異世界に召喚されたオレだが、可哀そうだからゴブリンを殺せない

たけるん

文字の大きさ
73 / 90

しおりを挟む
     ――レイの言葉に反応して後ろを振り返ると、そこには鬼の形相をしたジュダがいた。しかも剣を持ち上段に構えている。



「――死ね」



 その言葉が合図になり剣がナオキ目掛けて振り下ろされた。



――駄目だ躱せない――



 あまりにも突然すぎて反応が出来ない。



――これは死んだな――



 剣の軌道を目で追いながら、何故かあっさり己の死を受け入れナオキはそう思った。



 剣がもうすぐ脳天に達しようとしたその瞬間――突然ナオキは腕を引っ張られ、横にズレた。勿論そんなことが出来るのは一人しかいない。



――八京さん――



 見なくてもナオキには分った。八京にはいつも助けてもらってばかりだと改めて感じた。

 だが、あまりにも急に引かれ、ナオキの足が追い付かず、そのまま倒れる形になった。



「……って……」



 スグに身体を起こし、ナオキは八京を見た。ソコには目を疑うような光景があった――











 ――八京はジュダを認識するとスグにナオキの腕を掴み、力の限り引き寄せた。



――間に合え――



 八京の素早い行動の甲斐あって、寸でのところでナオキはジュダの一撃を逃れることが出来た。

 しかし、ナオキは引かれたまま足が追い付かずに前のめりに倒れた。ナオキを掴んでいた手は倒れた勢いで離れてしまった。

 悲劇はここからだった。引いた反動でナオキと八京の位置が入れ替わったのだ。

そして、ナオキが元いた場所にはジュダの一撃が迫っていた。



ザグッ



 ジュダの斬撃が八京を襲った――











――な、なんで――



 ナオキが目にしたものはジュダの一撃を八京が受けた後の光景だった。

 ジュダの剣を正面から受けた八京には肩から太もも辺りまで剣の跡がある。



グブォ!



 突然八京の口から血が噴き出し、膝から崩れ落ちた。



「八京さーーん!」



 ナオキは這いつくばるように八京へ近づいた。



「チッ! 何で庇ったんだ。バカめ!」



 ジュダが言い放った。多少の狼狽えはあるようだが、それ以上に八京に対しての怒りが優っているようだ。



「八京さん! 大丈夫ですか!?」



 八京を仰向けにし、必死で声を掛けるが反応が無い。



「今度は外さない」



 ナオキの背後に立ちジュダは再び剣を持ち上げ構えた。



「させない!」



シュッ



 ジュダが剣を振り下ろすより先に、レイがジュダの死角から右ストレートを顔面に見舞った。レイのパンチをモロに喰らったジュダは後方へ吹っ飛びそのまま気を失った。



「このまま切り殺してぇが、ナオキがそれを望まない。感謝するんだな。って言ってももう聞こえてねぇか」



 レイはナオキの背後に立ち八京を見つめた。



「ベルさん。もう一度、もう一度回復魔法を! 早く!」



 レイより遅れてやってきたベルに対してナオキは哀願した。



「で、でもこれは……」



 ベルはそれ以上口にしなかった。致命傷であることは誰の眼にも明らかだった。



「いいから早く!!」



 ナオキの叫び声に驚いたベルはおずおずとナオキの向かいに座り八京へ回復魔法を唱え始めた。しかし、八京の出血は止まらず血液は止めどなく流れている。



「もっと! もっと全力でやってくれよ!!」



 尚も叫ぶナオキの肩にレイはそっと手を置いた。



「ナオキ、ベルは全力でやってる。それでもこいつは……」

「うるさい! 八京さんは絶対助かる! 絶対に死んだりなんかしない!」



 自分に言い聞かせるようにナオキは叫んだ。



「……オニイチャン……」



 いつの間にかクーもナオキの横にいた。ナオキの悲しむ姿を見てクーも不安げな表情を浮かべている。



「……う……うぅ……」



 八京から低い呻き声が漏れた。意識が戻ったようだ。



「八京さん!? 八京さん!!」

「……な……ナオキ……君……」

「八京さん! ハイ! ナオキです! 八京さん。大丈夫ですよ、今魔法で傷を治してるんで、スグよくなりますよ」



 嘘だった。いかにベルの回復魔法が優れていたも八京の傷口は一向に塞がる様子を見せない。



「い……いや……僕のことは……僕が一番分かってる……もう……助からない……」

「そんなことない! 八京さん、きっと治るからそんなこと言わないでくださいよ!」



 いつの間にかナオキの目からは涙が流れていた。その雫は八京の胸に落ちている。



「……もういいんだ……それ……より……ナオキくんは……ケガはないか……い……」



バカ野郎! こんな時までオレの心配かよ!



 喉の上まで込み上げた言葉をグッと飲み込み込んだ。



「オ、オレは大丈夫ですよ。八京さんのお陰です」

「な……ならよかった……」



 心なしか八京の表情が緩んだ気がする。

 そんな八京はレイへ視線を向けた。



「き……君とももう戦えないね……」

「あぁ……こんな結果になるなんてな……アンタとはまたやってみたかった……」

「それは……申し訳ない……」

「……互いに剣を交えたのも何かの縁だ。俺に何かできることはあるか?」

「………………」



 八京の表情は考えているようにも苦悶の表情を浮かべているようにも取れた。



「じゃあ……一つ……いいかい?」

「何だ?」

「ナオキ君に協力……して……やってくれないか」

「協力? 一体何を? ナオキはここから逃げる。そのことに協力しろってか? それならアンタに言われなくってもするさ。ナオキは恩人であり仲間だ」



 ナオキの胸の内から熱い何かがこみ上げてくる。



「……そうじゃない。その先さ……」

「その先!? その先ってなんだ? ここから逃げた先のナオキなんてまだ何も決まっちゃいないだろ? 一体ナオキが何をするって言うんだ?」

「そ、それは僕にもわからない……ただ……ナオキ君が何かをする時、そ……それを助ける誰かが必要になって……くる。もう、僕にはそれができない……」

「はっ! まだ何も決まってないことに協力しろってか? ちょっと話がぶっ飛んでるぞ」

「ぼ、僕の感は……あたるんだ……」

「なんだそれ、アンタの感に付き合えってか?」



 茶化すようにレイは言ったが、八京の表情は真剣なものだった。



「……本気みたいだな……」

「じょ……冗談は苦手なんだ……」

「……わかったよ。ナオキが何かをする時、俺はナオキに協力する。エルフの誇りにかけてここに誓おう」

「レイ」

「あ……ありがとう……」

「でも勘違いするな。アンタにそんなこと頼まれなくてもナオキは仲間だ。協力しないはずがないだろ!!」

「レイ……」

「……フッ……それもそうだね……でも僕の頼みだ。そのお礼はしないと……」

「だからそういうことじゃ――」



 レイが話終わらないウチに八京は自身の持っている剣をレイに差し出した。



「や、八京さん……これって……」

「こいつは……」

「僕の……いや、師匠の愛刀『鬼蜻蛉オニヤンマ』だ。こ……これなら君の本気に耐えられるはずだ……』

「!? 気付いてたのか?」

「当り前さ。剣の腕には自信があってね……」

「ちっ……流石だな……でもアンタも本気を出しちゃいなかったんだろ?」

「し……知ってた……の?」

「当たり前だろ。俺も剣の腕には自信があるもんでね」



 レイは親指を自身に向けて笑いながら言った。それを見た八京は苦しみながらも笑っている。



「え? どういうこと?」



 二人の間に入ることを躊躇しながらもナオキは疑問を口にした。



「二人とも本気を出していなかった。ということでしょう?」



 八京の治療に専念しているベルが話した。



「正確には兄さまは本気を出せないでいた。と言った方が正確ですかね」

「本気を出せない? 何で?」

「剣が兄さまの力に耐えられないんですよ。今までどんなに優れた剣であっても兄さまが本気で振った時、その剣は終わりを迎えてしまった」

「そ、そうだったんだ」



レイの実力ってあんなもんじゃなかったのか。



「そしてこの方も何かしらの理由で本来の力を出せずにいた。そうでしょ?」

「た、確かに……」



 八京はまだリハビリ中だ。本気でなんて戦えるわけがない。そしてそれをレイに伝えたのはナオキだったわけだが……



「本当にいいのか?」

「僕が知っている限り、鬼蜻蛉を使いこなせるのは君しかいない。それに……君にはこれが必要だろ?」

「……わかった。お前の想い。この剣と共に俺が受け取った。ナオキの事は俺に任せろ!」

「あ……ありがとう……君になら任せられる……」

「でも一つ言っておくぞ。ナオキが間違った道へ行くなら俺は全力でナオキを止める。ぶん殴ってでもな!」

「あぁ……その時は……頼むよ……」

「えぇ!? そんなぁ」



 ナオキの情けない声に場の雰囲気が砕け、笑い声が上がった。

 そんな笑いの中、八京は再びナオキに目を向けた。



「ナオキ君……君は自分が正しいと思う道に進めばいい。それがきっと……この世界のためになるはずだ」

「八京さん……」

「でもその道は……とても険しい荊の道だ……何度も心が折れそうになるだろう。でも……君なら必ず乗り越えられると信じている」

「八京さん……」



いつの間にか再びナオキの頬を涙が流れていた。



「それに……君にはいい仲間もいる……それも一人じゃない……全てを一人でしょい込む必要は無いんだ……そのことを忘れないでほしい」

「わかりました。オレ、自分に何が出来るか分からないけど、オレが正しいと思う道を進みます。八京さん。あなたを失望させるようなことはしません!」

「ナオキ君……君にこれを渡しておこう……」



 八京は自身の首にかかっていたネックレスをナオキへ差し出した。そのネックレスはターコイズ色のチェーンで漆黒な丸い石が付けられていた。



「これは?」

「こ……これから……先。きっと……きっとこれが君……の助けに……なるはずだ……か……」





 八京が喋らなくなり動かなくなった。



「八京さん! 八京さん!」



 八京の手を取り何度も呼びかけた。しかし、八京は動くことも話すことも無かった。そして八京の手から徐々に体温が失われていくのが分かった。それは八京の死を意味する。



「八京さん、八京さん、返事をしてくださいよ! 八京さん!」



 冷たくなっていく手を強く握り何度も声を掛けるが何も起こらない。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。  そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。  しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!  命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。  そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。 ――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

処理中です...