8 / 35
第二章
第8話『素朴な疑問からの朗報』
しおりを挟む
心温まる食事を終えたところ、ユウトはふと疑問を言葉にする。
「俺、元々住んでいた世界で得た知識とフェリスから聴いた話だけで理解したつもりになっていたけど、この世界にある【魔法】とか【霊法】ってどんな扱いなんだ?」
「気になるよねぇ、私も気になる」
「え」
「私が知っているのは、前に話した内容が全てだよ。微精霊の力を借りて、【霊気】を使っている感じ」
「なるほどな。ちなみにリリィナも使えるの?」
「わたしくは逆に【霊法】を使用できません。代わりに、【魔法】を使用することができます」
「ほほう。そこに何か違いはあったり?」
「どうなんでしょうね。疑問に思っていらっしゃるのは、『同じ人種なのに、どうして』というところでしょう。そこに関しては、わたくしも理解できていないのですが"霊法を使用できる人はかなり少ない"、ということは把握しています」
ユウトはどう言葉を包もうか悩んでいる最中に、リリィナから疑問を的中させられてしまったことに驚愕を隠せない。
しかし、それと同時にリリィナが表情を変えなかったことから、自身の思考が差別的でなかったことに安堵する。
「ちなみに、霊法と魔法も全員が使えるわけではなありません」
「適性があったり?」
「その通りです。わたくしもすべてを把握しているわけではありませんが、使える人は人生の中で本当に無縁の生活を送ることになります」
「ふむ、なんか理不尽っていうか、それが常識なんだろうけど……あの女神が管理している世界って感じで納得できてしまうのが悔しいところだ」
「フェリスから少しだけお話は伺っていましたが、わたくしたちが存じ上げている女神様とかなり印象が違うのが気になります」
「あぁー」
ユウトは首の後ろに手を回し、「さすがに、崇拝の対象を悪く言うのはマズかったか」と、ほんの少しだけ後悔する。
「大丈夫だよユウト、世界のどこかには崇拝している人が居るかもだけど、私たちは崇拝者とかそういうのじゃないから」
「おう、そうだったか」
ユウトは安堵し、机の上に手を戻した。
「最初、俺を含めた男女が合計で6人居たんだ。そんでもって、俺以外の人たちは全員が役割ありって話で、俺だけなしって感じに」
「なるほど~、本当にそんなことがあったんだね」
「ああ、しかもその人たちは一斉に飛ばされたっていうのに、俺だけ残されてさ。んで、ニホンに戻れるのかなって思ってたら、無理だって言われて。挙句の果てに、よくわからない【吸収】ってスキル? を渡されただけで、この世界にポイって捨てられたってわけ」
「あちゃー、それは災難だったね。ちゃんと信じられる話だからこそ、なんだか報われない話だね」
「あ、忘れてた、【女神ルミナ】から最初に言われたこと」
「なになに?」
「『間違えちゃったみたい』って、第一声で言われたんだよ。ったく、どんだけ身勝手なんだよ」
「うわぁ……」
顔を顰めて半身後退しているフェリス。
「リリィナ、どう? 信用できる話だったでしょ?」
「そうですね。こちらの地に降り立ったばかりであろうときに、見ず知らずのフェリスをどうにか救出しようと、自分でも把握していない【吸収】というスキルを使用した。もしかしたら、獣が自分を襲ってくる可能性があると知りながら――」
「いやいやいや。何も間違ってはいないけど、そこまでカッコいい話でもないって」
「いやいやいや。ユウト、普通の人間だったら絶対にあんな真似はしないってば」
「いやいやいや。残念ながら俺はとんでもないほど"普通"であり"凡人"の枠から出ない人間だ。どれだけ周りから美化されようが、その事実だけはこれからも絶対に揺るぎはしないぞ」
「まあまあ2人とも、落ち着いてください」
前のめりになり始めていたユウトとフェリスは、リリィナの言葉によって姿勢を戻す。
「【女神ルミナ】の存在は、この世界で存在自体は周知されています。ですが、その実態を知る人間はおらず、書物が残されていることも把握していません。もしかしたら王都にはあるのかもしれませんが」
「まあ、それはそうだよな。俺が住んでいた世界でも、いろんな神様が居た。だけど、いろんな書物も存在してはいるが……神という存在を認識し、言葉を交わすことはできない」
「でもでも、ユウトは顔を合わせたんでしょ?」
「そうなんだよな、俺も驚いたけど。けど、まさかの目撃者というか言葉を交わした人間が俺のほかに5人も居るから、少しは信じられる話なんじゃないか?」
「そうですね。ですが……」
「ん?」
ユウトとフェリスは、少しだけ眉間にしわを寄せて顎を触っているリリィナへ視線を向ける。
「ここまで詳細な話をお聴きしたのは初めてなので明確なことを言えませんが……【役職】【役割】【役目】、言葉はいろいろとありますけど女神から任命されるということは重要なもののはずです」
「ああそうだな?」
「毎回、どれだけの人数がニホンからいらっしゃるのでしょうか?」
「どうなんだろう。でも、あそこまでスラスラと言葉が出ている感じだと元々決まっていそうではある」
「なるほど……」
ずっと何かが引っ掛かっている様子のリリィナに、2人は首を傾げる。
「もしも、もしもですよ? その【役職】などが全てだとして。上手な言い方が見つかりませんが、一度に全員分の補充……というのはあるのでしょうか」
「たしかに。可能性としては、前任が年齢を重ねてしまったから、後任を育成するため――とか?」
「なるほど、それであれば納得がいきますね」
「その言い方だと、穏便ではなさそうな理由を思い付いていそうだけど」
「憶測にすぎませんが、同時期……とまでは言わずとも、それぐらいの近さで亡くなられたという可能性もあるのかな、と。それが老衰であれば問題なし。では逆に、それ以外の要因であったのなら、かなりの異常事態では、と。そう思いまして」
「……この状況で、俺を怖がらせる冗談を――というわけではなさそうだな」
「はい、残念ながら。ですが、憶測の範疇から飛び出すことはありませんが」
「ふむ……」
「怖がらせるつもりはないのですが、ごめんなさい」
リリィナが、深々と頭を下げようとした時だった。
「だったらさ、なおさら気に食わないって話だよな!」
「え?」
ユウトはリリィナの行動を止めようと言葉にしてみたが、発言した内容通りにお腹の中が沸々と滾っていく。
「もしかしたら、世界は緊急事態に直面しているのかもしれない。だと言うのに! どうして俺には役割がなく、どうやって使うかもわからないスキルだけって――控えめに言って意味がわからねえって話」
「……それは、本当にその通りだと思います」
「だよなぁだよなぁ? かぁー! どうにかして、あの身勝手極まりない女神にやり返す手段はないものかねぇ」
「あはは……」
「そんなことされたら私だって怒るよ」
「だろ?」
フェリスは首を激しく縦に振る。
しかしすぐに、リリィナの呟きでユウトとフェリスはスッと我に返った。
「――ですが、嫌な側面だけではないかもしれません」
「え?」
「女神様は、ユウトさんに授けた【吸収】をスキルとおっしゃったのですね?」
「ああ、スキル【吸収】って言ってた。それ以外は何一つとして説明を受けていないが」
「であれば、朗報かもしれません」
「な、なんだと」
「わたくしたちの友人が王都に居るのですが、その人が言っていただけなので詳細はわかりません」
フェリスは何かに反応し、耳をピンッと立てて尻尾を激しく左右に振り始める。
「『魔法が使用できる人は霊法は使用できない。霊法を使用できる人は魔法を使用できない。でも、スキルを所持している人は両方を使用できる』、という持論を述べていました」
「な、なんだと」
「先ほどお伝えした通り、わたくしもフェリスも自分で魔法や霊法を使えたとしても、その断りを理解しきれていません。そして、その持論を述べていた人もまた、学者というわけでもないので信用できる資料を提示できるわけでもありません」
「でもさ。持論ってことは、そこに行き着くまでの情報または経験があったからなんだろ? だったら、そこまで的外れってわけでもなさそうだけど」
「わたくしたち庶民や辺境の地には情報が回ってきていないだけで、もしかしたら国のどこかでは結論が出ているのかもしれませんしね。この国ではなく、別の国とかでも」
「うわっ、そうだよな。完全に忘れていたけど、当たり前に別の国があるんだ。ちなみにここって王国? のどこら辺にあるんだ?」
「物凄く端ですね。王都より、国境の方が近いです」
「お世辞とか抜きで、辺境の地って言ってたのか」
「そうなんだよね~。だから、王国の人より他国の通行人の方が村に来る頻度が多いと思う」
「なるほどな」
「ねねっ。そういえば、もうそろそろあの時期じゃない?」
「そうね。フェリスったら、はしゃぐにはまだ早いわよ?」
ユウトはここで初めてフェリスの動作を把握したが、なだめているリリィナもまた同様に耳や尻尾で嬉しさを表現していた。
「もしかして、その友達がこの村に来る的な?」
「ふふっ、大正解です」
「私、名案を思い付いたよ!」
「なんだなんだ?」
「到着する前に、マキナちゃんについて少しでも知ってもらおうよっ」
「それは確かに名案ね」
「お手柔らかにお願いします」
「マキナちゃんわね――」
「俺、元々住んでいた世界で得た知識とフェリスから聴いた話だけで理解したつもりになっていたけど、この世界にある【魔法】とか【霊法】ってどんな扱いなんだ?」
「気になるよねぇ、私も気になる」
「え」
「私が知っているのは、前に話した内容が全てだよ。微精霊の力を借りて、【霊気】を使っている感じ」
「なるほどな。ちなみにリリィナも使えるの?」
「わたしくは逆に【霊法】を使用できません。代わりに、【魔法】を使用することができます」
「ほほう。そこに何か違いはあったり?」
「どうなんでしょうね。疑問に思っていらっしゃるのは、『同じ人種なのに、どうして』というところでしょう。そこに関しては、わたくしも理解できていないのですが"霊法を使用できる人はかなり少ない"、ということは把握しています」
ユウトはどう言葉を包もうか悩んでいる最中に、リリィナから疑問を的中させられてしまったことに驚愕を隠せない。
しかし、それと同時にリリィナが表情を変えなかったことから、自身の思考が差別的でなかったことに安堵する。
「ちなみに、霊法と魔法も全員が使えるわけではなありません」
「適性があったり?」
「その通りです。わたくしもすべてを把握しているわけではありませんが、使える人は人生の中で本当に無縁の生活を送ることになります」
「ふむ、なんか理不尽っていうか、それが常識なんだろうけど……あの女神が管理している世界って感じで納得できてしまうのが悔しいところだ」
「フェリスから少しだけお話は伺っていましたが、わたくしたちが存じ上げている女神様とかなり印象が違うのが気になります」
「あぁー」
ユウトは首の後ろに手を回し、「さすがに、崇拝の対象を悪く言うのはマズかったか」と、ほんの少しだけ後悔する。
「大丈夫だよユウト、世界のどこかには崇拝している人が居るかもだけど、私たちは崇拝者とかそういうのじゃないから」
「おう、そうだったか」
ユウトは安堵し、机の上に手を戻した。
「最初、俺を含めた男女が合計で6人居たんだ。そんでもって、俺以外の人たちは全員が役割ありって話で、俺だけなしって感じに」
「なるほど~、本当にそんなことがあったんだね」
「ああ、しかもその人たちは一斉に飛ばされたっていうのに、俺だけ残されてさ。んで、ニホンに戻れるのかなって思ってたら、無理だって言われて。挙句の果てに、よくわからない【吸収】ってスキル? を渡されただけで、この世界にポイって捨てられたってわけ」
「あちゃー、それは災難だったね。ちゃんと信じられる話だからこそ、なんだか報われない話だね」
「あ、忘れてた、【女神ルミナ】から最初に言われたこと」
「なになに?」
「『間違えちゃったみたい』って、第一声で言われたんだよ。ったく、どんだけ身勝手なんだよ」
「うわぁ……」
顔を顰めて半身後退しているフェリス。
「リリィナ、どう? 信用できる話だったでしょ?」
「そうですね。こちらの地に降り立ったばかりであろうときに、見ず知らずのフェリスをどうにか救出しようと、自分でも把握していない【吸収】というスキルを使用した。もしかしたら、獣が自分を襲ってくる可能性があると知りながら――」
「いやいやいや。何も間違ってはいないけど、そこまでカッコいい話でもないって」
「いやいやいや。ユウト、普通の人間だったら絶対にあんな真似はしないってば」
「いやいやいや。残念ながら俺はとんでもないほど"普通"であり"凡人"の枠から出ない人間だ。どれだけ周りから美化されようが、その事実だけはこれからも絶対に揺るぎはしないぞ」
「まあまあ2人とも、落ち着いてください」
前のめりになり始めていたユウトとフェリスは、リリィナの言葉によって姿勢を戻す。
「【女神ルミナ】の存在は、この世界で存在自体は周知されています。ですが、その実態を知る人間はおらず、書物が残されていることも把握していません。もしかしたら王都にはあるのかもしれませんが」
「まあ、それはそうだよな。俺が住んでいた世界でも、いろんな神様が居た。だけど、いろんな書物も存在してはいるが……神という存在を認識し、言葉を交わすことはできない」
「でもでも、ユウトは顔を合わせたんでしょ?」
「そうなんだよな、俺も驚いたけど。けど、まさかの目撃者というか言葉を交わした人間が俺のほかに5人も居るから、少しは信じられる話なんじゃないか?」
「そうですね。ですが……」
「ん?」
ユウトとフェリスは、少しだけ眉間にしわを寄せて顎を触っているリリィナへ視線を向ける。
「ここまで詳細な話をお聴きしたのは初めてなので明確なことを言えませんが……【役職】【役割】【役目】、言葉はいろいろとありますけど女神から任命されるということは重要なもののはずです」
「ああそうだな?」
「毎回、どれだけの人数がニホンからいらっしゃるのでしょうか?」
「どうなんだろう。でも、あそこまでスラスラと言葉が出ている感じだと元々決まっていそうではある」
「なるほど……」
ずっと何かが引っ掛かっている様子のリリィナに、2人は首を傾げる。
「もしも、もしもですよ? その【役職】などが全てだとして。上手な言い方が見つかりませんが、一度に全員分の補充……というのはあるのでしょうか」
「たしかに。可能性としては、前任が年齢を重ねてしまったから、後任を育成するため――とか?」
「なるほど、それであれば納得がいきますね」
「その言い方だと、穏便ではなさそうな理由を思い付いていそうだけど」
「憶測にすぎませんが、同時期……とまでは言わずとも、それぐらいの近さで亡くなられたという可能性もあるのかな、と。それが老衰であれば問題なし。では逆に、それ以外の要因であったのなら、かなりの異常事態では、と。そう思いまして」
「……この状況で、俺を怖がらせる冗談を――というわけではなさそうだな」
「はい、残念ながら。ですが、憶測の範疇から飛び出すことはありませんが」
「ふむ……」
「怖がらせるつもりはないのですが、ごめんなさい」
リリィナが、深々と頭を下げようとした時だった。
「だったらさ、なおさら気に食わないって話だよな!」
「え?」
ユウトはリリィナの行動を止めようと言葉にしてみたが、発言した内容通りにお腹の中が沸々と滾っていく。
「もしかしたら、世界は緊急事態に直面しているのかもしれない。だと言うのに! どうして俺には役割がなく、どうやって使うかもわからないスキルだけって――控えめに言って意味がわからねえって話」
「……それは、本当にその通りだと思います」
「だよなぁだよなぁ? かぁー! どうにかして、あの身勝手極まりない女神にやり返す手段はないものかねぇ」
「あはは……」
「そんなことされたら私だって怒るよ」
「だろ?」
フェリスは首を激しく縦に振る。
しかしすぐに、リリィナの呟きでユウトとフェリスはスッと我に返った。
「――ですが、嫌な側面だけではないかもしれません」
「え?」
「女神様は、ユウトさんに授けた【吸収】をスキルとおっしゃったのですね?」
「ああ、スキル【吸収】って言ってた。それ以外は何一つとして説明を受けていないが」
「であれば、朗報かもしれません」
「な、なんだと」
「わたくしたちの友人が王都に居るのですが、その人が言っていただけなので詳細はわかりません」
フェリスは何かに反応し、耳をピンッと立てて尻尾を激しく左右に振り始める。
「『魔法が使用できる人は霊法は使用できない。霊法を使用できる人は魔法を使用できない。でも、スキルを所持している人は両方を使用できる』、という持論を述べていました」
「な、なんだと」
「先ほどお伝えした通り、わたくしもフェリスも自分で魔法や霊法を使えたとしても、その断りを理解しきれていません。そして、その持論を述べていた人もまた、学者というわけでもないので信用できる資料を提示できるわけでもありません」
「でもさ。持論ってことは、そこに行き着くまでの情報または経験があったからなんだろ? だったら、そこまで的外れってわけでもなさそうだけど」
「わたくしたち庶民や辺境の地には情報が回ってきていないだけで、もしかしたら国のどこかでは結論が出ているのかもしれませんしね。この国ではなく、別の国とかでも」
「うわっ、そうだよな。完全に忘れていたけど、当たり前に別の国があるんだ。ちなみにここって王国? のどこら辺にあるんだ?」
「物凄く端ですね。王都より、国境の方が近いです」
「お世辞とか抜きで、辺境の地って言ってたのか」
「そうなんだよね~。だから、王国の人より他国の通行人の方が村に来る頻度が多いと思う」
「なるほどな」
「ねねっ。そういえば、もうそろそろあの時期じゃない?」
「そうね。フェリスったら、はしゃぐにはまだ早いわよ?」
ユウトはここで初めてフェリスの動作を把握したが、なだめているリリィナもまた同様に耳や尻尾で嬉しさを表現していた。
「もしかして、その友達がこの村に来る的な?」
「ふふっ、大正解です」
「私、名案を思い付いたよ!」
「なんだなんだ?」
「到着する前に、マキナちゃんについて少しでも知ってもらおうよっ」
「それは確かに名案ね」
「お手柔らかにお願いします」
「マキナちゃんわね――」
156
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。
夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる