【R18短編BL】自領に戻ったら政略結婚のはずの夫が泣きながら縋りついてきたんだが

ナイトウ

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8 (エロ) 終


「はあ……んっ、っあ……」

その場で角度を変えるだけだった動きに、だんだん前後の動きが加わって、繋がったところからぐちゅぐちゅと水音が鳴り始める。
すると、擦れたところから何だかムズムズするような堪らない感覚がしてきた。

「あっ……そこぉ……。」

特におなか側の股あたりに固いものがこすりつけられた時に、じわっと変な感覚がした。

「嫌か?」

旦那様が熱い息を吐きながらも動くのをやめて聞いてくる。未知の感覚に反射的にうなずきそうになって思いとどまった。ここで肯定したら、きっと旦那様はここを避けて、またさっきみたいにもどかしい思いをさせられる。

「嫌じゃ……ない。でも何か、そこゴリゴリされると変な感じするから、どうしたらいいか分かんない。」

顔を見つめながら言えば、旦那様が優しい顔で俺の頬を撫でた。

「大丈夫だ。結婚前に初夜に備えて人体の解剖図を読んだが、今当てているあたりには体内にも生殖器がある。だから、慣れれば後ろから当てても気持ちがいいはずだ。」

初夜のために解剖学っているのか?と思ったけど、動きが再開して刺激が強まるとそんな事は消し飛んだ。
変な感覚に翻弄されている最中に、旦那様が僕の性器にも触れて刺激で少し固くなっていたそこを扱き始める。

「あっ、あっ、あっ……っあぁああっ」

「さっきみたいに一緒に刺激すれば、中をペニスで擦られるのは気持ちいいと体が分かるようになるんじゃないか。」

言われたとおり、前の気持ちよさと合わさって後ろからどんどん気持ちよさが沸いてくる感覚がしてきた。

ずちゅっ、ずちゅっ、ずぷ、ずぷすぷずぷっ

「はあっ……もっ……イくぅっ……っっっ」

扱く手と一緒に突き上げも早くなって、あっという間に二度目の射精をしてしまう。
お尻にきゅうっと力が入って、中の旦那様の形がさらにはっきり分かった。

「っ……はぁ、私もそろそろ限界だ……。」

「あっ……らんなしゃまも、いっぱいイってぇ……。」

それが何を意味するか深く考えずに、イってふわふわする頭で思いつくままに言った。

「ああ、ありがとう。」

旦那様がちゅっちゅと顎や首にキスしてきてくすぐったい。首をすくめていると、体を起こした旦那様が俺の腰をしっかりと掴む。

ずんっ!

「あ゛っ……」

変な感覚のところに思い切り一突きされて、頭がしびれる強い感覚に顎をのけぞらす。

ずんっずんっずんっ、ずちゅっ、ずちゅずちゅずちゅっ

「あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ……あ゛、あ゛、あ゛」

前を触られていなくても中に叩きつけられて分からされた快感が体を駆け巡る。

ずちゅずちゅずちゅずちゅっ

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ」

「はぁっ……アニー、気持ちいいか?私も、堪らなく気持ちいい。愛してる。可愛い。アニー、ずっと私のものだ。アニー。」

ずぷずぷずぷずぷずぷずぷずぷっ

「あ゛お゛っ、んお゛お゛んへぁっ……」

「はぁっ……私ももうっ……アニーもたくさん気持ちよくなってくれ……」

しゅこしゅこしゅこしゅこ、じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ

中の刺激に頭が焼き切れそうなところに、前も刺激されて俺の体にまた絶頂がきて、それと同時に旦那様も息を詰めて体を震わせた。俺の中にネットリとした熱い感覚がどろっと広がる。

「アニー、最高だった。ありがとう。」

中に挿入したものはそのままで、旦那様が俺を抱き上げて膝に載せる。

「ん、きもちよかったぁ……。旦那様、好きぃ……。」

俺も抱きつきながらぐったりした状態で言った。すると、中の旦那様のものがまただんだん固くなって中を押し広げ始める。

「アニー、その、もう一回いいか?アニーが可愛くてまた勃起してしまった。」

「ん……いいよぉ……。」

ふわふわした気持ちで深く考えないまま 旦那様の言葉を肯定する。

その後またとてつもない勢いで気持ちがいい所ばかり突き上げられ、ヘロヘロの状態でまた復活した旦那様に強請られて次を受け入れるというのを繰り返しているうちに記憶は途切れた。



ーーー


雨戸の隙間から外の光が射して、ふっと目が覚める。
あ、朝か……と思ううちにだいぶ覚醒した。背後からしっかり抱きしめられているのに気が付いて、ちょっとびっくりした。
肘をついて上半身を起こし後ろを振り向くと、裸のレナルトがそっと俺に回していた腕を引いて俺を何とも言えない顔で見つめ返してくる。

「あー……えっと、ごめん、レナルト。俺、昨日大分失礼な言動したよね。」

酔っ払って無礼な態度で怖いと詰ったあげく、勢いで体を重ねてしまった。

「……覚えているのか?」

レナルトが目を丸くしてこちらを見た。

「言ったじゃん。まあ、ワイン3本も飲んでなかったし。記憶飛ばすのは5本目くらいからかな?」

「あの日だって飲んでいたのは同じくらいだった。」

「レナルト候が来る結構前から酒場で飲んでたからっ……」

喋っている途中で後ろからレナルトにぎゅっと抱き寄せられる。

「昨日のことは……無かったことにしなくていいんだな?」

表情は分からないけど語尾が少し震えていて、罪悪感と庇護欲に胸が少し痛くなった。昨日は忘れていても良いようにって散々人の体に痕つけてたくせに。

「あの、俺酔った勢いで昨日は色々勝手に喋ったけど、嘘は一個も言ってないよ。初めて会った時の約束、覚えてなくて本当にごめんなさい。」

「いや、私は全部知っていて敢えて貴方に告げなかった。事情を話して別れたいと言われてもきっと聞けないと思ったからだ。」

体をよじってレナルトに向き直れば、慈愛に満ちた目で俺を見ていた。自分から腕を伸ばして抱きつけば、向こうも強く抱きしめ返してくれる。

「別れないよ。これからは、俺が中庭で手を振ったら振り返してね?」

ちゅっとキスをすれば、その何倍も長いキスを返される。

「その時は私も中庭まで降りて、アニーが好きなものを一緒に見たい。」

そっとレナルトの唇が離れてそう動いた。

「それはカールさんも安心だ。」

「何故今カールが出てくる。アニーはちょっと彼に対して親しすぎるんじゃないか?」

レナルトが眉間にしわを寄せるのを見て、中々のやきもちやきだなと苦笑する。

「大好きなのは旦那様だけだから怒らないでよ。」

「私も貴方だけを愛している、アニー。」

また熱の籠もったキスをされて、下半身にレナルトの兆しを押し付けられる。

「あ、ちょっと、そろそろ支度しないとマルコ君が来ちゃうから……」

「誰だそれは。今のアニーを他の人間に合わせたくない。駄目か?」

強請るように見つめられて、仕方がないなと息を吐く。結局そのまままた朝から致して、途中でやってきたマルコ君はレナルトが帰してしまった。扉が開いたら隣国の侯爵が出てきて、さぞ驚いただろう。

それから結局1週間くらい俺の別荘で2人水入らずで過ごし、戻ったら官吏の人たちから感謝の手紙をもらった。

俺も親父に「単に見初められただけでした」と手紙を書かないとな。
 


おわり






お読みいただきありがとうございました!
こんな短編アホエロばっかり書いてますので良ければ
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