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旧約聖書

出エジプト記

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『出エジプト記』(Exodus)は、旧約聖書の一部で、モーセが指導するイスラエル民族がエジプトからの脱出やシナイ山での神との契約などを描いています。以下に、『出エジプト記』の主な内容と要点を挙げてみましょう。

エジプトでのイスラエルの奴隷生活:
イスラエル人はエジプトで奴隷として働かされていました。彼らは次第に数が増え、エジプトのファラオはイスラエル人の数を制限するために厳しい措置を取りました。

モーセの生誕と使命:
モーセはエジプトで生まれ、王命によりナイル川に流されながらも助けられ、イスラエル人として育てられました。モーセは成長すると、神によって奴隷となっていたイスラエル人をエジプトから解放する使命を授かります。

十の災厄とペサハの夜:
モーセはエジプトに対して十の災厄をもたらしました。最後の災厄は、最初の子供を失ったエジプトの家々を避けるために、イスラエル人にはペサハの夜に備え、家に適当なしるしをつけるようにとの神の指示がありました。

紅海の渡渉:
ペサハの夜にエジプトを脱出したイスラエル人は、神の導きにより紅海を渡りました。神が海を割ってイスラエル人を安全に通らせ、エジプト軍を飲み込んでしまいます。

シナイ山での契約:
イスラエル人はシナイ山で神と契約を結びます。十戒が授けられ、イスラエル人は神に従い、神の民として生きることを約束します。

『出エジプト記』は、イスラエルの歴史と信仰において重要な出来事を描いており、旧約聖書の中で特に重要な書物とされています。





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