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11-8 2人の結末
「今…フランシスカ様は…どうしているのですか?」
すっかり冷めてしまったアップルティーを見つめながらイアソン王子に尋ねた。
「入院しているレナートの傍を片時も離れないで付き添ってるよ。俺の目から見ても…2人は良い雰囲気に見えた」
「そうですか…」
元々、子供の頃のフランシスカ様はレナート様を慕っていた。その時の気持ちが戻ってきたのかもしれない。
「2人はいつ学園を去るのですか?」
「レナートが退院し、家に帰るときにフランシスカも一緒について行くらしい」
ルペルト様の質問にイアソン王子が答え…私を見た。
「そう言えば…2人がロザリーに謝っていたな」
「私にですか?」
「ああ。レナートは今まで酷い言葉をロザリーに投げつけて…傷つけてごめんと言っていた。フランシスカもロザリーに悪いことをしてしまったと謝っていたよ」
「そうなのですか…」
恐らくその言い方だと…多分私が2人に会うことはもう二度と無いのかもしれない。
「イアソン王子、レナートを襲った彼等は相手が誰か分かっていたのですか?」
ルペルト様が質問してきた。
「いや、それがどうやら彼等は気付いていなかったようだ。何しろその時レナートは帽子をかぶっていたそうだからな。フランシスカのことは知っていて…以前から目を付けていたようだ。レナートという婚約者がいるのを知っていたくせに…」
イアソン王子はイライラした口調で言うけれども…何故3年生達がフランシスカ様に絡んできたのか、私には何となく理由が分かってしまった。
恐らくフランシスカ様はレナート様という婚約者がいながら、イアソン王子と頻繁に一緒に過ごしている姿を目撃されていたからではないだろうか?
それで、ひょっとすると声を掛ければ自分たちもフランシスカ様に相手をしてもらえるのではないだろうかと考えて…。
「彼等は…どうなるのでしょう…」
ルペルト様はポツリと呟いた。
「まぁ、恐らくレナートの目を傷つけた人物は傷害罪で逮捕されるだろうな…。後は下手をすれば家ごと潰されるか…まぁ、犯罪者がどうなろうと俺には興味は無いけどな」
イアソン王子は残りのコーヒーを飲み干すと、私とルペルト様に声を掛けた。
「…そろそろ戻ろう」
****
帰りの馬車の中で、ルペルト様が私に尋ねてきた。
「ロザリー。君は実家には帰らないんだよね?」
「はい、そうです」
「そうか、僕も帰るつもりは無いんだ。同じだね」
笑みを浮かべて私を見つめるルペルト様に思わず顔が赤くなりそうになった。
「おい、俺だって帰らないぞ?」
「イアソン王子が口を挟んできた。
「ええ、知ってますよ。だから聞かなかったのですけど?」
「フン!2人だけで盛り上がろうとするな」
ブスッとした表情を浮かべ、窓の外に視線を移すイアソン王子。
…やはりレナート様とフランシスカ様が退学するのが寂しいのだろうか…?
そう思わずにはいられなかった。
そして、私にもいずれ転機が訪れることになる。
それこそ人生を左右するような…。
けれど、その話はもう少し先の話になる―。
すっかり冷めてしまったアップルティーを見つめながらイアソン王子に尋ねた。
「入院しているレナートの傍を片時も離れないで付き添ってるよ。俺の目から見ても…2人は良い雰囲気に見えた」
「そうですか…」
元々、子供の頃のフランシスカ様はレナート様を慕っていた。その時の気持ちが戻ってきたのかもしれない。
「2人はいつ学園を去るのですか?」
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「そう言えば…2人がロザリーに謝っていたな」
「私にですか?」
「ああ。レナートは今まで酷い言葉をロザリーに投げつけて…傷つけてごめんと言っていた。フランシスカもロザリーに悪いことをしてしまったと謝っていたよ」
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恐らくその言い方だと…多分私が2人に会うことはもう二度と無いのかもしれない。
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ルペルト様が質問してきた。
「いや、それがどうやら彼等は気付いていなかったようだ。何しろその時レナートは帽子をかぶっていたそうだからな。フランシスカのことは知っていて…以前から目を付けていたようだ。レナートという婚約者がいるのを知っていたくせに…」
イアソン王子はイライラした口調で言うけれども…何故3年生達がフランシスカ様に絡んできたのか、私には何となく理由が分かってしまった。
恐らくフランシスカ様はレナート様という婚約者がいながら、イアソン王子と頻繁に一緒に過ごしている姿を目撃されていたからではないだろうか?
それで、ひょっとすると声を掛ければ自分たちもフランシスカ様に相手をしてもらえるのではないだろうかと考えて…。
「彼等は…どうなるのでしょう…」
ルペルト様はポツリと呟いた。
「まぁ、恐らくレナートの目を傷つけた人物は傷害罪で逮捕されるだろうな…。後は下手をすれば家ごと潰されるか…まぁ、犯罪者がどうなろうと俺には興味は無いけどな」
イアソン王子は残りのコーヒーを飲み干すと、私とルペルト様に声を掛けた。
「…そろそろ戻ろう」
****
帰りの馬車の中で、ルペルト様が私に尋ねてきた。
「ロザリー。君は実家には帰らないんだよね?」
「はい、そうです」
「そうか、僕も帰るつもりは無いんだ。同じだね」
笑みを浮かべて私を見つめるルペルト様に思わず顔が赤くなりそうになった。
「おい、俺だって帰らないぞ?」
「イアソン王子が口を挟んできた。
「ええ、知ってますよ。だから聞かなかったのですけど?」
「フン!2人だけで盛り上がろうとするな」
ブスッとした表情を浮かべ、窓の外に視線を移すイアソン王子。
…やはりレナート様とフランシスカ様が退学するのが寂しいのだろうか…?
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