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全身媚薬責め
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性調教に終わりはない。
今日は硬いベッドに大の字にされ、一糸纏わぬ肢体を晒すように固定されたアリアは、鋭い目でヘルディを睨む。
「いつまでやっても、無駄なことです」
「そうは言ってもね。君は堕ちるまでずっと責められる。わかっているだろう?」
「……好きにしてください、あなた方の思い通りには、ならない」
「まあ、僕は役得だからいいんだけど」
小ぶりながら柔らかい乳房を優しく揉んで、腋を撫でる。
無言ながらぴくぴくと体を動かすアリアに言った。
「毎日吊られてたら大変でしょう。今日は寝かせてあげるから、心置きなく感じると良い」
「寝かせてくれるというなら、あなたも出て行って欲しいです、ね」
「一応聞くんだけどさ」
ふと、思い出したように問うた。
「きみ、結界を解く気はないよね」
「馬鹿げた質問ですね。だいたい、あれはもう私にも解けませんよ」
「すぐには解けないってだけでしょ?」
「いいえ、無理です」
流れるように嘘をつく。
最硬度の自律型結界ではあるが、アリアが本気で破りにかかれば一〇日で穴ぐらいは開けられるだろう。
だがそれを言ってやるつもりもなくて顔を背ける。
「嘘が下手だなあ。ま、そんなわけで今日もやっていこうか」
白い肌を撫でまわしていたヘルディの指が、眼前にかざされる。
その爪が針のように伸びたのを無言で見つめるアリアに、ヘルディは唇の端を歪めて言った。
「インキュバスの能力も、ちょっと見せてあげるよ」
◇
「ん、う……ふ、ぁ」
巧みな手つきで胸の中心を苛め抜かれ、たちまち乳首が固くなる。
つん、と天に向かって尖った桜色の突起を指の腹で弾いて、ヘルディは淡々と言う。
「うん、これぐらいかな」
「なに、を……んうっ!?」
ちくり、と鋭い感覚が走って、アリアは体を硬直させる。
そして、尖らせた爪の先から、乳首に何かを注入される感覚に歯を食いしばらせた。
「ん、っぐう……、ああ……」
「大丈夫だよ。すぐに気持ち良くなる」
ヘルディの言葉は事実だった。
刺された胸が、強烈に熱を持ち始める。
「ああ……なに、をっ、したので、す……う、ぅうあっ」
「インキュバスの媚薬だよ。効果は……まあ、わかるよね」
両胸への注射を終えて、ヘルディは軽く乳首を擦る。
それだけで灼けるような快楽が駆け巡って、アリアはあられもない嬌声を上げた。
「あんっ!」
秘裂から溢れだした愛液がベッドを濡らす。
毒されたと一目でわかる火照った顔でヘルディを睨むも、威厳も圧も感じ取れない。
頂点の突起は痛々しいほどに膨れ上がり、乳輪までもがうっすらと盛り上がっている。軽く揉んでやるだけでも嬌声を漏らし、がたがたと拘束を軋ませる。
ヘルディに、手加減をする気は全くなかった。
両乳首を優しくつまんで、言う。
「気持ち良いかい?」
「ふあ……っ! 気持ち悪いだけ、だと……何度言ったら、わかるのです」
これからどうされるか予想できているにもかかわらず、アリアは気丈に反抗する。
そして、予想通りに弄ばれた。
しこしこ、ともはやしごける大きさになっていた突起を容赦なく責め立てられて、艶やかな唇が快楽に戦慄く。
「ああああ、ううああっ!」
「我慢は無理だよ。そういう媚薬だ」
「黙れ、黙れぇ……っ! んうううううっ! ふうっ、はあっ、あああああっ!」
媚薬の効きはすさまじいし、ヘルディの責めは巧みだった。
ただしごくわけでもない。たまに焦らすように側面を撫で、かと思えば親指で乳頭を押し込む。乳輪ばかりを撫で続ける時間が続いた後、爪で痛いぐらいに弾きまわされる。
「く、んんうっ! うぐっ、あああ、あぁ……っ!」
ぎりぎり、と奥歯を噛んでヘルディを睨むが、責め手が緩むわけもない。
乳首への執拗な愛撫で、アリアは軽々と絶頂に押し上げられた。
「あぁぁ……っ、ああああっ、う、んっ、んあああああああああっ!」
たらたらと、秘所からは小川のように愛液が流れ続けている。果てた瞬間にがくりと腰が浮いて、それで飛び散った液が、ベッドの下まで染みを広げた。
はあ、はあっ、と肩で息をするアリアに、しかしヘルディは休息を与えない。
ちくり、と陰核にも鋭い感触が返ってきて、アリアは目を見開いた。
「はあ……っ! 待ちなさい、待って! そこは……ぁああっ!」
「胸だけで終わるわけ、ないだろう」
乳首での愛撫で膨らみきって、皮の向けた陰核にも媚薬を注入し、ヘルディはわざとらしく二本の指を蠢かせた。
「さあ、頑張ってくれ。アリア」
今日は硬いベッドに大の字にされ、一糸纏わぬ肢体を晒すように固定されたアリアは、鋭い目でヘルディを睨む。
「いつまでやっても、無駄なことです」
「そうは言ってもね。君は堕ちるまでずっと責められる。わかっているだろう?」
「……好きにしてください、あなた方の思い通りには、ならない」
「まあ、僕は役得だからいいんだけど」
小ぶりながら柔らかい乳房を優しく揉んで、腋を撫でる。
無言ながらぴくぴくと体を動かすアリアに言った。
「毎日吊られてたら大変でしょう。今日は寝かせてあげるから、心置きなく感じると良い」
「寝かせてくれるというなら、あなたも出て行って欲しいです、ね」
「一応聞くんだけどさ」
ふと、思い出したように問うた。
「きみ、結界を解く気はないよね」
「馬鹿げた質問ですね。だいたい、あれはもう私にも解けませんよ」
「すぐには解けないってだけでしょ?」
「いいえ、無理です」
流れるように嘘をつく。
最硬度の自律型結界ではあるが、アリアが本気で破りにかかれば一〇日で穴ぐらいは開けられるだろう。
だがそれを言ってやるつもりもなくて顔を背ける。
「嘘が下手だなあ。ま、そんなわけで今日もやっていこうか」
白い肌を撫でまわしていたヘルディの指が、眼前にかざされる。
その爪が針のように伸びたのを無言で見つめるアリアに、ヘルディは唇の端を歪めて言った。
「インキュバスの能力も、ちょっと見せてあげるよ」
◇
「ん、う……ふ、ぁ」
巧みな手つきで胸の中心を苛め抜かれ、たちまち乳首が固くなる。
つん、と天に向かって尖った桜色の突起を指の腹で弾いて、ヘルディは淡々と言う。
「うん、これぐらいかな」
「なに、を……んうっ!?」
ちくり、と鋭い感覚が走って、アリアは体を硬直させる。
そして、尖らせた爪の先から、乳首に何かを注入される感覚に歯を食いしばらせた。
「ん、っぐう……、ああ……」
「大丈夫だよ。すぐに気持ち良くなる」
ヘルディの言葉は事実だった。
刺された胸が、強烈に熱を持ち始める。
「ああ……なに、をっ、したので、す……う、ぅうあっ」
「インキュバスの媚薬だよ。効果は……まあ、わかるよね」
両胸への注射を終えて、ヘルディは軽く乳首を擦る。
それだけで灼けるような快楽が駆け巡って、アリアはあられもない嬌声を上げた。
「あんっ!」
秘裂から溢れだした愛液がベッドを濡らす。
毒されたと一目でわかる火照った顔でヘルディを睨むも、威厳も圧も感じ取れない。
頂点の突起は痛々しいほどに膨れ上がり、乳輪までもがうっすらと盛り上がっている。軽く揉んでやるだけでも嬌声を漏らし、がたがたと拘束を軋ませる。
ヘルディに、手加減をする気は全くなかった。
両乳首を優しくつまんで、言う。
「気持ち良いかい?」
「ふあ……っ! 気持ち悪いだけ、だと……何度言ったら、わかるのです」
これからどうされるか予想できているにもかかわらず、アリアは気丈に反抗する。
そして、予想通りに弄ばれた。
しこしこ、ともはやしごける大きさになっていた突起を容赦なく責め立てられて、艶やかな唇が快楽に戦慄く。
「ああああ、ううああっ!」
「我慢は無理だよ。そういう媚薬だ」
「黙れ、黙れぇ……っ! んうううううっ! ふうっ、はあっ、あああああっ!」
媚薬の効きはすさまじいし、ヘルディの責めは巧みだった。
ただしごくわけでもない。たまに焦らすように側面を撫で、かと思えば親指で乳頭を押し込む。乳輪ばかりを撫で続ける時間が続いた後、爪で痛いぐらいに弾きまわされる。
「く、んんうっ! うぐっ、あああ、あぁ……っ!」
ぎりぎり、と奥歯を噛んでヘルディを睨むが、責め手が緩むわけもない。
乳首への執拗な愛撫で、アリアは軽々と絶頂に押し上げられた。
「あぁぁ……っ、ああああっ、う、んっ、んあああああああああっ!」
たらたらと、秘所からは小川のように愛液が流れ続けている。果てた瞬間にがくりと腰が浮いて、それで飛び散った液が、ベッドの下まで染みを広げた。
はあ、はあっ、と肩で息をするアリアに、しかしヘルディは休息を与えない。
ちくり、と陰核にも鋭い感触が返ってきて、アリアは目を見開いた。
「はあ……っ! 待ちなさい、待って! そこは……ぁああっ!」
「胸だけで終わるわけ、ないだろう」
乳首での愛撫で膨らみきって、皮の向けた陰核にも媚薬を注入し、ヘルディはわざとらしく二本の指を蠢かせた。
「さあ、頑張ってくれ。アリア」
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