山姥はおこだよ

春秋花壇

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特別な人

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恋をするとね、

その人の特別な人になりたいと思うの。

恋をするとね、

その人から一番愛される人になりたいと思うの。

恋をするとね、

その人にプレゼントを渡したいと思うの。

そのプレゼントは、

その人が一番喜んでくれるものがいいの。

でも、達也さん、

あなたがプレゼントを渡す人は

いつもわたしじゃない。

わたし以外の誰か。

そして、わたしがプレゼントを渡す人は、

どんなにたくさんの男の人がいても

あなたなの。

だから、とっても寂しくなるの。

哀しくなるの。

これまではね、達也さん、

DQ10の中ではいろんなプレゼントを

達也さんが渡したとしても、

リアルでは遊だけだと思ってたの。

でも、司さんと話して、

たくさんの栞とピカチュウのストラップ、

金平糖の根付けをもらっちゃった♪

栞は彼のお気に入りの金でできた栞とうさぎの栞。

普段使いはできないしおりなんだって。

高価だってことなのかな。

たぶん、ウインリイちゃんにも送ってるって。

どうしたらいいの。

もしも、反対だったら、

達也さん、どうする?

もしもではすでにないんだけど。

上条大地さんはこの前、遊にカメラと時計をプレゼントしてくれたの。

総額にすれば、40万以上のものだと思う。

でも、遊が欲しいものは

100円のしおりでもいい。

達也さんからのプレゼントなの。

きっとね、物をあげたことだけじゃないと思うの。

彼女たちの住所を達也さんが知ってて、

送ったこともすごくショックなんだと思うの。

達也さん、あなたの特別は、いつも遊以外。

やっぱり、それが一番寂しいの。

つらいの。

達也さん、あなたが旅行に行ったとき、

あなたは何枚かの写真を送ってくれた。

わたしは有頂天になるほど喜んだの。

でも、あなたは彼女たちのプレゼントを選んでいたのよね。

ぐすん。

メールが嫌だというから、

ラインに登録したの。

ラインの返事はまだ来ない。

このまま、放置なのかな。

ねー、いい加減諦めて欲しいよね。

しつこいよね。

ごめんね。

もうすぐ、終わりにするから。

ちゃんと、さよならするから。

いつもありがとう。

お帰りなさい

ご主人様

お疲れ様でした

11月7日

今日はお鍋の日でございます。

お風呂になさいますか

ご飯になさいますか

それとも٩꒰ ˘ ³˘꒱۶~♡

きゃ もじもじ

おやすみなさい꒰◍ᐡᐤᐡ◍꒱

あはは、また恨み節みたいになっちゃった。

だって、このままだとわたし

起き上がることも出来なくなりそうだから。

ここで心のコップの泥水をひっくり返したいの。

小説の宣伝は誰かにしてもらってください

特別になれなかった遊より

大好きな達也さんへ

木枯らしが寂しい心を吹きぬける。

凍えてしまいそう。
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