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アルテミナとガルゴ4
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「なんだ、もう通常運転か・・・。」
「何の事ですか?」
先ほどの、プロも顔負けの濡れ場を見せていた時とは、打って変わったいつも通りの冷たい声に、内心落胆しつつ要求された内容に違和感を感じて一先ず話を聞く事にする。
「・・・・人間嫌いのお前が、研究を邪魔しちまった俺に早くどっか行けと言うのは分かるだが、何故魔封じの枷を欲しがる?何に使うつもりだ、コレは『貸して下さい』『ハイどうぞ』なんつって気軽に貸せられるモンじゃネェぞ。」
そんな事は知っている。ウロボロス騎士団が使っている魔封じの枷は強力だ、対上位魔族用に開発された物なのだ、魔導士の力ですら封じる事が出来る。だからガルゴに貸せと言ったのだ。
黙って何と説明したものか悩みながらも察しの悪いガルゴに焦れて、サナリアがガルゴを睨め着けた。
「・・・・何だ、俺に説明出来ない様な事に使うのか?悪い事しようってんじゃネェだろう?。」
旨い言い訳が思いつかず、仕方ないので正直に話す事にした。
「自分で使うんですよ、ここから魔法で街に飛んで男漁りに行かない様に。」
「・・・・ぁあ?!。」
流石にサナリアも真っ赤になってガルゴから目をそらした。
ガルゴはガルゴで恋するサナリアのビッチなセリフに目を向いた。
「・・・サキュパスの花という植物型魔獣をご存知ですか?」
「あぁ・・・強烈なエロイ幻覚で人間や動物騙して食うヤツだろ?。」
「そうです、近年、チェチェイカでその催淫効果だけを精製する方法が発明されて、今や催淫剤の原料はこれが主流になりつつ有る位コストパフォーマンスが良いと言われています。何せ少量で絶大な効果が有りますから、一回の精製物を薄めて何倍にも増やせる。」
「それがどうかしたのか?。」
「アレのほぼ原液を飲まされた事が有るんです。私。人身売買組織に狙われた事が有りまして。」
「なんだって!?オイそれっ。」
問いただそうとするガルゴを片手を挙げて征した。
「今は時間が無いのでソコは省かせて下さい。イヤもう本当に薬の効果は絶大でした。私も男なんで。とにかくセックスの事しか考えられなくなって抜いても抜いても収まらないんですよ。」
サナリアは焦っていた。
ガルゴには『三時間』と言ったが、それは長くても三時間という事で、実際はいつサナリアの体温に温められた『紫スライム』の幼体が卵から孵るのか知れた物ではない、そうなったら断続的に『食事』が始まるはずだ。
以前のただのスライムの時ですら酷い有様だったのに、今回は『紫スライム』だ。
しかも量が前回の比ではない。
卵が孵り始めたら自分がどうなるか分からない。
「・・・・見境なくして誰でも良いからとにかくセックスしてくれる相手が欲しくなるんです。」
衝撃的な告白にガルゴは憤りを感じるが、過去の話では手も足も出ない、無事だったからこそここにサナリアが居るのだと思うしかない。
「その時は・・・どうしたんだ・・・・。」
まさかそのまま悪漢共の餌食にでもされたのか・・・。
ガルゴの表情を読み取って、サナリアは『まさか』と片手をゆるく一回振りながら、頭を振った。
「完全に回る前に逃げ出して、クイブ師匠に泣きついたら、魔封じの拘束具で簀巻きにされて地下室に放り込まれました。」
「まさか・・・・アンタ師匠と!?」
「・・・・どこまでも悪い方に考える人ですね。・・・まあいいです。あの人はネコ専門です。しかも好みのタイプはマッスル系ですよ、のたうち回る私を指さして笑いながら酒飲んでましたよ。」
「何の事ですか?」
先ほどの、プロも顔負けの濡れ場を見せていた時とは、打って変わったいつも通りの冷たい声に、内心落胆しつつ要求された内容に違和感を感じて一先ず話を聞く事にする。
「・・・・人間嫌いのお前が、研究を邪魔しちまった俺に早くどっか行けと言うのは分かるだが、何故魔封じの枷を欲しがる?何に使うつもりだ、コレは『貸して下さい』『ハイどうぞ』なんつって気軽に貸せられるモンじゃネェぞ。」
そんな事は知っている。ウロボロス騎士団が使っている魔封じの枷は強力だ、対上位魔族用に開発された物なのだ、魔導士の力ですら封じる事が出来る。だからガルゴに貸せと言ったのだ。
黙って何と説明したものか悩みながらも察しの悪いガルゴに焦れて、サナリアがガルゴを睨め着けた。
「・・・・何だ、俺に説明出来ない様な事に使うのか?悪い事しようってんじゃネェだろう?。」
旨い言い訳が思いつかず、仕方ないので正直に話す事にした。
「自分で使うんですよ、ここから魔法で街に飛んで男漁りに行かない様に。」
「・・・・ぁあ?!。」
流石にサナリアも真っ赤になってガルゴから目をそらした。
ガルゴはガルゴで恋するサナリアのビッチなセリフに目を向いた。
「・・・サキュパスの花という植物型魔獣をご存知ですか?」
「あぁ・・・強烈なエロイ幻覚で人間や動物騙して食うヤツだろ?。」
「そうです、近年、チェチェイカでその催淫効果だけを精製する方法が発明されて、今や催淫剤の原料はこれが主流になりつつ有る位コストパフォーマンスが良いと言われています。何せ少量で絶大な効果が有りますから、一回の精製物を薄めて何倍にも増やせる。」
「それがどうかしたのか?。」
「アレのほぼ原液を飲まされた事が有るんです。私。人身売買組織に狙われた事が有りまして。」
「なんだって!?オイそれっ。」
問いただそうとするガルゴを片手を挙げて征した。
「今は時間が無いのでソコは省かせて下さい。イヤもう本当に薬の効果は絶大でした。私も男なんで。とにかくセックスの事しか考えられなくなって抜いても抜いても収まらないんですよ。」
サナリアは焦っていた。
ガルゴには『三時間』と言ったが、それは長くても三時間という事で、実際はいつサナリアの体温に温められた『紫スライム』の幼体が卵から孵るのか知れた物ではない、そうなったら断続的に『食事』が始まるはずだ。
以前のただのスライムの時ですら酷い有様だったのに、今回は『紫スライム』だ。
しかも量が前回の比ではない。
卵が孵り始めたら自分がどうなるか分からない。
「・・・・見境なくして誰でも良いからとにかくセックスしてくれる相手が欲しくなるんです。」
衝撃的な告白にガルゴは憤りを感じるが、過去の話では手も足も出ない、無事だったからこそここにサナリアが居るのだと思うしかない。
「その時は・・・どうしたんだ・・・・。」
まさかそのまま悪漢共の餌食にでもされたのか・・・。
ガルゴの表情を読み取って、サナリアは『まさか』と片手をゆるく一回振りながら、頭を振った。
「完全に回る前に逃げ出して、クイブ師匠に泣きついたら、魔封じの拘束具で簀巻きにされて地下室に放り込まれました。」
「まさか・・・・アンタ師匠と!?」
「・・・・どこまでも悪い方に考える人ですね。・・・まあいいです。あの人はネコ専門です。しかも好みのタイプはマッスル系ですよ、のたうち回る私を指さして笑いながら酒飲んでましたよ。」
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