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第9章 4 魔王城のショータイム
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玉座の前に無理やり連れて来られると、公爵・・・いや、魔王はそこにドカリと座り、あろうことか私を自分の膝上に座らせると背後から抱きしめてきた。
「は・・・離して下さいっ!」
こ、こんな格好・・・屈辱的だ。魔王の膝上で逃れようともがくも、全く力で叶わない。
「ふん、静かに奴らの死に様を俺と一緒に見ているんだ。何、酒の余興とでも思えばいい。」
「な・・・何ですって・・?」
見ると魔王の右手にはいつの間にかワインの入ったグラスを手にしている。
そして、それをおいしそうに口に流し込みながら、尋ねてきた。
「どうだ?女。お前も飲むか?」
「いいえ。結構です。それに女と呼ばないで下さい。私にはジェシカと言う名前があるのですから。」
毅然とした態度で断る。
「ほう・・。ジェシカか・・・。だが、果たしてそれがお前の本当の名前なのかな?」
「え?」
その言葉に振り向くと、魔王の口元が何所か楽し気に口角を上げて私を見つめている姿が目に入った。
そして魔王は残りのワインを口に含むと、いきなり私に口づけてきた。
「ん!」
な・何を・・・。口づけされながら無理やり口を開けさせられると、そこからワインが流し込まれる。
甘苦いワインが喉元を通り、思わずゴクンと飲み込んでしまった。
途端にきついアルコールで頭がグラリとする。
「あ・・・。」
「フフ・・・どうだ?今のは魔界で作られたワイン・・。人間の口にも合うはずだ。どうだ?美味かったか・・・?まあ人間界よりは少々アルコール度数が強めかもしれないけどな?」
楽しそうな目で私を見つめる魔王。
少々・・・・?そんなはずはない。これは・・・かなり度数が強いに決まっている。
その証拠にあれだけしか飲まされていないのに、もう頭がぼんやりして思考能力が衰えてきたのが分かる。こんな・・・アルコールに酔わされている場合では無いと言うの・・・何故魔王は私にまでワインを飲ませたの?
意識をしっかり保たなくては・・。だが、アルコールのせいで魔王の膝上に今も座らされているのに、抵抗する気力が失われてしまった。
突如魔王が私の耳元に囁いた。
「ジェシカ・・・もうすぐ面白いショータイムが始まるぞ?さあ、俺と一緒にその様子を眺めるか・・。」
そして魔王がパチンと指を鳴らすと、私たちの前にある映像が浮かび上がった。
「まずは1人目だ。」
私は映像に映る人物を見て息を飲んだ。そこに映っていたのは・・・。
「ル・・・・ルーク・・・?」
映像に映っているルークは荒い息を吐きながら、剣で自分の身体をようやく支えるような形で何とかその場に立っていた。
そして彼の足元には魔物達の死骸が何体も転がっている。
「ほう・・・・。ルークというのか?あの男・・・。魔力を奪われておりながら、1人であれだけの魔物を倒したのか・・・なかなかやるな・・。」
魔王はクックッと嬉しそうに笑っている。
ルークは鎧を身にまとってはいたが、その鎧にはいく筋もの爪痕が残され、身体のあちこちからも血がにじみ出ている。その時、また別の魔物が彼の背後から襲い掛かり、鋭い爪で彼の利き腕を切り裂いた!
途端に痛みで顔を歪めるルーク。
「お、お願です!魔王!やめて!これ以上は・・・ルークが・・・ルークが死んでしまうっ!」
「やめる?こんな面白い余興を辞めろと言うのか?それより、目を反らしていいのか?ほら、奴を見て見ろ。」
魔王に言われて、慌てて、映像に目を戻すとそこには血だまりの中、うつ伏せに倒れているルークの姿が映っていた―。
「キャアアアアッ!ルークッ!!」
思わず私は絶叫してしまった。
「ほう・・ついに倒れたか。まあ・・・あれだけ大量に出血しては助からないだろう。では次の映像だ。」
先ほどの映像のショックが抜けきらないまま、無情にもルークの姿は消え去り、別の映像が映る。
「え・・・?ま、まさか・・・・レオ・・・?」
長い髪を一つに結んだあの後姿は間違いなくレオだった。だがすでに彼はあおむけで倒れて・・・ピクリとも動かない。首からはおびただしい血が流れており、その出血の量を見れば・・・彼の死は一目瞭然だった。
「う・・・嘘でしょう・・・?レオ・・・・。」
思わず目に涙が浮かぶ。どうしよう・・・・私のせいで巻き込んでしまった
レオ・・・・。
しかし、感傷に浸る時間すら魔王は与えてくれない。次にきり変わった映像はグレイだった。彼は獣人のような魔族に首を締め揚げられている。何とか振り放そうと暴れていたグレイの身体がやがてビクンビクンと痙攣し・・・やがて動きが止まり、獣人はグレイの首を離し、そのまま床に落下する。
「グ・・・グレイッ!!」
顔を覆って、彼の名前を叫ぶ。嘘だ、こんなの絶対に信じない!夢よ・・私は悪い夢を見ているんだ・・・・っ!
「ジェシカ、顔を上げろ。お前の大切な仲間たちの・・・死に際をしっかり目に焼き付けるんだ・・・。」
魔王は私の耳元でささやき、無理やり顎を掴むと、映像の方に顔を向けさせる。そこに映っているのは聖剣士の姿をしたアラン王子だったのだ。
「ア・・・アラン王子っ?!」
映像に映るアラン王子は骸骨のような剣士と必死に戦っていた。鈍く光り輝く剣を握りしめ、骸骨の姿をした魔族相手に戦っている。
「ほう・・・人間のくせになかなかやるな。しかもあの剣・・・魔力を帯びているぞ?この戦いは楽しめそうだな?」
楽しい?どこが楽しいのだ?こんな・・・殺人ショーのようなものを見せられて・・・すでに3人もの大切な人達の死を見せられて、もう私の心は今にもおかしくなってしまいそうだ。
その時、デヴィットがアラン王子の元へ駆けつけてくる姿が映りこんだ。
「デヴィットさん?!」
「ほう。あの男・・・・あそこにいた魔物を倒したのか?魔力も封じられていると言うのに・・・なかなかやるな?」
魔王は感心したように言う。
私は必死に心の中で祈った。お願い、どうか・・・どうかデヴィットを・・・アラン王子を・・・守って下さいっ!
すると映像の中にある変化が現れた。アラン王子とデヴィットの持つ剣が偶然なのか突如として強く光り輝いたのだ。
「何っ?!」
それを見ていた魔王の中に初めて焦りの色を感じ取った。
アラン王子とデヴィットも不思議そうな表情を一瞬浮かべたが・・・互いに目配せして、頷きあうと剣を振りかざして前後から骸骨の剣士に向かって剣を振り下ろした。
すると途端に灰のように崩れ落ちる骸骨・・・。
「ば・・・馬鹿なっ!あの魔族が倒されるとは・・・っ!まさか・・・聖女が現れたのか?!」
魔王はギリギリと歯ぎしりしながら、私を抱きしめる腕に力をこめる。思わず苦し気に咳き込むと、一瞬腕が緩んだ。
「!」
今なら・・・逃げられるかも・・・・っ!
魔王の腕を振り払い、膝から逃れると私は一目散に駆けだした。
「逃がすかっ!」
しかし私は10mも逃げない内に魔王に捕まり、そのまま床の上に組み伏せられてしまった。
「逃がすか・・・・。この俺から逃げられると思っているのか・・?」
魔王は私の両手首を強く握りしめた。・・・気のせいだろうか・・・その顔は苦悶に満ちている。
「何故だ?何故俺から逃げようとするのだ?今も・・・300年前も・・・。そうやってお前は俺から逃げるのか?お前は俺に・・・愛を誓ってくれただろう?あれは・・・嘘だったのか?!」
え・・・?300年前・・・一体魔王は何を言ってるの?私を誰かと・・・勘違いしているの・・?
「ド・・ドミニク様・・・?」
声を掛けると魔王は激しく首を振る。そして・・・凄みのある声で怒鳴った。
「違うっ!俺は・・・俺はドミニクなどと言う名では無い・・・!お前は俺の事を忘れてしまったのか?!300年間・・・・俺はお前の事を一度たりとも忘れた事等無かったと言うのに・・・!」
そして魔王は乱暴に口づけをしてきた。
それは息も止まるような深い口付けだった。ろくに呼吸も許さないような深い口付けに意識が遠のきかけた時・・・何者かが玉座の間へ飛び込んできた。
「た、大変ですっ!魔王様っ!シールドが・・・人間の魔力を封じるシールドの封印が何者かに破壊されてしまいましたっ!」
「何だって?!」
それを聞いた魔王が私の身体を離し、立ち上がった。
「どこのどいつだ!シールドを破壊したのは・・・!魔鏡よ!映像を映せっ!」
するとそこに映し出されたのはエルヴィラの姿だった。
エルヴィラ・・・良かった、無事だったんだ・・・!私の目にみるみる涙が貯まって来る。
それと同時に、私は死んでいったルーク、グレイ、レオの事が脳裏に浮かぶ。
嫌だ。彼らが死んだなんて信じたくない・・・!彼らの元へ行きたい・・っ!!
強く願った時、突然目の前の光景がぐにゃりと歪み・・・・。
「ジェシカッ!行かないでくれっ!!」
悲痛な顔を浮かべて私に手を差し伸べる公爵の顔を最後に・・・・目の前の景色が変わった―。
「は・・・離して下さいっ!」
こ、こんな格好・・・屈辱的だ。魔王の膝上で逃れようともがくも、全く力で叶わない。
「ふん、静かに奴らの死に様を俺と一緒に見ているんだ。何、酒の余興とでも思えばいい。」
「な・・・何ですって・・?」
見ると魔王の右手にはいつの間にかワインの入ったグラスを手にしている。
そして、それをおいしそうに口に流し込みながら、尋ねてきた。
「どうだ?女。お前も飲むか?」
「いいえ。結構です。それに女と呼ばないで下さい。私にはジェシカと言う名前があるのですから。」
毅然とした態度で断る。
「ほう・・。ジェシカか・・・。だが、果たしてそれがお前の本当の名前なのかな?」
「え?」
その言葉に振り向くと、魔王の口元が何所か楽し気に口角を上げて私を見つめている姿が目に入った。
そして魔王は残りのワインを口に含むと、いきなり私に口づけてきた。
「ん!」
な・何を・・・。口づけされながら無理やり口を開けさせられると、そこからワインが流し込まれる。
甘苦いワインが喉元を通り、思わずゴクンと飲み込んでしまった。
途端にきついアルコールで頭がグラリとする。
「あ・・・。」
「フフ・・・どうだ?今のは魔界で作られたワイン・・。人間の口にも合うはずだ。どうだ?美味かったか・・・?まあ人間界よりは少々アルコール度数が強めかもしれないけどな?」
楽しそうな目で私を見つめる魔王。
少々・・・・?そんなはずはない。これは・・・かなり度数が強いに決まっている。
その証拠にあれだけしか飲まされていないのに、もう頭がぼんやりして思考能力が衰えてきたのが分かる。こんな・・・アルコールに酔わされている場合では無いと言うの・・・何故魔王は私にまでワインを飲ませたの?
意識をしっかり保たなくては・・。だが、アルコールのせいで魔王の膝上に今も座らされているのに、抵抗する気力が失われてしまった。
突如魔王が私の耳元に囁いた。
「ジェシカ・・・もうすぐ面白いショータイムが始まるぞ?さあ、俺と一緒にその様子を眺めるか・・。」
そして魔王がパチンと指を鳴らすと、私たちの前にある映像が浮かび上がった。
「まずは1人目だ。」
私は映像に映る人物を見て息を飲んだ。そこに映っていたのは・・・。
「ル・・・・ルーク・・・?」
映像に映っているルークは荒い息を吐きながら、剣で自分の身体をようやく支えるような形で何とかその場に立っていた。
そして彼の足元には魔物達の死骸が何体も転がっている。
「ほう・・・・。ルークというのか?あの男・・・。魔力を奪われておりながら、1人であれだけの魔物を倒したのか・・・なかなかやるな・・。」
魔王はクックッと嬉しそうに笑っている。
ルークは鎧を身にまとってはいたが、その鎧にはいく筋もの爪痕が残され、身体のあちこちからも血がにじみ出ている。その時、また別の魔物が彼の背後から襲い掛かり、鋭い爪で彼の利き腕を切り裂いた!
途端に痛みで顔を歪めるルーク。
「お、お願です!魔王!やめて!これ以上は・・・ルークが・・・ルークが死んでしまうっ!」
「やめる?こんな面白い余興を辞めろと言うのか?それより、目を反らしていいのか?ほら、奴を見て見ろ。」
魔王に言われて、慌てて、映像に目を戻すとそこには血だまりの中、うつ伏せに倒れているルークの姿が映っていた―。
「キャアアアアッ!ルークッ!!」
思わず私は絶叫してしまった。
「ほう・・ついに倒れたか。まあ・・・あれだけ大量に出血しては助からないだろう。では次の映像だ。」
先ほどの映像のショックが抜けきらないまま、無情にもルークの姿は消え去り、別の映像が映る。
「え・・・?ま、まさか・・・・レオ・・・?」
長い髪を一つに結んだあの後姿は間違いなくレオだった。だがすでに彼はあおむけで倒れて・・・ピクリとも動かない。首からはおびただしい血が流れており、その出血の量を見れば・・・彼の死は一目瞭然だった。
「う・・・嘘でしょう・・・?レオ・・・・。」
思わず目に涙が浮かぶ。どうしよう・・・・私のせいで巻き込んでしまった
レオ・・・・。
しかし、感傷に浸る時間すら魔王は与えてくれない。次にきり変わった映像はグレイだった。彼は獣人のような魔族に首を締め揚げられている。何とか振り放そうと暴れていたグレイの身体がやがてビクンビクンと痙攣し・・・やがて動きが止まり、獣人はグレイの首を離し、そのまま床に落下する。
「グ・・・グレイッ!!」
顔を覆って、彼の名前を叫ぶ。嘘だ、こんなの絶対に信じない!夢よ・・私は悪い夢を見ているんだ・・・・っ!
「ジェシカ、顔を上げろ。お前の大切な仲間たちの・・・死に際をしっかり目に焼き付けるんだ・・・。」
魔王は私の耳元でささやき、無理やり顎を掴むと、映像の方に顔を向けさせる。そこに映っているのは聖剣士の姿をしたアラン王子だったのだ。
「ア・・・アラン王子っ?!」
映像に映るアラン王子は骸骨のような剣士と必死に戦っていた。鈍く光り輝く剣を握りしめ、骸骨の姿をした魔族相手に戦っている。
「ほう・・・人間のくせになかなかやるな。しかもあの剣・・・魔力を帯びているぞ?この戦いは楽しめそうだな?」
楽しい?どこが楽しいのだ?こんな・・・殺人ショーのようなものを見せられて・・・すでに3人もの大切な人達の死を見せられて、もう私の心は今にもおかしくなってしまいそうだ。
その時、デヴィットがアラン王子の元へ駆けつけてくる姿が映りこんだ。
「デヴィットさん?!」
「ほう。あの男・・・・あそこにいた魔物を倒したのか?魔力も封じられていると言うのに・・・なかなかやるな?」
魔王は感心したように言う。
私は必死に心の中で祈った。お願い、どうか・・・どうかデヴィットを・・・アラン王子を・・・守って下さいっ!
すると映像の中にある変化が現れた。アラン王子とデヴィットの持つ剣が偶然なのか突如として強く光り輝いたのだ。
「何っ?!」
それを見ていた魔王の中に初めて焦りの色を感じ取った。
アラン王子とデヴィットも不思議そうな表情を一瞬浮かべたが・・・互いに目配せして、頷きあうと剣を振りかざして前後から骸骨の剣士に向かって剣を振り下ろした。
すると途端に灰のように崩れ落ちる骸骨・・・。
「ば・・・馬鹿なっ!あの魔族が倒されるとは・・・っ!まさか・・・聖女が現れたのか?!」
魔王はギリギリと歯ぎしりしながら、私を抱きしめる腕に力をこめる。思わず苦し気に咳き込むと、一瞬腕が緩んだ。
「!」
今なら・・・逃げられるかも・・・・っ!
魔王の腕を振り払い、膝から逃れると私は一目散に駆けだした。
「逃がすかっ!」
しかし私は10mも逃げない内に魔王に捕まり、そのまま床の上に組み伏せられてしまった。
「逃がすか・・・・。この俺から逃げられると思っているのか・・?」
魔王は私の両手首を強く握りしめた。・・・気のせいだろうか・・・その顔は苦悶に満ちている。
「何故だ?何故俺から逃げようとするのだ?今も・・・300年前も・・・。そうやってお前は俺から逃げるのか?お前は俺に・・・愛を誓ってくれただろう?あれは・・・嘘だったのか?!」
え・・・?300年前・・・一体魔王は何を言ってるの?私を誰かと・・・勘違いしているの・・?
「ド・・ドミニク様・・・?」
声を掛けると魔王は激しく首を振る。そして・・・凄みのある声で怒鳴った。
「違うっ!俺は・・・俺はドミニクなどと言う名では無い・・・!お前は俺の事を忘れてしまったのか?!300年間・・・・俺はお前の事を一度たりとも忘れた事等無かったと言うのに・・・!」
そして魔王は乱暴に口づけをしてきた。
それは息も止まるような深い口付けだった。ろくに呼吸も許さないような深い口付けに意識が遠のきかけた時・・・何者かが玉座の間へ飛び込んできた。
「た、大変ですっ!魔王様っ!シールドが・・・人間の魔力を封じるシールドの封印が何者かに破壊されてしまいましたっ!」
「何だって?!」
それを聞いた魔王が私の身体を離し、立ち上がった。
「どこのどいつだ!シールドを破壊したのは・・・!魔鏡よ!映像を映せっ!」
するとそこに映し出されたのはエルヴィラの姿だった。
エルヴィラ・・・良かった、無事だったんだ・・・!私の目にみるみる涙が貯まって来る。
それと同時に、私は死んでいったルーク、グレイ、レオの事が脳裏に浮かぶ。
嫌だ。彼らが死んだなんて信じたくない・・・!彼らの元へ行きたい・・っ!!
強く願った時、突然目の前の光景がぐにゃりと歪み・・・・。
「ジェシカッ!行かないでくれっ!!」
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