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1年生編
第1話「 新しい一歩。」
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たんぽぽの丘学園。
山と川に囲まれた、のどかでちょっと古めの私立校。
私――花咲ゆいは、今日からここで高校生活を送る。
校門をくぐると、春の風がふわりと制服の裾を揺らす。
「つかさ、今日もよろしくね!」
隣にいるのは、幼なじみで親友の白石つかさ。しっかり者でクールだけど、実は小動物が好きっていう秘密を知ってる。
「お願いするのはいいけど、なるべくトラブルは避けてね……ほんとに」
「大丈夫だよ~!今日はウナギの蒲焼きくらい元気だから!」
「例えが謎すぎるわよ」
つかさのツッコミが今日も冴えてる。うん、いつもの感じ。これからもきっと、こんな日々が続いていくんだろうなぁ。
入学式の前、生徒たちは一度、自分のクラスに集められた。
私は「1年A組」。つかさも同じクラスで、ホッと一安心。
教室に入ると、前から順に席に名前が貼られていて、私は自分の席を見つけて座った。
すると、すぐ隣の席に、元気そうな女の子が座ってきた。
「おっ、隣の席だねっ!よろしく~!」
ぱっと顔を上げると、眩しいくらい明るい笑顔がそこにあった。
「わ、うんっ。花咲ゆいって言います。よろしくねっ!」
「松岡りんだよっ!スポーツ大好き、からあげ大好き、しゃべるのも大好き!」
「ふふっ、元気いっぱいだね~。なんか、初めて会った気がしないかも?」
「うんうん、なんか気が合いそう!これからいっぱい話そうねっ!」
それから間もなくして、クラスごとに体育館へ移動。
入学式が始まり、校長先生のちょっと長めの挨拶や、新任の先生たちの紹介が続いた。
スピーチを聞きながら、私はちらちらと隣にいるつかさと目を合わせては小さく笑い合う。
その後、クラスに戻って担任の先生からのホームルーム。
提出物や明日からの予定の話を聞き終えた頃には、もうすっかりお昼近くになっていた。
「お腹すいた~~!」と最初に言い出したのは、もちろんりんだった。
「ねぇねぇ、ゆいちゃん、つかさちゃん、一緒にどっか食べに行かない?」
つかさと顔を見合わせて、私は即答する。「いいね!どこ行く?」
こうして、私たちは三人で近くのファミレスに行くことにした。
ファミレスの窓際の席に並んで座ると、りんはすでにメニューとにらめっこ。
「うわ~、どれもおいしそう!あっ、唐揚げ定食ある~!これにする!」
「予想通りすぎて笑えるね……」とつかさが小さく笑いながら、私はパスタを選んだ。
「そういえばさ、りんちゃんって、いつもあんなに元気なの?」
「うん!元気ないと落ち込んじゃうから!それにさ、高校生になったし、新しい友達もいっぱい作りたいんだ~!」
「えへへ、じゃあ私たちが最初の友達ってことかな?」
「そーいうこと!もうすっかり仲良しだよ!」
なんだかこの出会いが、すごく特別なものに思えた。
つかさはちょっと照れたように頬をかきながら「ま、悪くないわね」とか言ってたけど、私は見逃さなかった。
家に帰ると、玄関でお母さんが出迎えてくれた。
「おかえり、ゆい。どうだった、初日?」
「うん、すごく楽しかった!友達もできたし、クラスもいい感じ!」
「それは良かったわ。じゃあ、晩ごはんはゆいの好きなグラタンにしようかな?」
「やった~!大好き~!」
晩ごはんを食べ終えたあと、お風呂に入って、明日の準備をして。
ベッドに横になると、今日のいろんな出来事が思い返されて、胸がふわっとあったかくなる。
新しい生活、きっと楽しくなる。
そんな確信と期待を胸に、私はそっと目を閉じた。
山と川に囲まれた、のどかでちょっと古めの私立校。
私――花咲ゆいは、今日からここで高校生活を送る。
校門をくぐると、春の風がふわりと制服の裾を揺らす。
「つかさ、今日もよろしくね!」
隣にいるのは、幼なじみで親友の白石つかさ。しっかり者でクールだけど、実は小動物が好きっていう秘密を知ってる。
「お願いするのはいいけど、なるべくトラブルは避けてね……ほんとに」
「大丈夫だよ~!今日はウナギの蒲焼きくらい元気だから!」
「例えが謎すぎるわよ」
つかさのツッコミが今日も冴えてる。うん、いつもの感じ。これからもきっと、こんな日々が続いていくんだろうなぁ。
入学式の前、生徒たちは一度、自分のクラスに集められた。
私は「1年A組」。つかさも同じクラスで、ホッと一安心。
教室に入ると、前から順に席に名前が貼られていて、私は自分の席を見つけて座った。
すると、すぐ隣の席に、元気そうな女の子が座ってきた。
「おっ、隣の席だねっ!よろしく~!」
ぱっと顔を上げると、眩しいくらい明るい笑顔がそこにあった。
「わ、うんっ。花咲ゆいって言います。よろしくねっ!」
「松岡りんだよっ!スポーツ大好き、からあげ大好き、しゃべるのも大好き!」
「ふふっ、元気いっぱいだね~。なんか、初めて会った気がしないかも?」
「うんうん、なんか気が合いそう!これからいっぱい話そうねっ!」
それから間もなくして、クラスごとに体育館へ移動。
入学式が始まり、校長先生のちょっと長めの挨拶や、新任の先生たちの紹介が続いた。
スピーチを聞きながら、私はちらちらと隣にいるつかさと目を合わせては小さく笑い合う。
その後、クラスに戻って担任の先生からのホームルーム。
提出物や明日からの予定の話を聞き終えた頃には、もうすっかりお昼近くになっていた。
「お腹すいた~~!」と最初に言い出したのは、もちろんりんだった。
「ねぇねぇ、ゆいちゃん、つかさちゃん、一緒にどっか食べに行かない?」
つかさと顔を見合わせて、私は即答する。「いいね!どこ行く?」
こうして、私たちは三人で近くのファミレスに行くことにした。
ファミレスの窓際の席に並んで座ると、りんはすでにメニューとにらめっこ。
「うわ~、どれもおいしそう!あっ、唐揚げ定食ある~!これにする!」
「予想通りすぎて笑えるね……」とつかさが小さく笑いながら、私はパスタを選んだ。
「そういえばさ、りんちゃんって、いつもあんなに元気なの?」
「うん!元気ないと落ち込んじゃうから!それにさ、高校生になったし、新しい友達もいっぱい作りたいんだ~!」
「えへへ、じゃあ私たちが最初の友達ってことかな?」
「そーいうこと!もうすっかり仲良しだよ!」
なんだかこの出会いが、すごく特別なものに思えた。
つかさはちょっと照れたように頬をかきながら「ま、悪くないわね」とか言ってたけど、私は見逃さなかった。
家に帰ると、玄関でお母さんが出迎えてくれた。
「おかえり、ゆい。どうだった、初日?」
「うん、すごく楽しかった!友達もできたし、クラスもいい感じ!」
「それは良かったわ。じゃあ、晩ごはんはゆいの好きなグラタンにしようかな?」
「やった~!大好き~!」
晩ごはんを食べ終えたあと、お風呂に入って、明日の準備をして。
ベッドに横になると、今日のいろんな出来事が思い返されて、胸がふわっとあったかくなる。
新しい生活、きっと楽しくなる。
そんな確信と期待を胸に、私はそっと目を閉じた。
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