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9-22 気遣い?
「え…?あ、貴方は…ルペルト様?」
部屋に入って来たのは驚くべきことにルペルト様だったのだ。
「え?ロザリー?貴賓客って…君の事だったのかい?」
ルペルト様も驚いた顔で私を見る。けれど、もっと驚いていたのはイアソン王子だった。
「一体どうしたって言うんだ?2人とも…知り合い同士だったのか?いつの間に?」
するとルペルト様が説明した。
「別に知り合いというほどでも無いですけどね、港で偶然出会ったんですよ」
「港で…?」
イアソン王子が怪訝そうに私を見た。
「はい、そうです。港に海を見に行った時に知り合いました」
「あの日、港の絵を描こうかと思ってロザリーのお隣に座らせてもらったんですよ。そこで話をして知り合いました」
「ふ~ん…そうだったのか…」
イアソン王子は腕組みしながら私とルペルト様を交互に見た。
「まぁ話は食事をしながらでも出来るだろう。2人とも席についてくれ」
「はい」
「分かりました」
私とルペルト様は返事をして着席するとすぐに料理が運ばれてきた。
「…」
テーブルの前に並べられていく料理を見つめながら私は不安な気持ちがこみあげてきた。
イアソン王子はテーブルマナーは気にしなくて大丈夫と言ってくれたけれども、ルペルト様がここにいる。
彼の前で…教養が無い自分を見られるのは恥ずかしかった。
「え…?」
けれど、私は並べられていく料理を見てあることに気が付いた。
テーブルの上の料理は一口大のサンドイッチやマフィン、あらかじめカットされているお肉料理、食べやすいようにカップに入れられたサラダ等々…どれもかしこまったテーブルマナーが必要なさそうな料理ばかりだった。
まさか…イアソン王子が私に気を使って…?
驚いた様子でイアソン王子を見るも、何故か王子は気難し気な顔で遠くを見つめている。
「これはまた…随分珍しい料理が出てきましたね」
一方のルペルト様は興味深げに並べられた料理を見つめている。ここでようやくイアソン王子は笑みを浮かべた。
「そうだろう?これは難しいテーブルマナーが必要ない料理なんだ。気軽に手づかみや、スプーンやフォーク1本で食べられる料理ばかりなんだ」
「面白いですね。でも、食べやすいのはいいことです。それにとてもおいしそうですしね」
そしてルペルト様は私にさりげなく視線を送り、微笑んできた。
え?
思わずその笑みに心臓がドキリと高鳴り、思わずルペルト様をじっと見つめてしまった。その時…。
「ゴホンッ!」
突如イアソン王子が咳払いをし、我に返った。驚いて王子を見ると、何故か私を凝視している。
きっと私があまりにも不躾にルペルト様を見ていたからかもしれない。これは淑女としては好ましくない態度だったのだろう。
すぐにルペルト様から視線をそらせると、イアソン王子が私たちに言った。
「さて、それでは3人の晩餐会を始めようか?」
そして、3人だけの食事会が始まった―。
部屋に入って来たのは驚くべきことにルペルト様だったのだ。
「え?ロザリー?貴賓客って…君の事だったのかい?」
ルペルト様も驚いた顔で私を見る。けれど、もっと驚いていたのはイアソン王子だった。
「一体どうしたって言うんだ?2人とも…知り合い同士だったのか?いつの間に?」
するとルペルト様が説明した。
「別に知り合いというほどでも無いですけどね、港で偶然出会ったんですよ」
「港で…?」
イアソン王子が怪訝そうに私を見た。
「はい、そうです。港に海を見に行った時に知り合いました」
「あの日、港の絵を描こうかと思ってロザリーのお隣に座らせてもらったんですよ。そこで話をして知り合いました」
「ふ~ん…そうだったのか…」
イアソン王子は腕組みしながら私とルペルト様を交互に見た。
「まぁ話は食事をしながらでも出来るだろう。2人とも席についてくれ」
「はい」
「分かりました」
私とルペルト様は返事をして着席するとすぐに料理が運ばれてきた。
「…」
テーブルの前に並べられていく料理を見つめながら私は不安な気持ちがこみあげてきた。
イアソン王子はテーブルマナーは気にしなくて大丈夫と言ってくれたけれども、ルペルト様がここにいる。
彼の前で…教養が無い自分を見られるのは恥ずかしかった。
「え…?」
けれど、私は並べられていく料理を見てあることに気が付いた。
テーブルの上の料理は一口大のサンドイッチやマフィン、あらかじめカットされているお肉料理、食べやすいようにカップに入れられたサラダ等々…どれもかしこまったテーブルマナーが必要なさそうな料理ばかりだった。
まさか…イアソン王子が私に気を使って…?
驚いた様子でイアソン王子を見るも、何故か王子は気難し気な顔で遠くを見つめている。
「これはまた…随分珍しい料理が出てきましたね」
一方のルペルト様は興味深げに並べられた料理を見つめている。ここでようやくイアソン王子は笑みを浮かべた。
「そうだろう?これは難しいテーブルマナーが必要ない料理なんだ。気軽に手づかみや、スプーンやフォーク1本で食べられる料理ばかりなんだ」
「面白いですね。でも、食べやすいのはいいことです。それにとてもおいしそうですしね」
そしてルペルト様は私にさりげなく視線を送り、微笑んできた。
え?
思わずその笑みに心臓がドキリと高鳴り、思わずルペルト様をじっと見つめてしまった。その時…。
「ゴホンッ!」
突如イアソン王子が咳払いをし、我に返った。驚いて王子を見ると、何故か私を凝視している。
きっと私があまりにも不躾にルペルト様を見ていたからかもしれない。これは淑女としては好ましくない態度だったのだろう。
すぐにルペルト様から視線をそらせると、イアソン王子が私たちに言った。
「さて、それでは3人の晩餐会を始めようか?」
そして、3人だけの食事会が始まった―。
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