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第10話
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生徒指導室に乱入し、先生を羽交い締めにしていたのは……僕の友人である勇だった。
勇は、先生を床に倒して動けないようにしてから声をかけてきた。
「よう。さっきぶりだな」
「おう……じゃないよな!?なにしてんだよ!?」
いや、まじで一体どういうことなんだ?驚きすぎて、思考が停止してるんだが……。
「いやぁ……そろそろかなぁって思ってたからさ。啓介が連れて行かれた後を、こっそり付けたんだ」
「いや、そろそろってなんだよ……」
もう、ツッコミどころが多すぎてどうすればいいのか分かんないわ。そろそろってなんだし……そもそも、付けてたってどういうことだし……。
「えっとな、れーひめに護衛がいるって話は執事の黒沢から聞いてるだろ?」
ほら、あの良い声した老人……と勇が言う。いや、知ってるけどさ。朝、名前聞いたばかりだし。
「知ってるけどさ……ん?なんで、勇が黒沢さんの名前とか知ってるんだ?」
僕が、朝聞いたばかりのことを勇が知っているのはおかしくないか?と、疑問に感じている僕をみて勇が得意気にこう言った。
「その、れーひめの護衛俺なんだわ」
「……は?」
いま、なんて言った?護衛?勇が??
「驚いたろ」
ポカーンとしている僕を見ながら勇が笑っている。いや、勇が護衛とか……信じられんわ。
「まじか……今年一番の驚きだわ」
「だろ。俺んちの家系が、代々瀬川家の護衛をやっててさ。俺がそれのな十八代目当主なんだ」
まじか、そんな凄い奴だったのか勇って。
「ま、聞きたいことはたくさんあるだろうけど……まずはこいつをなんとかしなきゃな」
そういって、押さえつけている先生を見る。
「あぁ、確かにな」
あまりにも静かだから忘れかけていたけど……てか、床に叩き付けられた衝撃で気絶してるのか。
「こいつの処分は任せてくれ。啓介は今回のことを黙っててくれればいいよ」
「……了解」
勇が、僕の返事を聞いてスマホでなにやら指示を出した。すると、数分後に黒服の人達が来て……先生をどこかに運んでいった。
「じゃ、また明日な!」
そう言い残して、勇は黒服の人達と一緒に、行ってしまった。
まぁ、勇のことはどれだけ考えても答えが出ないので……ひとまず、校門で待たせてしまっているであろう結奈のもとへ急ぐことにした。
校門へ着くと、どうやら結奈は女子生徒と喋っているようだった。たしか、彼女もこの学校でトップスリーに入るほどの美少女だ。よく、勇と喋っているのを見かける……何故だし。
早歩きで結奈達のもとへと急いでいると……話していた少女がこちらにいち早く気づいたようで、
「来たようですね。では、私はこれにて失礼します」
結奈と僕に一礼し、去っていった。
「ごめん。結構待たせちゃったね」
「ううん、大丈夫だよ。じゃあ、帰ろっか」
そう微笑みながら、結奈は僕の手を取って歩き出した。……その微笑みは、まるで女神のようで……やばい、こんな美少女が僕の彼女だなんて未だに信じられないわ。
帰りながら、結奈と色々なことを話した。今日の学校生活のこと、先ほど話していた少女のことなど……(名前は里奈と言うらしい)……のことなど色々話した。中でも、勇に関しては……。
「そういえば、勇って知ってるよね?」
「うん、私の幼なじみなんだ~」
「へぇ~幼なじみなん……幼なじみ!?」
幼なじみだって!?ちょっと待て、それは聞いてないぞ!?
「小さい頃はよく遊んだりしてたんだ。今は、私のボディガードをしてくれてるんだ!」
「へ、へぇ~ソウナンダネ」
どうやら、明日勇を尋問しなければならないようだ……。結奈との幼少期とか、全部聞き出すぞ……なんて、心の中で誓ったりした。
「ただいま~!」
「……ただいま」
「「「おかえりなさいませ!!!」」」
すっげー……。家に帰るだけで、こんなにも沢山の使用人さんが出迎えてくれるのか。さすが金持ちだね。
「おかえりなさいませ、啓介様」
執事の黒沢さんが、僕のブレザーを手に取りながら声をかけてくれた。
「ただいまです。そういえば、護衛に会いましたよ」
どんな状況で会った、とまでは言わないでおいた。しかし、黒沢さんの次の言葉で本日何度目か分からない驚愕に見舞われた。
「左様でございますか。あれは、私の孫でございます」
「え……えっ!?」
今、私の孫って言ったよね!?黒沢さんて、勇のご家族だったの!?
「恥ずかしながら、私が工藤家十六代目当主でございます」
「あっ、そうなんですね……。あれ?でも、名字が………」
勇と、黒沢さんって、名字違うよね??
「工藤家とは、代々我が家系が名を襲名していくのです。たとえば、私なら十六代目工藤勇。と、いったように……工藤勇は、本名というわけではないのですよ」
「そうだったんですね……」
まじかよ……。勇って、本名じゃなかったのかよ。じゃあ、あいつの本名ってなんなんだろうね……。
その後、お風呂に入った後……結奈とご飯を食べた。そこでも、いろいろな事を話して……布団に入ったのは、十時頃だった。
普段なら、まだ起きている時間だが……今日は、驚いた事が多すぎて疲れてしまったのか、目を閉じただけですぐに眠気が襲ってきた。
意識が落ちる直前、またもや布団の中になにかが入ってくる感覚があったが……確認する前に、眠りについてしまった。
「……おやすみ、啓介くん」
勇は、先生を床に倒して動けないようにしてから声をかけてきた。
「よう。さっきぶりだな」
「おう……じゃないよな!?なにしてんだよ!?」
いや、まじで一体どういうことなんだ?驚きすぎて、思考が停止してるんだが……。
「いやぁ……そろそろかなぁって思ってたからさ。啓介が連れて行かれた後を、こっそり付けたんだ」
「いや、そろそろってなんだよ……」
もう、ツッコミどころが多すぎてどうすればいいのか分かんないわ。そろそろってなんだし……そもそも、付けてたってどういうことだし……。
「えっとな、れーひめに護衛がいるって話は執事の黒沢から聞いてるだろ?」
ほら、あの良い声した老人……と勇が言う。いや、知ってるけどさ。朝、名前聞いたばかりだし。
「知ってるけどさ……ん?なんで、勇が黒沢さんの名前とか知ってるんだ?」
僕が、朝聞いたばかりのことを勇が知っているのはおかしくないか?と、疑問に感じている僕をみて勇が得意気にこう言った。
「その、れーひめの護衛俺なんだわ」
「……は?」
いま、なんて言った?護衛?勇が??
「驚いたろ」
ポカーンとしている僕を見ながら勇が笑っている。いや、勇が護衛とか……信じられんわ。
「まじか……今年一番の驚きだわ」
「だろ。俺んちの家系が、代々瀬川家の護衛をやっててさ。俺がそれのな十八代目当主なんだ」
まじか、そんな凄い奴だったのか勇って。
「ま、聞きたいことはたくさんあるだろうけど……まずはこいつをなんとかしなきゃな」
そういって、押さえつけている先生を見る。
「あぁ、確かにな」
あまりにも静かだから忘れかけていたけど……てか、床に叩き付けられた衝撃で気絶してるのか。
「こいつの処分は任せてくれ。啓介は今回のことを黙っててくれればいいよ」
「……了解」
勇が、僕の返事を聞いてスマホでなにやら指示を出した。すると、数分後に黒服の人達が来て……先生をどこかに運んでいった。
「じゃ、また明日な!」
そう言い残して、勇は黒服の人達と一緒に、行ってしまった。
まぁ、勇のことはどれだけ考えても答えが出ないので……ひとまず、校門で待たせてしまっているであろう結奈のもとへ急ぐことにした。
校門へ着くと、どうやら結奈は女子生徒と喋っているようだった。たしか、彼女もこの学校でトップスリーに入るほどの美少女だ。よく、勇と喋っているのを見かける……何故だし。
早歩きで結奈達のもとへと急いでいると……話していた少女がこちらにいち早く気づいたようで、
「来たようですね。では、私はこれにて失礼します」
結奈と僕に一礼し、去っていった。
「ごめん。結構待たせちゃったね」
「ううん、大丈夫だよ。じゃあ、帰ろっか」
そう微笑みながら、結奈は僕の手を取って歩き出した。……その微笑みは、まるで女神のようで……やばい、こんな美少女が僕の彼女だなんて未だに信じられないわ。
帰りながら、結奈と色々なことを話した。今日の学校生活のこと、先ほど話していた少女のことなど……(名前は里奈と言うらしい)……のことなど色々話した。中でも、勇に関しては……。
「そういえば、勇って知ってるよね?」
「うん、私の幼なじみなんだ~」
「へぇ~幼なじみなん……幼なじみ!?」
幼なじみだって!?ちょっと待て、それは聞いてないぞ!?
「小さい頃はよく遊んだりしてたんだ。今は、私のボディガードをしてくれてるんだ!」
「へ、へぇ~ソウナンダネ」
どうやら、明日勇を尋問しなければならないようだ……。結奈との幼少期とか、全部聞き出すぞ……なんて、心の中で誓ったりした。
「ただいま~!」
「……ただいま」
「「「おかえりなさいませ!!!」」」
すっげー……。家に帰るだけで、こんなにも沢山の使用人さんが出迎えてくれるのか。さすが金持ちだね。
「おかえりなさいませ、啓介様」
執事の黒沢さんが、僕のブレザーを手に取りながら声をかけてくれた。
「ただいまです。そういえば、護衛に会いましたよ」
どんな状況で会った、とまでは言わないでおいた。しかし、黒沢さんの次の言葉で本日何度目か分からない驚愕に見舞われた。
「左様でございますか。あれは、私の孫でございます」
「え……えっ!?」
今、私の孫って言ったよね!?黒沢さんて、勇のご家族だったの!?
「恥ずかしながら、私が工藤家十六代目当主でございます」
「あっ、そうなんですね……。あれ?でも、名字が………」
勇と、黒沢さんって、名字違うよね??
「工藤家とは、代々我が家系が名を襲名していくのです。たとえば、私なら十六代目工藤勇。と、いったように……工藤勇は、本名というわけではないのですよ」
「そうだったんですね……」
まじかよ……。勇って、本名じゃなかったのかよ。じゃあ、あいつの本名ってなんなんだろうね……。
その後、お風呂に入った後……結奈とご飯を食べた。そこでも、いろいろな事を話して……布団に入ったのは、十時頃だった。
普段なら、まだ起きている時間だが……今日は、驚いた事が多すぎて疲れてしまったのか、目を閉じただけですぐに眠気が襲ってきた。
意識が落ちる直前、またもや布団の中になにかが入ってくる感覚があったが……確認する前に、眠りについてしまった。
「……おやすみ、啓介くん」
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