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一章 事の起こり
2 カミーユ様の話し
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カミーユ様はテーブルの果物を摘んで食べて、
「お前は食べないのか?」
「いえ。食欲がなくなりまして」
「そう?あ~ん」
え?ぶどうを摘んでほらって。
「口開けろ」
「あっあ~ん」
もぐもぐ。今の季節はぶどうが美味い。でも不安で半分も味が分からない。
「俺な。お前をずっと探してたんだ」
「はあ。なんで?僕は成り上がりの……それもあんな父上の子ですが?」
んふふっと、あの頃と変わらないうっとりする微笑みだ。
「キャルはお嫁、もしくは夫として貰う家としてはどうなんだと、親も家臣もいい顔はしなかった」
「でしょうね」
僕は母様に似たからこんな仕事にも就けたけど、兄や他の一族は、お世辞にもいい男とは言えない。父上に似た目つきの悪い……性格も難あり。他の親族も同様、中身は醜悪だ。
僕が男爵家で耐えていた頃、兄の悪い噂しか聞かなかった。人前でも婚約者を殴るわ怒鳴るわで見苦しい生き物に成り下がっていた。その後、婚約者は何人も逃げてしまった。もういい所の方は来なくて、相当下の男爵家から貰ったらしい。いい気味だ。
「俺は男爵家に養子に出たって聞いたから、舞踏会とか来るかなって思ってたけどさ。来なかったな」
「はあ……僕は捨てられて男爵家にいましたから、そんな華やかな所には。行けば父上に殺されてたかも知れません」
うんとカミーユ様は頷いた。
「後で知ったよ。辛かったね」
「はい……」
でねって。そこも二年経たないうちにいなくなっただろう?って。
だってさ、このままだと僕死ぬかなって。義両親の見てないところでは魔法の的にもなってさ。本気で命の危険を感じたんだ。いつか死ぬって。
だから夜中に金目の物……はあんまりなかったけど盗んで逃げた。逃げた後は従業員募集の張り紙見つけて雇ってもらった。その宿屋で慣れない仕事したり、配置換えでレストランで給仕をしたり。そこでこの店の勧誘の者と仲良くなってね。
「僕こういう仕事に偏見もないし、むしろ好きだしって」
「うん。それで足取りが途絶えた」
あんなことがあった割にセックスは好き。たまに出入りの者といたしていたんだ。僕は見た目がキレイだったから、相手には困らなかった。
ついでにこの店の口の硬さは有名。こうやってお忍びで王族すら来る店だからね。でも僕は今までこんな身分の人を接客したことはない。
ノルン、種付け性を求める人は、市井の安い風俗店ですら少ないのが実情だ。
アンの人は、外に相手を求めるのははしたないという、世間の常識があってね。クソ喰らえだ。
「だからね、探すの苦労したんだよ。たまたまここを利用してる貴族から、キャルって名前の子がいるって聞いてさ」
本名でも大丈夫かと思ってたよ。甘かったか。どこにでもいる名前だから安心してた。
「誰から?」
「サイオス侯爵からね。青年だけのサロンで聞いたんだ」
サイオス!口軽いな!ここの事は話さないって念書も取ってるのに!
「そんな顔するなよ。俺があいつの婚約者の話を聞いていた時に、閨はどうだって話しになってね」
「はあ」
親の決めた婚約者だから匂いに不満はないけど、ちんこがどうもって話からここの話題になって、男娼の誰がいいとかになってねって。
「ポロッと名前が出た。彼はアンなんだ。だからみんなと話が合わなくてさ。俺もアンだから二人で話してるみたいになってさ」
「ふーん」
なら確かめるかって来たんだそう。
「扉が開いたらお前がいた。あの頃のまま美しくて。でも精悍になっててさ。嬉しかったよ」
「はい」
僕は口からなんか出そうになったけどね。
「俺の所に来ないか」
「は?僕こんな仕事してますよ?」
「うん。知ってる」
カミーユ様って頭をどこかにぶつけたりしておかしくなったのか?僕はもうあの頃の僕ではない。たくさんの人を抱いて……誰の目から見ても薄汚い。
「僕はあなたの知っている僕ではありません」
「うん。調べたよ」
「ならば余計です。お帰り下さい」
「嫌だよ。やっと見つけたんだから」
本当に頭おかしいよ。王子の発言じゃない。
「冷静に考えて下さい。僕は男娼です。たくさんの人を楽しませて……汚いんですよ?」
「どこが?お風呂入ってないの?」
「入ってますよ!そうではなくて!」
ふふっと微笑み僕を舐めるように、上から下まで見ている。
「俺ね。結婚してないんだ。お前としたくてずっと」
はあ?
「……僕のどこがいいんですか。あなた今いくつですか?」
「俺は二十五に今年なった」
「僕は今年二十になります。夫が年下なんて。それもこんなけがらわしくなった元貴族なんてどうかしてます」
うーん?と腕組みした。
「家出してるだけだから、男爵家の三男だろ?」
「とっくに元がついてますって。死んだことにでもなってるんじゃないですか。父親ならやりかねない」
そんなもの俺の力でどうとでもなるって微笑む。
「しなくていいです。僕はここを気に入ってます。そのうちお金が貯まったら、自分でお店をやって稼ぐ予定で困ってません」
「俺は困ってるよ。キャルがお嫁に貰ってくれないとさ」
優雅にワインを飲んでいる。果物食べて僕の話しを流して何にも聞いてくれない。なんで僕なんだよ。学校も男爵家の養子になってから行ってないし、七~八年も会ってなかったのになんで今更。
「なんで僕ですか。性属性も分からない時の事だけなのに」
「うん。とてもかわいくて明るくてさ。あの頃の俺は引っ込み思案で、兄様たちに混ざれなくてね。ぼーっと端で見てるだけだった。なのにキャルは気がついて遊ぼうって手を引いてくれて」
嬉しそうに話す。そんな昔の事を。
線の細いカミーユ様は、走り回る僕たちに混ざれないって感じだった。だから僕は混ざれば楽しいよって単純な理由しかなかったのに。
「お前の気持ちじゃなくて俺の気持ちだ。いつもそうやって誘ってくれてさ。どれだけ嬉しかったか分かるか」
「……まあ」
お前が王都の学校に入ると遊ぶ事はなくなったが、城のお茶会とかで少し話すだけでも幸せだったんだってさ。そんな感じはしなかったけどなあ。
「王族は激しい感情は出さないんだ。そう躾けられている。お前もだろ?」
「僕は……そうですね。王族よりは出してました」
最後にお茶会に行ったのは襲われるだいぶ前、十歳は越えてたかな。あれが最後でカミーユ様はもう成人していてた。あれ?こんなにいい体だったかな。線の細いままだった記憶だけど。
「とにかくお帰りを。僕がお店にお金は払いますから」
「嫌だよ。うんって言ってくれるまで帰らない」
いや、帰れ。
「僕はあなたを抱きません。お帰りを」
俯いていたけど、僕にはあなたに愛される資格はとうにない。ソファから降りて床に座り頭を擦り付けた。きっちり断らないダメだ。
「好きでいてくれてありがとう。ですが、僕はあなたにふさわしくない。お帰り下さい」
こんなに言われて嬉しくない訳ではない。幸せだった頃の僕を好いてくれていた者がいたってだけで、これからも生きていける。家族に見捨てられたけど嬉しくも思う。
「お願いいたします」
ふうって聞こえた。足先が見えた。
「キャル」
僕の手を取って?
「送って行きます」
「嫌だよ。俺のものになって?」
「カミーユ様。お立場を考えなさい。僕はダメです」
手を離すと抱きついて来た。もう……でもいい匂い、甘い香りだ。
「キャルはいい匂い。よかった。合わなかったらどうしようって思ってたんだ」
たま~に合わなくて臭く感じる人がいる。本気でダメな、子を作れない人がいるんだ。
相性バッチリ!なんて人は少なくて、イヤじゃないくらいでみんな結婚する。セックスで体液が混じると番の本能が開花し、強い愛情と執着が湧くのが普通。だから夫婦は仲良く暮らせる。
こんな店に来て体液が混じってもそんな気持ちが湧かないのは、それ用のポーションがあって、番の本能を抑え、子が出来ない働きをするんだ。
若い頃は性欲を持て余してや、妻以外も楽しみたくて来る。そのうち歳と共に本能としての激しい愛の気持ちは穏やかになり、人によりなくなる。その人たちの元々の相性や関係性がその後を変える。まあ、添い遂げて終わるのが普通。
「抱いて」
「イヤです。あなたには……きれいでいて欲しい」
「キャルは汚くないよ」
「城に帰って冷静になれば、自分が間違っていたって気がつきますよ」
「帰ったって俺の気持ちは変わらない」
とにかく帰れと抱きしめる腕を解き、立ち上がらせてソファに座らせた。僕は扉を開き、
「デュークお帰りだ!」
「はい!」
廊下の椅子で待機していたデュークはサッと立ち上がり、カミーユ様をお付きの者に引き渡した。何事が起きたんだと叫び出した。
「嘘だろ!キャル!抱いてよ!俺がどんな気持ちでここに来たと思ってるんだ!ねえ!」
その言葉を無視して、
「デューク。金は僕が払うからお付きの方とホールへ」
「かしこまりました。お客様こちらへ」
嫌だ!キャル!キャル!嫌だあとカミーユ様は叫んだ。その声が辛くて耳を手で塞いでしゃがんでしまった。ごめんなさい。僕はあなたを汚したくない。綺麗なままのあなたでいて。僕がかわいいって思ってた頃のあなたでいて。
叫び声が聞こえなくなるまで僕は耳を塞いでいた。
「お前は食べないのか?」
「いえ。食欲がなくなりまして」
「そう?あ~ん」
え?ぶどうを摘んでほらって。
「口開けろ」
「あっあ~ん」
もぐもぐ。今の季節はぶどうが美味い。でも不安で半分も味が分からない。
「俺な。お前をずっと探してたんだ」
「はあ。なんで?僕は成り上がりの……それもあんな父上の子ですが?」
んふふっと、あの頃と変わらないうっとりする微笑みだ。
「キャルはお嫁、もしくは夫として貰う家としてはどうなんだと、親も家臣もいい顔はしなかった」
「でしょうね」
僕は母様に似たからこんな仕事にも就けたけど、兄や他の一族は、お世辞にもいい男とは言えない。父上に似た目つきの悪い……性格も難あり。他の親族も同様、中身は醜悪だ。
僕が男爵家で耐えていた頃、兄の悪い噂しか聞かなかった。人前でも婚約者を殴るわ怒鳴るわで見苦しい生き物に成り下がっていた。その後、婚約者は何人も逃げてしまった。もういい所の方は来なくて、相当下の男爵家から貰ったらしい。いい気味だ。
「俺は男爵家に養子に出たって聞いたから、舞踏会とか来るかなって思ってたけどさ。来なかったな」
「はあ……僕は捨てられて男爵家にいましたから、そんな華やかな所には。行けば父上に殺されてたかも知れません」
うんとカミーユ様は頷いた。
「後で知ったよ。辛かったね」
「はい……」
でねって。そこも二年経たないうちにいなくなっただろう?って。
だってさ、このままだと僕死ぬかなって。義両親の見てないところでは魔法の的にもなってさ。本気で命の危険を感じたんだ。いつか死ぬって。
だから夜中に金目の物……はあんまりなかったけど盗んで逃げた。逃げた後は従業員募集の張り紙見つけて雇ってもらった。その宿屋で慣れない仕事したり、配置換えでレストランで給仕をしたり。そこでこの店の勧誘の者と仲良くなってね。
「僕こういう仕事に偏見もないし、むしろ好きだしって」
「うん。それで足取りが途絶えた」
あんなことがあった割にセックスは好き。たまに出入りの者といたしていたんだ。僕は見た目がキレイだったから、相手には困らなかった。
ついでにこの店の口の硬さは有名。こうやってお忍びで王族すら来る店だからね。でも僕は今までこんな身分の人を接客したことはない。
ノルン、種付け性を求める人は、市井の安い風俗店ですら少ないのが実情だ。
アンの人は、外に相手を求めるのははしたないという、世間の常識があってね。クソ喰らえだ。
「だからね、探すの苦労したんだよ。たまたまここを利用してる貴族から、キャルって名前の子がいるって聞いてさ」
本名でも大丈夫かと思ってたよ。甘かったか。どこにでもいる名前だから安心してた。
「誰から?」
「サイオス侯爵からね。青年だけのサロンで聞いたんだ」
サイオス!口軽いな!ここの事は話さないって念書も取ってるのに!
「そんな顔するなよ。俺があいつの婚約者の話を聞いていた時に、閨はどうだって話しになってね」
「はあ」
親の決めた婚約者だから匂いに不満はないけど、ちんこがどうもって話からここの話題になって、男娼の誰がいいとかになってねって。
「ポロッと名前が出た。彼はアンなんだ。だからみんなと話が合わなくてさ。俺もアンだから二人で話してるみたいになってさ」
「ふーん」
なら確かめるかって来たんだそう。
「扉が開いたらお前がいた。あの頃のまま美しくて。でも精悍になっててさ。嬉しかったよ」
「はい」
僕は口からなんか出そうになったけどね。
「俺の所に来ないか」
「は?僕こんな仕事してますよ?」
「うん。知ってる」
カミーユ様って頭をどこかにぶつけたりしておかしくなったのか?僕はもうあの頃の僕ではない。たくさんの人を抱いて……誰の目から見ても薄汚い。
「僕はあなたの知っている僕ではありません」
「うん。調べたよ」
「ならば余計です。お帰り下さい」
「嫌だよ。やっと見つけたんだから」
本当に頭おかしいよ。王子の発言じゃない。
「冷静に考えて下さい。僕は男娼です。たくさんの人を楽しませて……汚いんですよ?」
「どこが?お風呂入ってないの?」
「入ってますよ!そうではなくて!」
ふふっと微笑み僕を舐めるように、上から下まで見ている。
「俺ね。結婚してないんだ。お前としたくてずっと」
はあ?
「……僕のどこがいいんですか。あなた今いくつですか?」
「俺は二十五に今年なった」
「僕は今年二十になります。夫が年下なんて。それもこんなけがらわしくなった元貴族なんてどうかしてます」
うーん?と腕組みした。
「家出してるだけだから、男爵家の三男だろ?」
「とっくに元がついてますって。死んだことにでもなってるんじゃないですか。父親ならやりかねない」
そんなもの俺の力でどうとでもなるって微笑む。
「しなくていいです。僕はここを気に入ってます。そのうちお金が貯まったら、自分でお店をやって稼ぐ予定で困ってません」
「俺は困ってるよ。キャルがお嫁に貰ってくれないとさ」
優雅にワインを飲んでいる。果物食べて僕の話しを流して何にも聞いてくれない。なんで僕なんだよ。学校も男爵家の養子になってから行ってないし、七~八年も会ってなかったのになんで今更。
「なんで僕ですか。性属性も分からない時の事だけなのに」
「うん。とてもかわいくて明るくてさ。あの頃の俺は引っ込み思案で、兄様たちに混ざれなくてね。ぼーっと端で見てるだけだった。なのにキャルは気がついて遊ぼうって手を引いてくれて」
嬉しそうに話す。そんな昔の事を。
線の細いカミーユ様は、走り回る僕たちに混ざれないって感じだった。だから僕は混ざれば楽しいよって単純な理由しかなかったのに。
「お前の気持ちじゃなくて俺の気持ちだ。いつもそうやって誘ってくれてさ。どれだけ嬉しかったか分かるか」
「……まあ」
お前が王都の学校に入ると遊ぶ事はなくなったが、城のお茶会とかで少し話すだけでも幸せだったんだってさ。そんな感じはしなかったけどなあ。
「王族は激しい感情は出さないんだ。そう躾けられている。お前もだろ?」
「僕は……そうですね。王族よりは出してました」
最後にお茶会に行ったのは襲われるだいぶ前、十歳は越えてたかな。あれが最後でカミーユ様はもう成人していてた。あれ?こんなにいい体だったかな。線の細いままだった記憶だけど。
「とにかくお帰りを。僕がお店にお金は払いますから」
「嫌だよ。うんって言ってくれるまで帰らない」
いや、帰れ。
「僕はあなたを抱きません。お帰りを」
俯いていたけど、僕にはあなたに愛される資格はとうにない。ソファから降りて床に座り頭を擦り付けた。きっちり断らないダメだ。
「好きでいてくれてありがとう。ですが、僕はあなたにふさわしくない。お帰り下さい」
こんなに言われて嬉しくない訳ではない。幸せだった頃の僕を好いてくれていた者がいたってだけで、これからも生きていける。家族に見捨てられたけど嬉しくも思う。
「お願いいたします」
ふうって聞こえた。足先が見えた。
「キャル」
僕の手を取って?
「送って行きます」
「嫌だよ。俺のものになって?」
「カミーユ様。お立場を考えなさい。僕はダメです」
手を離すと抱きついて来た。もう……でもいい匂い、甘い香りだ。
「キャルはいい匂い。よかった。合わなかったらどうしようって思ってたんだ」
たま~に合わなくて臭く感じる人がいる。本気でダメな、子を作れない人がいるんだ。
相性バッチリ!なんて人は少なくて、イヤじゃないくらいでみんな結婚する。セックスで体液が混じると番の本能が開花し、強い愛情と執着が湧くのが普通。だから夫婦は仲良く暮らせる。
こんな店に来て体液が混じってもそんな気持ちが湧かないのは、それ用のポーションがあって、番の本能を抑え、子が出来ない働きをするんだ。
若い頃は性欲を持て余してや、妻以外も楽しみたくて来る。そのうち歳と共に本能としての激しい愛の気持ちは穏やかになり、人によりなくなる。その人たちの元々の相性や関係性がその後を変える。まあ、添い遂げて終わるのが普通。
「抱いて」
「イヤです。あなたには……きれいでいて欲しい」
「キャルは汚くないよ」
「城に帰って冷静になれば、自分が間違っていたって気がつきますよ」
「帰ったって俺の気持ちは変わらない」
とにかく帰れと抱きしめる腕を解き、立ち上がらせてソファに座らせた。僕は扉を開き、
「デュークお帰りだ!」
「はい!」
廊下の椅子で待機していたデュークはサッと立ち上がり、カミーユ様をお付きの者に引き渡した。何事が起きたんだと叫び出した。
「嘘だろ!キャル!抱いてよ!俺がどんな気持ちでここに来たと思ってるんだ!ねえ!」
その言葉を無視して、
「デューク。金は僕が払うからお付きの方とホールへ」
「かしこまりました。お客様こちらへ」
嫌だ!キャル!キャル!嫌だあとカミーユ様は叫んだ。その声が辛くて耳を手で塞いでしゃがんでしまった。ごめんなさい。僕はあなたを汚したくない。綺麗なままのあなたでいて。僕がかわいいって思ってた頃のあなたでいて。
叫び声が聞こえなくなるまで僕は耳を塞いでいた。
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