平民で貧乏な家を追い出されたので王女になって見返してやる!

しらす

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後輩ができました

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私はリヒトに恋をした。

多分。

私自身は絶対に恋なんてしてないと思うんだけど。
だってリヒトはエマさんのことが好きだしそれを確かめるためのお試し期間で、でも私はリヒトに恋をしている?

分からない。
でもリヒトと一緒にいるといつも体が熱くなる。

どうだっていいや。
それより早く確かめなくちゃ。

そのためのお試し期間だから。

「恋なんかじゃない、あとそれはどうでもいいです」

私はリヒトにそう言った。
リヒトは怒って机をたたいて立ち上がって言った。

「どうでもよくなんかない!俺にとっては一番大事なことだ!」

「勝手に決めつけるなよ。じゃあお前に気持ちを伝えた俺はどうでもいいのか?」

そして少しの沈黙の後にわるい、と言って席に着いた。

「俺だってお前に頑張って気持ち伝えたんだからな。お前が望むのなら、俺は第二王子でも王の座を取ってみせるぞ。俺の気持ちを甘く見るな」

「もうそろそろ帰るか」

そして私たちは店を出た。

「さっきはすみませんでした」

「いやお前は悪くない。俺が悪かった」

二人で歩いていると、前から第一王子とヴィオラが手をつないで向かいから来た。
私たちに気が付くとすぐに手を離した。

そして近くまで来た。
すると第一王子が口を開いた。

「デートかいリヒト?めでたいね」

軽く煽ってきた。

「ユーリこそ」

リヒトが反撃をしようとしている。
そんなときヴィオラが

「おやめください」

と二人に言った。
リヒトは私の前だからヴィオラに反撃しなかった。

そういうところは変わったと思う。
そして互いに会釈をして離れた。

「あいつら付き合ってんの?」

「知らなかったんですか?そっちの方がおかしいですよ」

まじか、と言いながら二人で城に帰っていった。

「今日はありがとうございました。ではこれで」

最近私は城にあるメイド用の部屋に泊まっている。
今日からルームシェアになると聞いた。

誰となるのか正直ちょっと楽しみ。

私はいつもどおり部屋に入った。
すると一人の小さな女の子がいた。可愛い。

相手がこちらに気が付くとこっちを向いて挨拶をしてくれた。
「私はベルと申します。一応16歳です。でも身長は145センチメートルでそれ以下に見えるといわれます」

「私はミーシャです。第二王子の専属メイドです」

流れで私からも挨拶をした。

「そうなんですか!私も明日から第二王子の担当です。じゃあ先輩ですね。よろしくお願いします」

この子が私の後輩か。
なんかうれしい。可愛い子に先輩って言われるの。

「今日はもう寝るね」

と一言言ってから私は爆睡した。

ー次の日

「おはようございます。先輩。朝ですよ」

後輩に起こされた。
なんて頼りない先輩だろう。

とりあえず顔を洗って、着替えて、朝ご飯を食べて第二王子の部屋まで行った。
いつも通り入ったら、リヒトが先に起きて朝ご飯を食べていた。

「初めまして、今日からリヒト様を担当させていただくベルです。よろしくお願いします」

珍しい。今日はなぜかおとなしい。
私がいるからか?

「言っておくが俺はミーシャが好きだ。お前なんか雇わねーからな」

ベルに指をさしてこう言った。
そんな中ベルは、

「そんなの知らないですよ。私だって働きたくて働いているわけではありませんし」

と、完全にアウトなことを言っている。

「んなことしらねーよ。さっさと出ていけ」

「理不尽すぎます。最低です」

やばい。これは止めた方がいいのでは。
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