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転生したら賢者ポジだったけど魔王激推し《Sideジーク後編》1
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すれ違い、勘違い、言葉責め、乳首責め、中イキ、拘束、レイプ※
※受け視点のとおり受けは最初から最後までバチコイですが攻め視点では無理矢理なので苦手な方はご注意ください。
———————-
アイツが一人でシてる所を見てしまった後、顔を合わせるとその時のアイツのエロい顔が浮かんでしまい落ち着かないのでなるべく顔を合わせないようにしている。
その日、放課後帰る途中で父さんから送り込まれてきたダークビーストを適当に裏庭で撃退して部屋に戻るとアイツがリビングにいた。
「リンドラント君。」
部屋に入ろうとしたら立ち上がってこちらに近づいてきたので、慌ててドアを開けようとした手を引っ込める。
「んだよ。こっちくんな。」
今日は何か父さんの気合がすごいから、部屋ん中もヤバいことになってるかもしれない。
ドア越しに結界の中の様子を伺うと、案の定淀んだ気配がした。
これはコイツが共有スペースにいる間は開けない方が良さそうだ。
目の前の相手は俺が言ったとおり足を止めてこちらを見ている。
「あの、話があるんだ。」
無表情だけど、俺の出方を伺ってるように思えた。
久々にまともにその氷みたいに綺麗な顔を捉える。
すぐに脳裏に、あの日の快楽に蕩けた顔が重なって見えた。
「チッ……」
舌打ちで妄想をかき消して乱暴に長ソファーに座る。
我ながらひどい態度だ。
「えっと、何だよ。話って。」
俺の様子に何も言わないことを不安に思って尋ねる。
「……。」
まだ無言のそいつを見やれば、口を抑えて顔をそらしていた。
「んだよ。」
「いや、私なんかの話を聞いてくれるなんて君は優しいな。」
向き直って無表情でそう言うアイツ。
はぁ?嫌味か?
今見るに耐えないって感じで顔反らしてなかったか?
「良いから話を……っ!?」
近づいてきたヤツが俺の横にぴったりくっつくように座ってきた。
その上俺の太ももに何気なく手を置いてくる。
細い指が腿の少し内側をさらりとなぞる感触に心臓が跳ねた。
「ななななんだよ!?」
思わずソファの端まで飛ぶように逃げる。
「あ、すまない。つい。」
向こうはなんの感情もないように言って、対面にある1人掛けのソファーに移動した。
つ、つい!?普段からあんな風に誰かにくっついて座るのか?
心臓がバクバクしてる所に、無防備な態度に更にもやもやが募った。
「その、実は私には好きな人がいるんだ。」
話し出したアイツの言葉に一気に熱が収まって体が硬直する。
あの日からずっと考えないようにしていたこと。
「……どんなお、んな?」
男と言おうとして慌てて止めた。
俺がそれを知っていたらおかしい。
「その、詳しくは言えないんだけどとても可愛くて素敵な人だ。」
「あっ、そ。」
手先が冷たくなっていく。
思ったより低い声が出ていた。
「くだらない話をしてすまない。興味ないよな。でも、リンドラント君に手伝って欲しくて。」
「は?何で俺が。」
吐き捨てるように言った。
もう正直これ以上聞きたくない。
「同室のよしみで料理の味見をしてくれないか?美味しい食事を振る舞ったらその人も私を好きになってくれるかもしれないから。」
無表情だけど、珍しくギュッと手を前で組んでいた。
その様子に相手に対して真剣なんだなって何となく思う。
くそ、何で俺がコイツの恋愛応援しなきゃいけないんだ。
冗談じゃない。
…………。
「……別に、いいけど。」
結局アイツの手料理と言う誘惑に勝てず了承した。
それに、断ったら他の誰かに頼みにいくかもしれない。
それはそれで耐え難かった。
※受け視点のとおり受けは最初から最後までバチコイですが攻め視点では無理矢理なので苦手な方はご注意ください。
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アイツが一人でシてる所を見てしまった後、顔を合わせるとその時のアイツのエロい顔が浮かんでしまい落ち着かないのでなるべく顔を合わせないようにしている。
その日、放課後帰る途中で父さんから送り込まれてきたダークビーストを適当に裏庭で撃退して部屋に戻るとアイツがリビングにいた。
「リンドラント君。」
部屋に入ろうとしたら立ち上がってこちらに近づいてきたので、慌ててドアを開けようとした手を引っ込める。
「んだよ。こっちくんな。」
今日は何か父さんの気合がすごいから、部屋ん中もヤバいことになってるかもしれない。
ドア越しに結界の中の様子を伺うと、案の定淀んだ気配がした。
これはコイツが共有スペースにいる間は開けない方が良さそうだ。
目の前の相手は俺が言ったとおり足を止めてこちらを見ている。
「あの、話があるんだ。」
無表情だけど、俺の出方を伺ってるように思えた。
久々にまともにその氷みたいに綺麗な顔を捉える。
すぐに脳裏に、あの日の快楽に蕩けた顔が重なって見えた。
「チッ……」
舌打ちで妄想をかき消して乱暴に長ソファーに座る。
我ながらひどい態度だ。
「えっと、何だよ。話って。」
俺の様子に何も言わないことを不安に思って尋ねる。
「……。」
まだ無言のそいつを見やれば、口を抑えて顔をそらしていた。
「んだよ。」
「いや、私なんかの話を聞いてくれるなんて君は優しいな。」
向き直って無表情でそう言うアイツ。
はぁ?嫌味か?
今見るに耐えないって感じで顔反らしてなかったか?
「良いから話を……っ!?」
近づいてきたヤツが俺の横にぴったりくっつくように座ってきた。
その上俺の太ももに何気なく手を置いてくる。
細い指が腿の少し内側をさらりとなぞる感触に心臓が跳ねた。
「ななななんだよ!?」
思わずソファの端まで飛ぶように逃げる。
「あ、すまない。つい。」
向こうはなんの感情もないように言って、対面にある1人掛けのソファーに移動した。
つ、つい!?普段からあんな風に誰かにくっついて座るのか?
心臓がバクバクしてる所に、無防備な態度に更にもやもやが募った。
「その、実は私には好きな人がいるんだ。」
話し出したアイツの言葉に一気に熱が収まって体が硬直する。
あの日からずっと考えないようにしていたこと。
「……どんなお、んな?」
男と言おうとして慌てて止めた。
俺がそれを知っていたらおかしい。
「その、詳しくは言えないんだけどとても可愛くて素敵な人だ。」
「あっ、そ。」
手先が冷たくなっていく。
思ったより低い声が出ていた。
「くだらない話をしてすまない。興味ないよな。でも、リンドラント君に手伝って欲しくて。」
「は?何で俺が。」
吐き捨てるように言った。
もう正直これ以上聞きたくない。
「同室のよしみで料理の味見をしてくれないか?美味しい食事を振る舞ったらその人も私を好きになってくれるかもしれないから。」
無表情だけど、珍しくギュッと手を前で組んでいた。
その様子に相手に対して真剣なんだなって何となく思う。
くそ、何で俺がコイツの恋愛応援しなきゃいけないんだ。
冗談じゃない。
…………。
「……別に、いいけど。」
結局アイツの手料理と言う誘惑に勝てず了承した。
それに、断ったら他の誰かに頼みにいくかもしれない。
それはそれで耐え難かった。
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