目覚めれば、自作小説の悪女になっておりました

結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売

文字の大きさ
231 / 258

第8章 4 偽ソフィーとの因縁の対決

しおりを挟む
1

「エルヴィラ・・・。アカシックレコードのある場所へ行くにはどうしたらいいの?」

「はい、ハルカ様。まずは人間界と魔界の間に存在する『ワールズ・エンド』へ行きましょう。『ワールズ・エンド』には『神木』と呼ばれる尊い木が生えている丘があります。そこへ行くのです。そしてその木の前に魔法陣を描きます。その魔法陣の中心に座り、瞑想して下さい。深い瞑想に入り、トランス状態になった時に、アカシックレコードのある場所へ導かれます。」

「エルヴィラ・・・・。貴女も私と一緒に来てくれるの?」

するとエルヴィラは首を横に振って答えた。

「一つの魔法陣には・・・1人しか入る事が出来ないのです。そしてトランス状態中は肉体が完全に無防備な状態にさらされます。今・・『ワールズエンド』は門が破壊され・・いつ魔物が現れるか分からない危険に満ちた場所です。私は貴女の肉体が危険にさらされないように見張っております。今頃偽物ソフィーは「神木」を目指しているでしょう。ハルカ様・・・我々もすぐに行きましょう。出来れば・・ハルカ様。私以外にも誰か『ワールズ・エンド』へ連れて行きましょう。見張りは多ければ多いほど・・望ましいので。」

「うん。それじゃ、まずはアンジュたちの元へ戻りましょう?」

「はい、ハルカ様。」

そしてエルヴィラは私の手を取ると、一瞬で私達は元の場所へと戻っ来た。
するとそこにはアンジュ・テオ・フレアがソファに座っていた。
彼等は突然舞い戻って来た私達を見つめてい驚いている様子だったが・・・。

「ジェシカッ!良かった・・・。急に姿を消したから・・・心配したよっ!」

アンジュは私の姿を見るや否や、強く抱きしめてきた。

「ア、アンジュ・・・。」

私はアンジュの胸の中で彼の名前を呼ぶと、すぐ背後からテオの声が聞こえた。

「おい、ジェシカから離れろよっ!」

するとエルヴィラが言った。

「ジェシカ様、この方は如何でしょうか?」

「そうね、エルヴィラ。」
私は頷く。

「何?何の話だ?」

テオは首を捻りながら私とエルヴィラを見比べる。

「テオ、お願いがあるの。私と彼女と一緒に・・『ワールズ・エンド』へ行ってくれる?」

テオをじっと見つめながら言うと彼は頷いた。

「ああ。何処へでも行くよ。俺の居場所は・・・常にジェシカ、お前の隣なんだからな。」

「ありがとう・・・テオ。」

「ねえ。ジェシカ。僕は?僕の助けはいらないの?」

アンジュが名乗りを上げたが、エルヴィラが釘を刺した。

「駄目に決まってるだろう?貴方はここの世界の王なんだから勝手な真似をするんじゃないよ。」

「私も・・・何だか危険な香りがするからやめておくわ。第一魔力がもう無いから足手まといになるだけだし。何をするつもりか良く分からないけど・・ジェシカ。貴女の無事を祈っているわ。」

「・・・ありがとうございます。フレアさん。」

「では・・・ジェシカ様。ここから一気に『ワールズ・エンド』の神木の前まで飛びますよ。2人とも・・・目を閉じていて下さい。」

エルヴィラは私とテオの腕を掴むと、一気にその場所へ飛んだ―。

「目を開けて頂いて大丈夫ですよ。」

エルヴィラに言われて、恐る恐る目を開けると、そこには不思議な空間が広がっていた。
10m程先に青白く光り輝いた小高い丘が見える。そしてその丘の上には見事な大木が生えていた。まるで巨大な桜の木を思わせるような木は青白く発光し、キラキラと輝く光が木々から地面へ降り注いでいる。そこは・・・とても幻想的で・・美しい場所だった。

「ジェシカ様・・・・。」

エルヴィラが私を見た。

「あの木が・・・『神木』です。」

「よし、行こう。ジェシカ。」

テオが私の手を取り、3人で神木へ近付き・・・そこに3人の人影を発見した。

「「ジェシカッ!!」」

予想していた通り・・そこにいたのはアラン王子、デヴィット、そして・・マシューだった。
アラン王子とデヴィットは私の姿を見て、驚いた様に声を掛けるが・・・相も変わらずマシューだけは私をチラリと見ただけで・・無反応だった。


「ふん・・・。やはり・・すでに先客がいたようだね。」

エルヴィラは指さしながら言った。そして・・・その指さした方向には・・ソフィーが魔法陣の中心で横たわっていた。

「ジェシカ様・・・。まだソフィーは、瞑想中でトランス状態には入っていません。何とか間に合いそうですよ。」

エルヴィラは小声で私の耳元に囁く。

そしてエルヴィラは次に空中から杖を取り出すと、地面を一突きした。
すると途端に杖を中心に魔法陣が完成する。

「さあ、ジェシカ様。貴女もソフィーと同様に魔法陣の中心で横たわって下さい。」

エルヴィラに導かれて私は魔法陣の中心に立った時・・・。


「な・・何をするつもりだっ?ジェシカッ!!」

突如アラン王子が私に駆け寄って来ようとして・・・テオがアラン王子の前に立ち塞がった。

「何だ?ジェシカの邪魔をするつもりか?」

「違うっ!俺は・・ジェシカが心配になっただけだっ!」

「ああ・・・そうだ。ジェシカ。そこで何をするつもりかは分からないが・・何だかすごく嫌な予感がする。頼むからその魔法陣から出て来てくれ。そして・・もし許されるなら・・・もう一度お前の元へ戻らせて貰えないか・・・?」

デヴィットが右手を差し出しながら、悲し気に私を見つめる。

「ああ・・。俺も・・・頼む。もう一度、ジェシカ。お前の側に・・・・。」

今度はアラン王子まで私に訴えてくる。

「ふざけるなッ!お前達は・・・もうそこで眠っているソフィーの聖剣士なんだろう?彼女の護衛でここまで来ているんじゃないのか?!」

するとそれまで黙っていたマシューが静かに口を開いた。

「いや、違うよ。最初からソフィーの護衛にここまでついて来たのは俺だよ。後から俺がこの2人を呼んだんだよ。彼女が・・アカシック・レコードを手に入れて戻って来るまで。彼女の肉体を守るために・・・。」

「マシュー・・・。」

私はマシューの方を見た。

すると・・ソフィーを助け出した時以来・・初めてマシューが私を見つめた。

「ジェシカ・リッジウェイ・・・。アラン王子とデヴィットから聞いたよ。君と俺は相思相愛だったんだってね・・・?だけど、俺にはもう君を愛したという記憶が一切残っていないんだ。今の俺の心を占めているのは・・・ここにいるソフィー只1人。悪いけど・・・君を愛する事は・・この先も・・・ずっと来ない・・。だから俺の事は諦めてくれ。」

「おいっ?!マシューッ!貴様・・・何て事言うんだっ?!」

テオが憎々し気にマシューを睨み付ける。そして、何故かアラン王子も叫んだ。

「やめろっ!マシューッ!ジェシカを傷付けるのは・・・俺が許さないぞっ!!」

「ああ・・・そうだ。仮にも言っていい事と悪い事くらいは・・・区別がつくだろう?」

デヴィットも怒りを抑えた口調でマシューを見る。

「ジェシカ様・・・。心を乱されては駄目です。アカシックレコードに辿り着けません。」

少し前の私だったら・・・今のマシューの言葉で深く傷ついていただろう。だけど、今のではっきりと気が付いた。

「・・・可哀そうなマシュー・・・。貴方は・・・まだソフィーに囚われているのね・・・?ドミニク公爵と同じように・・・。だけどマシュー。安心して?私はもう貴方を愛してはいないし・・・二度と貴方を愛する事は無いから。この先もずっと・・・。」
そして笑みを浮かべてマシューを見つめる。
自分でも不思議だったが・・・今ではマシューに対する未練も残ってはいなかった。

「・・・・!!」

一瞬・・・マシューの顔が悲し気に・・・歪んで見えたのは気のせいなのだろうか?

私は魔法陣の上に横たわるとエルヴィラに尋ねた。

「エルヴィラ・・・この後はどうしたらいいの?」

「はい。ジェシカ様・・・。目を閉じて・・・アカシックレコードの事だけを考えてください・・・。もし・・成功すれば、目の前にドアが現れます。そしてそのドアを開けると・・そこは異次元の上も下も区別のつかない空間が広がっています。そこから先は・・・私にも何が起こるか分かりませんが・・・。」

突然そこでエルヴィラが言葉を切った。

「エルヴィラ・・・?」

「私は・・・必ずジェシカ様がアカシック・レコードを持って、ここに戻って来る事を信じますっ!!」

エルヴィラ・・・。

アラン王子達の喧騒には一切耳を傾けず、私は腕を胸の所で組むと、瞳を閉じて・・・アカシックレコードの事だけを瞑想した―。




2

私は目を閉じ、アカシック・レコードの事だけをひたすら考え続けた。雑念を払い・・・ゆっくりと腹式呼吸をしながら・・・。
今の私は聖女の証である紋章以外は全て失ってしまった。だからこそ・・・自分の手でアカシック・レコードを手に入れ・・・この私の作り上げた小説の世界を守らなければ。その為に・・・私はエルヴィラに連れて来られたのだ。エルヴィラがいなければ・・私は現実世界で死んでいたのかもしれない。彼女の為にも・・・この世界を守らなければ・・・っ!

 お願い・・・・。どうか・・・どうか・・・私をアカシックレコードの元へ・・・。

 すると徐々に身体がふわりと軽くなっていくのを感じ始めた・・・。私の身体全体がじんわりと温かくなってきて・・気が付くと私は不思議な光彩を放つドアの前に立っていた。
もしかして・・・ここが・・・?この扉の奥が・・アカシックレコードのある異次元の空間・・・?

私はごくりと息を飲むと・・ドアノブに手をかけ、ゆっくりと回した・・・。

ギイイ~・・・。
軋んだ音を立てて扉がゆっくりと開き・・・中へ入り、その光景に衝撃を受けた。そこは上も下も何もかも分からない真っ白な空間。
上下左右も分からない異質の空間は・・・恐怖以外の何者でもなかった。気付けば私の両足は震えている。首をキョロキョロ動かして周りの景色を確認するのが精一杯だった。
すると所々空中に窓が浮かんでいる事に気が付いた。そして・・・その窓には様々な景色を映し出していた。青空の光景だったり・・・夜の満月の光景。海だったり。山だったり・・・・。宇宙空間の映像も中にはあった。
時に窓には人物も映り込んでいる。その誰もが、見知らぬ人達ばかりだったが・・。
私は一つの窓に映る人物を見て心臓が止まりそうになった。
そこの窓に映っているのは・・私の見知った人だったからだ。

「あ・・・・赤城・・・さん・・・?」

そんな馬鹿な。何故・・・何故この空間で・・現実世界の・・実際に存在している赤城さんが窓に映っているの?
私は矢も楯もたまらず、あれ程怖かったこの空間なのに、気付けばその窓に駆け寄っていた。

「赤城さん・・・・。」
赤城さんは神妙な面持ちで何かを見下ろしている。一体何を見ているの・・?
すると視界が下にブレて、別の人物が映し出される。そこに映っていたのは・・・私、『川島遥』だったのだ。

え・・?嘘でしょう・・?何故私が・・・その窓に写り込んでいるの?
私はベットに寝かされ、沢山のチューブに繋がれている。
赤城さんは心配そうに意識の無い私の手を握りしめている。
「赤城さん・・・。何故・・?」

すると何か話しかけているのだろうか?声が聞こえてきた。

「お願いだ・・・。川島さん・・・目を覚ましてくれ・・。俺は君の事を・・・。」

え?今何を・・・?
しかし次の瞬間窓に映る映像は掻き消え、代わりに良く知っている声が背後から聞えた。

「ジェシカ・・・・とうとうここまでやって来たのね?」

慌てて背後を振り向くと・・・そこに腕組みをして立っていたのは、あの偽物のソフィーだったのだ。

「全く・・・本来ヒロインとなった私が持つべき『魅了』の魔力を・・・何故悪女のお前が持っていたのかしら?アラン王子・・・ノア・・・ダニエル・・・。彼等の心は私の物になる予定だったのに・・・私が聖女になるはずだったのに・・!やっと本物のソフィーから全てを奪い・・この世界で最も憎むお前からも『魅了』の魔力を奪ったのに、何故アラン王子は私の物にならない?一時は私の虜にしたドミニクが何故私の元を去ったの?そして・・・今は何の力も持たないお前が・・・何故この世界に来れたのよっ!!」

ソフィーは憎悪にまみれた顔で私を睨み付けた。

「そ・・それを言うなら・・貴女はどれだけの人の人生を狂わせたの?貴女のせいで私は一度命を失い・・・その為にノア先輩を巻き込んで・・・ドミニク公爵は貴女のせいで魔族の血が蘇ってしまった・・。そして・・・マシューの運命を狂わせた・・。貴女こそ・・真の悪女よ。本物のソフィーは何処なの?!」

私は偽のソフィーを指さすと言った。

「フンッ!そんな事・・・絶対にお前に等教えてやるものですかっ!」

小馬鹿にしたような笑みを浮かべながら偽ソフィーは言い放った。

「いいわ・・・。それなら貴女よりも・・・先にアカシックレコードを見つけ出して・・・本物のソフィーを探し出すわっ!」
こんな・・・女に負けられないっ!

「馬鹿な女ねっ!お前のように何の魔力も持たない人間が手に入れられると思っているの?!」

「いいえっ!この世界を作ったのは・・・私よっ!ここは私の書いた小説の世界・・
本来、貴女は私の小説には出てこない人物なのよ・・・。私は必ずアカシックレコードを手に入れるわっ!」


私は偽ソフィーを指さして叫んだ。
その時・・・・
ズズズズズ・・・・ッ!
空気が激しく揺初め、振動が辺りに響き渡った。

「な・・何?!ジェシカ・・・お前・・一体何をしたの?!」

偽フィーの焦る声が聞こえた次の瞬間・・・突然辺りを空気が切り裂くような音が上空から降って来たのだ。
私も偽ソフィーも何事かと思い、上を見上げ・・・仰天した。
何と、大量の本が空から私達目掛けて物凄いスピードで振って来たのだ。

「そう・・・!この中から・・・本物のアカシックレコードを探せって言う訳ね?!」

偽ソフィーは叫ぶと、上から降って来た本を両手でキャッチした。
その途端、彼女の手の中で本は炎と共に消失する。

「キャアアアアッ!!ア・・・・熱いっ!!」

溜まらずに悲鳴を上げるソフィー。
そうか・・・この本は・・・間違えて触れれば燃える様になっているのか・・・。これではむやみやたらに触れる事は出来ない。

「グッ・・・・!な・・何よ・・この位の傷・・・。アカシックレコードさえ手に入れれば・・・!」

しかし、本は大量に・・。しかも物凄いスピードで振って来る。その時一瞬一冊の本が私の髪の毛をかすめていった。途端ジュッと髪の毛が焦げる臭いが鼻をつく。そ・・そんな・・偽物の本がかすめるだけで、こんな事になるなんて・・・。
もし・・上から降って来た本に頭を直撃でもされたら・・・命は無いかもしれない。
最悪の場合・・ミスをすれば私も・・・偽ソフィーも死ぬ可能性がある。

 死ねない。
私は唇をかみしめ、両手の拳を握りしめた。駄目だ。絶対に私はここでアカシックレコードを手にいれる。そして本物のソフィーを助け出し、公爵を連れ戻して・・新たな門を作って人間界と魔界を・・・封印する。それが作者である私の役目!

 私は少し離れた場所にある偽のソフィーをチラリと見た。
もう相当数の偽の本に触れたのだろうか?身体はあちこち火傷だらけで、あの美しかったストロベリーブロンドの髪も一部が焼けてチリチリになっている。
どうやら彼女は手当たり次第に上から降って来た本に手当たり次第に触れていたようで彼女の身体は火傷でボロボロになっていた。

 駄目だ。
あんな方法を取っても・・・・本物のアカシックレコードは降って来ない。
何故だか分からないが、私はどうすればアカシックレコードを手に入れる事が出来るのか・・理解をした。
そう・・・。本物のアカシックレコードは自分から待っているだけでは・・・決して手に入らない。
手に入れる唯一の方法は・・・。

「お願いッ!。アカシックレコードッ!私の前に・・・姿を現してっ!」
私は右手を上に高く掲げた。その瞬間・・・。私が差し出した右手が目も開けられない程に眩しく光り輝き・・・気が付けば、右手には一冊の本が納まっていた。

「あ・・・あの本は・・・っ!ジェシカッ!その本を・・・寄こせっ!」

偽ソフィーに私がアカシックレコードを手に入れた事が気付かれてしまった・。
彼女はまるで鬼女のように髪を振り乱し、掴みかかる寸前・・・私は本を開いた。

途端に周りの全てが光に包まれ・・・・。
私は私自身を取り巻く全ての事象に触れ・・・意識を失った—。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます

山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。 でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。 それを証明すれば断罪回避できるはず。 幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。 チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。 処刑5秒前だから、今すぐに!

《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。 そして夢をみた。 日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。 その顔を見て目が覚めた。 なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。 数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。 幼少期、最初はツラい状況が続きます。 作者都合のゆるふわご都合設定です。 日曜日以外、1日1話更新目指してます。 エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。 お楽しみ頂けたら幸いです。 *************** 2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます! 100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!! 2024年9月9日  お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます! 200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!! 2025年1月6日  お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております! ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします! 2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております! こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!! 2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?! なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!! こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。 どうしよう、欲が出て来た? …ショートショートとか書いてみようかな? 2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?! 欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい… 2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?! どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…

ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。 最強主人公はイケメンでハーレム。 脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。 落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。 =主人公は男でも女でも顔が良い。 そして、ハンパなく強い。 そんな常識いりませんっ。 私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。   【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。  記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。  そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。 「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」  恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

処理中です...