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7−2 イアソン王子との会話
え?何故イアソン王子がまだ学園に残っているのだろう?それに…目の錯覚なのだろうか?箒で枯葉を集めているようにもみえるけれども…。
するとイアソン王子が私の気配に気づいたのか、こちらを見て驚いた様子で目を見開いた。
「あれ?ロザリーじゃないか?どうしてまだ残っているんだい?」
箒をてにしたままイアソン王子が私に近付いて来た。
「あ、あの…」
すると私がにしていた荷物を目にすると、訝し気に私を見つめた。
「妙だな?君は今、外からこの学園に入って来たよね?しかもこんな中途半端な時間に…?大体、その手荷物は一体何だい?まるで旅行から帰って来たみたいだ」
「そ、それは…実家の里帰りから戻ってきたからです…」
俯き加減に返事をした。
「え?まさか…帰省からもう学園に戻って来たのか?」
「はい、そうです」
「幾ら何でも早過ぎるだろう?新学期になるまであと一カ月はあるじゃないか。それにクリスマスはどうするんだい?まさか一人きりでこの寮で過ごすのか?寮母だっていないのに」
イアソン王子は先程から質問攻めをして来る。もうこの話は終わりにして欲しかった。何故ならどんどん自分が惨めな気持ちになってくるから。そこで私は話を変えようと思い、話題を振った。
「それよりも、イアソン王子はどうされたのですか?まだ国に帰られてはいなかったのですか?それに…何故箒で枯葉を集めていらしたのですか?」
「ああ、枯葉がかなり落ちていたからね。掃除をしようと思ってね。あと、焼き芋でも焼いてみようかと思ったのさ」
「え…?焼き芋…ですか?」
「そうだよ?ロザリーは好きかい?」
「はい、好きです。良く実家に住んでいた頃は秋になると焼き芋がおやつ替わりでした」
そう言って、すぐに自分が恥ずかしい事を口走っている事に気付いた。仮にも今私が話している相手は王子様で、その人相手におやつが焼き芋だなんて…。
「申し訳ございません。こんな…庶民的な話を王子様にしてしまって…!」
慌てて頭を下げた。
「何故謝るんだい?俺だって焼き芋は好きだけど?よく王宮の庭で焼いて食べていた位だし」
「え…?そうなのですか…?」
あまりにも意外だ。
「俺は男だからな。女性達なら優雅なお茶会で上品な甘い菓子を紅茶と一緒に食べるのかもしれないけど、生憎俺はあんなただ甘いだけの砂糖菓子なんか好きじゃない。むしろ焼き芋のような素朴な食べ物の方が好きだ」
「何だか…意外でした…」
「まぁ、普通に考えたらそう思うかもな。後、なぜまだこの学園にいるかって事だけど、今少しまずい状態で帰りにくいんだ。その為、離宮に行く予定で今準備をして貰っている最中なのさ。でも遅くても明後日には帰るつもりだ」
「そうだったのですね…。でも王子様がお1人でこの寮に残るのは…少々危険なのではありませんか?」
「そんな事は無いけどな?護衛なら2人ついているし。今だって何処かにいるはずだ」
「え?そ、そうだったのですね」
考えてみれば当然の話かもしれない。
「それより、ロザリーの方が危険じゃないのか?たった1人きりで…しかも女の子でこの寮に残るなんて」
「…仕方ありません。他に行く場所が無いですから」
「…」
そんな私をイアソン王子は黙って見つめている―。
するとイアソン王子が私の気配に気づいたのか、こちらを見て驚いた様子で目を見開いた。
「あれ?ロザリーじゃないか?どうしてまだ残っているんだい?」
箒をてにしたままイアソン王子が私に近付いて来た。
「あ、あの…」
すると私がにしていた荷物を目にすると、訝し気に私を見つめた。
「妙だな?君は今、外からこの学園に入って来たよね?しかもこんな中途半端な時間に…?大体、その手荷物は一体何だい?まるで旅行から帰って来たみたいだ」
「そ、それは…実家の里帰りから戻ってきたからです…」
俯き加減に返事をした。
「え?まさか…帰省からもう学園に戻って来たのか?」
「はい、そうです」
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イアソン王子は先程から質問攻めをして来る。もうこの話は終わりにして欲しかった。何故ならどんどん自分が惨めな気持ちになってくるから。そこで私は話を変えようと思い、話題を振った。
「それよりも、イアソン王子はどうされたのですか?まだ国に帰られてはいなかったのですか?それに…何故箒で枯葉を集めていらしたのですか?」
「ああ、枯葉がかなり落ちていたからね。掃除をしようと思ってね。あと、焼き芋でも焼いてみようかと思ったのさ」
「え…?焼き芋…ですか?」
「そうだよ?ロザリーは好きかい?」
「はい、好きです。良く実家に住んでいた頃は秋になると焼き芋がおやつ替わりでした」
そう言って、すぐに自分が恥ずかしい事を口走っている事に気付いた。仮にも今私が話している相手は王子様で、その人相手におやつが焼き芋だなんて…。
「申し訳ございません。こんな…庶民的な話を王子様にしてしまって…!」
慌てて頭を下げた。
「何故謝るんだい?俺だって焼き芋は好きだけど?よく王宮の庭で焼いて食べていた位だし」
「え…?そうなのですか…?」
あまりにも意外だ。
「俺は男だからな。女性達なら優雅なお茶会で上品な甘い菓子を紅茶と一緒に食べるのかもしれないけど、生憎俺はあんなただ甘いだけの砂糖菓子なんか好きじゃない。むしろ焼き芋のような素朴な食べ物の方が好きだ」
「何だか…意外でした…」
「まぁ、普通に考えたらそう思うかもな。後、なぜまだこの学園にいるかって事だけど、今少しまずい状態で帰りにくいんだ。その為、離宮に行く予定で今準備をして貰っている最中なのさ。でも遅くても明後日には帰るつもりだ」
「そうだったのですね…。でも王子様がお1人でこの寮に残るのは…少々危険なのではありませんか?」
「そんな事は無いけどな?護衛なら2人ついているし。今だって何処かにいるはずだ」
「え?そ、そうだったのですね」
考えてみれば当然の話かもしれない。
「それより、ロザリーの方が危険じゃないのか?たった1人きりで…しかも女の子でこの寮に残るなんて」
「…仕方ありません。他に行く場所が無いですから」
「…」
そんな私をイアソン王子は黙って見つめている―。
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