異世界に召喚されたオレだが、可哀そうだからゴブリンを殺せない

たけるん

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賭け

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「出来れば使いたくなかったが、そんなことも言ってられない。ナオキ、秘龍石を使え!」

「え? でもあれは……」

「なに!? 秘龍石だと!!」



 ナオキ以上に驚き、声を上げたのはジュダだった。



「なぜ秘龍石を持っている? いつ? どこでそんなものを手に入れた?」



 さっきまでの余裕な笑みは微塵もなく真剣な顔になっていた。



「そ、そんなの教える訳無いじゃないか」



 まさかゾーラ達が殺そうとしたゴブリンが持っていて、ナオキにくれたなんて言うわけがない。



「く……ま、まぁそうだろうが、アレの恐ろしさは知っているのか? 使い方を間違えれば……」

「国一つが吹っ飛ぶ危険がある。でしょ?」



 ジュダの言葉を遮り、ナオキは言った。ジュダの表情が忌々しさを表している。



「そうだ。そんなものを使ってみろ。我々だけじゃなく、君の仲間も被害が及ぶかもしれないんだぞ?」



 ジュダの言う通りだ。だが、だからといってこのままやられ、皆地獄を見るより、救われる可能性があるほうへ賭けてみたい。



「敵の戯言なんか気にするな。このままじゃ俺たち全滅だ。それならお前に命預けるぜ、ナオキ!」



 レイの言葉がナオキの背中を押す。



「私も、あのままだったらひどい目にあわされてたかもしれない……救ってくれたのはナオキさんと兄さま、そしてそんなナオキさんを助けたこの小さな勇者です。ナオキさん、兄さまとナオキさんがやることを私は信じます」



 ベルがナオキに勇気をくれる。



「オニイ……チャン……ダイ……ジョウブ。トモダチ……」



 意識を取り戻したクーがナオキを励ます。



 皆……そう……大丈夫だ。これに賭けてみよう。



 ナオキはズボンのポケットに入れていた秘龍石を取り出した。

 幸いなことに八京の攻撃は止まっている。ジュダがナオキ達の動向に集中するあまり、八京を操るのを忘れていた。



「そ、それが秘龍石……いや、ハッタリだ」



 秘龍石をジュダも見たことが無いらしい。ナオキの持っている石に視線は釘付けだ。



「ナオキ。一度に魔力を大量に送るな! どうなるか分からないから少しずつにしろ!」

「え? 少しずつってどうやって……」



 魔法の使えないナオキには魔力の加減なんて分からない。



「閃光灯を使ったろ。アレと一緒だ。そこから自分の中にある力を少しづつ秘龍石に混めていくイメージだ」

「あ、あぁ……」



 言われるままにナオキはそっと目を閉じ、秘龍石に意識を集中した。自分の中にある力……例えば血液……血液のように自分の中に流れる力のようなものを秘龍石へ送るイメージした。



「秘龍石の中にはドラゴンの力が込められているハズだ。その力と自分の魔力が混じり合うようなイメージだ……知らんけど」



知らないのかよ。



 だが、秘龍石にも意識を向けると、確かに赤い光る力のような、炎のような暖かい何か……今まで表現をしてこなかった何かがあるのを感じる。その何かに自分の魔力を混ぜ合わせる……コーヒーにミルクを注ぎ入れる。そんなイメージを持って少しずつ、少しずつナオキの魔力をミルクに見立てて秘龍石に力を込めていった。

 するとどうだろう。秘龍石が紅く光りだした。その光は蛍の光のように淡く、吹けば消えてしまいそうな儚いモノだった。



「光った……ナオキ、光ったぞ!」

「そんな……」



 レイは歓喜の声を上げ、ジュダは呆気にとられている。

 意識を集中しているナオキにはレイの声もジュダの声も届かない。ただひたすら魔力を注ぎ入れることに集中した。



「もっとだ、もっと魔力を込めろ!」



 ナオキが魔力を注ぎ入れていくうちに徐々に徐々に大きく強く光りだした。その光は蛍光灯やLEDライトのような無機質な灯りではなく、炎の灯りのように揺らめき、どこか温かみのある光だった。

 気付けばレイもベルもジュダもそして兵士たちでさえも手を止めナオキを見ていた。



 秘龍石を使うところに立ち会うことなんて一生に一度も無いのだ。



 いつしかナオキは秘龍石の中に眠っている何かが大きくなっていくことを感じた。ナオキの魔力をむさぼり、どんどん大きくなっている。それに比例してナオキと秘龍石を覆っている光も強く大きくなっていく。その光は上へ上へ伸びていた。まるで天を駆け上がる竜のように。



 ナオキの作り出す光に我を忘れていたジュダがハッと我に返った。



「いかん。お前たち、一旦距離をとれ。どんな事態になるかわからないぞ!」



 兵士たちに指示を出し、ジュダ自身は再び八京を操り始めた。



「八京、彼を止めろ! 秘龍石を持っている手を斬り落とすんだ!」



 命じられるままに八京は動き始めた。手に持っている剣を高く掲げ、ナオキの腕目掛けて一直線に振り下ろす。



キィーン



 しかし八京の剣を受け止める者がいた――レイだ。



「もう少しで秘龍石が発動するんだ。邪魔はさせない」



 受け止めた剣をはじき返し、レイは言った。



「エルフ……八京、そいつを倒せ。急ぐんだ」



 ジュダの命令に従い、八京は素早くレイに斬り込んだ。だがレイも応戦し、八京へ斬り込む。八京とレイの第二ラウンドがこんな形で開始とは……しかし、その戦いも長くは続かなかった。レイが八京を圧倒しているのだ。



「何だ。お前、さっきの戦いと違ってエライ弱くなったな」

「………………」

「く……何をやってる八京、もっと速く動け! エルフをやるんだ!」



 悔しそうな表情のジュダは八京に命じた。しかし、八京の動きは変わらない。

 理由は明白だ。今の八京はジュダに操られている。八京の動きは完全にジュダの能力に左右される。つまり今の八京がジュダの限界なのだ。無論、ジュダがそのことを知らないわけでは無い。



「こ、こんなハズじゃ……」



 いつしか八京は防戦一方になった。それも徐々にレイの剣先が八京を掠めている。



「こんな形で勝負が決まるのは不本意だが、事情が事情なんでね。悪く思うなよ」



 八京の脇腹に膝蹴りを食らわせたレイは右ストレートを八京の顔面へ叩き込んだ。八京は数メートル吹っ飛んだ。



「そ……そんな……」

「後はお前だぜ。どうする? お前ひとりで俺に向ってくるか? それとも周りにいる連中を使うか?」

「エルフの分際で偉そうに……お前たち! もう一度エルフに斬りかかれ! そしてナオキの腕を斬るんだ!」



 ――しかし命令を受けた兵士たちは動けないでいた。



「何をしている。早くしろ! 命令だぞ!」



 それでも兵士たちは動かない。むしろ後ずさっている。



「なんだ? お前たちどうしたんだ!?」

「た、隊長……アレ……」



 兵士の指さす方をジュダが見た。



「な、なんだ!?」



 ジュダが目にしたのはナオキだった。正確にはナオキから発せられている秘龍石の光だ。光は柱となり天まで届いている。上空にあった雲を貫き、光柱の箇所だけ雲に穴が空いている。



「ス、スグにアレを何とかしろ! 全員……いや、半数はエルフに、もう半数はナオキに。特に魔法を使えるものはナオキへ放て! 急げ!」



「ハ、ハイ」



 ジュダの叫ぶような命令に兵士たちが反応する。スグにナオキとレイを囲み、レイへ武器を持った兵士が。一方のナオキへは魔法を放たんとする兵士たちが構えた。



「おいおい。一度に来られちゃ俺も対応できないぞ。ナオキ。まだなのか?」

「………………」



 レイの呼びかけにナオキの反応は無い。意識を秘龍石に集中するあまり、周りへの意識が無くなっている。そんな中、ジュダは容赦なく号令を発した。



「かかれ!」

「おおおおおぉぉぉー!」



 先程まで臆していた兵士たちも自らを鼓舞するように声を上げ、ナオキとレイへ攻撃を始めた。当のジュダはと言えば自らが築き上げた氷壁の後ろで身を固めている。



「ナオキ! 避けろぉ!」



 容赦なく放たれた魔法の数々にレイは対応できず、ナオキへ叫んだ。だが、その声虚しくナオキは微動だにしない。

 そんなナオキへ魔法は次々命中し、煙でナオキを確認できなくなった。



「ナ、ナオキィ!!」

「ナオキさん!」

「オニイチャン!」



 ナオキを案じる声が響く。あれだけの魔法をまともに喰らったのだ、ただでは済まないことは明白だ。

 ――しかし結果はレイたちが思っていたモノとはかけ離れていた。ナオキの周りに立ち込めた煙はナオキを軸に竜巻のように巻き上がり、瞬く間に消えてなくなった。ソコには先程と変わらずナオキが光の柱を作っていた。



「な、なんだと!?」



 ジュダが驚愕の表情を浮かべる。



「ナオキ!」

「ナオキさん」

「オニイチャン」



 レイたちは驚きながらもナオキの無事に喜んだ。



「も、もう一度だ! もう一度魔法を放て!」



 再びジュダの命令に兵士たちが次々に魔法を放った。先ほどとは違い、魔法はバラバラにナオキへ命中する。だが、魔法はナオキの纏う光に接触するとスグに煙となり消えてしまった。



「そ、そんな……」

「馬鹿な……」

「なんてことだ……」



 兵士たちも口々に驚きの声を漏らした。



「た、隊長……どうすれば……」

「……く………………」



 ジュダもそれ以上声が出ない。心底悔しそうな顔を浮かべている。

 ナオキの纏う光は輝きを増していく。まるで散り散りになっていた光の粒子が凝縮されていくようだった。最早ナオキを直視するのが困難なほどの輝きだ。



「おい、俺たち逃げた方が良くないか……」

「何だあれ、あんなの見たことないぞ」

「う……あ……」



 兵士たちの不安な声が漏れ始める。



「隊長、これヤバいですよ。もう逃げた方がいいですって」



 一人の兵士がジュダに言う。そんなことはジュダも百も承知だ。ナオキのソレはあまりにも異常だった。



「……クソ。お前たち、全員避難しろ。急げ!」



 ジュダの命令を皮切りに兵士たちが我先に一斉に散り散りに退却を始めた。



「ヨシ! 俺たちも行くぞ。何かが始まっちまう」



 レイがベルとクーへそう告げ、走り出した。



「は、はい。さあこっちよ、走れる?」



 クーを気遣いながらベルはクーを立たせた。



「ウッ……」



 だが、苦悶の表情を浮かべるクーは走れそうにない。そんなクーをレイは脇に抱え、もう一方の手でベルの手を引き走った。



「急げ急げ! 多分もうすぐだ……」



 レイの声とほぼ同時に、ナオキの光の塊が一瞬にして弾け、辺り一帯をその光で包んだ。秘龍石が発動したのだ。レイ達も逃げる兵士たちも光に呑み込まれた瞬間自らの終焉を覚悟した。



 ――だが光は、誰の命も奪うことなく消えて無くなった。一体何だったのか……そんな疑問を抱えレイたちも兵士たちもナオキの方に目を向け驚愕した……
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