【過去作まとめ】アホエロ短編集

ナイトウ

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おばかな幼馴染が壁に嵌ったら

1(エロ)(終)

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幼馴染、壁尻、有能世話焼き臆病片思い攻め、鈍感ぽっちゃり無自覚淫乱おバカ受け、乳首イキ、中イキ、壁尻、連続絶頂


ヒヅキはすごいんだ。頭もいいし、運動も出来るし、見た目も格好いい。尊敬する自慢の親友だ。
俺たちの父さん同士と母さん同士もすごい仲が良くて、どれくらいかというと同じ大学の同じサークルで出会って、同じ時期に結婚して同じマンションの隣り合う部屋に住み、隣り合う土地を同じ分譲エリアで買って同じ家を建てるくらい。

ヒヅキと俺も同じくらいに生まれてずっと一緒に育ってきた。
次の春から通う大学も一緒だ。
ヒヅキに相応しいランクの大学に俺も入るため本当に頑張った。

今日は受験が終わった息抜きがてら、前住んでたマンションがあった街にヒヅキと遊びに来た。

「ミヅキ、足元気をつけろよ。」

ヒヅキが注意してくれたから、俺は引っかけそうになっていた地面の窪みを避けることができた。
やっぱりヒヅキはすごい。いつだって俺を助けてくれるヒーローだ。

2人でマンションの近所の林をしばらく進むと、昔作った俺たちの基地に着いた。少し雨風にさらされて傷んでるけど、ヒヅキが丹精込めて作った小屋は崩れる事なく残っていた。
やっぱりヒヅキはすごい。俺も物を運んだりヒヅキを応援したりちゃんと頑張ったけど。

「わあ!残ってる。」

「大家さんが壊さず残してくれててよかったね。」

「うん!」

この林はマンションのオーナー夫妻の私有地で、子どものいなかった夫妻は僕たちをすごく可愛がってくれた。
この基地も出来上がった時は親以上に褒めてくれたっけ。

「俺たち、本当いろんな人の優しさ貰ってるね!」

「そうだね。ミヅキのおかげだよ。」

「ちがうよ!ヒヅキのおかげだよ!」

ヒヅキと俺は顔を合わせて笑いあった。

「ミヅキ、早速焚き火の準備しよう。俺枯れ枝を集めるから場所作ってて。」

ヒヅキが水の入ったバケツを小屋の近くに置く。
小学生の頃は許されなかった自分たちだけでの焚き火だが、大学入学を前にしてやっとお許しが出たのだ。

「あ、わかった。」

俺も慌ててバケツの横に着火道具やさつまいもの入ったビニール袋を置いた。
ヒヅキがその中から軍手を2組出し、1組を俺の両手にはめてもう一つを自分ではめた。

「いってらっしゃい。気をつけてね。」

「いってきます。そっちも気をつけて。」

ヒヅキが林のさらに奥に進むのを見送った後、
俺も小屋の周りの落ち葉をかき集めて山を作り、邪魔になりそうな草をむしった。
そんなに広いスペースは必要ないため、作業はすぐに終わった。
まだヒヅキは帰って来る気配がない。
俺はまた小屋を眺めた。

子ども2人が入るくらいのサイズとはいえ何度見ても小学生が作ったと思えない出来だ。
近寄って正面扉を開け中を覗く。引っ越しの時に荷物は持ち出したから中は空っぽだ。
入口対面の壁には俺のリクエストで丸い大きな扉付きの窓が付いていた。
ヒヅキが俺のために作ってくれたのが嬉しくて、よくこの窓から小屋に入ったっけ。
俺は懐かしくて小屋の裏に回り込み閉まっていた窓の扉を開けた。
少し軋んだ音がしたが、しっかり開いて中が見える。
屈んで覗き込むと扉側の壁には、引っ越す時にお互いがお互いに残したメッセージが書いてあった。
俺は「大人になったらここでたきびしようね。」と書いた。ヒヅキも同じこと書いたんだよね。
俺はふと思い立って着ていたジャケットを脱ぐと小屋の前で膝立ちになり、屈んで窓に頭を突っ込んだ。
肩でつっかえるが、何とか両肩を前にせり出させて体を縦に丸め少し枠に通す。だいぶギリギリだが入りそうだ。視界がヒヅキのメッセージに近づく。これはいけるのでは?
一旦頭を抜いて今度は両手から窓に突っ込む。頭と両肩が通った。手を伸ばして小屋の床につくと、両手両足でずりずりと胴体を中に進めた。窓を胸が抜け、ヘソが抜ける。
もう少し、と思ったところで骨盤の手前でつっかえた。いくら手を使って足を踏ん張っても抜けない。
そういえば受験勉強の間糖分が必要だからとヒヅキがたくさんお菓子を作ってくれたのをバクバク食べてお腹周りがだいぶ太ったんだった。
更に力を入れるとギシギシと小屋が軋んで壊れるんじゃないかと思う。
それは絶対ダメ!
俺は窓を通り抜けるのを断念して前に這うのをやめた。
丁度ヘソあたりに窓が来るまで体を戻し一息つく。
四つん這いの間抜けな格好だ。早く抜かなきゃ。

「ミヅキ、抜けなくなっちゃったの?」

声をかけられ下げていた顔を上げれば、入り口の外にヒヅキがしゃがんでこちらを覗いていた。

「あ、ヒヅキ、おかえりなさい。」
窓につっかえたまま声を掛ける。
ちょっと焦っていたのがヒヅキの顔を見たら安心して笑顔になった。

ドサリとヒヅキが背負っていた枯れ木の束を地面に置くと、入り口から体を入れてこちらに近づく。
ヒヅキも四つん這いで小屋に入ってきて、今は俺のすぐ目の前にヒヅキの顔がある。

「痛かったり苦しくはなさそうだね。」

ヒヅキが俺の顔色をじっくり見て言う。

「うん。前みたいに窓から入りたかったんだけど、おデブで通らなかった。」

「ミヅキは今くらいが可愛いよ。父さんと母さんも、ミヅキのおじさんとおばさんが一番可愛いって言ってるでしょ。」

ヒヅキの言う通り俺も両親もずんぐりした体型をしている。ヒヅキやヒヅキのおじさんとおばさんは対照的にスラリとした体つきで、みんなすごくカッコいい。

「ありがとう。ヒヅキはかっこいいよ。」

「ありがとう。体、抜けられそう?」

そう言われて俺は身体を引いてみる。しかし、入るときはかろうじて通った肩が、出るときは突っかかってしまった。

「1人じゃ無理みたい。ヒヅキ、悪いけど後ろから引っ張って?」

「わかった。」

ヒヅキが小屋から出て俺の後ろに回り込む。
不意に背中を触られて反射的にピクリとしてしまった。
ヒヅキがヤワヤワと窓にハマった俺の背中やお腹の部分を撫でるから、ヒヅキの指がくすぐったくて鼻から息を漏らしながら体をよじった。

しばらくしてまたヒヅキが正面から入って来る。

「やっぱり、無理に引っ張るとミヅキが怪我しそう。大家さんに工具借りに戻るから、ちょっと待ってて?」
ヒヅキがそう言って、はめた右の軍手を外して俺の頭をくしゃりと撫でた。

「えっ!?小屋壊すの?嫌だ!!ヒヅキ、引っ張ってよ。無理矢理でも痛くてもいいからして!お願い……。」

俺は必死にヒヅキにお願いした。俺のせいでヒヅキが作った小屋を壊さなきゃいけないなんて絶対嫌だ。涙が目から込み上げてくるが、俺はそれを訴えたくてまっすぐヒヅキを見つめた。

「……ひとつ、方法があるんだけど。」

俺の頭に置いた手をほっぺにずらして俺の顔を撫でながらヒヅキが言う。いつも冷静な声が珍しく少し上ずっていた。

「何?壊さなくて良いならそれにする。」

「いっぱいエッチな気分になるとね、腰が締まって細くなるから抜けるかも。」

「はっ!それだ!ひとりエッチの時とか腰がギュってなるもんね。」

やっぱりヒヅキはすごい。すぐに解決方法を見つけてしまう。

「嫌じゃない?」

「うーん。ちょっと恥ずかしいから、ヒヅキはよそ見してて。俺ひとりでやる。」

「ん?ひとりでどうやってするの?」

そういえはそうだ。今の俺じゃちんこに触れない。

「俺がしたげよっか?」

ヒヅキが少し掠れた声で言った。

「本当?嫌じゃない?」

「ミヅキなら全然嫌じゃないよ。ミヅキが良いなら。」

「俺もヒヅキならいいよ。じゃあお願い。して。」

俺がそう言ったすぐ後、ヒヅキが俺の顔に自分の顔を寄せてキスをした。ヒヅキの柔らかい唇が俺の唇を食む。ヒヅキとチューするのは幼稚園の年中さん振りだ。そのときはくっつけるだけだったけど、今のヒヅキのキスは俺の口をまるごと食べそうな勢い。押し付けられたヒヅキの唇の感触がふにふにしててちょっと気持ち良い。
男同士ではキスしないんだって知ってから自然にヒヅキともしなくなったけど、こんなに気持ち良いのに何でしないんだろう。

「っんむっひづ、くちっ、ふぁっ……」

口が取れそうと言おうとしたら開いた口からぬるりとヒヅキの舌が入ってきた。ピチャピチャって下品な音を立てながら俺の舌や歯ぐきをヒヅキが舐める。ざりざりと舌がこすれあうと、ちんこがズキズキした。それだけですごいエッチな気分になる。
俺はヒヅキにちんこを擦って貰うつもりだったんだけど、こんなやり方でもエッチな気分になるんだな。やっぱりヒヅキはすごい。
もっと擦って欲しくなっちゃったけど。

「ヒヅキ、はっ…すご、キスだけで俺、勃った……。」
どうにか口を塞がれる合間にヒヅキのすごさを伝えたら、もう話す隙すら無いくらいに口内でヒヅキが暴れまわった。

狭い小屋に響く水音をのぼせ始めた頭で聞いていると、左の乳首にヒヅキの手が触れた。いつのまにかシャツのボタンが外されて、暑がりで冬でもインナーを着ない俺の乳首がむき出しにされていたようだ。

「んむっんぁっ」
口がべったりと塞がれていて言葉にならなかったが、そのあからさまに性感を引き出す動きに体が跳ねる。膝をついていた足が衝動的に外に出た尻を突き出すように伸びる。

ゆっくり乳輪の周りを撫でたかと思うとコシコシと先っぽをしごかれて更に熱が上がる。
思わず地面についていた手を縋るように俺の乳首を弄りまわすヒヅキの腕に乗せた。

「ん……ちゅ、ん?どうした?ここ触られるの嫌?」

ヒヅキがキスをやめて普段より更に優しく聞いてくる。ここと言いながら、軽く俺の乳首をトントンするからそれにもピクリとした。ちょっと話す息が荒くてそれがすごいエッチだ。

「いやっ、なんかそれ、変なるから。」

「エッチな気分になる?」

「……うん。」

「じゃあいいじゃない。」

「あ、そっ……か。」
ヒヅキは俺をエッチな気分にするために頑張ってるのに、つい止めてしまった。
俺は縋っていた手をまた地面についた。これって、俺の乳首をたくさん弄ってエッチな気分にして下さいって意味だ。
そう思うと頭が沸騰しそうになった。

「ありがとう。えらいね。」
ヒヅキは俺の為にやってくれてるのに俺に感謝して手の動きを再開した。

「ふっ、…あ、あ、んぁ……やぁ、あっ」
ヒヅキが口ではなく顔や首元にキスをし出したので、乳首やうなじを刺激されるたび解放された口から出た俺の変な声が小屋に響いた。
恥ずかしいけど、この方がエッチな気分になるから我慢しない。

「ミヅキ、声がエッチだね。」
俺の鎖骨を舐めながらヒヅキが囁く。

「ひっ、だってヒヅキがぁ……あぁっ!」

「そうだね。俺のせいでもっとエッチになって。」

「ん、ぁ、あ、うん…あぅっ」

もう既に俺のちんこはガチガチだったけど、まだ射精するほどじゃない。腰が縮むには足りないと思う。

「ね、はぁ、ヒヅキ……」

「ん?なぁに?」
ヒヅキは返事しながら俺の頬にちゅっちゅとキスした。

「足んないから、もう片っぽの乳首も触って……。」

ヒヅキは返事せずに俺の肩口に額をつけて「あーもぅ~」と呻いた。そのまま首の付け根にしゃぶりついて強く吸ってくる。吸われた箇所がチリっとした。

「いたっ。」

「あ、ごめん。でもわがままのお仕置き。俺今右手しか使えないのに。」

「あ、ごめんなさい……。」
ヒヅキも狭い小屋で四つん這いなのだ。当然片手は地面についてないといけない。

「だから、右の乳首は自分でやって。」

そう言ってヒヅキは俺の右手から軍手を外して俺の右乳首に誘導した。自分でおずおずとヒヅキがしてくれたみたいに動かす。そこは普段よりも硬くなってて触ると先っぽがコリコリした。自分で触るだけなのに脳天にビリビリって甘い信号が突き刺さる。

「んっはぁ……。」

右の刺激と、ヒヅキが再開した左からの刺激が合わさって更に気持ちが良い。下半身に熱がドクドクたまって履いているズボンが窮屈だ。
ヒヅキと同じように手を動かすと、まるで右もヒヅキに触られてるみたいでもっと気持ちよくなった。小屋の外でおしりがピクピク震える。だいぶ上手くいってるんじゃないだろうか。もう少しだと思うけど、まだ足りない。
ヒヅキはさっきまで俺の間近にあった顔を少し離して、俺のめちゃくちゃにされてる乳首やあんあん言ってる顔を薄暗がりでじっと見ていた。多分慎重なヒヅキのことだからちゃんと俺がエッチな気分になってるか確認してるんだ。でも、それじゃダメ。

「あぅはぁ、ヒヅキ、おれ…んっ、ヒヅキに乳首弄られて、はっ…すごくエッチな気分だよ、はぅっんっ、あっ、あっぁあ」

ヒヅキの乳首を責める手が激しくなるから、俺も合わせて自分の乳首を責める手を激しくした。何かが中心からせり上がってくる。
でもあと一歩。俺は漏れ出る息の合間に必死に続けた。

「だから、んぁ、ちゃんとイキそう、だから、離れてっ見ないでぇちゅうしてぇ…あぁ、ん、ちかくにぃんむっ、ん、ん゛ぁ」

やっぱりヒヅキはすごい。言い終わらないうちに俺の気持ちわかってくれて、口の中全て食べ尽くされるようなキスが降ってきた。舌や上顎や敏感なところを全部みっちりぬるぬる犯されて、
乳首の先をコリコリされたり、爪で優しくカリカリされたり、コスコス側面をこすられたりして幸せな気分でいっぱいで訳が分からなくなる。でも、あと少しと俺も手を必死に同じように動かした。
あ、あ、あ、くる、きちゃう、い、ぁいっちゃう、おれいっちゃうよヒヅキぃ
「ん゛ん゛ん゛んっ!!」
迫り上がる快感が頂点に達した瞬間ちんこの感覚しか無くなって、きもちいいきもちいいって頭が真っ白になる中ビュルビュルってトランクスの中に精液を吐き出してた。
腰がギュッと締まって体がプルプル震える。

すご、ちんこ触らないでイっちゃった……。
射精後の少し冷静な頭で目を瞬かせながら思う。涙でぼんやりする視界が少しましになった。

「ミヅキ、イった?」
さっきまでの獣みたいなキスで俺の口の周りに張り付いた唾液を、几帳面なヒヅキはぺろぺろ舐めて綺麗にしながら訪ねてくる。

「あ、うん。すごかった。あ、ありがとう。これで抜けるよね。」
ちょっとまだ腕や足に力が入らないけど、少し休んだら抜けるか試してみよう。

「かも。外から見て確かめるね。」

ぴったりくっついていたヒヅキが離れて視界から消えた。
力が入らない弱った状態なせいか少し寂しくなる。

「あれ、まだだめかも。」

後ろに回ったヒヅキの残念そうな声がした。

「そんな。」

告げられた悲報に気の抜けた体を叱咤して前に這ってみる。
やはりさっきと同じところでつっかえてしまった。後ろに這っても、やはり肩が引っかかる。

「本当だ。どうしよう……。」

やっぱり壊すしかないのかな?でも、それは嫌だ。

「もうちょっと続けてみる?」

「うん。お願い、もっとして!」

ヒヅキからの提案。俺は藁にもすがる気持ちで賛成した。

「じゃあ、ズボン脱がすね。」

今度は後ろからするつもりなのかヒヅキが報告する。

「え、あ、でも、恥ずかしいかも。」
既に小屋の中で乳首は丸出しだが、まだ壁があって外からは見えない。外にある下半身を脱いだら、屋外でパンツ丸出しだ。

「大丈夫。俺しか見てないから。」

ヒヅキは俺のジーンズのベルトを外しボタンとチャックを開けると、ぐっとウエストを掴んでバナナを剥くみたいに俺の下半身から剥がした。受験前から持ってる服だったので、すこしピチピチだったそれは下半身との摩擦を生みながらずるりと脱げる。先ほど出したばかりの股間にも生地が当たり、ぐちゃりという音がした。
ヒヅキにも聞こえたに違いなくて、恥ずかしさで耳が熱くなる。

膝を片方ずつ上げさせられて全て取り払われると、さらに間抜けな格好になったはずだ。
膝をつき直すときに地面には布が敷かれていて、素肌でも痛くはなかった。

「パンツも脱がすよ。」

「え、あ、ひぁっ」

今度は止める間もなく性急に履いていたトランクスが引き下ろされ足から完全に抜かれてた。
尻と、ぐちゃぐちゃな股間が外気に晒される。
3月下旬とはいえ、丸裸な下半身は正直結構寒さに強い俺でも寒い。

「寒い?」

「さ、寒いに決まってる。」

そうつたえると、背中に布がかけられた。多分俺が脱いだジャケットだ。背中がカバーされて少しだけましになる。

「いっぱい出たね。」
ヒヅキがそう言って後ろから腕を回して俺の白濁塗れだろうちんこを握り、数回しごいた。グチャグチャというはしたない音が薄い木板の壁越しに聞こえる。

「ふぁ、あ、やぁ、イったあとだから、触んないで」

俺は腰を振って抵抗した。
1人でするときも、イくと敏感になってしまい触るのが辛いので、いつも1回で止めるのだ。自分はそんな何回もイケる体質でないことを俺はやっと思い出した。

「でも、続けるんでしょ?」

「そうだけど、そこ触られるのはまだ痛い。」

どうしよう。八方塞がりかもしれない。

「じゃあお尻でもいい?」

「え、お尻?」
尻なんて触ってどうするんだろう。

「そう。お尻にね、触るとエッチな気分になる場所があるんだよ。」

やっぱりヒヅキはすごい。それなら俺も大丈夫かもしれない。

「そうなんだ。じゃあ俺のお尻のエッチになるとこ触って!ひぁっ!」

すぐにヒヅキが俺の尻たぶを掴んで左右に広げた。
ヒヅキの手は暖かいけど、広げられた穴のある箇所が空気に当たって冷たい。ひょっとしてヒヅキにお尻の穴見られてる!?

「ヒヅキ、なに、そこ恥ずかしいよ。早くちゃんと触って。」

「やってるよ。だってミヅキがエッチになるとこ、この中にあるんだよ。」

そういってヒヅキは俺の穴を触った。俺の出したものを穴の周りに塗り広げる。赤ちゃんの時くらいしか人に触られたことがないような場所だ。
そんな場所をヒヅキに見られて、触られて、耳に血が集まる。

「この中って、お尻の中ってこと!?」

「そうだよ。だから、ちょっと我慢してね。」

そう言うとヒヅキはむき出しの俺の尻を両手で下から少し高く持ち上げた。そこにぬるりとした感触を感じる。きっとヒヅキの舌だ。ぬらぬらと穴の周りを舐められるたび、敏感な肌がけたたましく反応して脳に刺激を伝えてくる。

「ひゃあ!はぅ、あ、やぁ、そこ、んぁあ」

くるくるとシワを伸ばすように舐めたり、穴の中に尖らせた先を突き刺すようにねじこまれる。
その間尻たぶも手のひらで優しく撫でられたり揉み込まれたり、お尻がこんなに気持ちが良いなんて知らなかった。
だんだん舌は穴の中をえぐるような動きに専念するようになってくる。

「やぁ、穴ぁ、あ、ぁあ、広がっちゃうぅ、ん、はっ」
中をザリザリされる感覚がたまらない。もっと奥にされたらどうなるんだろう。

「大丈夫。広げてるんだよ。もっと奥に行くからね。」

期待に心が跳ねる。ヒヅキは舌をねじ込みながら、右手で俺のちんこにまた触れた。
そこはすでに硬く張り詰めていて軽く撫でられるだけで苦しいくらいに気持ちが良い。

「ふああぁ、ちんこしゃわ、んぁ、」

いつもは何でも聞いてくれるのに俺の頼みを無視したヒヅキがグチュグチュとそこを揉みこむので腰が跳ねる。おしりをヒヅキに押し付けるみたいになった。

「はぁっ、ミヅキ、エっロ……」
珍しく乱暴な口調でヒヅキが呟く。

「だって、ヒヅキがぁ、ん、ん゛ん゛ん゛っ」

痛くて嫌だったはずのちんこはいつのまにか気持ちいい方が痛みを遥かに超えてて、ヒヅキに先っぽを重点的に弄られたらあっけなく二度目の絶頂に達してしまった。その瞬間ヒヅキの舌がお尻の穴に入っていたせいで、穴がぎゅうっと舌を喰い締めるのがわかった。
頂点に達して体が弛緩するときも、クパクパと穴が舌をしゃぶる。

「ここ、もっと欲しいんだね。」

ヒヅキはそういって、俺が出した精液のたっぷりついた手でまだヒクつくお尻の穴をカリカリ引っ掻いた。

「ひぅっ!あ、なに、あぁ、指、はいって……はっ、あ、」

ヒヅキの指が一本入ってきた。粘液で滑るせいか、指がぐんぐん入り込むのがわかる。

「ミヅキの中柔らかくて気持ちいいよ。痛くない?」
俺のヘソのあたりをもう片方の手で優しくくすぐりながら入り込んだ指がくるくると周りを広げるように動く。
痛くはないけど舐められてる感じが続いてむずむずして言葉が出ない。

「ん、あ、…あ、はぁっ」

「二本にするよ。」
痛みを訴えない俺の様子に、ヒヅキはそう言って一旦出て行くともう一度入ってきた。
今度は宣言通り並んだ指を入れているのか、さらに穴が広がって圧迫される感じがする。
ヒヅキはあやすように俺のお腹をなぜながら震える俺の穴に指をズッポリ入れこんでしまった。
二本になると、動くと中との摩擦が増えてその擦られる感覚に明らかな快感を覚えた。舐められてた時の刺激が増幅して叩き込まれてる感じ。

「あぁ、あ、何これ、あ、気持ちいっ、いい、んぁ」

気づけば抜き差しのたびにたまらず腰を振っていた。
こんなの初めてだ。やっぱりヒヅキはすごい。

「もっと気持ちよくなるから。」

ヒヅキは抜き差しをやめると、おなか側の粘膜を探るように撫でだした。それも気持ちいいけど抜き差しされるよりはゆるい刺激に、少し息をつく。しかし、それもわずかな間だった。

「!?うわぁあ!あっ、ん゛ん゛あ゛、あ、らに、そこっ、あ゛、すごっん゛ん゛っ!おぁっ!!」

おなか側の、丁度ちんこの付け根あたりを触られた時、今までの比じゃないくらいの気持ち良さを感じた。なんかもう、気持ちいいというより電気を直接流されてるみたいだ。
思わず足が暴れて、後ろにいるヒヅキの腿を少し蹴った。
なのにヒヅキは全く気にせずそこばかりを擦り上げ、グッグと押し込み、二本の指でバラバラにこねるように撫で回す。

「あ゛あ゛あ゛むりむりむり、だめだめだめ、お゛お゛お゛、ん゛ー!ん゛ー!ん゛っん゛っん゛っ!」
ヒヅキは訳のわからない喚きごえをあげて強すぎる快感に身も蓋もなく跳ね暴れる俺の腰を左手でがっしり掴んで、右手で容赦なくそこを責め立てた。抜け出したしたくてもヒヅキが作った窓から逃れられない。懲りずにまた硬くなった俺のちんこが、悶えるたびブンブン震えるのが分かる。その触られてないはずのちんこに、裏から強制的に快楽を送り込まれてちんこが馬鹿なったみたいにきもちいいきもちいいって際限なく頭に訴えてくる。

「あ゛、っ゛ーーーーー!」

とうとう声すら挙げられなくなったまま、俺はまた絶頂した。腕からはもう力が抜けていて、上半身は窓からだらりと垂れ下がったままビクビクって陸の魚みたいになすすべなく痙攣していた。
下半身ももう快楽を感じる以外の機能は止まってて、全てをヒヅキに預けている状態だ。ヒヅキが上から支えているので、かろうじて膝がつけている。

強い絶頂で思考が飛ばされて何も考えられない。

「せっかくミヅキのエッチになるとこ見つけたのに、
まだ抜けそうにないな。」

ヒヅキの声がする。そーなんだ。

「もっとやるからね。」

だよねぇ。

「もっとぉ、わかったぁ。ん、んぁあぁっ」

ふわふわした頭で言われるままに返事をした。ずるりと指が抜けた刺激にも感じてしまう。力の抜けた下半身を掴み直された。
お尻の穴に、指じゃない熱いものがあてがわれたと思うと、それが力強く穴を押し広げて入ってくる。

「なっあぁ、えっ、らにぃ、これぇ!?あっ、ああ、なかぁ、広がってうぅ!もっとゴシゴシっ、あっしてっ、はぁ、あ、ぁあっ」

指より全然太くて熱くて硬い棒がみちみちと中を満たす。
粘膜を360度擦りあげながら進む感覚に、俺の全てが奪われそうだ。

「はっ、ミヅキ、ミヅキの中に俺のちんこ入ったよ。」

ヒヅキが荒い息で話すのを朦朧とした意識で聞く。
はぇ、これ、ヒヅキのちんこなんら。やっぱりヒヅキはすごい。

「すご、ヒヅキの、おっき、ん、きもちい、ね。」

「はぁ、ミヅキの中も、すっごく気持ちいいよ。」

ヒヅキの腰はおれのお尻にぴったりくっついていてもう入らないのに、ヒヅキはもっと奥に行きたいってぐっぐって腰を押し付けてきて、俺の中ももっと奥に来てって、ぎゅうぎゅうしてる。
しばらくしたらヒヅキが腰を掴んで抜き差しを始めた。
そうされると動く度中が擦れて気持ちいいし、突く時はさらに奥に届いている感じでもっと気持ちいい。奥の気持ちよさはちんこの裏をこするのと同じくらいだけど、ズンズンと断続的に、ちんこを介さず直接、ガンガン頭に気持ちいいが届く。

「あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、ん゛ん゛お゛お゛!!」
何回か最奥を突かれてまた俺はイってしまった。舌の時と違い今度は穴全部でヒヅキを喰い締める。その締め付けで俺のちんこの裏がヒヅキのちんこで押されてまた気持ちよくなって絶頂まで高められる。

「あ゛あ゛ん゛っ、これっ、まらな゛、あ゛っあ゛あ゛っ」
背中がガクガクする。絶頂が絶頂を生んで降りてこられない。
何回イってるかもわからなくなった。

「ん、ミヅキ、そんなされたら俺、我慢できないっ」

俺がイってるのに、ヒヅキが腰を振ってズブズブ抜き差しする。
イって中ギチギチなのにでっかいちんこでゴリゴリ擦られてる。奥がガンガン突かれてる。

「あ゛だめっ、ずこずこしちゃ、ん゛、ん゛ん゛ん゛!まだイってう、からぁ!!」

「んっ、出る、ミヅキ、ミヅキっ」

ヒヅキの体が震えるのと、俺が今日一番の絶頂で痙攣したのはほぼ同時だった。

「はっ、はっ、」
ヒヅキの荒い息遣いがするのを、熱に浮かされたまま、くったり壁にもたれながら絶頂の余韻の中で聞いた。どうせならヒヅキのイク顔が見たかったなとなんとなく思う。
あと、もっとヒヅキとキスがしたい。
でも、それってここから抜けた後じゃないと無理だよな。
でも抜けたらする理由なくなっちゃうのか。
考えがまとまらないでいると、ヒヅキが俺の胴体を掴んでずるりと引き抜いた。
何度もイって力が抜けていたからか、自分でやろうとした時は突っかかっていた肩はあっさりと窓から抜けた。
ヒヅキの言う通りだった。やっぱりヒヅキはすごい。

久々の外の光が眩しくて目を眇める。
俺ははだけたシャツしか着てなくて、汗が冷えて寒いなと思ったらヒヅキがジャケットを掛けてくれた。
大分温くなった自分のホット緑茶を焚き火の煤を拭くはずだったタオルにしみこませてドロドロの下半身を拭いてくれる。
途中、少し窓枠の跡がついた俺のおなかを心配してたけど、俺は全然大丈夫だった。
そんな感じでヒヅキに手早く身支度を整えられ、俺はすっかり元の格好に戻った。パンツだけちょっと湿って気持ち悪いけど。
こうなるとさっきまでのこともなかったみたいだけど、ヒヅキは着てきた春コートを脱いだままだ。俺の下に敷かれたせいで、いろんな汚れでドロドロになってしまったから。一応バケツの水で洗い流しておおまかな汚れとかは取れたけど、流石にもう着られないだろう。

「コート、ごめんね。ダメにして。」
俺の身支度を整え終わったヒヅキは焚き火の準備に入っている。
俺的には結構すごいことをした気がしてるけど、ヒヅキにはそうでも無いのかな。普通に焚き火してく気みたい。

「大丈夫だよ。まだ使えるから。」

「えっ、まだ着るのそれ?」
あんな人の精液に塗れたコート、よく使うなとちょっと思った。

「お気に入りだもん。一生使おうかな。」
ヒヅキは笑って言った。
そんなに物を大事にするなんてやっぱりヒヅキはすごい。

ヒヅキが集めた枯れ木の隙間に俺が集めた落ち葉を詰めて、着火材を使う。
火はパチパチと音を立てて燃え出した。

「しばらくしたら焼き芋作れるようになるよ。」

そう言うヒヅキはまるで何時もの通りで、焚き火の匂いの中言うのもも何か格好悪くて、俺はすっかりヒヅキにまたヒヅキとキスしたいって言うタイミングを無くしてしまった。

おわり
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みんなの感想(1件)

ささまろ
2021.02.19 ささまろ

スパダリ生徒会長のお話

史緒の一人称が僕と俺の両方あります、両方使っています。どちらでしょう

2021.02.19 ナイトウ

コメントとお知らせありがとうございます。
ひととおり見直して1カ所俺を使ってるところを見つけたので僕に変えときました。

与太話ですが現実だと男の人って僕と俺を結構混ぜて使うのに小説だと混ざると違和感あるのってどうしてなんでしょうね。

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完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

R指定

ヤミイ
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ハードです。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

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