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第3章
第193話 ひゅーひゅーのビリッビリ
「君達、何をやっているんだい?」
「あう?」
ユリウス達に話しかけて来たのは、食堂に居た時に入り口で騒いでいた魔導科クラスのグループだった。
「うん?君‥‥何だか見た事あるね。」
魔導科グループの中に背が高い男子、食堂で名乗ってたな、フォーゲル‥‥フォーゲル子爵家の令息だったかな。
フォーゲル君がユリウスをジロジロと見た。
「あ、君もしかして魔導科に居た?」
「えー?何何?あ~!魔導科から落脱した子?」
魔導科グループの女の子がユリウスの顔を覗き込んだ。ローブから焦げ茶色の長い髪が溢れてゆらゆら揺れる。
「おい、失礼な事をいうな。」
ユリウスと魔導科グループの間に割って入った。ささっとジョセフィン、トマソンも並ぶ。
「ユリウスは別に落脱したわけじゃない。好んで学科を異動しただけだ。」
「な、何だ君達は!?」
「ユリウスの騎士科の同級生で友達ですが。何か? ユリウスは騎士科で楽しそうにやっているからご心配なく。」
「は!騎士科か!野蛮な!」
「あ?」
ちょっと店先でお話し合いをするのは目立つので、消音魔法で壁を作り、スモークで周囲からも見えなくした。ついでに温風魔法の反対で周囲に冷風の渦を作った。
「旅先の店の出入り口や、今みたいに店先で騒ぎ出す君達の方が野蛮だと思うが?」
「な!え!ひゃ!」
フォーゲル君の口から意味不明な言葉が出て来た。消音魔法と冷風魔法?をいきなり展開したので動揺してすぐに反応が出来なかった様子。
魔導科の学生は魔法に敏感だからね。過剰に反応するよね。
「聞いてた?友達を馬鹿にされるのも、店先で騒がれるのも迷惑なんだよ。フォーゲル子爵令息。」
「な‥‥‥なんで、僕の名前‥‥。」
「食堂で大きな声で名乗ってたでしょう。ああいうのって学園に苦情が行くよ。名乗らなくても、こんな見た目の学生達がって連絡行くと思うけどね。」
「う‥‥。」
フォーゲル君がぐっと唇を噛み締めて歪めた。俺が魔導科グループの他の学生達の事も見回したので、彼ら全員気まずそうだ。
顔を伏せて目を合わせないようにしている。
「学園の品位を落とすようなことは止めてくれるかな。」
「‥‥。」
「やめてね。ユリウスに絡んだり、店先で騒いだりするの。」
「‥‥。」
「返事は?」
「‥‥。」
「お返事は?」
「「「!‥‥は、はい!」」」
途中から黙り込んでしまったので、強めに行ったら魔導科グループ全員がビクッと身体を撥ねさせた。
もうしないと了承してくれたようなので、ひとまずユリウスに対して謝罪をしてもらい、それから食堂とクグロフさんにも謝りに行ってもらうことにした。
彼らからユリウスへの謝罪が済んだので消音魔法その他を解除した。なんだか急に風が温かく感じる。あ、冷風魔法が聞いていたのか。
彼らはなんだかオドオド、よろよろした感じで動きだしクグロフさんに謝罪した後、やたらチラチラとこちらを見て怯えるような顔をしながら、フラフラした足取りで食堂に向かっていった。
彼らの後ろ姿を見てたら、ユリウスが話しかけて来た。
「マーカス氏!ありがとうでござる!凄かったでござる!まるで魔王様みたいだったでござる!」
「魔王様って何のこと。俺は彼らとお話してただけでしょ。」
「ひゅーひゅービリッビリでござった!ビリッビリのキレッキレでござったー!!」
興奮気味にその場で腕を振り回してポーズを取るユリウスの肩をマーギットさんがポンと叩いた。
「我も体験してみたかったである。まったく。店の中の様子を見に行っている間に、面白い事をしていたであるなぁ。」
「兄上~!凄かったでござる。ひゅーひゅーのビリッビリでござる!」
「うーん、それだけじゃ判らないであるよ。マーカス君、もう一度やってみて欲しいのである。」
「いや、やらないけど。」
「あう?」
ユリウス達に話しかけて来たのは、食堂に居た時に入り口で騒いでいた魔導科クラスのグループだった。
「うん?君‥‥何だか見た事あるね。」
魔導科グループの中に背が高い男子、食堂で名乗ってたな、フォーゲル‥‥フォーゲル子爵家の令息だったかな。
フォーゲル君がユリウスをジロジロと見た。
「あ、君もしかして魔導科に居た?」
「えー?何何?あ~!魔導科から落脱した子?」
魔導科グループの女の子がユリウスの顔を覗き込んだ。ローブから焦げ茶色の長い髪が溢れてゆらゆら揺れる。
「おい、失礼な事をいうな。」
ユリウスと魔導科グループの間に割って入った。ささっとジョセフィン、トマソンも並ぶ。
「ユリウスは別に落脱したわけじゃない。好んで学科を異動しただけだ。」
「な、何だ君達は!?」
「ユリウスの騎士科の同級生で友達ですが。何か? ユリウスは騎士科で楽しそうにやっているからご心配なく。」
「は!騎士科か!野蛮な!」
「あ?」
ちょっと店先でお話し合いをするのは目立つので、消音魔法で壁を作り、スモークで周囲からも見えなくした。ついでに温風魔法の反対で周囲に冷風の渦を作った。
「旅先の店の出入り口や、今みたいに店先で騒ぎ出す君達の方が野蛮だと思うが?」
「な!え!ひゃ!」
フォーゲル君の口から意味不明な言葉が出て来た。消音魔法と冷風魔法?をいきなり展開したので動揺してすぐに反応が出来なかった様子。
魔導科の学生は魔法に敏感だからね。過剰に反応するよね。
「聞いてた?友達を馬鹿にされるのも、店先で騒がれるのも迷惑なんだよ。フォーゲル子爵令息。」
「な‥‥‥なんで、僕の名前‥‥。」
「食堂で大きな声で名乗ってたでしょう。ああいうのって学園に苦情が行くよ。名乗らなくても、こんな見た目の学生達がって連絡行くと思うけどね。」
「う‥‥。」
フォーゲル君がぐっと唇を噛み締めて歪めた。俺が魔導科グループの他の学生達の事も見回したので、彼ら全員気まずそうだ。
顔を伏せて目を合わせないようにしている。
「学園の品位を落とすようなことは止めてくれるかな。」
「‥‥。」
「やめてね。ユリウスに絡んだり、店先で騒いだりするの。」
「‥‥。」
「返事は?」
「‥‥。」
「お返事は?」
「「「!‥‥は、はい!」」」
途中から黙り込んでしまったので、強めに行ったら魔導科グループ全員がビクッと身体を撥ねさせた。
もうしないと了承してくれたようなので、ひとまずユリウスに対して謝罪をしてもらい、それから食堂とクグロフさんにも謝りに行ってもらうことにした。
彼らからユリウスへの謝罪が済んだので消音魔法その他を解除した。なんだか急に風が温かく感じる。あ、冷風魔法が聞いていたのか。
彼らはなんだかオドオド、よろよろした感じで動きだしクグロフさんに謝罪した後、やたらチラチラとこちらを見て怯えるような顔をしながら、フラフラした足取りで食堂に向かっていった。
彼らの後ろ姿を見てたら、ユリウスが話しかけて来た。
「マーカス氏!ありがとうでござる!凄かったでござる!まるで魔王様みたいだったでござる!」
「魔王様って何のこと。俺は彼らとお話してただけでしょ。」
「ひゅーひゅービリッビリでござった!ビリッビリのキレッキレでござったー!!」
興奮気味にその場で腕を振り回してポーズを取るユリウスの肩をマーギットさんがポンと叩いた。
「我も体験してみたかったである。まったく。店の中の様子を見に行っている間に、面白い事をしていたであるなぁ。」
「兄上~!凄かったでござる。ひゅーひゅーのビリッビリでござる!」
「うーん、それだけじゃ判らないであるよ。マーカス君、もう一度やってみて欲しいのである。」
「いや、やらないけど。」
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