを言わずに飲み込んだ。
(こんなラフに話をしているけど、自分が別世界の人間とかって軽々しく言っていいものなのか……? こういうのって、知られたら拘束されたりなんだりしちゃわないのか……?)
と、ユウトは、現実世界で得たアニメなどの知識によって思考を巡らせる。
(そう考えると、俺はこのままフェリスと同行していても大丈夫なのか……? ってか、超いまさらだけど普通に会話できてるの怖っ。で、でも……あんなかわいい子と話をできるのは今の内かもしれないし……)
危機感を覚える反面――誰もが振り向くであろう超絶美人な【女神ルミナ】の横柄かつ身勝手な性格とは真逆な、人当たりがいいだけではなくとても可愛らしいフェリスを比較して、つい邪な考えが過ってしまう。
そんな忙しく思考を巡らせているユウトであったが――フェリスはせっせと山菜収集しつつも、近辺に置いていた背負い籠をこの場へ持ってきた。
30分ぐらいの作業時間で、たんまりと山菜を詰め込むことができたので無事終了。ともなれば、後は帰路に就くのみ。
だが、ユウトはこのままだと強制的にこの過酷な森林で野宿生活になってしまう。と悟り、情けなくも話題を切り出さなくてはならない。
「その、なんていうか。俺は、このままだと――」
「あっ、言い忘れてたけど大丈夫だよ! このまま少し歩いた先に村があるから、一緒に行こっ。それで、私が村長に会わせてあげるー。このままここで話してると日が暮れちゃうから、行こ行こーっ」
「え、そうなの? ありがとう? ――って、あ」
フェリスは、鼻歌交じりに歩き始めてしまった。
(って、俺はどうしたらいいんだ。あんな無邪気で親切なフェリスの提案を快く受けたい。しかし、それはフェリスだけであって、村とやらに到着しても他の人たちも同じとは限らない)
ゆっくりと、しかし着実に遠ざかっていくフェリスの背中。
(でも、だからといってあんなヤバい獣が居るこの森で野宿っては、どう考えたってヤバい。絶対に死ぬ。くっ――ええい! お祈りタイムだ!)
と、意を決したユウトはフェリスに合流すべく小走りで向かい始めた。
(あ、でも――ぜっっっっっっっっっったい、あの女神だけには祈らないけどな!)
「――ちょ――ちょーっとタンマ。い、息が……」
銀髪に犬耳を生やした少女は立ち止まり、勇人は鉛のように重くなった足を必死に動かしてようやく追いついた。
追いついたのはいいものの、両膝に手を突いては荒れに荒れた息を「ぜえぇはぁ――ぜえぇはぁ」と、整えるのに必死。目線も上げられず、渇いた茶色い土をただ眺めるのが精一杯である。
「苦しそうなところ申し訳ないのですが、ここはまだ絶対に安全というわけではないので足を止めることはできません。一旦逃げられたというだけなので、苦しいとは思いますが歩いてでも進みましょう」
耳触りがよく、とても澄んだ張りのある若い声。しかし、緊張感が伝わってくる真剣な声色で少女は話を進める。
勇人にだって、言われていることは理解できる。でも正直な話、座って休憩の一つでも挟みたい。と、提案するべく荒い呼吸のまま顔を歪ませ少し目線を上げると――悲しくも、銀髪の少女は既に足を進め始めていた。
これは堪らないと唾を飲んで文句の一つでも言ってやろうかと思った――が、少女の言葉を思い出す。
「ここはまだ安全というわけではない」と。その言葉は、先ほどの赤眼と獰猛な牙を見せびらかしていた『獣』を容易に思い浮かび上がらせた。
(あれと再び会わないためには、這い蹲ってでも逃げなくてはならないってわけか……)
もはや必死に足を進める他ないと悟り、再び生い茂る森の中を進み始めた。
「あっ……ここまで来られたなら――たぶん、もう安全ですよ旅人さん」
先ほどの場所から10分ほど進んだ先、先導してた少女が声色明るくそんなことを言い出す。
緊張感はどこかへ飛んでいってしまったか、と勇人は心の中でツッコミを入れるも、疲労感の感じられない爽やかで可愛らしい笑顔を前には邪推だと判断した。
そんな少女は、スキップをしながら最寄りの倒木へ向かい、腰を下ろし、指を顎に置いて物珍しそうな目線を勇人へと向け始める。
一瞬「なんですかその目は」と口から出そうになるも、あの、憎らしくも神々しく美しい【女神ルミナ】の顔を思い出した。
ともなれば、自分は完全なる別世界人であり見慣れない服装をしているのだから無理もない。
そう思い、まずは自己紹介を始めようと口を開こうとしたが、
「あのぉ、座らないのですか?」
「ほぇ……?」
勇人は口を半開き間抜けな声を漏らし、情けない顔を晒した。きっと、この時の表情は相当に滑稽だったに違いない。
「ぷっふ、はははっ」
それを目の当たりにした少女は、無邪気にも満面の笑みを浮かべた。
(か、かわいい――い、いやいやいや!)
我に返った勇人は、頬を赤く染めて顔を背ける。
少女に観られないため頑張っているものの、少女からは真っ赤に染まっている耳が丸見えになっていた。
「旅人さんって面白い人なんですねっ」
「そ、そんなんじゃねーし。べべべ別に、恥ずかしがってねーし」
「ふふっ、やっぱり面白い人ですねっ。あ、忘れていました。私はフェリスと言います、よろしくお願いしますねっ」
「お、俺の名前は神乃勇人。よろしくな。そうだ、その敬語はやめてくれないかな」
「へ? いいので――いいの? わー、わかったよ。よろしくねユウトっ」
初対面の相手に対して敵意が微塵も感じられない少女に対し、ユウトは先ほどまでの出来事を率直に問いかけてみた。
「フェリスは、その……怪我とかはしてないか?」
「うんっ、この通り」
フェリスは臀部だけでバランスをとりながら、器用に半袖短パンからさらけ出している手足を見せびらかす。
「ならよかった。それで、森の中で何をしていたんだ?」
「食料となる木の実を採取していたところだったの」
こんな危険そうな森にたった一人でか。と、話を掘り下げようとしたが、この状況において同行者の心配をしない辺り本当のことだと察することができた。
「そっか。で、お目当てのものは見つけられたのか?」
「見つけたといえば見つけられたんだけど、さっきの獣に襲われちゃって……まあでも、ここら辺にも食べられる山菜があるから大丈夫、かな」
と、意味あり気な目線を向けてくるフェリス。その眼差しの意味は容易に察することができた。
「あー、おっけー手伝うよ。んで、どんなやつを探せばいいんだ?」
「そうですね……あっ、これとこれなんかは食べられますね」
倒木から立ち上がったフェリスは軽く辺りを見渡すと、すぐさまちょんちょんと移動し、しゃがんでそれらを摘み取った。
摘み取られた山菜は見覚えのあるもので、勇人は驚きを隠すことはできない。
「そ、それはー!? ま、まさか……ミツバとヨモギだったりして。なーんて、そんなものがあるわけ――」
「おぉー大正解! よく知ってるね」
「え、えぇぇぇぇ……マジか。それなら俺でも集められそうだ」
「じゃあ、ぱぱっと集めましょー!」
ユウトは「元居た世界にあったから、偶然知っていた」というのを言わずに飲み込んだ。
(こんなラフに話をしているけど、自分が別世界の人間とかって軽々しく言っていいものなのか……? こういうのって、知られたら拘束されたりなんだりしちゃわないのか……?)
と、ユウトは、現実世界で得たアニメなどの知識によって思考を巡らせる。
(そう考えると、俺はこのままフェリスと同行していても大丈夫なのか……? ってか、超いまさらだけど普通に会話できてるの怖っ。で、でも……あんなかわいい子と話をできるのは今の内かもしれないし……)
危機感を覚える反面――誰もが振り向くであろう超絶美人な【女神ルミナ】の横柄かつ身勝手な性格とは真逆な、人当たりがいいだけではなくとても可愛らしいフェリスを比較して、つい邪な考えが過ってしまう。
そんな忙しく思考を巡らせているユウトであったが――フェリスはせっせと山菜収集しつつも、近辺に置いていた背負い籠をこの場へ持ってきた。
30分ぐらいの作業時間で、たんまりと山菜を詰め込むことができたので無事終了。ともなれば、後は帰路に就くのみ。
だが、ユウトはこのままだと強制的にこの過酷な森林で野宿生活になってしまう。と悟り、情けなくも話題を切り出さなくてはならない。
「その、なんていうか。俺は、このままだと――」
「あっ、言い忘れてたけど大丈夫だよ! このまま少し歩いた先に村があるから、一緒に行こっ。それで、私が村長に会わせてあげるー。このままここで話してると日が暮れちゃうから、行こ行こーっ」
「え、そうなの? ありがとう? ――って、あ」
フェリスは、鼻歌交じりに歩き始めてしまった。
(って、俺はどうしたらいいんだ。あんな無邪気で親切なフェリスの提案を快く受けたい。しかし、それはフェリスだけであって、村とやらに到着しても他の人たちも同じとは限らない)
ゆっくりと、しかし着実に遠ざかっていくフェリスの背中。
(でも、だからといってあんなヤバい獣が居るこの森で野宿っては、どう考えたってヤバい。絶対に死ぬ。くっ――ええい! お祈りタイムだ!)
と、意を決したユウトはフェリスに合流すべく小走りで向かい始めた。
(あ、でも――ぜっっっっっっっっっったい、あの女神だけには祈らないけどな!)
326
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。
夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる