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大好きなあなたへ

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 2月10日。

知り合ってから一年が過ぎました。

嫌われても大喧嘩しても、

人と今まで付き合ったことがなかったから、

あなたとのこの一年は、

驚きと戸惑いとねたみと愛で満たされていたと思います。

あなたと何とか会話がしたくて、

あなたの好きなものを調べたり、

興味を示したり、実際にやってみたり、

いろんなことをしました。

あなたに愛されたくて、

あなたに頭をなでられたくて、

小説も書き始めました。

あなたの書いた小説は、

大和言葉をたくさん使った

素敵な言霊の貴方の生き様があふれる作品ばかりでした。

わたしは、ふと不思議に思いました。

ひきこもりのあなたが、

普通のひきこもりとは違うことを。

おかあさんまが、

「ごはんよー」

と、呼ぶと、子供のように

「はーい」

と、席を立ちますよね。

34歳の男性があんなに素直に気持ちよく

親の言うことを聞くのがとても心地よかった。

ゲームが途中でも、チャンとお母様が

食事を作ってくれるのをねぎらって、

夜の7時をとても大切にしてる。

そんな男性をはじめてみたのです。

初めは、

「このひと、マザコンなのかな」

と思いました。

でも、ぜんぜん違っていた。

そして、次に驚いたのが、

あなたが女を自分からは捨てないということでした。

私が泣き叫んでも、普通ならそんなうざい重い女、

うんざりです。

別な女性がやきもちやいても、

あなたは優しくフォローする。

心を使ってあげる。

「こんな男性が世の中にいるんだ」

私は少しずつ、心開いていきました。

信頼していきました。

貴方はいつも優しく受け止めてくれる。

私の小説に関しても、

たくさんのアドバイスをしてくれる。

愛を注いで、育ててくれる。

カメラアングルを変えて、

情景描写するといいよ。

キャラに愛情を示して、設定するといいよ。

古文の助詞と助動詞を覚えるといいよ。

実行可能な小学校も出ていない私に

わかりやすい解説で教えていただける。

ありがとう。

穏やかな小春日和の中で、

あどけなく遊ぶ子供のように、

愛着障害のわたしは、

ゆっくりと育っていくのです。

毎日スカイプしてくれて、

たくさんの時間をありがとう。

私は生まれてはじめて、

本命チョコなるものを貴方に送りました。

パニック発作が治ってない私は、

池袋のデパートまで買いにいけなかったけど、

不思議な形で貴方に送ることができました。

一つ一つを選ぶ楽しさ。

わくわく、どきどき、ときめいて

きらきらした一年になっていく。

輝きと喜びをありがとう。

大好きな淡いピンクの花弁の中で

ほのかに漂う香とともに

あなたがすきを楽しむのです。


何で人が涙を流すと思う? 

それはな悲しみを洗い流してもっと強くなるためだ


だからこれからも私の前で泣けつらかったら

そして泣き終わったらもっと強くなるよ

私の中の一番のツイート

https://twitter.com/mai_5000jp/status/1141162786082324480

15R小説です
読んでいただけたら嬉しいです

https://ncode.syosetu.com/n7741da/

貴方の小説の紹介でしたw

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