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魔獣の姫に黒の騎士3
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サナリアが帰宅すると、部屋もすっかり冷えていた。
重い荷物を置いてジャケットを壁に掛け、『ふぅ』とひとつため息をついた。
空調の魔法陣を展開して、直ぐに部屋は温まるが、一人住まいの部屋なので勿論迎える声は無い、その静かさに違和感を感じた。
それが可笑しくて一人で『ふふっ』と笑った。
もうずっと一人で生きて来たのに、たった一年弱で今まで当たり前だった事に違和感を感じる程サナリアはリリィと共に過ごす事に馴染んでいる。それが何だか可笑しかった。
それもこれも、リリィの図々しい様でいて、全く他人に不快感を感じさせない高い応対能力の所為なのはサナリアも自覚している。流石は若くして第一騎士団の団長にまで上り詰めた男という所か、リリィは息を人に合わせるのがとても上手だ。
サナリアの懐にするりと入り込んでいつの間にか自分の居場所を作ってしまった。
「明日は雨かも知れないな。」
久しぶりの一人寝の寂しさの所為なのか、街の平和な風景に浮かれたのか、気圧の変化の所為なのか今夜のサナリアは何だか落ち着かない。
夜風で冷えてしまった体を温めるのと、妙に落ち着かない今日みたいな日はもう酔っぱらって眠ってしまおうと、サナリアにしては強めのスピリッツを温いままショットグラスに注いで一気に煽った。
寝酒は安眠を妨げるが、たまには酔っぱらって気分良く眠りたい時も有る。
明日は
急ぎの仕事も無いので、出勤時間は午後からでも問題無い、スピリッツをもう一杯煽ってサナリアは浴室に向かった。
浴室の扉を閉めて、浴槽を覗き込むと二匹のスライムがサナリアの酒気を嗅ぎつけて浴槽の中で蠢いた。
そろそろ大きく育ち過ぎてきた元々居たスライムを森に放つ為に、代わりの子スライムを追加して、今サナリアの浴室には大小二匹のスライムが飼育されている。サナリアがパチャリと片手を浴槽に入れると、するすると人の頭サイズのスライムが腕に触手を絡めて登ってきた。
そのまま浴槽に浸かると大きなスライムがサナリアの体中を舐めながらサナリアの殆どを包み込み、酒気に誘われてあらゆる所に触手を入れ込んで来る。スライムたちの食事は丁寧で、サナリアの体中のどこも彼処も何度もズルズルと舐めまわしている。今日は強めの酒を二杯も飲んだので、スライム達が満足するにはいつもより時間がかかる筈だ。
触手は早くも、酒の匂いに誘われて、サナリアの体内に入り始めた。
芯を感じさせない生ぬるい触手が、サナリアの穴という穴を犯し始めている。
スライムは食事の為にサナリアの体に触手を這わしているだけなので、リリィの愛撫と違って、最初は殆ど気持ち良さなんて無い、海綿で柔らかく洗うのと大して感覚は変わらないが、サナリアも男なので際どい所を何度も往復されれば次第にそれなりに体は昂った。
体を洗う前に強い酒を飲んだのは態とだ。
リリィが帰って来るまでまだ二日も有る。この辺りで一回位焦がれた体を沈めておきたいと云う気持ちもあった。
「お前達は本当にお酒が好きですねぇ。」
若干の感嘆と共にサナリアは呟いた。
女性の小指位の太さの触手がサナリアの後口に入り込んで、中をほぐしている。幾ばくもしない内にサナリアの後口はスライムの粘液で解されて、蜜胎への入り口と成り、咥え込まされた触手の本数もあっという間に増えた。
口内も目いっぱい触手を咥え込まされ、それは喉の中を舐めまわしている。普通にえづきそうなのに、触手が柔らかいからなのか、不思議とスライムの触手はサナリアの喉を逆流させる事は無かった。
小さなスライムがなにやら一生懸命サナリアの下枝を包み込んで扱いたり先の小さな枝穴に触手を入れてはジュコジュコと侵している。
最奥を捏ねられて、サナリアの体は小さく痙攣し、軽い絶頂を迎えた。
酒の所為か、スライムからの刺激が足りないせいか暫くセックスしていない割に量が少なく、スライムは満足せずに萎えたサナリアの下枝の管の中を犯した。
後口目いっぱいに触手が張り込み、執拗に中を弄られて、サナリアが後ろで深い絶頂を迎えようとした時、浴室の扉が開いた。
「・・・サナリア。スライムと浮気か?」
鎮痛な面持ちのリリィが誇りに塗れた姿で立っていた。
重い荷物を置いてジャケットを壁に掛け、『ふぅ』とひとつため息をついた。
空調の魔法陣を展開して、直ぐに部屋は温まるが、一人住まいの部屋なので勿論迎える声は無い、その静かさに違和感を感じた。
それが可笑しくて一人で『ふふっ』と笑った。
もうずっと一人で生きて来たのに、たった一年弱で今まで当たり前だった事に違和感を感じる程サナリアはリリィと共に過ごす事に馴染んでいる。それが何だか可笑しかった。
それもこれも、リリィの図々しい様でいて、全く他人に不快感を感じさせない高い応対能力の所為なのはサナリアも自覚している。流石は若くして第一騎士団の団長にまで上り詰めた男という所か、リリィは息を人に合わせるのがとても上手だ。
サナリアの懐にするりと入り込んでいつの間にか自分の居場所を作ってしまった。
「明日は雨かも知れないな。」
久しぶりの一人寝の寂しさの所為なのか、街の平和な風景に浮かれたのか、気圧の変化の所為なのか今夜のサナリアは何だか落ち着かない。
夜風で冷えてしまった体を温めるのと、妙に落ち着かない今日みたいな日はもう酔っぱらって眠ってしまおうと、サナリアにしては強めのスピリッツを温いままショットグラスに注いで一気に煽った。
寝酒は安眠を妨げるが、たまには酔っぱらって気分良く眠りたい時も有る。
明日は
急ぎの仕事も無いので、出勤時間は午後からでも問題無い、スピリッツをもう一杯煽ってサナリアは浴室に向かった。
浴室の扉を閉めて、浴槽を覗き込むと二匹のスライムがサナリアの酒気を嗅ぎつけて浴槽の中で蠢いた。
そろそろ大きく育ち過ぎてきた元々居たスライムを森に放つ為に、代わりの子スライムを追加して、今サナリアの浴室には大小二匹のスライムが飼育されている。サナリアがパチャリと片手を浴槽に入れると、するすると人の頭サイズのスライムが腕に触手を絡めて登ってきた。
そのまま浴槽に浸かると大きなスライムがサナリアの体中を舐めながらサナリアの殆どを包み込み、酒気に誘われてあらゆる所に触手を入れ込んで来る。スライムたちの食事は丁寧で、サナリアの体中のどこも彼処も何度もズルズルと舐めまわしている。今日は強めの酒を二杯も飲んだので、スライム達が満足するにはいつもより時間がかかる筈だ。
触手は早くも、酒の匂いに誘われて、サナリアの体内に入り始めた。
芯を感じさせない生ぬるい触手が、サナリアの穴という穴を犯し始めている。
スライムは食事の為にサナリアの体に触手を這わしているだけなので、リリィの愛撫と違って、最初は殆ど気持ち良さなんて無い、海綿で柔らかく洗うのと大して感覚は変わらないが、サナリアも男なので際どい所を何度も往復されれば次第にそれなりに体は昂った。
体を洗う前に強い酒を飲んだのは態とだ。
リリィが帰って来るまでまだ二日も有る。この辺りで一回位焦がれた体を沈めておきたいと云う気持ちもあった。
「お前達は本当にお酒が好きですねぇ。」
若干の感嘆と共にサナリアは呟いた。
女性の小指位の太さの触手がサナリアの後口に入り込んで、中をほぐしている。幾ばくもしない内にサナリアの後口はスライムの粘液で解されて、蜜胎への入り口と成り、咥え込まされた触手の本数もあっという間に増えた。
口内も目いっぱい触手を咥え込まされ、それは喉の中を舐めまわしている。普通にえづきそうなのに、触手が柔らかいからなのか、不思議とスライムの触手はサナリアの喉を逆流させる事は無かった。
小さなスライムがなにやら一生懸命サナリアの下枝を包み込んで扱いたり先の小さな枝穴に触手を入れてはジュコジュコと侵している。
最奥を捏ねられて、サナリアの体は小さく痙攣し、軽い絶頂を迎えた。
酒の所為か、スライムからの刺激が足りないせいか暫くセックスしていない割に量が少なく、スライムは満足せずに萎えたサナリアの下枝の管の中を犯した。
後口目いっぱいに触手が張り込み、執拗に中を弄られて、サナリアが後ろで深い絶頂を迎えようとした時、浴室の扉が開いた。
「・・・サナリア。スライムと浮気か?」
鎮痛な面持ちのリリィが誇りに塗れた姿で立っていた。
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