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第7章
第405話 疑惑解消
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「あ、ねえ!エッダお姉様への疑いが晴れそうなのよ!」
急に思い出したらしく、ニコラちゃんが笑顔で言った。
「え、そうなの?どうなった?」
ギルベルト君が興味深げに目を見開いた。ニコラちゃん達が顔を見合わせて、アイコンタクトを取って頷いた。
サミュエル君が口を開く。
「クラウスさんが実は隠れていただけだって話がでてて‥‥。今朝、また捜索隊が出てるらしいんだ。」
「びっくりよね!」
「そうなんだ!クラウスさん生きてるんだ!」
「うん。まだ見つかってないけど。」
「じゃあ、崖の上から落ちた形跡ってなんだったんだ?」
「うーん‥‥。」
一瞬喜びモードになったんだけど、あれ?って疑問がよぎる。それでもサミュエル君は、語気を強めて言った。
「その辺はよくわからないけど!少なくともエッダ姉上が呼び出して、殺したっていう疑いは晴れそうなんだよ!
エッダ姉上からの手紙は受け取ったけど、待ち合わせ場所には行かなかったって‥‥。」
「そうなんだ。それは良かったね!」
クラウスさんの無事が確認できるまでは、全部解決ってわけには行かないんだろうけど、エッダ嬢の疑いが晴れるのは良い事だよね。
サミュエル君は本当に晴れ晴れとした笑顔を見せて頷いた。ニコラちゃんは、少し口を尖らせた。
「でもね。酷いのよ。婚約破棄したのを怒られない為に逃げちゃったみたいなの。」
「ええー?」
「勝手よね!」
ミリーちゃんも思い出したのかちょっとほっぺたを膨らませた。サミュエル君は逆に眉毛を下げて俯いた。
「それを聞いて姉上も哀しそうだった‥‥。」
「‥‥うーん‥‥。婚約の話って難しいね‥‥。」
ラルフ君とロルフ君がポンとサミュエル君の左右の肩をそれぞれ同時に叩いた。
仲があまり良くない婚約者同士なのだったら、解消した方が良いかもしれないとも思うんだけど、エッダ嬢は、クラウスさんの事を好きだったのかもしれないし。
家同士の事も絡むから、「そんな人とは婚約解消しちゃえ」とも安易に言えないよね。
「僕としては、こっちから婚約破棄しちゃえって思うんだけど‥‥。姉上が哀しそうだしそれも言い辛くて‥‥。でも母上とか凄く怒ってるし、多分婚約解消になると思う。」
「そうなんだね。」
すぐに婚約解消が決まらないのは、クラウスさんが行方不明になったり、エッダ嬢が殺人犯に疑われたりして、当人は居ないし、慰謝料だとかも決めにくい状況だったからかもしれない。
「もう!クラウスさんなんてオタマジャクシ魔獣の体当たりでも受けちゃえば良いのに!」
「ミリー、それはちょっと‥‥。」
ミリーちゃんがプンプンしてそう言うと、サミュエル君が癒そうな顔になった。
ニコラちゃんがミリーちゃんを諌めるように言う。
「ミリー、蛙魔獣とかの話題はダメって言われたわよ。」
「だって、ここには、ヤンティスやマイルズはいないわよ!」
「蛙魔獣の話題はダメなの?」
ニコラちゃんとミリーちゃん達の会話にギルベルト君が首を傾げた。
ミリーちゃんがちょっと、眉を怒らせて気合いを気合いを入れたような顔をし、指を口の前に一本立てて言った。
「よくわからないけど、ヤンティスとマイルズが蛙魔獣と遭遇して嫌な目にあったらしいの!それで蛙魔獣の話題は嫌がるからダメよって言われたの。」
「また村の中に蛙魔獣が出たのかな。」
「わからないけど、そうかも。」
ヤンティス君とマイルズ君は、部屋に引きこもっているらしい。蛙魔獣がトラウマになっちゃったのかなぁ。
急に思い出したらしく、ニコラちゃんが笑顔で言った。
「え、そうなの?どうなった?」
ギルベルト君が興味深げに目を見開いた。ニコラちゃん達が顔を見合わせて、アイコンタクトを取って頷いた。
サミュエル君が口を開く。
「クラウスさんが実は隠れていただけだって話がでてて‥‥。今朝、また捜索隊が出てるらしいんだ。」
「びっくりよね!」
「そうなんだ!クラウスさん生きてるんだ!」
「うん。まだ見つかってないけど。」
「じゃあ、崖の上から落ちた形跡ってなんだったんだ?」
「うーん‥‥。」
一瞬喜びモードになったんだけど、あれ?って疑問がよぎる。それでもサミュエル君は、語気を強めて言った。
「その辺はよくわからないけど!少なくともエッダ姉上が呼び出して、殺したっていう疑いは晴れそうなんだよ!
エッダ姉上からの手紙は受け取ったけど、待ち合わせ場所には行かなかったって‥‥。」
「そうなんだ。それは良かったね!」
クラウスさんの無事が確認できるまでは、全部解決ってわけには行かないんだろうけど、エッダ嬢の疑いが晴れるのは良い事だよね。
サミュエル君は本当に晴れ晴れとした笑顔を見せて頷いた。ニコラちゃんは、少し口を尖らせた。
「でもね。酷いのよ。婚約破棄したのを怒られない為に逃げちゃったみたいなの。」
「ええー?」
「勝手よね!」
ミリーちゃんも思い出したのかちょっとほっぺたを膨らませた。サミュエル君は逆に眉毛を下げて俯いた。
「それを聞いて姉上も哀しそうだった‥‥。」
「‥‥うーん‥‥。婚約の話って難しいね‥‥。」
ラルフ君とロルフ君がポンとサミュエル君の左右の肩をそれぞれ同時に叩いた。
仲があまり良くない婚約者同士なのだったら、解消した方が良いかもしれないとも思うんだけど、エッダ嬢は、クラウスさんの事を好きだったのかもしれないし。
家同士の事も絡むから、「そんな人とは婚約解消しちゃえ」とも安易に言えないよね。
「僕としては、こっちから婚約破棄しちゃえって思うんだけど‥‥。姉上が哀しそうだしそれも言い辛くて‥‥。でも母上とか凄く怒ってるし、多分婚約解消になると思う。」
「そうなんだね。」
すぐに婚約解消が決まらないのは、クラウスさんが行方不明になったり、エッダ嬢が殺人犯に疑われたりして、当人は居ないし、慰謝料だとかも決めにくい状況だったからかもしれない。
「もう!クラウスさんなんてオタマジャクシ魔獣の体当たりでも受けちゃえば良いのに!」
「ミリー、それはちょっと‥‥。」
ミリーちゃんがプンプンしてそう言うと、サミュエル君が癒そうな顔になった。
ニコラちゃんがミリーちゃんを諌めるように言う。
「ミリー、蛙魔獣とかの話題はダメって言われたわよ。」
「だって、ここには、ヤンティスやマイルズはいないわよ!」
「蛙魔獣の話題はダメなの?」
ニコラちゃんとミリーちゃん達の会話にギルベルト君が首を傾げた。
ミリーちゃんがちょっと、眉を怒らせて気合いを気合いを入れたような顔をし、指を口の前に一本立てて言った。
「よくわからないけど、ヤンティスとマイルズが蛙魔獣と遭遇して嫌な目にあったらしいの!それで蛙魔獣の話題は嫌がるからダメよって言われたの。」
「また村の中に蛙魔獣が出たのかな。」
「わからないけど、そうかも。」
ヤンティス君とマイルズ君は、部屋に引きこもっているらしい。蛙魔獣がトラウマになっちゃったのかなぁ。
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