あの日、僕は君に恋をした。

愛カノン

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第四話

…どーしたら?

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「優希~!」
「…奏太…。」

紅神君に、学校案内を済ませ
放課後になったとき、奏太が
近寄ってきた。

「どーしたんだ?…お前…今日
変だぜ?」

呆然としながらも、奏太の顔を
じっと見つめ、名前を呼ぶと
奏太が、首を傾げ訴えてきた。

「…そ、そうかな?」
「えっと…さあ…あの紅神って言う
転入生と知り合いでも?」

それを聞かれ、少し固まった。
…知り合いというわけでもないけど
名字が…それに…どこか面影が…

「…。」 
「やっぱりか…お前。紅神の名前
聞いたときから、様子がおかしくなって…もしかしてって…思ったから
聞いてみたんだ。」

相変わらず、奏太は鋭いな…
僕が、わかりやすい反応をしてるだけなのかな?

「…奏太って…いつもそ~ゆう
僕が、気づいてほしくないところも
ズバって聞いてくるよね…やっぱり
奏太には、かなわないな…」

僕は、少し力の抜けた笑顔を
奏太に向けた。

「なにか…あったのか?…紅神と。
昔。」
「うーん…あったのかな?…でも
全然…確信が持てなくてね…ずっと
紅神君のそばにいると、すんごい緊張してさ…」

結局、奏太には全部悩みを打ち明けた。奏太は、何も言わずただただ
僕の話に耳を傾け、相づちを打ちながら最後まで聞いてくれた。

「…お前…それは、本人に直接
聞いてみたほうが早いと思うが?」
「そ~なんだけど…全然…聞いたり できない…緊張して、結局は裏目に出るんだよ…。」

僕が、肩を下ろすと。奏太は
優しく髪をクシャとしてきた。

「ようやく、悩み1つ打ち明けてくれたな。俺は嬉しいぞ!」

と言いながら、満面な笑みを
僕に向けた。あ…僕、奏太に悩み
打ち明けたのはじめてかも…な。
僕もニッコリと奏太に笑顔を向けた。
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