12 / 76
正編 第1章 追放、そして隣国へ
12
しおりを挟む
号外ニュース!
王妃候補アメリア・アーウィン、妹レティアに王妃の座を譲り隣国へ旅立つ。
降誕祭の日にアスガイア神殿で行われたお告げ会で、王太子トーラス殿下から驚きの発表があった。友人として長く付き合ってきたアメリアとは、婚約を解消し、アメリアの妹であるレティアを妻として迎えるというものだ。
知的美人として名高いアメリア嬢だが、最近は王妃候補らしからぬ地味な風貌で『本当に王妃になる気があるのか?』と疑問の声も挙がっていた。だが、華やかで麗しい妹のレティアに王妃の座を譲るために、自らが王妃になる気はないことをアピールしていたと考えれば納得である。
二人の父親であるアーウィン伯爵は、もし姉アメリアが王妃にならない場合には、その知識を活かして占星術の学者になってもらいたいと考えていたらしい。既に、万が一に備えて幾つかの進学先を検討していたそうだが、両親にすら会わず緊急で渡航することになってしまった。
以下、アーウィン伯爵家のコメントを紹介する。
『アメリアは小さい頃から、本当に優しい子なんです。父親である私や継母に迷惑をかけぬよう、そして引き留められないようにひっそりと旅立ったのでしょう』
『実の娘であるレティアが王妃になるのは嬉しいですが、アメリアちゃんのことも愛情を持って接していたつもりです。成人しているとはいえ、まだまだ内面は子供だと思っていたのできっと隣国行きは私と主人とで反対していたと思います。彼女の決断に母親としてエールを送ります』
『お姉様は異母妹である私をいつも思ってくれて、ついには王妃の座まで譲り隣国へと旅立ってしまいました。未来の国母という途方もない大役にかかるプレッシャーは、お姉様を見ていて私も痛いほど実感しています。ですが、お姉様のためにも私を選んで下さった王太子様に報いるためにも……全力で国のために尽くして参ります!』
血の繋がりのある父親とは違い、継母である伯爵夫人とは不仲だったのではないかとの説もあった。異母妹であるレティア嬢に至っては、腹違い特有の確執があると噂されていたが、実際はもっと複雑な事情がありそうだ。
* * *
予想通り発行された号外新聞の内容を確認して、レティアは読み終えた紙を適当に放り投げた。
「ふんっ。白々しい記事書いてくれるわね。私のコメントはもっと姉思いの内容になっていたはずなのに、これじゃあテンプレート丸出しの馬鹿女じゃないっ! あーあ、結局私が王妃候補になったから今後はターゲットがお姉様から私に変わったってことよね」
「良いではないか、レティアよ。我が悪魔の魂とお主の聖女としてのカリスマ性があれば、こんな国の民……操るなんて簡単よ」
レティアが会話している人物は、王太子トーラスであってそうではない。悪魔像の魂をそっくりそのまま内蔵したトーラス王太子だ。本来の王太子の魂は悪魔像の中に仕舞い込まれて、神殿の奥深くで眠っているはずだ。
「うふふ……期待していますわ。悪魔像様……いえ、トーラス王太子様。さあ、私の婚約の儀式をきちんと済ませて正式な王妃候補として国に登録しないと……あははっ楽しみぃっ」
これまで本当の王太子のことは名前で呼ばなかったレティアだが、悪魔像の王太子のことはトーラス王太子と名前で呼んでいる。彼女からすれば、悪魔像こそがトーラス王太子を名乗るのに相応しいと考えているのだろう。
真の聖女アメリアが神殿から追放されて、三日が過ぎた。異母妹である聖女レティアは、【地味でうだつの上がらない引き立て役の異母姉】がいなくなり、ますます図に乗るようになった。追放を目論んだ当初の計画通り、王太子の正式な婚約者となったからだ。
『ねぇ……知ってる? 隣国に旅立った次期王妃のアメリアさんに代わり、ようやく妹の聖女レティア様が、正式に王太子様の婚約者になる儀式をしたそうよ』
『おぉっ! 何と素晴らしいことなのかしら、ついに我が都市市民はレティア様の加護を一身に受けて、暮らすことが出来るのね。ちょっと美人なだけでファッションも地味だったし、アメリアさんの足手纏いぶりは、随分と酷いものだったけど。最後に自ら身を引いたことで、地元に貢献出来ただろうよ』
『アメリアさんが居なくなってから、お優しい王太子様は暗い目で過ごしていたらしいわ。けど女神のように麗しいレティア様が王妃となり、希望の光になれば、王太子様も元気を取り戻すでしょう』
レティアを女神のように崇める一部の市民は、口々に憎き異母姉アメリアの悪口を吹聴した。が、レティアが婚約の儀式を行う頃には、次第にアメリアの存在自体忘れ去るようになっていく。
* * *
精霊都市国家アスガイアから追放されたアメリアは、隣国ペルキセウスのギルドで新人魔術師として働き始めていた。回復魔法や補助呪文、占いを頼る人のための占星術とスキルは幅広くギルド向きの人物であることも判明。小さなクエストは自分に価値がないと思い込んでいたアメリアに、少しずつ前を向く勇気を与えていく。
「はい。キミの火傷の痕はこのおまじないで全部消えますからね! 大気を泳ぐ白の精霊よ、我にこの者の傷跡を消す力を授けたまえっ」
「うわぁ! このお姉ちゃんの魔法、凄いよ。火傷の痕が……他の怪我もぜんぶ、何にもなかったみたいに消えちゃった」
初心者らしくクエスト内容は【孤児院で子供達の手当て】などの簡単なものばかり。だが、あまりの回復魔法の凄さに、子供だけでなく職員や医者からも絶賛される。
「凄いよねぇ。あたしもお医者様に治らないって言われていた身体の中にある病気のかたまり、嘘みたいに無くなっちゃったんだよ。ラルドおにーちゃん、これでまたトランプで遊べるね」
「ふふっ。今度は、新しいトランプゲームに挑戦してみましょう」
これまであまり他人と接する機会のなかったアメリアにとって、喜ぶ子供達の顔を見られるだけでも感動する。サポート役のラルドも、子供達に懐かれて楽しそうだ。
「では、孤児院の院長先生。今日は、この辺りで……。また、子供達に不調があったらいつでも駆けつけます」
「奇跡だわ……。この孤児院は正直言って治療が困難で見捨てられた子が大半で。けれど、これで子供達にも未来を見せられるわ。ありがとう! 神の奇跡を、ありがとう!」
「そ、そんな……奇跡だなんて」
帰りがけに感謝の意を込めて孤児院の院長がアメリアの手を握り、涙を流しながらお礼を伝えてきた。
(こんなに私のチカラを役立てられる場所があるなんて、そして子供達の人生を救えるのなら。隣国に来たのも運命なのかも知れないわ!)
自身の運命を受け入れるための風が、アメリアの心に吹いた気がした。
王妃候補アメリア・アーウィン、妹レティアに王妃の座を譲り隣国へ旅立つ。
降誕祭の日にアスガイア神殿で行われたお告げ会で、王太子トーラス殿下から驚きの発表があった。友人として長く付き合ってきたアメリアとは、婚約を解消し、アメリアの妹であるレティアを妻として迎えるというものだ。
知的美人として名高いアメリア嬢だが、最近は王妃候補らしからぬ地味な風貌で『本当に王妃になる気があるのか?』と疑問の声も挙がっていた。だが、華やかで麗しい妹のレティアに王妃の座を譲るために、自らが王妃になる気はないことをアピールしていたと考えれば納得である。
二人の父親であるアーウィン伯爵は、もし姉アメリアが王妃にならない場合には、その知識を活かして占星術の学者になってもらいたいと考えていたらしい。既に、万が一に備えて幾つかの進学先を検討していたそうだが、両親にすら会わず緊急で渡航することになってしまった。
以下、アーウィン伯爵家のコメントを紹介する。
『アメリアは小さい頃から、本当に優しい子なんです。父親である私や継母に迷惑をかけぬよう、そして引き留められないようにひっそりと旅立ったのでしょう』
『実の娘であるレティアが王妃になるのは嬉しいですが、アメリアちゃんのことも愛情を持って接していたつもりです。成人しているとはいえ、まだまだ内面は子供だと思っていたのできっと隣国行きは私と主人とで反対していたと思います。彼女の決断に母親としてエールを送ります』
『お姉様は異母妹である私をいつも思ってくれて、ついには王妃の座まで譲り隣国へと旅立ってしまいました。未来の国母という途方もない大役にかかるプレッシャーは、お姉様を見ていて私も痛いほど実感しています。ですが、お姉様のためにも私を選んで下さった王太子様に報いるためにも……全力で国のために尽くして参ります!』
血の繋がりのある父親とは違い、継母である伯爵夫人とは不仲だったのではないかとの説もあった。異母妹であるレティア嬢に至っては、腹違い特有の確執があると噂されていたが、実際はもっと複雑な事情がありそうだ。
* * *
予想通り発行された号外新聞の内容を確認して、レティアは読み終えた紙を適当に放り投げた。
「ふんっ。白々しい記事書いてくれるわね。私のコメントはもっと姉思いの内容になっていたはずなのに、これじゃあテンプレート丸出しの馬鹿女じゃないっ! あーあ、結局私が王妃候補になったから今後はターゲットがお姉様から私に変わったってことよね」
「良いではないか、レティアよ。我が悪魔の魂とお主の聖女としてのカリスマ性があれば、こんな国の民……操るなんて簡単よ」
レティアが会話している人物は、王太子トーラスであってそうではない。悪魔像の魂をそっくりそのまま内蔵したトーラス王太子だ。本来の王太子の魂は悪魔像の中に仕舞い込まれて、神殿の奥深くで眠っているはずだ。
「うふふ……期待していますわ。悪魔像様……いえ、トーラス王太子様。さあ、私の婚約の儀式をきちんと済ませて正式な王妃候補として国に登録しないと……あははっ楽しみぃっ」
これまで本当の王太子のことは名前で呼ばなかったレティアだが、悪魔像の王太子のことはトーラス王太子と名前で呼んでいる。彼女からすれば、悪魔像こそがトーラス王太子を名乗るのに相応しいと考えているのだろう。
真の聖女アメリアが神殿から追放されて、三日が過ぎた。異母妹である聖女レティアは、【地味でうだつの上がらない引き立て役の異母姉】がいなくなり、ますます図に乗るようになった。追放を目論んだ当初の計画通り、王太子の正式な婚約者となったからだ。
『ねぇ……知ってる? 隣国に旅立った次期王妃のアメリアさんに代わり、ようやく妹の聖女レティア様が、正式に王太子様の婚約者になる儀式をしたそうよ』
『おぉっ! 何と素晴らしいことなのかしら、ついに我が都市市民はレティア様の加護を一身に受けて、暮らすことが出来るのね。ちょっと美人なだけでファッションも地味だったし、アメリアさんの足手纏いぶりは、随分と酷いものだったけど。最後に自ら身を引いたことで、地元に貢献出来ただろうよ』
『アメリアさんが居なくなってから、お優しい王太子様は暗い目で過ごしていたらしいわ。けど女神のように麗しいレティア様が王妃となり、希望の光になれば、王太子様も元気を取り戻すでしょう』
レティアを女神のように崇める一部の市民は、口々に憎き異母姉アメリアの悪口を吹聴した。が、レティアが婚約の儀式を行う頃には、次第にアメリアの存在自体忘れ去るようになっていく。
* * *
精霊都市国家アスガイアから追放されたアメリアは、隣国ペルキセウスのギルドで新人魔術師として働き始めていた。回復魔法や補助呪文、占いを頼る人のための占星術とスキルは幅広くギルド向きの人物であることも判明。小さなクエストは自分に価値がないと思い込んでいたアメリアに、少しずつ前を向く勇気を与えていく。
「はい。キミの火傷の痕はこのおまじないで全部消えますからね! 大気を泳ぐ白の精霊よ、我にこの者の傷跡を消す力を授けたまえっ」
「うわぁ! このお姉ちゃんの魔法、凄いよ。火傷の痕が……他の怪我もぜんぶ、何にもなかったみたいに消えちゃった」
初心者らしくクエスト内容は【孤児院で子供達の手当て】などの簡単なものばかり。だが、あまりの回復魔法の凄さに、子供だけでなく職員や医者からも絶賛される。
「凄いよねぇ。あたしもお医者様に治らないって言われていた身体の中にある病気のかたまり、嘘みたいに無くなっちゃったんだよ。ラルドおにーちゃん、これでまたトランプで遊べるね」
「ふふっ。今度は、新しいトランプゲームに挑戦してみましょう」
これまであまり他人と接する機会のなかったアメリアにとって、喜ぶ子供達の顔を見られるだけでも感動する。サポート役のラルドも、子供達に懐かれて楽しそうだ。
「では、孤児院の院長先生。今日は、この辺りで……。また、子供達に不調があったらいつでも駆けつけます」
「奇跡だわ……。この孤児院は正直言って治療が困難で見捨てられた子が大半で。けれど、これで子供達にも未来を見せられるわ。ありがとう! 神の奇跡を、ありがとう!」
「そ、そんな……奇跡だなんて」
帰りがけに感謝の意を込めて孤児院の院長がアメリアの手を握り、涙を流しながらお礼を伝えてきた。
(こんなに私のチカラを役立てられる場所があるなんて、そして子供達の人生を救えるのなら。隣国に来たのも運命なのかも知れないわ!)
自身の運命を受け入れるための風が、アメリアの心に吹いた気がした。
231
あなたにおすすめの小説
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
奪われる人生とはお別れします 婚約破棄の後は幸せな日々が待っていました
水空 葵
恋愛
婚約者だった王太子殿下は、最近聖女様にかかりっきりで私には見向きもしない。
それなのに妃教育と称して仕事を押し付けてくる。
しまいには建国パーティーの時に婚約解消を突き付けられてしまった。
王太子殿下、それから私の両親。今まで尽くしてきたのに、裏切るなんて許せません。
でも、これ以上奪われるのは嫌なので、さっさとお別れしましょう。
◇2024/2/5 HOTランキング1位に掲載されました。
◇第17回 恋愛小説大賞で6位&奨励賞を頂きました。
◇レジーナブックスより書籍発売中です!
本当にありがとうございます!
聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。
アノマロカリス
恋愛
この作品の大半はコメディです。
侯爵家に生まれた双子のリアナとリアラ。
姉のリアナは光り輝く金髪と青い瞳を持つ少女。
一方、妹のリアラは不吉の象徴と言われた漆黒の髪に赤い瞳を持つ少女。
両親は姉のリアナを可愛がり、妹のリアラには両親だけではなく使用人すらもぞんざいに扱われていた。
ここまでは良くある話だが、問題はこの先…
果たして物語はどう進んで行くのでしょうか?
【完結】捨てたものに用なんかないでしょう?
風見ゆうみ
恋愛
血の繋がらない姉の代わりに嫁がされたリミアリアは、伯爵の爵位を持つ夫とは一度しか顔を合わせたことがない。
戦地に赴いている彼に代わって仕事をし、使用人や領民から信頼を得た頃、夫のエマオが愛人を連れて帰ってきた。
愛人はリミアリアの姉のフラワ。
フラワは昔から妹のリミアリアに嫌がらせをして楽しんでいた。
「俺にはフラワがいる。お前などいらん」
フラワに騙されたエマオは、リミアリアの話など一切聞かず、彼女を捨てフラワとの生活を始める。
捨てられる形となったリミアリアだが、こうなることは予想しており――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる