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10-23 明かされた話
病院からの帰り道の馬車の中…。
私はすっかりふさぎ込んでいた。
レナート様の怪我は…私にも原因が合ったのではないだろうか?
あの時、私の方からフランシスカ様を迎えに行っていれば状況が変わっていたかもしれない。
もし、初めから私と一緒にいればレナート様が現れてもフランシスカ様は逃げることがなかったかもしれない。
そうすれば男の人達に絡まれることもなく、レナート様は失明という大怪我をすることも無かったかも…。
俯いて思わずスカートをギュッと握りしめた時―。
「ロザリー。大丈夫?」
不意に向かい側の椅子に腰掛けていたルペルト様が声を掛けてきた。
「あ…だ、大丈夫です…」
顔を上げて返事をした。
「嘘をつくな。何が大丈夫だ。顔が真っ青だぞ?」
イアソン王子がじっと私を見つめている。
「そ、そうでしょうか…?」
「まさかとは思うけど…レナートが失明したのは自分に責任があると思っていない?」
ルペルト様の言葉に、ビクリと肩が跳ねてしまった。
「あ…」
思わず声が漏れてしまった。
「そう…やっぱり。随分思い詰めた顔をしているように見えたからまさかとは思ったけど…自分を責めていたんだね?」
ルペルト様がため息をついた。
するとその言葉に驚いたのはイアソン王子だった。
「何だって?何故ロザリーが責任を感じるんだ?おかしいだろう?レナートの怪我は全く無関係じゃないか?」
何故かイアソン王子は怒っているように見える。
「それに一番悪いのはレナートを襲った者たちだ。病院側はもう警察に通報してあるからな。今にきっと犯人たちは捕まるだろう。もし捕まれば、相当重い罪になるだろうな。何しろレナートは公爵家の人間なのだから」
「え…?公爵家?彼はそんなに身分が高かったのですか?」
ルペルト様はイアソン王子の言葉に驚いている。
「何を驚く必要がある?お前だって公爵家の血筋じゃないか?」
イアソン王子の言葉は落ち込んでいた私の耳にもしっかり届いていた。
え…?
ルペルト様は公爵家の方…?
貴族であることは分かっていたけれども…まさかそこまで血筋が高貴だったなんて…。
これではますます私はルペルト様との距離を感じてしまう。
…尤も、私がいくら恋い慕ってもルペルト様には婚約者がいるのだからどうしようもないのだけど。
その時、ふと思った。
レナート様が失明という大怪我を負ってしまったというのに…私はなんて不謹慎なことを考えてしまっているのだろう。
そこで気持ちを改めてイアソン王子に尋ねた。
「レナート様の御両親は…すぐに来てくださるでしょうか?」
「ああ、恐らくすぐに来るだろう。それに…」
イアソン王子は目を伏せた。
「今回の件で…フランシスカはもうレナートとの婚約解消はできなくなったかも知れないな…」
私とルペルト様はその言葉に息を飲んだ―。
私はすっかりふさぎ込んでいた。
レナート様の怪我は…私にも原因が合ったのではないだろうか?
あの時、私の方からフランシスカ様を迎えに行っていれば状況が変わっていたかもしれない。
もし、初めから私と一緒にいればレナート様が現れてもフランシスカ様は逃げることがなかったかもしれない。
そうすれば男の人達に絡まれることもなく、レナート様は失明という大怪我をすることも無かったかも…。
俯いて思わずスカートをギュッと握りしめた時―。
「ロザリー。大丈夫?」
不意に向かい側の椅子に腰掛けていたルペルト様が声を掛けてきた。
「あ…だ、大丈夫です…」
顔を上げて返事をした。
「嘘をつくな。何が大丈夫だ。顔が真っ青だぞ?」
イアソン王子がじっと私を見つめている。
「そ、そうでしょうか…?」
「まさかとは思うけど…レナートが失明したのは自分に責任があると思っていない?」
ルペルト様の言葉に、ビクリと肩が跳ねてしまった。
「あ…」
思わず声が漏れてしまった。
「そう…やっぱり。随分思い詰めた顔をしているように見えたからまさかとは思ったけど…自分を責めていたんだね?」
ルペルト様がため息をついた。
するとその言葉に驚いたのはイアソン王子だった。
「何だって?何故ロザリーが責任を感じるんだ?おかしいだろう?レナートの怪我は全く無関係じゃないか?」
何故かイアソン王子は怒っているように見える。
「それに一番悪いのはレナートを襲った者たちだ。病院側はもう警察に通報してあるからな。今にきっと犯人たちは捕まるだろう。もし捕まれば、相当重い罪になるだろうな。何しろレナートは公爵家の人間なのだから」
「え…?公爵家?彼はそんなに身分が高かったのですか?」
ルペルト様はイアソン王子の言葉に驚いている。
「何を驚く必要がある?お前だって公爵家の血筋じゃないか?」
イアソン王子の言葉は落ち込んでいた私の耳にもしっかり届いていた。
え…?
ルペルト様は公爵家の方…?
貴族であることは分かっていたけれども…まさかそこまで血筋が高貴だったなんて…。
これではますます私はルペルト様との距離を感じてしまう。
…尤も、私がいくら恋い慕ってもルペルト様には婚約者がいるのだからどうしようもないのだけど。
その時、ふと思った。
レナート様が失明という大怪我を負ってしまったというのに…私はなんて不謹慎なことを考えてしまっているのだろう。
そこで気持ちを改めてイアソン王子に尋ねた。
「レナート様の御両親は…すぐに来てくださるでしょうか?」
「ああ、恐らくすぐに来るだろう。それに…」
イアソン王子は目を伏せた。
「今回の件で…フランシスカはもうレナートとの婚約解消はできなくなったかも知れないな…」
私とルペルト様はその言葉に息を飲んだ―。
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