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第7章
第404話 円陣ボール
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翌朝は特に何事もなくすごした。
偵察君で見た事は、ラルフ君達には話さないけど、クラウスさんの隠れ家に騎士さん達が行くらしいから、そのうち結果のお知らせが来るだろう。
「ねえねえ、あの光るボールのやつってさ、昼間、光らない時にやっても面白いんじゃない?」
朝食を食べ終わる頃にラルフ君が、光るボールゲームを昼間にやってみようと言い出した。
「たしかに、光らなければ、外でやるテーブルボールみたいだよね。」
光なしだと、別のゲームみたいだけど、元々光ったりしないテーブルボールも充分楽しいので、やってみても良いかもしれない。
宿の隣の、降車場が空いていたので、その場所をつかってやってみる事にした。一応ちゃんと宿の人には確認をしたよ。
降車場は、馬車ォ止める目安なのか、地面にロープを張って杭で打ち付けて、区分けされていた。そこがちょうど、小さいコートみたいな感じで良さそうに見えたんだ。
場所は結構広々としていたので、ダブルスでもなく2対3だ。2の方はラルフ君とロルフ君だった。
人数少ない方が不利かもしれないから、双子のラルフ君達が2人の方になったんだけど、二人はやっぱり凄く息が合う。更に言うと、3人だと誰が打つか判りにくくて、お見合いしがち。
圧倒的にラルフ君達が有利になってた。
なので、ローテーションを組んで、グルグルと一人ずつ移動していくことにした。
移動しているときにふと気がついた。
「ねえ。これって、皆で円になってもよくない?」
ネットで挟んで対抗戦も面白いけど、円になって、ボールを打ち合ってみても良さそうな気がした。思いつきでボールを二個にする。
円の中を行き交うボールを打つ。同時に二個きたら大変だ。
「ぎゃー!狙ったな!」
「あはは!」
意図的に一人の人にボールを集中させたり、なかなかカオスだ。
「あー!何か面白そう!」
宿の前の道を歩いて来たサミュエル君達に声をかけられた。
ニコラちゃんとミリーちゃんも一緒だ。
激しくしなければドレス姿のニコラちゃん達でも大丈夫かな。
一緒にやるか誘ってみたら、「やってみたい」ということだったので、最初はカオスじゃないボール一個コースでやってみた。
ポーン
「えいっ」
「お、上手ー!」
ニコラちゃんとミリーちゃんには、弓なりな打ちやすそうなボールを放る。打ち返しているニコラちゃん達の動きを見ると、運動神経は良さそうに見えた。
なので、「やさしいボール」のまま、ボールを二個にしてみた。
「きゃー!待って待って!」
「こっち僕が打つ!」
ミリーちゃんの所に、ちょっとタイミングをずらしつつだけど連続してボールが飛んで来た。慌てたミリーちゃんをフォローするようにサミュエル君が声掛けをして、
後から飛んで来た方のボールを打っていた。
「流石モテる君。」
「え?」
ギルベルト君がボソリと言った言葉に反応したのかサミュエル君が次に飛んで来たボールを空振りした。
ボールを拾いに行ったサミュエル君が首を傾げた。
「モテる君って僕?」
「うん。モテてるよね。」
「えー?」
「ふふ。冗談。」
「おおー?」
ギルベルト君とサミュエル君がしばらく打ち合いながら会話してた。
うん。確かに、サミュエル君はニコラちゃんとミリーちゃんといつも一緒だもんね。さっきミリーちゃんをフォローしているのも格好良かったしモテる君かも。
「サミュエルがモテるとかじゃないの。」
「そーよ。」
ニコラちゃんが言って、ミリーちゃんが同意した。
「遊ぶの三人しかいなかったから。」
「おう‥‥。」
「だから仲良しなの。」
「おお‥‥。」
サミュエルくんが、ニコラちゃん達の言葉にちょっとドギマギしているみたいな様子が面白かった。
偵察君で見た事は、ラルフ君達には話さないけど、クラウスさんの隠れ家に騎士さん達が行くらしいから、そのうち結果のお知らせが来るだろう。
「ねえねえ、あの光るボールのやつってさ、昼間、光らない時にやっても面白いんじゃない?」
朝食を食べ終わる頃にラルフ君が、光るボールゲームを昼間にやってみようと言い出した。
「たしかに、光らなければ、外でやるテーブルボールみたいだよね。」
光なしだと、別のゲームみたいだけど、元々光ったりしないテーブルボールも充分楽しいので、やってみても良いかもしれない。
宿の隣の、降車場が空いていたので、その場所をつかってやってみる事にした。一応ちゃんと宿の人には確認をしたよ。
降車場は、馬車ォ止める目安なのか、地面にロープを張って杭で打ち付けて、区分けされていた。そこがちょうど、小さいコートみたいな感じで良さそうに見えたんだ。
場所は結構広々としていたので、ダブルスでもなく2対3だ。2の方はラルフ君とロルフ君だった。
人数少ない方が不利かもしれないから、双子のラルフ君達が2人の方になったんだけど、二人はやっぱり凄く息が合う。更に言うと、3人だと誰が打つか判りにくくて、お見合いしがち。
圧倒的にラルフ君達が有利になってた。
なので、ローテーションを組んで、グルグルと一人ずつ移動していくことにした。
移動しているときにふと気がついた。
「ねえ。これって、皆で円になってもよくない?」
ネットで挟んで対抗戦も面白いけど、円になって、ボールを打ち合ってみても良さそうな気がした。思いつきでボールを二個にする。
円の中を行き交うボールを打つ。同時に二個きたら大変だ。
「ぎゃー!狙ったな!」
「あはは!」
意図的に一人の人にボールを集中させたり、なかなかカオスだ。
「あー!何か面白そう!」
宿の前の道を歩いて来たサミュエル君達に声をかけられた。
ニコラちゃんとミリーちゃんも一緒だ。
激しくしなければドレス姿のニコラちゃん達でも大丈夫かな。
一緒にやるか誘ってみたら、「やってみたい」ということだったので、最初はカオスじゃないボール一個コースでやってみた。
ポーン
「えいっ」
「お、上手ー!」
ニコラちゃんとミリーちゃんには、弓なりな打ちやすそうなボールを放る。打ち返しているニコラちゃん達の動きを見ると、運動神経は良さそうに見えた。
なので、「やさしいボール」のまま、ボールを二個にしてみた。
「きゃー!待って待って!」
「こっち僕が打つ!」
ミリーちゃんの所に、ちょっとタイミングをずらしつつだけど連続してボールが飛んで来た。慌てたミリーちゃんをフォローするようにサミュエル君が声掛けをして、
後から飛んで来た方のボールを打っていた。
「流石モテる君。」
「え?」
ギルベルト君がボソリと言った言葉に反応したのかサミュエル君が次に飛んで来たボールを空振りした。
ボールを拾いに行ったサミュエル君が首を傾げた。
「モテる君って僕?」
「うん。モテてるよね。」
「えー?」
「ふふ。冗談。」
「おおー?」
ギルベルト君とサミュエル君がしばらく打ち合いながら会話してた。
うん。確かに、サミュエル君はニコラちゃんとミリーちゃんといつも一緒だもんね。さっきミリーちゃんをフォローしているのも格好良かったしモテる君かも。
「サミュエルがモテるとかじゃないの。」
「そーよ。」
ニコラちゃんが言って、ミリーちゃんが同意した。
「遊ぶの三人しかいなかったから。」
「おう‥‥。」
「だから仲良しなの。」
「おお‥‥。」
サミュエルくんが、ニコラちゃん達の言葉にちょっとドギマギしているみたいな様子が面白かった。
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