異世界に召喚されたオレだが、可哀そうだからゴブリンを殺せない

たけるん

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ゴブリン救出

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「はぁ!? なんだ、ビビって逆切れか? みっともねぇぞ」

「そんなんじゃない! オレは殺しをしたくないんだ! それもこんな見世物みたいなこと。アンタ達命を何だと思ってんだ!」

「ニィチャン。ニィチャンが殺したくない気持ちは分かった、だがなぁ。俺たちの楽しみを否定すんじゃねぇ。たかがゴブリンだ。そんなゴブリンの命なんてたかが知れてるだろ?」

「そんなことない! ゴブリンだって必死に生きようとしている。そんな命がたかが知れてるわけないだろ!」

「そうかい、そうかい。ニィチャンの言いたいことは分かった。だがなぁ、ここは俺たちがルールだ。ニィチャンの理屈は通じねぇんだ。おい! このニィチャンを捕まえとけ! ガキどもは俺が殺る!」

「やめろ! そんなことさせないぞ!」



 ナオキはゾーラへ飛び掛かろうとしたが周りの兵士にガッチリ捕まれ、身動きが取れなくなった。



「まったく……ニィチャンのお陰で場がシラケちまったじゃねぇか。仕方ねぇ、もういっちょ盛り上げるか」



 ゾーラはゴブリン達の元へ近づいて行った。



「やめろ! おい、離せよ!」



 ナオキは必死に動こうとするが思うように動けない。



「動こうったって無駄だぜ。諦めろよ」



おかしい。リスタはこっちの人間より身体能力が上なんじゃなかったのか



「さぁチビチャンたち、お前らのパパやママみたいに楽しませてくれ……よ!」



 ゾーラは一匹のゴブリンを蹴り飛ばした。先ほどの時より随分軽く蹴ったようだが、それでも子供のゴブリンは遠くへ飛ばされてしまった。



「アァ!」



 飛ばされたゴブリンを見て、もう一匹が叫び飛ばされたほうへ駆けていった。蹴られたゴブリンほうが身体が大きい。服装からして姉だろう。そしてもう一匹の方は弟のようだ。



「そっちのチビチャンはちょっと待ってろよ。順番ってもんが有るんだからよ」



 ゾーラは弟のゴブリンに張り手をした。その衝撃でゴブリンは吹っ飛び、倒れた。



「ヤ、ヤメテ、ヤメテ!」



 姉のゴブリンが弟のゴブリンへ駆け寄りながら叫んだ。その瞬間、この場に静寂が訪れた。



「……プッ……アッハハハハァ。おい、このガキ、ゴブリンなのにしゃべったぞ!」



ゾーラの言葉を皮切りに周りの兵士たちも一斉に笑い出した。



「何だよ! ゴブリンが喋ったっていいだろ!」



 必死に動こうとしながらナオキは叫んだ。



「確かにニィチャンの言う通り、喋るゴブリンはいる。だがそれはかなりレアなケースだ。ヨシ! 気が変わった。このガキは生かしてやる」

「え? それじゃあ……」

「あぁ。死なない程度に痛めつけてその後高値で売り飛ばそう」



 嬉しそうに笑いゾーラは言った。



このクズが!



「離せよ! コノヤロー!」



 尚も動こうとナオキは必死で抵抗を行った。



「お、おい。あんまり暴れんなよ!」



 捕らえている兵士が辛そうに言う。どうやら兵士も全力で押さえているようだ。



「さぁチビチャン。もう安心だよ。殺しはしねぇ。ただちょっ……と痛いけどな」



 笑いながらゾーラはゴブリン達に近づいた。ゴブリン達は再びお互い抱き合いながら震えている。



「ヤメテ……ユルシテ……」



 か細い声で、だがハッキリとナオキにはゴブリンの声が聞こえた。このゴブリン達は恐怖で怯えている。そのことがナオキを奮い立たせる原動力になった。



「やめろ! これ以上暴れるんじゃねぇ。おい! 誰か一緒にこいつを押さえろ!」



 必死で取り押さえている兵士がたまらず声をあげた。その声を聞き、周りの兵士がナオキに集まってきた。そんな中、ゾーラはゴブリン達の目の前に来ていた。



「さぁ、ショーの第二幕だ。お前たち、俺を楽しませてくれよ」



 ゾーラは両手で2匹のゴブリンの頭を掴み持ち上げ、二匹を引き離した。



「イ、イタイ……ハナシテ……」



 苦痛で顔を歪めながら、姉のゴブリンが言った。もう一方は痛みと恐怖で泣いている。



「いいねぇその声、ゾクゾクするぜ。だがお楽しみはこれからだ……」



 ゾーラは砲丸投げをする格好で振りかぶった。姉のゴブリンを上へ投げるつもりだ。



「やっぱ軽いなぁ。これならお前たちの親より高く飛びそうだ」



 嬉しそうに言いながら、更に腰を捻じり力を溜めた。



「じゃぁ行くぞ! そーれ……」



 ゾーラが力を開放し、思いっきり投げようとした瞬間――ゾーラの脇腹に何かがぶつかった。



「うっっ!」



 衝撃から来るうめき声と共にゾーラは横へ吹っ飛んだ。その衝撃で掴んでいたゴブリン達はゾーラの手から離れた。



 ――ナオキだ――



 数人の兵士たちがナオキを押さえようとするよりわずかに早く、ナオキは兵士の押さえつけから逃れた。そしてそのままゾーラの脇腹へ飛びついたのだ。



「痛ってぇ……誰だこんなことすんのは……」



 倒れたゾーラは頭を押さえながら衝撃の有った脇腹を見た。



「……ニィチャン。どういうつもりだ? 冗談でも笑えねぇぞ」



 脇腹にしがみついているナオキを確認するとゾーラは苛立った。



「う、うるさい! こんな小さなゴブリン達をいたぶるなんて、オレが許さない!」



 言葉とは裏腹にその声は震えていた。



「ニィチャン。声が震えてんぞ。怖ぇんだろ? 泣いて謝れば今なら許してやるぜ」

「あ、謝るわけないだろ。そんなことよりもうこんなこと辞めろよ。そっちこそ痛い目に合いたくないだろ!」



 嘘だ。本当は謝ってこの場を収めたいし、ゾーラを痛めつける気も無い。ナオキの精一杯の強がりだった。



「言っても聞かねぇか……そいつは残念だ……よ」



 言い終わるより前にゾーラはナオキの顔面に一発拳を入れた。

 あまりにも突然で、ナオキは一撃をモロに受け後ろへひっくり返った。



 ナオキは一瞬、目の前が暗くなりスグに光がチラついたような錯覚に陥った。直後に鈍い痛みが左目を襲った。殴られたのは左目だ。視界がぼやけて上手く見えない。



……痛え……痛え……殴られたのか? 嘘だろ? 町のおっさんに殴られた時より数倍痛え……オレはリスタじゃないのかよ……



 心の中で呟きながら痛みに耐えながらうずくまった。



「まったく、邪魔すんじゃねぇよ。そこで小さくなってな」



 ゾーラはゴブリンの元へ歩いて行った。ソコには再び一か所に固まった2匹がうずくまっている。



「邪魔が入って悪かったな。気を取り直して再開だ」



 ゾーラは小さく身を寄せているゴブリン目掛け、片足をゆっくり上げた。2匹を踏みつけようとしていのだ。



「そーらよ」



 上げた足を勢いよく下ろし、ゴブリンを踏みつける瞬間――ナオキは再びゾーラにタックルをした。



「うお!?」



 ナオキに激突され、ゾーラの足は空を切りそのまま倒れこんだ。

 ナオキはというと、二匹のゴブリンに覆い被さり二匹を庇う格好になった。



「絶対にこの子たちに危害は加えさせない!」



 大きく叫びながらナオキはゴブリン達をキツク抱きしめた。



「ったく邪魔ばっかしやがって、痛い目見て大人しくなってもらうぞ」



 ゾーラはナオキの脇腹目掛けて蹴りを見舞った。



「うっ!」



 ナオキの脇腹につま先がめり込む。一瞬呼吸が止まり息苦しさを感じた。



「ニィチャン。さっさと退けよ。そうすれば痛みから解放される」

「ぜ、全然痛くない……な、何かやったのか?」



 精一杯の強がりを返したが蹴られた場所はジンジンと痛み熱を帯びている。



「あぁ!? あんま調子に乗んなよ!」



 声を荒げたゾーラは再度脇腹目掛けてつま先で蹴り上げた。

 先ほどより強力な痛みがナオキを襲い、二匹を抱きしめている力が緩みそうになる。



「オラァ! まだまだ行くぞぉ‼」



 脇腹への蹴りだけでなく、背中や首元へもゾーラは踏みつけた。そのたびに力が緩みそうになるが、歯を食いしばり必死でゴブリン達を庇った。



「お、おい……お前たち……オレの言葉がわかるか?」



 ナオキはゴブリン達にだけ聞こえる様にちいさな声で語りかけた。



「!?」



 片方のゴブリンがピクッと反応を見せた。



「オレの言葉がわかるかって聞いてんだ。どうなんだ……」



 ゾーラの攻撃に耐えながら再び尋ねた。



コクッ



 反応を見せた姉ゴブリンが小さく頷くのがわかった。



「そうか……なら今から言うことを良く訊けよ……」



 降り注ぐ蹴りに耐えながらナオキは言った。その言葉にゴブリンは再び頷いた。



「いいか? オレが後ろのヤツに飛び掛かってそのまま道を開ける……お前たちはその隙に逃げろ。いいな?」



 ゴブリンから返事は無かった。



「おい! 聞いてたか? 分かったんなら返事をしろよ!」



 痛みに耐え、返事の無かったことにナオキは苛立った。



「……オ……」

「お?」

「オニイチャン……ダイジョウブナノ……?」



 ゴブリンの言葉にナオキは驚いた。ゴブリンが、それもまだ子供のこの子がナオキを気遣っているのだ。



このゴブリンは一体何なんだ。魔物なら気を遣わずに従っておけよ……



 そう思いながらもこんな小さな存在の一言がナオキに勇気を与えてくれた。



「……あぁ。オレなら大丈夫。気にすんなよ!」



 出来るだけ明るい調子で答えながらゴブリンを抱く腕に力が入る。さっきまで怖がっていた自分が嘘のようだ。



「……デモ……」

「ツベコベ言ってないっで従っとけ! もうこれ以上やられたらオレの身体が持たない……」

「……ワカッタ……」



 少しの間の後、ゴブリンは頷いた。



「よし、良い子だ! じゃあ行くぞ……3……2……1……ゴッ!」



 ゾーラの攻撃の止む一瞬を見計らってナオキは、振り向きゾーラへ飛びついた。



「またそれかよ。いい加減飽きたぜ」



 ナオキの突撃を受け止め、相撲の組合のような体制になった。



「ったく邪魔なんだよ……」



 ナオキを投げ飛ばそうとゾーラは腕に力を入れるがナオキは動かない。



「うおおおおおおおぉー!」



 ナオキは全身に力を入れゾーラを力一杯押した。するとナオキより一回り以上大きいゾーラはズルズルと後方へ押されていった。



「な……なんだって!? そんな……」



 必死に止めようとゾーラは踏ん張るが、それでもナオキは止まらない。そればかりか徐々に押される速度が上がっていく。



「こ……こんなハズじゃ……くっ」

「ああああああぁ!」



 顔を真っ赤にしながらナオキはゾーラを押した。そのうちに観戦していた兵士たちのところまで来ていた。



――こっからだ! ――



「がああああああああああぁ!!!」



 更に全身に力を込め、後ろにいた兵士もろともナオキは押していった。すると両側の兵士たちは倒れ、まるで旧約聖書に出てくるモーセの海割りのごとく道が出来た。

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