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妹としたいと想像するのはいけない事ですか?
第14話 洗いっこ
暫く泣きながら抱き合っていると、妹はニッコリ笑って僕に言った。
「ねえお兄ちゃん……洗いっこしよう」
「洗いっこ……うん……そうだね」
僕も涙を拭い、笑顔で妹にそう言い、二人一緒に浴槽から出る
目の前には裸の妹……まだまだ慣れない慣れるわけない妹の裸。
これ以上は駄目、これ以上は……僕は自分の興奮を抑える様に、頭の中でそう念じ続ける。
「お兄ちゃん、髪の毛洗ってえ」
そんな僕の状態を気にする事なく妹は洗い場でしゃがみ込み、僕に向かってそう言う。
「……うん」
妹の黒髪が天井からのライトに当たり流れる様に輝いている。
その懐かしい姿、数年振りの見る妹の後ろ姿に僕は再び目頭が熱くなる。
リズムを取るかの様に小刻みに左右に身体を振っている妹の横に腰掛け、シャワー出しお湯の温度を手の平で確かめる。
横からチラリと見る妹の裸体……この数年服の上からでしか見ていなかった妹の成長を改めて確かめる。
やはり高校生とは思えない妹の華奢な体つきに、僕はいたたまれなくなった。
僕に嫌われたと勘違いしていた妹……成長していく自分の身体……それと同時に僕はどんどん妹から離れていった、距離を置いていった。
僕と妹はいつも一緒にいた。だから僕の変化が自分の身体の変化に比例していた事に気がついたのだろう。
妹は食事を極端に控え、痩せよう、成長しない様にしようとしていた。
でも僕達の距離は一向に戻らない、僕達の関係は開いて行くばかり。
イライラしていたのだろう、わかって貰えない辛さ……食事を我慢して、おやつを我慢して……。
子供だったのに……僕の為に、僕なんかの為に……。
だからあんな態度で……そしてそんな事も知らずに……僕は妹で毎日……。
「……お兄ちゃん?」
「……あ、ああ、ごめん、今から洗うよ」
「うん! えへへへへ」
バレない様に涙を拭き、出しっぱなしのシャワーを手に妹の背後に回る。
もう一度温度を確かめ、妹の髪にお湯をかけた。
流れ落ちるお湯と共に、サラサラと妹の美しい髪の毛がお湯の中で泳ぐ。
その幻想的な情景に僕は思わず見とれてしまう。
「目をつむってね」
「はーーい」
妹の返事を聞いて、シャンプーを手に付け妹の髪の毛に塗る。
ああ……昔のままだ……昔のままの髪の毛の感触に僕はまた涙が出そうになる。
指の隙間から妹の髪がこぼれ落ちる。その感触に僕はゾクゾクしてしまう。
戻って来た、僕の宝物が……再び僕の手に……戻って来た。
そして一つ一つ確かめる様に、一つ一つ確認する様に、妹の髪を洗った。
そして少しずつ少しずつ確認する様に、妹の身体を洗っていく。
僕の、僕達の失った時間取り戻す様に、お互いの成長を確認する様に……僕は妹の身体を洗った。念入りに……念入りに……洗った。
二人の時間を取り戻す様に、時間を巻き戻すかの様に、煩悩を抑え、性欲を抑え、慈しむ様に妹を洗い続けた。
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