10 / 104
一章 双子の王と王弟
10.勉強が始まった
しおりを挟む
話し合いが終わり部屋にレオンスと戻る途中……あれ?棟が違う?これ連絡通路だよね?
「レオンスさん、部屋に戻る通路が違うのでは?」
「はい。貴方のお部屋に向かっています。今までの部屋は客間で臨時でしたので、正式な貴方のお部屋に案内しております」
突如現れたから準備が整わず今朝になったそうだ。はあ……僕の部屋か。どんなだろ?
庭を眺め、廊下の照明や所々にある花や休憩するのかな?少し凹んだ場所に長椅子がある。すれ違う人が僕たちが通り過ぎるまで端に寄り会釈をし続けるのが……これ慣れないな。
「着きましたよ」
「あれ……ここは」
「はい。お二人の父上。王が使っていた部屋です」
嘘でしょ?僕本当に王になるの……?魂が抜けていくようだ。ドアの前には騎士が二人立っている。一人が、
「ようこそルチアーノ様。お待ちしておりました」
そう言うとドアを開けてくれた。
「うわぁ……」
客間とは広さも倍はあるだろうか。応接セットに執務机に書庫……色んな国からの贈り物かな?調度品が並んでいる。色もダークブラウンで揃えられていて壁紙も落ち着いた色合いのクリーム色で……
「おかえりなさいませ。ルチアーノ様」
ギーがお茶を入れエミルがお菓子を用意している。
「あ……ただいま」
「こちらにお掛け下さい」
「はい」
上座側にソファに座ると凄くふかふか。客間より豪華な物と分かる。向いにレオンスさん。
「お疲れ様でした。有意義な話し合いが出来ましたか?」
「はい……多分」
「それは良うございました」
ではお昼からの予定をお聞き下さいと紙を出して説明してくれた。
「まず昼食後から座学を受けて頂きます。教授にはこの国の教師を最高峰の学園から呼んでさせますので安心です。その後に城内のルチアーノ様がよく使うであろう場所を案内致します。他は追々ですね」
明日からは朝から夕方まで勉強と魔力のコントロールの練習。ダンス、行儀見習いの予定です。半年後に王に即位して頂きますのでそのつもりで頑張って下さい……?はあ?半年後!無理!
「無理ですよ!他国の田舎の食堂の店主で親も農家で父も野菜の行商で生計を立てるような……ああ……」
「分かっております。失礼とは存じましたが調べさせて頂きました。それで半年で充分と判断させて頂きました」
何調べてオッケーと思ったんだ!無理だよ!
「レオンスさん……僕を三日は見てたでしょ?無理」
「いいえ、見ていたからですよ。ふふっ貴方はこんな状況でも適応しようと努力されています。貴方から見れば理不尽な事ばかりなのに受け入れて。そんな貴方なら出来ますよ」
「ゔゔぅ~」
「そんな声を出さないでほら、支度しましょう。イレール!」
「はい。ルチアーノ様こちらへ」
朝着替えたのにまだ着替えて……双子が子供の頃使っていたという部屋に案内された。中には四十くらいの優しげな人がいた。
「お初にお目にかかります。プロスペールと申します。これから半年よろしくお願い致します」
「こちらこそよろしくお願い致します」
挨拶と共に頭を下げた。
「ふふっ目下の者に頭を下げてはなりません。そして敬語も客人以外に使用しないように」
「すぐには無理です!」
「言葉は行動に現れます。これは今すぐから始めて慣れて下さい」
「はい……」
「うんでも分かったでも良いです。敬語は駄目ですよ」
「分かった……」
そんなやり取りをしてから席につき、勉強は始まった。そして終わる頃には……頭がパンパンだ。覚えようと気合入れ過ぎて疲れた。
「では本日はここまでです。明日からは午前中になります。お疲れ様でした」
「はい……いえ、分かった、明日の朝だな?」
「はい。朝食が済んで猿の刻半にまたここで」
「分かった。遅れないように来る……先生辛いです……」
「慣れて下さいませ」
「はい、はぁ」
クスクスと笑い合っていると、レオンスさんが迎えに来た。城の廊下を歩きながら、
「楽しかったですか?」
「あ~知らない事を知るのは楽しくないと言えば嘘ですが、疲れました」
「そうですか。言葉遣いは習いませんでしたか?」
「ゔっ当分多目に見て下さい。慣れません」
「はい。ではお部屋に戻りがてら城をご案内しますね」
これは楽しみにしていた。今自分のいる棟は私生活部分の棟でカトレア棟と呼ばれている。初代王の好きな花の名前だそうだ。ここは王族の日常のための場所。仕事は持ち込まず私室や子供部屋、家族で楽しむような物が揃っている離れだ。だから、側近や側仕え以外は立ち入らないし、立ち入れない。
一つしか無い城からの入口には、登録のないものは立ち入れない障壁魔法が掛けてあって部外者は入れない。だからジュスランはプラプラ裸で歩けたんだね。あの客間も入口すぐにあって、外に嫁いだ人がお産に帰って来た時や里帰りのお部屋だそうだ。
「ここから外に出れますよ」
廊下の途中に掃き出し窓のような上が丸くなりステンドグラスの様に縁があるガラスのドアがあった。
「ふあ~!気持ちいい!お花も綺麗……」
遠くからでも綺麗だったけど近くで見るともっと綺麗。匂いを嗅いだりと見入っていると、
「ルチアーノ様、これを」
いつも見かける庭師の人。
「あっいつもご苦労さまです。窓から見えてました。ありがとう」
ぼくの髪色と同じバラを数本くれた。トゲもキチンと取ってある。
「何てお名前ですか?」
「いえ……名乗るほどでは……」
彼は犬族の獣人の姿だ。ちょっと懐かしいと感じてしまった。まだ数日なのにね。レオンスさんが目配せすると、
「サシャと申します。リンゲルから出稼ぎに来て早二十年になります」
「僕もリンゲルからです!」
「存じております……お会いできて嬉しゅうございました。良い王におなりくださいませ」
懐かしそうな微笑みを浮かべ、会釈すると作業に戻って行った。
「彼は貴方がリンゲルからだと聞いて会いたがってました」
「へぇ……」
「この庭は私的な庭で、王族だからと物怖じする者はいません。だって王族しかいませんしね。ふふっ」
「確かに!あはは!」
それから庭を散歩して夕食を双子と取った。が……ジュスランがおかしい。僕が微笑むとぼんやり?そのうち頬が赤くなり……?食事の手が止まった。
「兄様?」
何かビクッとしたりしてるかと思うと、ゴニョゴニョ言って食堂を出て行ってしまった。
「どうしたの?」
「わかんない……ぼ~っとしてて。具合悪いのかな?さっきまで何ともなく仕事してたんだけど」
ステファヌと首をかしげたが、まあ食うかと言われて心配だったけど食べた。それからステファヌと我々の側近二人とそれぞれの自室に戻った。
大丈夫かな。ステファヌが様子見るって言ってたからまあ……お風呂に入って、イレールさんと今日の事を話していい時間だからとベッドに入った。
……恐ろしく重厚で優美なベッドです。天蓋もゴージャスで。はあ……僕これからここで生活するのか。いつも隣はヨハンだけでこんなに四六時中人が付いて世話してくれるのに慣れない。いつか慣れるのかな?いや、慣れないといけないんだよね。はあ、緊張が続いてるせいか横になるとすぐに眠りに落ちた。
「レオンスさん、部屋に戻る通路が違うのでは?」
「はい。貴方のお部屋に向かっています。今までの部屋は客間で臨時でしたので、正式な貴方のお部屋に案内しております」
突如現れたから準備が整わず今朝になったそうだ。はあ……僕の部屋か。どんなだろ?
庭を眺め、廊下の照明や所々にある花や休憩するのかな?少し凹んだ場所に長椅子がある。すれ違う人が僕たちが通り過ぎるまで端に寄り会釈をし続けるのが……これ慣れないな。
「着きましたよ」
「あれ……ここは」
「はい。お二人の父上。王が使っていた部屋です」
嘘でしょ?僕本当に王になるの……?魂が抜けていくようだ。ドアの前には騎士が二人立っている。一人が、
「ようこそルチアーノ様。お待ちしておりました」
そう言うとドアを開けてくれた。
「うわぁ……」
客間とは広さも倍はあるだろうか。応接セットに執務机に書庫……色んな国からの贈り物かな?調度品が並んでいる。色もダークブラウンで揃えられていて壁紙も落ち着いた色合いのクリーム色で……
「おかえりなさいませ。ルチアーノ様」
ギーがお茶を入れエミルがお菓子を用意している。
「あ……ただいま」
「こちらにお掛け下さい」
「はい」
上座側にソファに座ると凄くふかふか。客間より豪華な物と分かる。向いにレオンスさん。
「お疲れ様でした。有意義な話し合いが出来ましたか?」
「はい……多分」
「それは良うございました」
ではお昼からの予定をお聞き下さいと紙を出して説明してくれた。
「まず昼食後から座学を受けて頂きます。教授にはこの国の教師を最高峰の学園から呼んでさせますので安心です。その後に城内のルチアーノ様がよく使うであろう場所を案内致します。他は追々ですね」
明日からは朝から夕方まで勉強と魔力のコントロールの練習。ダンス、行儀見習いの予定です。半年後に王に即位して頂きますのでそのつもりで頑張って下さい……?はあ?半年後!無理!
「無理ですよ!他国の田舎の食堂の店主で親も農家で父も野菜の行商で生計を立てるような……ああ……」
「分かっております。失礼とは存じましたが調べさせて頂きました。それで半年で充分と判断させて頂きました」
何調べてオッケーと思ったんだ!無理だよ!
「レオンスさん……僕を三日は見てたでしょ?無理」
「いいえ、見ていたからですよ。ふふっ貴方はこんな状況でも適応しようと努力されています。貴方から見れば理不尽な事ばかりなのに受け入れて。そんな貴方なら出来ますよ」
「ゔゔぅ~」
「そんな声を出さないでほら、支度しましょう。イレール!」
「はい。ルチアーノ様こちらへ」
朝着替えたのにまだ着替えて……双子が子供の頃使っていたという部屋に案内された。中には四十くらいの優しげな人がいた。
「お初にお目にかかります。プロスペールと申します。これから半年よろしくお願い致します」
「こちらこそよろしくお願い致します」
挨拶と共に頭を下げた。
「ふふっ目下の者に頭を下げてはなりません。そして敬語も客人以外に使用しないように」
「すぐには無理です!」
「言葉は行動に現れます。これは今すぐから始めて慣れて下さい」
「はい……」
「うんでも分かったでも良いです。敬語は駄目ですよ」
「分かった……」
そんなやり取りをしてから席につき、勉強は始まった。そして終わる頃には……頭がパンパンだ。覚えようと気合入れ過ぎて疲れた。
「では本日はここまでです。明日からは午前中になります。お疲れ様でした」
「はい……いえ、分かった、明日の朝だな?」
「はい。朝食が済んで猿の刻半にまたここで」
「分かった。遅れないように来る……先生辛いです……」
「慣れて下さいませ」
「はい、はぁ」
クスクスと笑い合っていると、レオンスさんが迎えに来た。城の廊下を歩きながら、
「楽しかったですか?」
「あ~知らない事を知るのは楽しくないと言えば嘘ですが、疲れました」
「そうですか。言葉遣いは習いませんでしたか?」
「ゔっ当分多目に見て下さい。慣れません」
「はい。ではお部屋に戻りがてら城をご案内しますね」
これは楽しみにしていた。今自分のいる棟は私生活部分の棟でカトレア棟と呼ばれている。初代王の好きな花の名前だそうだ。ここは王族の日常のための場所。仕事は持ち込まず私室や子供部屋、家族で楽しむような物が揃っている離れだ。だから、側近や側仕え以外は立ち入らないし、立ち入れない。
一つしか無い城からの入口には、登録のないものは立ち入れない障壁魔法が掛けてあって部外者は入れない。だからジュスランはプラプラ裸で歩けたんだね。あの客間も入口すぐにあって、外に嫁いだ人がお産に帰って来た時や里帰りのお部屋だそうだ。
「ここから外に出れますよ」
廊下の途中に掃き出し窓のような上が丸くなりステンドグラスの様に縁があるガラスのドアがあった。
「ふあ~!気持ちいい!お花も綺麗……」
遠くからでも綺麗だったけど近くで見るともっと綺麗。匂いを嗅いだりと見入っていると、
「ルチアーノ様、これを」
いつも見かける庭師の人。
「あっいつもご苦労さまです。窓から見えてました。ありがとう」
ぼくの髪色と同じバラを数本くれた。トゲもキチンと取ってある。
「何てお名前ですか?」
「いえ……名乗るほどでは……」
彼は犬族の獣人の姿だ。ちょっと懐かしいと感じてしまった。まだ数日なのにね。レオンスさんが目配せすると、
「サシャと申します。リンゲルから出稼ぎに来て早二十年になります」
「僕もリンゲルからです!」
「存じております……お会いできて嬉しゅうございました。良い王におなりくださいませ」
懐かしそうな微笑みを浮かべ、会釈すると作業に戻って行った。
「彼は貴方がリンゲルからだと聞いて会いたがってました」
「へぇ……」
「この庭は私的な庭で、王族だからと物怖じする者はいません。だって王族しかいませんしね。ふふっ」
「確かに!あはは!」
それから庭を散歩して夕食を双子と取った。が……ジュスランがおかしい。僕が微笑むとぼんやり?そのうち頬が赤くなり……?食事の手が止まった。
「兄様?」
何かビクッとしたりしてるかと思うと、ゴニョゴニョ言って食堂を出て行ってしまった。
「どうしたの?」
「わかんない……ぼ~っとしてて。具合悪いのかな?さっきまで何ともなく仕事してたんだけど」
ステファヌと首をかしげたが、まあ食うかと言われて心配だったけど食べた。それからステファヌと我々の側近二人とそれぞれの自室に戻った。
大丈夫かな。ステファヌが様子見るって言ってたからまあ……お風呂に入って、イレールさんと今日の事を話していい時間だからとベッドに入った。
……恐ろしく重厚で優美なベッドです。天蓋もゴージャスで。はあ……僕これからここで生活するのか。いつも隣はヨハンだけでこんなに四六時中人が付いて世話してくれるのに慣れない。いつか慣れるのかな?いや、慣れないといけないんだよね。はあ、緊張が続いてるせいか横になるとすぐに眠りに落ちた。
12
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】弟を幸せにする唯一のルートを探すため、兄は何度も『やり直す』
バナナ男さん
BL
優秀な騎士の家系である伯爵家の【クレパス家】に生まれた<グレイ>は、容姿、実力、共に恵まれず、常に平均以上が取れない事から両親に冷たく扱われて育った。 そんなある日、父が気まぐれに手を出した娼婦が生んだ子供、腹違いの弟<ルーカス>が家にやってくる。 その生まれから弟は自分以上に両親にも使用人達にも冷たく扱われ、グレイは初めて『褒められる』という行為を知る。 それに恐怖を感じつつ、グレイはルーカスに接触を試みるも「金に困った事がないお坊ちゃんが!」と手酷く拒絶されてしまい……。 最初ツンツン、のちヤンデレ執着に変化する美形の弟✕平凡な兄です。兄弟、ヤンデレなので、地雷の方はご注意下さいm(__)m
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】
晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。
発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。
そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。
第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる