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レベッカ一行の世界漫遊の旅 1 (カタルパ編 1)
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ガラガラガラ・・・・
今、御者台に座り馬車を走らせているのはミラージュ。そして私は彼女の隣に座り、始まったばかりの旅を満喫していた。
「フフフ・・・サミュエル皇子、眠ってしまったわね。」
私は荷台の上で眠りについているサミュエル皇子をチラリと見た。
「ええ、きっとお疲れなのでしょうね。何しろサミュエル皇子の話によると、馬鹿女に拉致されてしまったレベッカ様を心配されて、一晩中森の中を探し回っていたらしいですから。」
「本当に私の事を探していたのね・・・・。」
「ええ、本気でレベッカ様の事を好いてらっしゃるのですよ。」
恥ずかしげも無く言うミラージュの言葉にこっちの方が赤面してしまう。
「で、でももの好きよね?サミュエル皇子も・・私は何故か男性からは嫌われやすいのに・・。」
「でもあのバカ皇子の兄からは好かれていたじゃありませんか?それにあの阿保国王も・・。」
「キャ~ッ!ミラージュッ!それ以上言わないでッ!鳥肌が立つわっ!」
私は両肩を抱きかかえブルリと震えた。
「これは失礼しました。レベッカ様。ところで先程仰っていた『カタルパ』と言う村の事ですが・・どんな村なのですか?」
森の中、ミラージュが手綱を握りながら尋ねてきた。
「そうねぇ・・森の中にある村よ。そこに住んでるのは木こりと狩人を生業としている人々が住んでるのよ。宿屋を兼ねた食堂が1軒しかない小さな村よ。でもそこの宿屋で食べた<森の木こりの料理>が最高に美味しかったのよ。あのアレックス皇子がグルメ雑誌で調べていたみたいなのよ。そこで従者の人達と一緒に食べたの。とても美味しかったわ~・・。そうそう、アレックス皇子はその料理を食べそこなってすごく悔しがっていたわ。」
あの当時の事を思い出しながらミラージュに語る。
「そうなのですね?あのクズ皇子はその料理を食べていないと言う訳ですね。いい気味ですわ。ところで・・・何故間抜け皇子はその料理を食べなかったのですか?」
「ええ、実はね。丁度この辺りに差し掛かった時・・。」
すると・・・。
ヒュンッ!!
いきなりどこからともなく弓矢が飛んできた。
そして・・・。
ビイイイイイッン!!
サミュエル皇子が眠っている荷台に突き刺さって来た。
「キャアアッ!い、一体何なのっ?!」
するとミラージュが叫んだ。
「レベッカ様!敵ですっ!敵の襲撃ですっ!」
馬の手綱を引いて止めると、妙に嬉しそうに声をあげる。え?敵の襲撃?そもそも私達は誰にも追われていないはずだけど・・?
そんな事を考えていると、再び弓矢が飛んできて今度は車輪の近くの地面に突き刺さる。
「ヒヒーンッ!!」
怯えていななく2頭の馬。その様子を見ながらミラージュは言う。
「どうやら奴らは本気で私達を攻撃しているわけではなさそうですね?威嚇で弓矢を放ってきているようです。」
すると・・・。
「ほ~う・・・。よく分ったなあ・・・姉ちゃんのくせに・・。」
そして森の中から現れたのは頭に頭巾をかぶった柄の悪そうな男たちの集団だった。数はおよそ10人前後だろうか?
その時、荷台から声が聞こえてきた。
「何だ?山賊か?女性が乗っているこの荷馬車を襲うとは・・・いい度胸をしているな?」
いつの間にか目を覚ましていたのか、サミュエル皇子が荷台から立ち上がり、腰にさしてある剣をスラリと抜いて立っていた。
おおっ!何といつの間にっ!私を1人馬車から降ろしたクズ皇子とはやはり違う。
「ああ~・・・何だ?男が乗っていたのか・・ったく面倒くせえな・・・。」
山賊のボスと思しき中年男とが髪の毛をかき上げながらこちらをジロリと睨み付けてきた―。
今、御者台に座り馬車を走らせているのはミラージュ。そして私は彼女の隣に座り、始まったばかりの旅を満喫していた。
「フフフ・・・サミュエル皇子、眠ってしまったわね。」
私は荷台の上で眠りについているサミュエル皇子をチラリと見た。
「ええ、きっとお疲れなのでしょうね。何しろサミュエル皇子の話によると、馬鹿女に拉致されてしまったレベッカ様を心配されて、一晩中森の中を探し回っていたらしいですから。」
「本当に私の事を探していたのね・・・・。」
「ええ、本気でレベッカ様の事を好いてらっしゃるのですよ。」
恥ずかしげも無く言うミラージュの言葉にこっちの方が赤面してしまう。
「で、でももの好きよね?サミュエル皇子も・・私は何故か男性からは嫌われやすいのに・・。」
「でもあのバカ皇子の兄からは好かれていたじゃありませんか?それにあの阿保国王も・・。」
「キャ~ッ!ミラージュッ!それ以上言わないでッ!鳥肌が立つわっ!」
私は両肩を抱きかかえブルリと震えた。
「これは失礼しました。レベッカ様。ところで先程仰っていた『カタルパ』と言う村の事ですが・・どんな村なのですか?」
森の中、ミラージュが手綱を握りながら尋ねてきた。
「そうねぇ・・森の中にある村よ。そこに住んでるのは木こりと狩人を生業としている人々が住んでるのよ。宿屋を兼ねた食堂が1軒しかない小さな村よ。でもそこの宿屋で食べた<森の木こりの料理>が最高に美味しかったのよ。あのアレックス皇子がグルメ雑誌で調べていたみたいなのよ。そこで従者の人達と一緒に食べたの。とても美味しかったわ~・・。そうそう、アレックス皇子はその料理を食べそこなってすごく悔しがっていたわ。」
あの当時の事を思い出しながらミラージュに語る。
「そうなのですね?あのクズ皇子はその料理を食べていないと言う訳ですね。いい気味ですわ。ところで・・・何故間抜け皇子はその料理を食べなかったのですか?」
「ええ、実はね。丁度この辺りに差し掛かった時・・。」
すると・・・。
ヒュンッ!!
いきなりどこからともなく弓矢が飛んできた。
そして・・・。
ビイイイイイッン!!
サミュエル皇子が眠っている荷台に突き刺さって来た。
「キャアアッ!い、一体何なのっ?!」
するとミラージュが叫んだ。
「レベッカ様!敵ですっ!敵の襲撃ですっ!」
馬の手綱を引いて止めると、妙に嬉しそうに声をあげる。え?敵の襲撃?そもそも私達は誰にも追われていないはずだけど・・?
そんな事を考えていると、再び弓矢が飛んできて今度は車輪の近くの地面に突き刺さる。
「ヒヒーンッ!!」
怯えていななく2頭の馬。その様子を見ながらミラージュは言う。
「どうやら奴らは本気で私達を攻撃しているわけではなさそうですね?威嚇で弓矢を放ってきているようです。」
すると・・・。
「ほ~う・・・。よく分ったなあ・・・姉ちゃんのくせに・・。」
そして森の中から現れたのは頭に頭巾をかぶった柄の悪そうな男たちの集団だった。数はおよそ10人前後だろうか?
その時、荷台から声が聞こえてきた。
「何だ?山賊か?女性が乗っているこの荷馬車を襲うとは・・・いい度胸をしているな?」
いつの間にか目を覚ましていたのか、サミュエル皇子が荷台から立ち上がり、腰にさしてある剣をスラリと抜いて立っていた。
おおっ!何といつの間にっ!私を1人馬車から降ろしたクズ皇子とはやはり違う。
「ああ~・・・何だ?男が乗っていたのか・・ったく面倒くせえな・・・。」
山賊のボスと思しき中年男とが髪の毛をかき上げながらこちらをジロリと睨み付けてきた―。
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